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ハードオフで「自作品アンプ」と書かれたアンプが寂しそうにしていたので、私が里親になりました。木のパネルが側面と前面に付いており、製作された前オーナーの拘りを感じます。どういう素性かは全くわかりません。回路図も付属していません。終段はロシア製6F6Sのようです。前段は印字が完全に消えていますが、構造的にTESLAのEF86と思われます。入力はRCAで、何故かRが上側です。(上L下Rがセオリーなので)出力はバナナのみ。AC電源はメガネコネクタ。中身はこんな感じ。自作なので試行錯誤の形跡がみられますが、整然と配線されています。電源トランスはゼネラルトランス製のPMC-190HGと思われます。ヒューズはシャーシに内蔵。出力トランスは多分PMF-10WSかと思われます。オレンジは使っていません。灰色線が赤色バナナ端子、青線が黄色バナナ端子NFBが掛かっていないようです。回路全体を見ていませんが、もしかしたら終段プレートから前段にNFBを掛けているかもしれません。とりあえずは黒~赤の端子を使って7kΩ:8Ωで使う感じですね。ジョン・ダウランド(1563年~1626年)の作品を聴きます。美しい響きです。VRに若干のガリがありますが、目一杯にしておけばOKでしょう。音質的には申し分がなく、作られた前オーナーのコンセプトのまま(弄らずに)使う方針としました。前オーナーの力作です。大切に受け継ぎたいとお思います。
May 14, 2026
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Cossorの41MXPという真空管を紹介します。よくわからず買ってしまいました。グリッドに四角い放熱器。これは4極菅を三極管接続したものですね。規格は真空管(Electron tube) 規格表データベースが参考になります。ちょっと待ってください、ペラ紙1枚ですか?最大プレート電圧200V。Normal動作150Vと書いてありますね。ただ、ネットで製作記事をみると200Vで使用している例が多いです。200Vで40mAが最大定格とするとプレート損失8Wそこそこですか。a Direct Heating Triode blog「41MXP SE amplifier Part 1」の記事も興味深いです。etracerで特性を測定しましょう。とりあえず200Vの30mAで。【1本目】Eh=4.0V, Ih=1.17AEp=200VEg=-17.2VIp=32.01mArp=1913Ωgm=3876μSμ=7.4V/V【2本目】Eh=4.0V, Ih=1.14AEp=200VEg=-13.1VIp=29.45mArp=1846Ωgm=5142μSμ=9.5V/V製造のバラツキでしょうか、特性にバラツキがありますね。どちらもエミッションは十分ありそうなので製造のバラツキに思います。41MXPは市場価格が割と高いので、何本も買ってペア組みするわけにもいきませんね...。直線性はお世辞にも良いとは言えません。世の中にはTV受像器の偏向用に敢えてこのような特性にしているものもありますので、これはこれで設計上の「個性」だと思います。負荷は7kΩくらいが良さそうです。Ep200Vで0.7Wくらいは出そうです。
May 7, 2026
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VISSAUXのA.710(A710)という真空管を紹介します。欧州の真空管ですが、アメリカ的です。アメリカのVT25のようですよね。フィラメントは2点吊り。良い造りです。普通に「10」とプリントされています。R6は何の番号でしょうか?ベースにはB7という刻印。10族ですが、ベースは欧州のB4です。箱はこんな感じ。良い状態です。「Lampe pour amplificateur A.710」と書かれています。フィラメントはオキサイド系なので、いわゆる10族でも7V管かもしれません。とりあえず7Vと仮定して進めます。etracerで特性を測定しましょう。7.0Vと低目の6.7Vで測ってみました。取り敢えず、Pdは12Wのラインとしました。【1本目】Ef=7.0V, If=1.03AEp=400VEg=32.3VIp=20.15mArp=3800Ωgm=2143μSμ=8.1V/VEf=6.7V, If=0.97AEp=400VEg=32.1VIp=19.64mArp=4057Ωgm=1965μSμ=8.0V/V【2本目】Ef=7.0V, If=1.12AEp=400VEg=32.1VIp=20.05mArp=3977Ωgm=2017μSμ=8.0V/VEf=6.7V, If=1.08AEp=400VEg=31.9VIp=20.03mArp=4108Ωgm=1972μSμ=8.1V/V因みに6.5V以下では温度が低すぎるのか一寸安定しませんでした。6.7Vでもgm低下が目立ちます。6.7V以下では余裕が無さそうです。rpは10族らしく高いですね。因みに400V20mA、14kΩ負荷で最大出力1.3W歪率2%。欧州B4ベースで普通に差し替えができないため、不便といえば不便です。ちょっと珍しい球が欲しい人向けかなという印象です。
Apr 8, 2026
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ELECSONのP30という真空管を紹介します。多分、フランス製とは思いますが、素性が全くわかりません。ネーミングからして30Wのプレート損失かとは思いますが、今回の測定は20Wと仮定しておきます。前オーナーからは「フィラメントの色味から2V管と思われる」とのことでしたので、とりあえずそれに従います。ベースも特殊で、どのソケットにも合致しません。ピンアサインも全くわからないままですが、バルブの奥を覗きながらようやく探し当てました。etracerで特性を測定しましょう。フィラメント点灯。Ef=2Vで5Aくらい食います。フィラメントがたわんでいますが、グリッドにタッチせずギリギリいけます。フィラメントは1点吊りのΛ型です。【1本目】Ep=250VEg=49.0VIp=49.50mArp=1522Ωgm=1876μSμ=2.9V/V負荷は5kΩくらいが良さそうです。バイアスが深いですね。その割にrpが高い。gmも当然低いです。しかしこういう効率の悪さも古典球の魅力のひとつです。【2本目】残念ながらIpが流れませんでした。ピンのハンダをやりなおしましたが変化無し。どこかで断線しているのか、本当に駄目なのか...。バルブ内壁のゲッターは劣化していなくても、電流が流れない真空管って希にありますよね。モノラルで使うしかなさそうですね。そもそもコレクターズアイテムですし。
Mar 22, 2026
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Raytheonの50という真空管を紹介します。Rayでミニ50は初めて見ました。SYLVANIAの50という真空管(ST16型)との違いが気になりますね。箱は、定番のRay箱。電極はセラミックでサポートされています。SYLVANIA同様に円筒型のグリッド放熱器。そっくりです。SYLVANIAの50と比べてみます。グリッドの放熱器など似ていますが、バルブは長めで、プレートのコーティングがRaytheonのほうが艶消しです。電極の金型が同じで、メーカーの考えが異なるだけでしょうか...謎ですね。etracerで特性を測定しましょう。400Vで50mAほど流れるところを測ります。【1本目】Ef=7.5V, If=1.19AEp=400VEg=-68.8VIp=50.12mArp=1586Ωgm=2496μSμ=4.09V/V【2本目】Ef=7.5V, If=1.20AEp=400VEg=-65.6VIp=49.99mArp=1764Ωgm=2233μSμ=3.9V/Vバルブも電極もVT-52のような真空管ですが、特性はれっきとした50です。似たような造りなのでコストは抑えられると思います。この頃の50はメインストリームにあったのでしょうか、それとも既に保守品目になりつつあったのでしょうか。気になりますね。
Mar 21, 2026
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SYLVANIAの50という真空管を紹介します。いわゆる「ミニ50」と呼ばれ、ST16型バルブに収まっているタイプです。セラミックサポートで電極が支えられています。グリッドに筒状の放熱器が付いています。VT-52と比べてみました。バルブのサイズはほぼ同じ。電極は全く同じ形ではありませんが、とても似通っています。この時代の製造法の主流だったのかもしれませんね。etracerで特性を測定しましょう。400Vで50mAほど流れるところを測ります。【1本目】Ef=7.5V, If=1.19AEp=400VEg=-65.8VIp=50.03mArp=1800Ωgm=2186μSμ=3.9V/V【2本目】Ef=7.5V, If=1.12AEp=400VEg=-66.6VIp=50.20mArp=1844Ωgm=2084μSμ=3.8V/V良好な特性です。美しいです。太管が好まれる50ですが、小柄なバルブに収まった50も魅力的です。
Mar 20, 2026
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Western Electricの268Aという真空管を紹介します。こういう変な真空管をついつい集めてしまいます。フィラメントは二重の螺旋状です。いかにも送信管という感じですね。規格は、真空管(Electron tube) 規格表データベース「Western Electric 268A」規格表が参考になります。etracerで特性を測定しましょう。【1本目】Ef=5.0V, If=3.47AEp=450VIg=26.9VIp=35.mArp=5431Ωgm=1082μSμ=5.9V/V【2本目】Ef=5.0V, If=3.40AEp=450VIg=26.8VIp=35.08mArp=5680Ωgm=1074μSμ=6.1V/V50V付近での大電流域に山がありますが、このあたりは使わないと思うので大丈夫です。rpが高いですね。450Vなら10kΩ負荷で使うのがパワーは出そうです。もう少し高圧で使うなら14kΩ負荷になります。ネガティブバイアス(マイナスバイアス)でも十分ですが、プラス(ポジティブ)側も使って目一杯振ればそこそこ出ます。どちらにせよNFBを深くかける必要がありそうです。
Feb 21, 2026
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RCAの8005という真空管を紹介します。フィラメントは2点吊り。グリッドに放熱板が付いています。この部分がゲッタですね。規格は、Frankさんの資料室「RCA 8005」規格表が参考になります。10V3.25Aですが、実測3.5Aくらいです。眩しいです。このバルブサイズでこのフィラメント電力はアンプを作るときの熱設計が難しいと思います。少しカメラの感度を落とすとフィラメントの姿が確認できます。etracerで特性を測定しましょう。【1本目】10.0V, 3.67AEp=500VEg=+5.0VIp=90.54mAIg=0.39mArp=3972Ωgm=4800μSμ=19.1V/V【2本目】10.0V, 3.64AEp=500VEg=+5.0VIp=91.50mAIg=0.37mArp=3906Ωgm=4635μSμ=18.1V/V5k~7kΩの負荷が良さそうですね。バイアスはゼロバイアスで良さそうです。rpは高いのでNFBは必須のような印象です。
Feb 18, 2026
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7905という真空管を紹介します。オークションで8本買いましたが、とりあえず2本を取り出しました。規格はFrankさんの資料室「RCA 7905」規格表が参考になります。該当する類似管は無さそうですね。プレート損失は10Wあります。6AQ5と6BQ5などの仲間的な位置づけで考えて良いかもしれません。ただし直熱管なので、6AQ5や6BQ5とは扱いが全く異なります。規格表によるとC級動作の送信管のようですが、音声A級動作も記入されています。Ep=200V, Eg2=180V, 36mA動作とかいてあるのでPd=7.2W動作ということですか。フィラメント(6.3V0.65A)のセンターはありますが、規格上は3.15Vは無いです。あくまでセンタータップなのでしょうが、多分3.15Vでも使えます。2点吊りのようですね。幅広のバネで吊っているのでしょうか。フィラメントが垂直に4本並んでいて綺麗です。使用感についてはA2 Laboratory「7905」で紹介されており、かなりの実力派のようです。etracerで特性を測定しましょう。7.5W程度のプレート損失あたりで見てみましょう。電圧は一寸攻めてみますか。【1本目】三極管接続Ep=250VEg1=-15.6VIp+Ig2=30.05mAIg2=1.11mArp=1785Ωgm=5279μSμ=9.4V/Vビーム菅接続Ep=250VEg2=180VEg1=-8.1VIp=30.31mAIg2=1.23mArp=65354Ωgm=6057μSμ=395.8V/V【2本目】三極管接続Ep=250VEg1=-13.8VIp+Ig2=30.35mAIg2=2.17mArp=1804Ωgm=5706μSμ=10.3V/Vビーム菅接続Ep=250VEg2=180VEg1=-6.8VIp=29.79mAIg2=2.79mArp=93340Ωgm=5582μSμ=521.0V/Vビーム管らしい肩の張った特性だと思います。三極管接続も比較的綺麗ですね。プッシュプルのほうが適しているように感じましたが、もちろんシングル(三結で0.9W、ビームで1.6W)でもよさそうです。バラツキは結構ありますが、手持ちに8本もありますので容易に選別できそうです。真空管はバラツキ対策として、買えるときに沢山買っておくとペア組みしやすくなります。(笑)
Feb 8, 2026
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TELEFUNKENのRENS1374dという真空管を紹介します。メッシュプレートの真空管です。メッシュのプレートです。メッシュプレートが珍重されますが、メッシュの優位点は本当にあるのでしょうか。UF5ピンで、センターピンはカソード、サイドにスクリーングリッド端子です。規格はFrankさんの資料室「RENS1374d」規格が参考になります。etracerで特性を測定します。ヒーターは暖まりきるまで1分くらいかかります。【1本目】三極管接続Ep=220VEg1=-13.0VIp+Ig2=23.98mAIg2=4.86mArp=4285Ωgm=2109μSμ=9.0V/V五極菅接続Ep=220VEg2=250VEg1=-13.2VIp=23.87mAIg2=6.24mArp=76394Ωgm=1766μSμ=134.9V/V少しエミッションが落ちてますね。ただし、Ipカーブが倒れる程ではないので、三極管接続であればほぼ問題無く使えそうです。【2本目】三極管接続Ep=220VEg1=-13.9VIp+Ig2=24.04mAIg2=5.54mArp=3200Ωgm=2757μSμ=8.8V/V五極菅接続Ep=220VEg2=250VEg1=-14.7VIp=23.85mAIg2=7.38mArp=73634Ωgm=2317μSμ=184.5V/V全体的に使いやすい真空管だとは思います。何よりもメッシュプレートというのは個性的で魅力があります。
Feb 7, 2026
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T40という真空管を紹介します。オークションにずっと売れ残っていますね。確かに扱いやすいとは言えないですし、海外の富裕層コレクターの目には駄球に見えるでしょう。(笑)規格はW5JGVの資料室「Taylor」とhttps://www.ase-museoedelpro.org/Museo_Edelpro/Catalogo/tubes/docs_pdf/t40_taylor.pdf「T40」が参考になります。ポジティブバイアス(グリッド電圧をプラス側メイン)で使う真空管です。簡単なCR結合ができず、厄介ですね。etracerで特性を測定しましょう。ちょっと控えめな設定で。【1本目】Ep=420VEg=+13VIp=54.90mAIg=2.49mArp=8012Ωgm=2870μSμ=23.0V/V【2本目】Ep=420VEg=+13VIp=54.90mAIg=2.49mArp=8012Ωgm=2870μSμ=23.0V/V420V55mA7kΩで6W程度。(下のロードライン)あるいは450V50mA10kΩで7W程度でしょうか。
Feb 3, 2026
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TUNGSRAMのO15/400という真空管を紹介します。なんだかわからずに入手しました。悩んだら買え。いや、「悩む前に買え」が基本です。(笑)トップに印字があります。TUNGSRAMO15/4004V 400VRE604類似ではありません。電気特性は全く異なります。Frankさんの資料室「O15/400」規格表が参考になります。プレート損失は15Wで400Vまで使えるということですが、どうなんでしょう。etracerで特性を測定しましょう。【1本目】Ef=4.0V, If=1.04AEp=320VIg=-28.0VIp=35.22mArp=1727Ωgm=4389μSμ=7.6V/V【2本目】Ef=4.0V, If=1.04AEp=320VIg=-28.0VIp=32.07mArp=1754Ωgm=4327μSμ=7.6V/V2本とも綺麗に揃ったマッチドペアです。ここまで綺麗に揃っていると気持ち良いですね。320V35mAの7kΩ負荷で2Wくらいですが400V30mA10k負荷ならもっといけるでしょう。静かに音楽を楽しむなら十分すぎます。なかなか魅力的な真空管です。
Jan 26, 2026
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ST型のTC05/25が手持ちにあるので測定しました。以前紹介したTC05/25の茄子型は一寸エミ減気味でしたが、今回はMINTコンディションです。 タフそうな佇まいです。規格はFrankさんの資料室「PHILIPS TC05/25」が参考になります。etracerで特性を測定しましょう。450Vの45mAあたりで合わせます。【1本目】Ep=450VEg=-15.1VIp=44.93mArp=4119Ωgm=2003μSμ=8.3V/V【2本目】Ep=450VEg=-13.7VIp=44.87mArp=3998Ωgm=2247μSμ=9.0V/V送信管らしい特性だと思います。悪く云うとオーディオでは扱いづらいというか。
Jan 25, 2026
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HEINTZ AND KAUFMANの54(HK54)という真空管を紹介します。わけもわからず衝動買いしました。規格はFrankさんの資料室「HK54」規格表が参考になります。マイナス領域が殆ど無い球です。GAMMATRONと書いてありますが、グリッドレス増幅管ではありません。普通の三極管です。ここでのGAMMATRONはHEINTZ AND KAUFMANのブランド名と思ってよいかもしれませんね。フィラメントが煌々と灯ります。グリッドは上から下に縦縞のように張ってあります。etracerで特性を測定しましょう。規格上のプレート損失は50Wですが測定のライン(オレンジ色の点線)は40Wに設定しました。【1本目】Ep=400VEg=+19VIp=60.40mAIg=4.80mArp=10082Ωgm=2646μSμ=26.7V/V【2本目】Ep=400VEg=+23VIp=60.64mAIg=5.12mArp=10508Ωgm=2126μSμ=22.3V/V【3本目】Ep=400VEg=+21VIp=60.09mAIg=4.38mArp=10219Ωgm=2171μSμ=22.2V/V【4本目】Ep=400VEg=+26VIp=59.52mAIg=5.08mArp=11528Ωgm=2122μSμ=24.5V/V400V時に5~7kΩの負荷で3~4Wくらいは余裕で出そうですす。ネットの製作記事を見ると300Vでロードラインを立てて使っているようですね。興味深いです。ただ、ネットの製作記事だとマイナス領域が振れないのではと思います。どちらにせよ使いにくい物を買ってしまったなぁ...と思うのでした。
Jan 24, 2026
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800という真空管を紹介します。カッコいいですよね。RCAとDeForestの印字が見えます。RCAがDeForestを吸収合併した時代でしょうか。しっかりした造りです。規格は、Frankさんの資料室「RCA 800」規格表が参考になります。プレート損失35Wです。(プレート変調C級で23Wとも書かれていますね...謎です)フィラメントは螺旋。etracerで特性を測定しましょう。450Vの45mAなのでプレート損失20Wくらいになります。送信管をオーディオ用のA級で使うなら最大プレート損失の6~7掛けかなと思っています。【1本目】Ep=450VEg=+7.0VIp=54.49mAIg=1.01mArp=6810Ωgm=1909μSμ=13.0V/V【2本目】Ep=450VEg=+7.0VIp=55.35mAIg=1.03mArp=6518Ωgm=2071μSμ=13.5V/V100Vの高電流時の膨らみは謎ですが、ここまで振って使うことは無いと思います。なかなか素直な特性ですが、どちらにせよマイナス領域のみでは一寸使えないです。
Jan 20, 2026
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PHILIPSのTB1/60という真空管を紹介します。随分前にオークションで手に入れました。真空管(Electron tube) 規格表データベース「TB1/60」規格表を見るかぎりは、前回紹介した4304CBのUXベースのものと考えて良さそうです。プレートはカーボン系です。4304CB同様に螺旋のフィラメントです。etracerで特性を測定しましょう。4304CBと全く同じ設定でいきます。【1本目】Ep=450VEg=-5.2VIp=55.00mArp=4412Ωgm=2628μSμ=11.6V/V【2本目】Ep=450VEg=-6.1VIp=55.00mArp=4376Ωgm=2463μSμ=10.8V/V【3本目】Ep=450VEg=-5.0VIp=54.88mArp=4443Ωgm=2538μSμ=11.3V/V測定結果から前回紹介した4304CBのUXベース版(4304B同等)と考えてよさそうですね。プレートの構造は異なりますが特性はほぼ同一です。
Jan 13, 2026
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4304CBという真空管を紹介します。左側が自分で買ったSTC。右側が知人から譲り受けたITTです。不思議な魅力を持つフォルムです。3方向へ伸びる放熱フィンがあり、送信管らしい佇まいです。印字。STCとITTです。製造時期というより、保守用保管品が社名変更により印字を打ち直しているようにも感じます。ITTの頃(1960年代~)に4304CB製造していたとは思えないのですが、どうなんでしょうね...。半分のフィラメント電圧で撮影しました。フィラメントは螺旋ですね。この形を保てるのが不思議です。型番が色々あるようで、The Valve Museum「4304CB」規格によると、8019 BW11 CV315 CV1062 CV1252 CV1288 CV1619 DET12 NT58 TSW50/A TY1-50 VT62などの型番もあるそうですね。規格によると7.5V3.25Aのフィラメントで1000V掛けられプレート損失も50Wあるようです。ただしそれはC級やB級動作であって、オーディオのA級動作ではそうもいきません。30~35Wと考えたほうがよさそうです。etracerで特性を測定しましょう。プレート損失のラインを30Wにしました。450Vの55mAですから25Wくらいでしょうか..。【1本目】STCEp=450VEg=-5.5VIp=54.94mArp=4327Ωgm=2629μSμ=11.3V/V【2本目】STCEp=450VEg=-4.7VIp=54.94mArp=4429Ωgm=2627μSμ=11.6V/V【3本目】ITTEp=450VEg=-7.0VIp=54.99mArp=4164Ωgm=2756μSμ=11.5V/V【4本目】ITTEf=7.5V, If=3.08AEp=450VEg=-6.2VIp=54.93mArp=4251Ωgm=2488μSμ=10.6V/Vやはりグリッドがマイナス領域だけですと能力が発揮できない印象です。因みに450V55mAで7kΩ負荷と500V50mAで10kΩ負荷のときのグラフです。高圧部品を使いたくないならこれくらいでいいのかなと。7kΩのトランスなら入手しやすいので、低い電圧での運用も悪くないかもしれません。もちろん、rpの3倍のセオリーから外れますし低電圧大電流動作は動作的に好ましくないような話も聞きます。また、佐久間駿氏も「高圧のほうが繊細で良い音がする」と仰っていました。どちらにせよrpの高い真空管ですからNFBは大前提だと思います。
Jan 12, 2026
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LUXMANの8045Gという真空管を紹介します。秋葉原の真空管ショップで安い中古があったので買ってみました。なんか、「私の前世は水平偏向管でした」という佇まいです。放熱板が多く取り付けられています。8045GはLUXMANが自社アンプ用にNECに製造を依頼したとか。8045Gを使ったアンプキットもあったようです。オーディオの足跡「LUXKIT A3000」が参考になります。ゴリッゴリにマルチループフィードバックを掛けて超低歪み率を達成しているようで、実用領域で0.1%以下を保てるということは結構強引な負帰還で歪を抑え込んでいます。1975年はまだ何でも低歪率が賞賛される時代でしたので、このような方式だったのかと思われます。どの真空管を使っても同じ音しか出ない印象ですね。(笑)そしてその8045G。忘れもしない、小学5年生の夏、初歩のラジオ9月号を書店で買ってきました。そして、目に飛び込んできたのが藤本伸一氏の記事。何と立派なアンプなのだろう!こんなアンプで音楽を聴いたらさぞ素晴らしいだろう...。幼い少年はその記事に載った写真を羨望の眼差しで見つめるのでした。8045Gについては電子系DIYと真空管「真空管 8045G、「最後の」 オーディオ用 大型三極出力管」が参考になります。8045Gについて更に調べてみると...プレート損失は45Wあるものの、発熱による能力低下も指摘されています。何もしなくても6.3V2.5Aのヒーター電力(約16W)を消費する真空管ですし、その割りにバルブはコンパクトに思えます。etracerで特性を測定しましょう。【1本目】Ep=300VEg=-53.7VIp=89.55mArp=503Ωgm=8945μSμ=4.5V/V【2本目】Ep=300VEg=-48.7VIp=89.16mArp=518Ωgm=9736μSμ=5.0V/V中古品なので多少バラツキがありますが、左右の音量が変わるほどではないでしょう。それにしても300Vで90mA流し3.5kΩの負荷で6Wも出ます。恐ろしいです。直線性はあまり良くないですが、前段次第で歪率は改善できるかもしれません。
Jan 10, 2026
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VALVOのLK4200という真空管を紹介します。実はF410という真空管の同等管だそうです。購入したものは、製造ロットが異なり、ゲッターの位置が異なります。上までゲッターが乗っているフィリップスっぽいほうはVALVOの印字。もう片方は印字無し。ベースも異なります。この電極の保持がカッコいいです。RTのF410と見比べてみましょう。左がVALVOのLK4200、そして右がRTのF410です。プレートの表面処理は異なりますが、金型は同じようですね。グリッドの長さが異なります。LK4200はフィラメントが3点吊り。そして、中点を絶縁材を通して下に持ってきているようです。N型フィラメントをパラにしている感じでしょうか。フィラメントは明るめなんですよね。ここはPX25などと明らかに異なる部分です。etracerで特性を測定しましょう。【1本目】Ef=4.0V, If=2.24AEp=550VEg=-35.8VIp=38.05mArp=2256Ωgm=4293μSμ=11.0V/V【1本目】Ef=4.0V, If=2.25AEp=550VEg=-35.0VIp=38.24mArp=2746Ωgm=3967μSμ=10.9V/V500~550Vが最も直線性を活かせるところに感じますが、500Vで35~40mAあるいは低目の450Vで40~42mA程度、そのあたりが無難かと思います。負荷は10kΩが良さそうです。rpが高い真空管なのでNFBは必須と思われます。F410(BF25)やKL4200はPX25と異なり、rpが2倍ほどあり扱うプレート電圧も異なります。ちょっと使いづらさはあるものの、これはこれで魅力的です。
Jan 4, 2026
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M.P.PEDERSENのU4ABとELEKTROMEKANOのM7を何とかしなければいけないということで、アンプを作りました。無線と実験2023年10月号を参考にしました。実際の動作に合わせて少し変更しています。(それなりに熱くなる抵抗はワット数が一回り大きめにするとか)初段(五極管接続)はEF86、ドライバ(カソードフォロワ)はCV4055です。U4ABとM7はポジティブバイアス(プラスバイアス)で使う真空管なので、普通にカップリングコンデンサで切る回路とは異なり複雑で面倒です。まずは、M.P.PEDERSENのU4ABです。シャーシの上に出ているツマミ(というか多回転VRの軸)でバイアスを調整します。記事では30mAですが、私は24~25mA(プレート損失でいうと8W程度)にしています。30mAは割と規格ギリギリですし、そこまでしてパワーを必要にしないからです。24mA程度でも結構熱くなりますし..。そして、ELEKTROMEKANOのM7です。こんな感じです。ELEKTROMEKANOの銘板はかっこいいですね。うっすらと傾向が見えます。最適なバイアス電圧が若干違うので、表側に調整VRを取り付けて良かったです。電流系が付いているのは少々格好悪いですが、完全な同等管ではない類似管を使用する場合は、このような電流モニターは必須に思えます。因みに電源オンから15秒程度で立ち上がります。電流が落ち着くまでは5分くらいでしょうか。そこまでは1mAくらい動きます。さて、音ですが...聴いてみると、若干ですが低域というか全体的な緩さを感じますが、気になるほどではありません。高rpの真空管ですが、NFBをあまり深くすると面白みの無い音になってしまいます。どのような真空管でも或いはアンプでも得手不得手はあります。それに合った音楽を聴けば良いし、その音楽に合ったアンプに切替えれば良いだけです。つまり、アンプを沢山持つことは幸せってことですよ。音量に関しては十分です。1~2Wもあれば93dB以上の能率のスピーカー(私はEMS社の励磁型30cmフルレンジ)でしたら相当大きな音になります。ましてや私は割と静かに(小音量で)音楽を聴いているので、せいぜい0.3Wくらいでしょう。透明感がありつつも、ふくよかさのある柔和な音色は、静かなピアノ曲や宗教音楽、あるいはリュート音楽などに合うと思います。それはまるで音楽に包み込まれるような感覚です。とても優しい音です。まぁ、そんなことはさておき、好きな真空管で音が出るのは幸せってことですよ。
Jan 2, 2026
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RAYTHEONのER48という真空管を紹介します。気がついたら枕元にありました。サンタさん、ありがとう!!ボックスプレート、そして4ピラー。PHILCOの48と比べてみます。RAYTHEONのほうが電極の丈が短く分厚いです。キャビトラップを比べてみます。左がRAYTHEONの48、右がPHILCOの48です。キャビトラップの深さはそれほど違わない印象です。僅かにRAYが深いかな程度。とにかくプレート自体はRAYTHEONが圧倒的に厚みがあるので、各電極の間隔は全く異なると考えられます。etracerで特性を測定しましょう。【1本目】三極管接続Ep=125VEg1=-37.3VIp+Ig2=52.07mAIg2=7.53mArp=678Ωgm=3013μSμ=2.0V/V四極管接続Ep=125VEg2=96VEg1=-21.8VIp+Ig2=52.09mAIg2=8.04mArp=10655Ωgm=3196μSμ=34.1V/V【2本目】三極管接続Ep=125VEg1=-35.2VIp+Ig2=52.21mAIg2=7.42mArp=696Ωgm=3072μSμ=2.1V/V四極管接続Ep=125VEg2=96VEg1=-20.4VIp+Ig2=51.95mAIg2=7.70mArp=10070Ωgm=3386μSμ=34.1V/Vまるで五極菅のような綺麗な特性ですね。因みにPHILCOはこれ。完全に四極管の特性です。ゴリゴリにダイナトロン特性が出ていますね。これはもう電極の設計時点で全く異なるものであるといえます。型番が同じであっても、同じ特性であるとは限らないということです。つまり、「真空管を沢山持つことは良いことだ」ということです。
Dec 25, 2025
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HYTRONのVT-52(JAN-38142)という真空管を紹介します。VT-52は何本か持っていますがJAN-38142のプリントのものは持っていませんでした。バルブ下部のシェイプが他のVT52と異なっています。くびれていますよね。しかし、ネットで画像検索してみると、くびれていないものも存在するようです。箱はこんな感じ。etracerで特性を測定しましょう。【1本目】Ef=7.0V If=1.11AEp=270VEg=-51.6VIp=32.93mArp=1655Ωgm=2157μSμ=3.6V/VEf=6.3V If=1.04AEp=270VEg=-51.2VIp=32.74mArp=1686Ωgm=2129μSμ=3.6V/V【2本目】Ef=7.0V If=1.11AEp=270VEg=-51.3VIp=32.88mArp=1582Ωgm=2291μSμ=3.6V/VEf=6.3V If=1.04AEp=270VEg=-50.8VIp=32.90mArp=1612Ωgm=2270μSμ=3.7V/V言うまでも無く大変良好な特性です。美しいカーブですね。特性的には使いやすそうではありますが、フィラメント電圧7Vはどうなのでしょう。これは少々使いづらさを感じるかもしれませんね。
Dec 21, 2025
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電動コーヒーミルを買いました。エスプレッソ用にコーヒー豆を挽くのに手動だと物凄く労力が要るからです。一番左がコマンダンテ。(昔、まだ3万円くらいだった頃のもの)真ん中がエペイオスの350台限定モデル。イタルミル社(イタリア)製造の6枚刃を搭載。そして右が今回買った500台限定モデル。「鬼刃」といわれる新開発の10枚刃。条件は、・電源コード不要・エスプレッソ用からアメリカンプレスまで細かさを指定できる・テーブルで場所をとらないで、購入したのはこれ。【手動・電動2WAY対応】 Epeios コーヒーミル Essence DUO "Art de Paris" 限定コラボセット 80段階挽き目調整 ステンレス刃 10枚刃 鬼刃 コニカル式 極細挽き 粗挽き エスプレッソ コーヒーグラインダー 手挽き 珈琲 コーヒー豆ミル価格:42,900円(税込、送料別) (2025/12/14時点)楽天で購入とてもおしゃれなのですが、余計な付属品が多いです。電動なんだから手動のハンドルとか要らないし。もう少しシンプルなほうが...。でも可愛い。旧モデルよりモーターが小型化したそうです。試しにエスプレッソ用のほぼパウダーのような挽き目を多めに挽いてみました。良い感じ。挽き終わるまで時間が掛かります。一般的な手挽きミルの38mm刃なので。しかしこれが50mm超えになるともっと速いですがモーターも大型になり高価なので一般家庭の台所のテーブルに置くには一寸無理があります。挽いている時間に他の準備をすれば良いということで。
Dec 14, 2025
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LCR型フォノイコライザーを作ってみました。基板はEMISUKEさんのものです。随分前に購入しておいた±15V電源を組み合わせケースに入れました。初段はAD797BRZ、終段は随分前に買って放置していたAD797ANZです。AD797の音が好きというわけではなく秋月に売っているからという理由です。AD797BRZはローノイズ品ということで今回は初段用に新たに買いました。フォノイコライザー基板はデュアルオペアンプ用になっているので、シングルオペアンプをデュアル化するアダプタを使っています。ゲイン1倍の終段にAD797ANZを挿したのが心配ですが、無音状態でザーっというノイズが聞こえないので大丈夫そう。漠然と聴くかぎり大丈夫そうですが、それでもAD797はデータシートを見る限りは神経質なところがあるので、もう少し鈍感なオペアンプに交換する予定です。時間があるときにオシロスコープで確認しながら作業したいと思います。早速レコードをかけてみましょう。もう少し捻って誰も知らないような盤をかけようと思いましたが、誰でも知っているものを。なかなか良いです。バーニー・ケッセル、いいですよね。大きなコイルが使われているというと見た目から何となくエッジの甘い大味なイメージなのですが、決して甘い音はせず輪郭がしっかりしています。それでいて聴きやすい。「必要な情報を大袈裟にすることなく必要なだけ伝える」という印象です。「普通に良い」フォノイコです。この「普通に良い」が飽きずに最も永く使える物ではないかと考えています。
Dec 13, 2025
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コーヒー牛乳。結構好きです。ただ、普通にホットミルクとドリップコーヒーで作ると、コーヒーが薄く感じます。なのでビアレッティのマキネッタ(モカポット)を使っていました。楽天のブランディングコーヒーで購入しました。CoFika コフィカ Crema Rich 直火式エスプレッソマシン 1-2杯用 CF-SB2価格:8,680円(税込、送料別) (2025/12/3時点) 楽天で購入 これです。なぜロゴの見える方を上にしなかったのか?とは思います。箱はこんな感じ。レシピなども色々入っています。手持ちのビアレッティと比較するとこんな感じ。コフィカのほうが少しだけ背が高いですね。コフィカのほうが穴が小さいことがわかります。ああ、違いますね。内側はアルミの地肌に何か電気的な処理がされていますね。取っ手は、木に樹脂を含浸させたもののようです。専用ペーパーフィルターも使ってみます。これです。CoFika コフィカ ぺーパーフィルター 丸型濾紙 100枚入り CMCF60価格:374円(税込、送料別) (2025/12/3時点) 楽天で購入 あと、平らにならすやつ。CoFika コフィカ ドージングファンネル CF-DF1CR価格:1,580円(税込、送料別) (2025/12/3時点) 楽天で購入 クレマを作るのは難しいですね。粉の量や挽き目次第なのかもしれません。4回淹れて1回だけ成功しました。条件出し、かなり狭い範囲だと思われます。味に関しては、ペーパーフィルターがあるほうが私は好み。マキネッタで淹れるコーヒーは元々力強い味なので、プアオーバーの滑らかな舌触りに慣れている人には良いと思います。飲み方ですが、私は普通に暖かい牛乳を泡立てずに入れるのが好みです。抽出したコーヒーの強さを隠さずにそれでいてまろやかになります。
Dec 3, 2025
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DA42という真空管を紹介します。何故か棚にありました。(記憶喪失)プレートやグリッドに放熱器が付いていて、なかなかタフな構造になっています。規格は、真空管(Electron tube) 規格表データベース「Marconi DA42規格表」が参考になります。etracerで特性を測定しましょう。ヒーターは7.5Vと7Vで測ります。【1本目】Eh=7.5V, Ih=1.17AEp=420VEg=+19VIp=60.40mAIg=6.92mArp=22908Ωgm=4027μSμ=92.3V/VEh=7.0V, Ih=1.11AEp=420VEg=+19VIp=59.90mAIg=7.00mArp=24666Ωgm=3925μSμ=96.8V/V【2本目】Eh=7.5V, Ih=1.17AEp=420VEg=+19VIp=58.17mAIg=5.80mArp=29226Ωgm=4035μSμ=117.9V/VEh=7.0V, Ih=1.11AEp=420VEg=+19VIp=57.26mAIg=5.82mArp=24448Ωgm=3955μSμ=97.5V/Vヒーター7Vまで落としてもびくともしません。さすが送信管。オーディオ用A2級で使うとして、420V、+19V、60mA、6.2mA、7kΩ、6W(歪率3%以内)という感じでしょうか。バイアスがプラス側でグリッド電流も流れるので扱いが難しいですが、それさえクリアできれば優秀な特性かと思います。
Nov 30, 2025
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TaylorのHD211Cという真空管を紹介します。211というだけに211系でしょうかね。バルブが物凄く大きいので電極が小さく感じますね。頑強な造りですね。製造はRCAかGEでしょうか。フィラメントは2点吊り。Taylor TubeCUSTOM BUILTHD211CMade in United states of America箱はTaylor定番の箱です。HD211Cの印字。ワランティと思わしき紙。箱の住所が異なっていますね。現在はWABANSIA通りという名前は存在しません。西WABANSIA通りは有ります。HD211Cの規格はTaylorの規格表が参考になります。Ef=10V, If=4Arp=3000Ωgm=4300μSμ=12V/VPd=150WGd=7.5W211が旧型75W新型100Wに対する150Wですから、FEDERALのF123Aに近いのかなという印象です。オーディオ用A級で使うのはどうせ30~70Wのプレート損失内で完結する回路を組むので、あまり気にならないかな。そもそも、それだけ出力を得るには巨大が出力トランスが必要となります。家庭で静かに音楽を聴くにはそこまでは必要無いかな。etracerで特性を測定しましょう。フィラメント電圧を10Vと9V、700Vで86mAになるところで比較してみます。【1本目】Ef=10.0V, If=3.26AEp=700VEg=-42.4VIp=86.42mArp=2495Ωgm=4286μSμ=10.7V/VEf=9.0V, If=3.03AEp=700VEg=-41.0VIp=86.39mArp=2556Ωgm=4174μSμ=10.7V/V【2本目】Ef=10.0V, If=3.48AEp=700VEg=-42.7VIp=86.30mArp=2473Ωgm=4295μSμ=10.6V/VEf=9.0V, If=3.25AEp=700VEg=-41.3VIp=86.30mArp=2535Ωgm=4214μSμ=10.7V/Vフィラメント電流は10V時に4Aではなく3.3Aくらいですね。ここをどう解釈するか。フィラメント電圧は9Vでも十分なエミッションが得られることがわかりました。定電圧低電流域を使い数W程度の出力を目的としたオーディオ用途では十分でしょう。フィラメント電圧を低めると良くない説がありますが、真空管のコアな世界「トリエーテッドタングステンフィラメントの実態」によると、実用的な時間では殆ど劣化しないということです。極端に電圧を下げ色温度を下げるなど、極端な使い方でない場合でない限りは使える印象です。若干ですが、211よりrpが低くgmが高い印象です。グリッド電圧-5V~0Vの間が狭いのが気になりますが、実動作にて0V付近まで振らないのあれで気にならないと思います。
Nov 29, 2025
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SYLVANIAのVT52という真空管を紹介します。カッコいいですよね。箱はU.S.ARMY PHILCOですが、製造はSYLVANIAです。電極の上下にセラミックの支えがあります。頑強な造りですね。フィラメントは2点吊りです。手持ちにこの形のVT52が無かったので入手出来て良かったです。そういえば、SYLVANIAのVT25Aに似ているような。右の茶ベースがVT25Aです。プレートの幅は異なりますが構造は同じですね。etracerで特性を測定しましょう。【1本目】Ef=7.0V If=1.15AEp=270VEg=-51.3VIp=33.07mArp=1658Ωgm=2101μSμ=3.5V/VEf=6.3V If=1.04AEp=270VEg=-51.2VIp=32.84mArp=1691Ωgm=2069μSμ=3.5V/V【2本目】Ef=7.0V If=1.15AEp=270VEg=-53.0VIp=33.08mArp=1613Ωgm=2099μSμ=3.4V/VEf=6.3V If=1.04AEp=270VEg=-52.9VIp=32.95mArp=1650Ωgm=2048μSμ=3.4V/VVT52はプレート損失が12W程度なので300Bや2A3等に比べると弱いイメージですが、直線性は十分に良いのが魅力です。
Nov 28, 2025
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RWNのE2dという真空管を紹介します。棚にあるのをすっかり忘れていましたので、ここで紹介します。E2d持ちすぎですね..。電極はこんな感じです。シンプルですね。etracerで特性を測定しましょう。【1本目】Eh=4.0V, Ih=1.51A三極管接続Ep=220VEg1=6.5VIp+Ig2=33.54mAIg2=3.63mArp=2359Ωgm=8031μSμ=18.9V/V五極菅接続Ep=220VEg2=180VEg1=3.9VIp=33.91mAIg2=3.86mArp=65029Ωgm=7466μSμ=528.5V/V【2本目】Eh=4.0V, Ih=1.51A三極管接続Ep=220VEg1=7.1VIp+Ig2=34.01mAIg2=3.38mArp=1985Ωgm=9923μSμ=19.7V/V五極菅接続Ep=220VEg2=180VEg1=4.8VIp=34.09mAIg2=3.59mArp=66350Ωgm=9651μSμ=640.4V/V【3本目】Eh=4.0V, Ih=1.58A三極管接続Ep=220VEg1=5.8VIp+Ig2=33.80mAIg2=3.19mArp=2369Ωgm=8863μSμ=21.6V/V五極菅接続Ep=220VEg2=180VEg1=3.5VIp=34.41mAIg2=3.45mArp=64285Ωgm=8701μSμ=559.3V/V多少バラついていますが、シングル自己バイアスなら問題無さそうです。感度の低い方に合わせてEg2を190~200Vにしたほうがよさそうですね。それにしても直線性が良いです。他のE2dとは全く違います。もしかしたらSIEMENSは肩が張った特製なのでビーム管でRWNが五極管ということかもしれません。とにかく別物のIp特性です。ただ、SIEMENSのE2dに合わせた直線性の悪い初段のアンプを使うと良くないかもしれませんね。これは美音がするはずです。(確信)
Nov 27, 2025
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SIEMENSのE2eという真空管を紹介します。なんか勢いで4本セットを買ってしまった記憶があります。バルブはシールド塗料で覆われています。規格はFrankさんの資料室の「SIEMENS E2e」規格表が参考になります。Efが18Vです。ちょっと半端ですが、6.3V2回路と5Vで17.6Vが作れるので何とかなりそうな印象です。ピン配置はRS1003ともF2aと異なりますのでご注意ください。etracerで特性を測定しましょう。【1本目】Eh=18.0V, Ih=0.34A三極管接続Ep=220VEg1=-5.4VIp+Ig2=34.01mAIg2=3.48mArp=2265Ωgm=9128μSμ=20.7V/V五極菅接続Ep=220VEg2=180VEg1=3.2VIp=34.08mAIg2=3.50mArp=44697Ωgm=9705μSμ=433.8V/V【2本目】Eh=18.0V, Ih=0.36A三極管接続Ep=220VEg1=-5.7VIp+Ig2=33.94mAIg2=3.49mArp=2226Ωgm=9016μSμ=20.1V/V五極菅接続Ep=220VEg2=180VEg1=3.4VIp=34.47mAIg2=3.53mArp=406007Ωgm=10067μSμ=408.7V/V【3本目】Eh=18.0V, Ih=0.34A三極管接続Ep=220VEg1=-6.3VIp+Ig2=33.81mAIg2=3.52mArp=2187Ωgm=8567μSμ=18.7V/V五極菅接続Ep=220VEg2=180VEg1=3.8VIp=34.73mAIg2=3.52mArp=44516Ωgm=9265μSμ=412.4V/V【4本目】Eh=18.0V, Ih=0.35A三極管接続Ep=220VEg1=-5.8VIp+Ig2=33.89mAIg2=3.47mArp=2,241Ωgm=8882μSμ=19.9V/V五極菅接続Ep=220VEg2=180VEg1=3.5VIp=34.48mAIg2=3.55mArp=42711Ωgm=9909μSμ=423.2V/Vヒーター電圧に関しては、どうしても18Vがとれなければ18VのAC/DCアダプターを買えばよいわけで。割と何でも良いかなと思います。(笑)
Nov 25, 2025
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4年ほど前、ONKYOからIE-M3というカスタムインイヤーモニタが発売されたので、購入しました。因みにオンキョーってブランドはまだ存在します!オーディオ機器のオンキヨーホームエンターテイメントが経営破綻、現在、秋葉原の店舗は「音アニ」、通販は「ONKYO DIRECT」という名称になっていて、唯一音響機器としてのONKYOが残っています。このIE-M3というカスタムインイヤーモニタ、補聴器のように耳の形状に合わせるため、店で希望の機種を指定し耳型をとって注文する感じです。(すぐ買えるツルシではありません)デザイン・型はシバントス(補聴器メーカー)によるもの。当時、「ONKYO」モデルと「鬼頭明里」モデルがありましたが、迷わずONKYOモデルに。色は注文時に指定できます。私は表側は深紫のラメ入り、内側に関しては右を赤で左を青にしました。左右で色を変えると薄暗いところでも直感的にわかるからです。内側の色はイヤホンを耳に差し込むと見えなくなるので大丈夫。ユニットの特長は何と言ってもマグネシウム振動板のバランスド・アーマチュア。マグネシウムなので内部損失が大きく、余計な鳴りを起こしにくいと言われています。中高音用に1ユニット、そして低音用に2ユニットです。そしてインイヤーでも割と珍しい完全密閉型。空気の抜け穴が無いので外の音が入りにくい。なので音量を下げて音楽を聴けます。難聴防止にも役立ちそう。これが購入の決め手になりました。音のバランスは中低域寄りです。ただ、私のように電車の中でリュート音楽などを聴くには丁度良い感じです。完全に密閉されているので音楽が聴きやすいですし、ノイキャンのような不自然さもありません。装着感はカスタムIEMだけあって違和感がありません。クルッ!スポッ!って感じです。4年ほど使いましたが、もう他のイヤホンは要らないって感じですね。私の場合はイヤホンは長距離での電車の中が殆どです。家ではスピーカーを使っていますし。現在、IE-M3は販売終了品で、それに近いモデルはIE-K3(4BAのモデル)のようです。アニメとのコラボモデルのみのようですね...。(記事を書いている現在はガンダムとのコラボ)上位モデルのみ「Scepter」を冠するモデル名なら結構注目されるのでは?と思ってしまうのは私の世代だけでしょうか...。印字するだけでいいんですよ。それだけで満足なんですよ。
Nov 24, 2025
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VALVOのE2dという真空管を紹介します。何本E2dを買えば気が済むんですか?というツッコミは無しでお願いします。(笑)独特な放熱板の構造ですね。この構造でOKなのでしょうか..熱容量的にも静電容量的にも。etracerで特性を測定しましょう。【1本目】Eh=4.0V, Ih=1.55A三極管接続Ep=220VEg1=-5.9VIp+Ig2=33.90mAIg2=3.91mArp=2211Ωgm=9744μSμ=21.5V/V五極菅接続Ep=220VEg2=180VEg1=-3.7VIp=33.79mAIg2=4.17mArp=61141Ωgm=9250μSμ=565.6V/V【2本目】Eh=4.0V, Ih=1.51A三極管接続Ep=220VEg1=-5.9VIp+Ig2=34.73mAIg2=3.56mArp=2235Ωgm=8763μSμ=19.6V/V五極菅接続Ep=220VEg2=180VEg1=-3.6VIp=34.01mAIg2=3.65mArp=56273Ωgm=8497μSμ=478.1V/Vうーむ、他のE2dよりスクリーングリッド電圧を上げないと厳しいですね。Ipカーブの形状からして、エミッションは十分あるとは思うのですが。同じE2dでもSIEMENSとは明らかに異なります。面白いですね。なので、同じような球じゃないもん!違うもん!と言い張れます。
Nov 17, 2025
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SIEMENSのE2dという真空管を紹介します。前回は寸胴の新型でしたが、今回はST型の旧型です。表にSIEMENSのマークとE2dの印字。裏側は、R.L.M、Eigentum、BA、11370、そして製造番号の印字がうっすら見えます。etracerで特性を測定しましょう。【1本目】Eh=4.0V, Ih=1.51A三極管接続Ep=220VEg1=-7.3VIp+Ig2=34.30mAIg2=4.49mArp=2222Ωgm=7909μSμ=17.6V/V五極菅接続Ep=220VEg2=180VEg1=-4.6VIp=34.46mAIg2=4.64mArp=40044Ωgm=8613μSμ=344.9V/V【2本目】Eh=4.0V, Ih=1.47A三極管接続Ep=220VEg1=-7.5VIp+Ig2=34.47mAIg2=3.86mArp=2298Ωgm=6948μSμ=16.0V/V五極菅接続Ep=220VEg2=180VEg1=-4.6VIp=34.67mAIg2=3.89mArp=49433Ωgm=7993μSμ=395.1V/Vほぼ前回の新型と変わらない特性です。(直線性は悪い)まぁこういう真空管を買う人は「自分が持っていない球はとりあえず買っておく」タイプだと思うので、直線性が悪くてもいいんです。(笑)
Nov 16, 2025
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12A6という真空管を紹介します。規格はFrankさんの資料室の「12A6」規格表が参考になります。etracerで特性を測定しましょう。【1本目】Eh=12.6V, Ih=0.15A三極管接続Ep=230VEg1=12.3VIp+Ig2=25.15mAIg2=3.52mArp=3125Ωgm=3140μSμ=9.8V/V五極菅接続Ep=230VEg2=230VEg1=11.2VIp=25.11mAIg2=3.97mArp=82622Ωgm=2941μSμ=243.0V/V【2本目】Eh=12.6V, Ih=0.15A三極管接続Ep=230VEg1=13.0VIp+Ig2=25.16mAIg2=2.01mArp=3161Ωgm=3025μSμ=9.6V/V五極菅接続Ep=230VEg2=230VEg1=12.2VIp=25.29mAIg2=2.41mArp=104746Ωgm=2621μSμ=274.6V/V三極管接続の直線性は大変良好です。五極菅接続は十分に電流を流す領域ではとても綺麗な特性だと思います。230V程度に7kΩの負荷で三極管接続0.6W、五極菅接続1.3Wが出せます。十分ですね。地味な真空管ですが、割と実力派だと思います。
Nov 15, 2025
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1626という真空管を入手したので紹介します。規格は真空管(Electron tube) 規格表データベース「RCA 2C21/1642」規格表が参考になります。特性は素直で「76が2本入ったような真空管」という印象です。2段増幅では76を使うよりは少ないスペースになります。こんな見た目です。悪い球ではないのですが。etracerで特性を測定しましょう。【1本目】Eh=6.3V, Ih=0.60AEp=250VEg=16.5VIp1=7.53mA,Ip2=7.87mArp1=7807Ω,rp2=7537Ωgm1=1242μS,gm2=1443μSμ1=9.7V/V,μ2=10.9V/V【2本目】Eh=6.3V, Ih=0.60AEp=250VEg=16.5VIp1=8.49mA,Ip2=8.32mArp1=7024Ω,rp2=7209Ωgm1=1353μS,gm2=1512μSμ1=9.5V/V,μ2=10.9V/V素直な特性ですね。終段の前に2段入れるのに丁度良さそうです。終段を42とか、どうでしょう?
Nov 14, 2025
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東北へクルマで旅行してきました。目的は2026年3月で一般見学が終了する尾去沢鉱山の見学です。ついでに東北の鍾乳洞などを見学して回ろうかと思い、旅行を計画しました。私は眼筋型重症筋無力症(片目の眼筋が常時疲れている)に掛かっていて、いつ全身性になるかわからない身ですので、歩けるうちに歩きたいなと。【10月9日(金)】会社から帰ってきて入浴後に出発。守谷SAで食事。担々麺、まぁまぁ美味しいです。途中のサービスエリアで車中泊しました。【10月10日(金)】9時半頃、尾去沢鉱山に到着。2026年4月から完全予約制の社会見学のみになるそう。見納めです。当時の車両が展示してあります。独特です。ワクワクします。ご安全に!では鉱山跡に入ります。「ザ・鉱山」という感じですね。坑道は幾つにも分かれていたようですが、今は見学用の短いコースになっています。かなり奥の方まで見学できます。岩は所々が光っていて金属が含まれていることがわかります。人がギリギリ入れるような掘りかた。これら複雑な坑道を掘ったわけですから凄いです。このように穴を開け爆薬で破砕させ、鉱石を運んだそう。地酒を寝かせています。神様が祀られています。作業の様子。昔は手作業。観光用に明るくした坑道ですが、この時代はろうそくの火だけが頼りだったでしょう。敷地内に資料館がありました。鉱石の展示、歴史年表の展示などがあります。鉱山の全容。坑道の合計は700km。そのうち観光坑道は1.7kmです。かつての巨大な施設。この鉱山の歴史は古く、奈良時代に発見されたとか。1950年には従業員3000名近く居たそうで、1970年頃には500名位に減り、1978年に閉山。1982年に観光坑道としてマインランド尾去沢をオープン、2008年に史跡尾去沢鉱山という名称になったそう。しかし私が行ったときに観に来ている観光客はまばらでした。観光が盛んな時代が終わり娯楽の多様化が進んだ今、「二度目の閉山」のときが近づいているのかもしれません。久慈琥珀博物館へ行きました。琥珀の産地として有名だったそうです。白亜紀の久慈地方。僅かな距離ですが、坑道跡を航海しています。当時の雰囲気があります。琥珀神社道の駅くじの食堂で昼食。ずっぱり丼、めっちゃ美味しい!! 「ずっぱり」とは沢山という意味だそう。久慈のパン屋さんで買い物。なかなか圧が強い。(笑)途中でダムを発見。管理事務所があったので、担当の方に声を掛けてダムカードを貰いました。安家(あっか)洞に到着。割と地味です。(笑)アクセスが悪い場所なので、訪れる人が少ないのかもしれません。狭いところもありますが、静かです。総延長23.7kmあるそうですが、観光できる距離は500m程度です。写真では伝えきれませんが、荘厳な光景です。龍泉洞。有名ですよね。到着したときは16時頃だったので客は少なかったです。竜の住処のようですね。証明も神秘的な感じ。写真ではわかりませんが、かなりの水深です。凄い透明度ですね。道路を挟んで向こう側にある龍泉新洞科学館へ。洞窟を利用した資料館です。宮古駅すぐ前にある蛇の目本店で夕食。お刺身の定食、めっちゃ美味しかったです。宮古駅すぐ近くのBIG WAVEに宿泊。快適でした。HOTEL BIG WAVE【10月11日(土)】朝起きたら、向こうに大きな煙突が見えました。ラサの大煙突という名所だそうです。精錬所の煙突で今は稼働していないようです。朝食バイキング、美味しい!!浄土ヶ浜の青の洞窟を観光。救命胴衣を着ます。サッパ舟(乗客7人乗り)で出発。浄土ヶ浜海浜。写真では伝わりませんが、綺麗な青緑色をしています。楽しい観光でした。オススメです。滝観(ろうかん)洞を観光。駐車場はガラガラでした。結構狭いです。天井が低いです。貸し出されたヘルメットがなければ間違いなく頭をぶつけますね。川が流れています。洞窟はずっと水の音がしています。苔は灯りがある場所に生えています。植物の化石なのでしょうか。不思議です。まんまるの水たまり。コンクリートの橋が掛かっているので水に濡れずに奥へ行けます。不思議な模様。これも植物の化石でしょうか...。観音様。1970年に建立されたそう。凄い絶景です。ここは行くべきです。みはらしカフェtentへ。予約しないとなかなか入れない有名なカフェです。ということで、外で少し待ちます。静かな場所です。待つ時間もまた楽しい。来て良かったです。店内も素敵。落ち着く空間です。パッチワークのように作られたテーブルが良いです。ハンバーグを注文。美味しそう。かぼちゃのスープ。ハンバーグ、美味しい!!幽玄洞に到着。では入っていきましょう。案内図。なかなか狭いです。上り下りが結構大変。観音像が置いてあり、手前の狛犬は鍾乳石。鍾乳石が観音様のよう。ウミユリの萼の化石。目的のコーヒー豆店、栗駒の「ムヨカ珈琲ロースタリー」に到着。コーヒー豆を買いました。神奈川県は犬も歩けば豆屋に当たるくらいですが、東北のコーヒー豆店は貴重です。店内の様子。元々はお菓子屋さんだったそう。斜前にあるカフェへ。元々は薬局だそう。入ってみます。良い感じの店内。落ち着く空間です。コーヒーとケーキを注文。ホッと出来ます。個性的な文具店。個性的すぎるお菓子屋さん。パチンコ店は営業していない。ジーンズショップ発見!!合うサイズが無くて買えませんでした。残念。(マジで買おうとしていました)栗原のビジネスホテル築館で宿泊。ビジネスホテル築館外観がビジネスホテル的ではないですが、中はビジネスホテルです。なかなか良い部屋です。夕食は中華料理店へ。担々麺と炒飯のセット、安くて美味しいです。【10月12日(月)】朝食はパンとコーヒーが無料で提供されます。簡単ですが、こういうのもビジネスホテルらしいところ。入水鍾乳洞。まずは入水不動尊にお参り。探検開始です。常に足元が湿っていて滑りやすいです。なかなか探検っぽいです。防水のトレッキングシューズだと安心です。観光客が少なく静かなところです。やはり交通の問題でしょうか。なかなか立派です。一般コースはここまで。ここからは中~上級コースです。あぶくま洞へ。中は涼しいですが湿度は高いので、結構汗を掻きます。中は比較的広く、ヘルメットはほぼ不要です。宮殿あるいは教会の中のような荘厳さ。言葉を失うほど。圧巻です。ワインが貯蔵されていました。焼き椎茸。良い香りでしたので買いました。阿武隈神社にお参り。小さなお社。観音様が居られたので手を合わせてゆきます。殉職者碑。石灰岩採掘場で亡くなられた人の慰霊碑だそう。コーヒー豆屋さん「ブラウンチップ」で買い物。ちょっと困った昼食問題。神奈川県などは「ちょっと外食を」と思いついて出かけて、余程の人気店でないかぎりは大体普通に店に入れます。ところが...どこも満員、満車です。市街から離れているところも駄目です。いや本当に絶望的な光景です。東北をナメてました。「そんなこともあろうかと」家から持ってきた非常食が役立ちました。コーヒー豆屋さん「ヤナイコーヒー」で買い物。今回の旅のシメは「アクアマリンふくしま」で。ゲンゴロウの展示。昆虫の図鑑とかで見るやつだ!淡水魚の展示。この展示は素晴らしいと思いました。歩いて見る生き物図鑑だ。他の水族館とはチョット毛色が違います。クラゲの展示。面白い展示のしかたですね。美味しそう??めっちゃ可愛い。鯨の骨格が展示されていました。これは他の水族館とは違う!こういう展示は面白いです。不思議な花。水族館なんて何十年ぶりだろうか。わくわくしますね。めっちゃデカい。ホルベインのインクで描いたような美しい色の魚。。なんと水族館の中に寿司店が!!不思議な形です。速い魚は撮影困難です。宝くじが当たったらEOS-R6Mark3を買います。(まず当たらない)職員の研究なども展示されています。アスレチック広場。子供を飽きさせない良い工夫ですね。ハヤブサが居ました。展望台からの風景。イラストの展示。楽しいですね。舟の展示。楽しい展示でした。めっちゃ良かったです。コーヒー豆屋さん「ウェルハース」で買い物。いわき駅すぐ近くの子鍬倉神社へお参り。コーヒー豆屋さん「豆工房」で買い物。いわき市はコーヒー豆屋さんが豊富で良いです!!夕食はいわき駅近くのお店で。唐揚げが美味しかったです。いわきプリンスホテルで宿泊。閑静&便利の好立地 いわきプリンスホテル部屋はとても綺麗です。しかも安く泊まれます。【10月13日(火)】朝食が6時30分からというのが嬉しい。食事が終わった7時過ぎに帰路につきました。母にお土産のお菓子を渡してから自宅に到着。長い旅行になりましたが、それほど疲れないし楽しかったですね。やはり「車が良い」からでしょう。
Oct 13, 2025
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E140という真空管を紹介します。TUNGSRAMのOX10/400という真空管と同じものです。OX10/400との違いは何でしょうか。「また同じようなものを」と言われそうですが、「全然ちがうもん!」と反論させてください。まず、SFRはフィラメントが3点吊りということです。上の円盤がPHILIPSのように見えます。OEMでしょうか?電極の支持が全く異なります。明らかに異なりますね。同じモノを買ったわけではないということが、この比較写真からわかります。(必死に弁明)etracerで特性を測定しましょう。400Vで22mAの所を測ります。【1本目】Ef=4.0V, If=1.15AEp=400VEg=-1.5VIp=21.89mArp=9809Ωgm=2938μSμ=28.8V/V【2本目】Ef=4.0V, If=1.15AEp=400VEg=-1.5VIp=22.11mArp=9789Ωgm=9040μSμ=28.8V/Vプラスに振り切ってグリッド電流は7~8mAくらいになります。oyaji_number5のブログ「SFR E140シングルアンプ」ではカソード負帰還とオーバーオール負帰還を使った回路にしているようです。
Oct 5, 2025
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SIEMENSのE2dという真空管を紹介します。随分前にEbayかオークションで買った記憶があります。なぜこれを買ったのかは記憶に全くありません。何となく6V6クラスかなぁと思ったのかもしれませんね。規格は真空管(Electron tube) 規格表データベース「RFT E2d」規格表が参考になります。E2dのヒーターは4V1.5Aです。etracerで特性を測定しましょう。【1本目】Eh=4.0V, Ih=1.43A三極管接続Ep=220VEg1=6.3VIp+Ig2=34.42mAIg2=3.86mArp=2346Ωgm=7855μSμ=18.4V/V五極菅接続Ep=220VEg2=180VEg1=3.7VIp=34.41mAIg2=3.99mArp=66875Ωgm=7949μSμ=531.6V/V【2本目】Eh=4.0V, Ih=1.41A三極管接続Ep=220VEg1=6.5VIp+Ig2=34.45mAIg2=3.89mArp=2266Ωgm=8224μSμ=18.6V/V五極菅接続Ep=220VEg2=180VEg1=4.0VIp=34.06mAIg2=3.93mArp=59767Ωgm=8272μSμ=494.4V/VこれはEg2が190V以上あるほうが良さそうですね。似たような球ばかりですが、それぞれ良さがあります。
Sep 28, 2025
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RWNのE2cという真空管を紹介します。形状は細身のST型で、外壁は艶消しの黒い塗装です。先日、SIEMENSのE2cを紹介しましたが、RWNのものなので、規格は同じでも内部は多少違うかもしれませんね。etracerで特性を測定しましょう。【1本目】Eh=18.0V, Ih=0.37A三極管接続Ep=220VEg1=6.8VIp+Ig2=34.23mAIg2=3.53mArp=2181Ωgm=8907μSμ=19.4V/V五極菅接続Ep=220VEg2=180VEg1=4.3VIp=34.51mAIg2=3.85mArp=57263Ωgm=8506μSμ=487.1V/V【2本目】Eh=18.0V, Ih=0.37A三極管接続Ep=220VEg1=7.2VIp+Ig2=34.56mAIg2=3.49mArp=2014Ωgm=9680μSμ=19.5V/V五極菅接続Ep=220VEg2=180VEg1=4.9VIp=33.94mAIg2=3.63mArp=60308Ωgm=9470μSμ=571.1V/V直線性が良いですね。艶消し黒が良い感じの真空管です。
Sep 27, 2025
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先日、オークションにてEL32シングルアンプを落札しました。真空管の入札合戦で業者に負けて自暴自棄になって、オススメに出てきたアンプを何も考えずに入札しました。いやこれ、割りと正解でした。意外と良かったんです。佐賀県の「音の工房 山本」という個人工房のものです。趣味と実益で(ライフワーク的に?)やっているようで、ウェブサイトは無いですしヤフオクの出品のみのようです。造りはとても丁寧です。良かった点は、割と低ノイズで音が綺麗であることです。EL32がこういう音なのか初段の音なのか、或いは工房の主の作り方がよいのか。因みにEL32は三極管接続をされています。欠点は、とにかく低音が出ないことです。本当にスカスカです。これはEL32三結に対してトランスが5kΩであることとコア自体が小さすぎることもあるでしょう。NFBも掛かっていないことも要因になっていそうです。あとつまらないことですが、ACインレットではなく直接電源コードが繋がっています。普通の人には問題がありませんが、アンプを1週間おきにローテーションしている私にはチョット不便です。それでも、なかなか良い音がします。「秋の夜長にリュート作品を聴く」そんな使い方が最適かもしれません。敢えて改造するなら、・ACインレット化・NFBを少しだけ掛ける・出力トランス変更(7kΩでコアも一回り大きめもの)・グリッドの線をもう少し太くするこんなところでしょうか。
Sep 23, 2025
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5639という真空管を紹介します。数年前、よくわからずに買ってしまったものです。端子はピンではなくリード線であるため、7ピンのソケットに収めています。規格は、Frankさんの資料室「Tung-Sol 5639」規格表が参考になります。この細身のバルブに6.3V0.45Aのヒーターですので発熱は多い印象です。規格表によるとプレート損失が3.5Wなのですが大丈夫でしょうか。この数値は放熱器のようなものをを付けないと厳しいのでは?と考えます。etracerで特性を測定しましょう。【1本目】Eh=6.3V, Ih=0.44A三極管接続Ep=130VEg=-7.7VIp+Ig2=12.01mAIg2=2.67mArp=2157Ωgm=5672μSμ=12.2V/V五極菅接続Ep=130VEg2=65VEg=-2.2VIp=12.09mAIg2=2.48mArp=62455Ωgm=7045μSμ=440.0V/V【2本目】Eh=6.3V, Ih=0.42A三極管接続Ep=130VEg=-7.2VIp+Ig2=11.81mAIg2=2.52mArp=2127Ωgm=5827μSμ=12.4V/V五極菅接続Ep=130VEg2=65VEg=-2.0VIp=11.65mAIg2=2.36mArp=80175Ωgm=7631μSμ=611.8V/Vフルパワーで0.25Wくらい出ます。ただ、ヒーター点灯だけで相当熱くなります。とにかく、熱を逃がすにはサイズが(面積が)小さすぎます。正直、小型という意外に何らメリットはありませんが、それと引き換えに小さい真空管で音が出るという楽しさはありますね。三結でμが12くらいですのでTUBE-P01Jの初段にギリギリ使えるかどうか。バイアスも違うので色んな意味で厳しいです。
Sep 22, 2025
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11E2(CV276)という真空管を紹介します。秋葉原の真空管ショップで見つけました。因みに箱にはITTという印字でした。ちょうどSTCからITTへの切り替わりの頃でしょう。ピン配置はプレート以外は6L6などと同様でプレートのみサイドに出ています。高電圧に対応するためでしょう。窓から中の電極が見えます。高電圧動作に特化した構造のようです。しっかりした造りですね。規格は、The Valve Museum「11E2」と、The Valve Museum「CV276」が参考になります。レーダーのパルス増幅管のようで、とにかく瞬時に大電流を通すための真空管です。そのぶん、カソードから一気に電子が出るようにヒーター電力が大きいです。この小柄なバルブの電極で6.3V0.9A(807や6L6と同じ)です。逆に言えば、過大に電流を流さないオーディオ用途では大きなヒーター電力は必要無いのでは??そして規格通りにヒーターを焚いてしまうと、一般的な真空管より早くカソードの能力が落ちてしまうのでは??という印象を受けます。そこで今回はヒーター電圧6.3Vと5.0Vで測定することにしました。etracerで特性を測定しましょう。【1本目】Eh=6.3V, Ih=0.91A三極菅接続Ep=230VEg=-21.9VIp+Ig2=17.11mAIg2=1.44mArp=2167Ωgm=4062μSμ=8.8V/Vビーム管接続Ep=230VEg2=75VEg=-5.1VIp=16.80mAIg2=0.25mArp=66146Ωgm=5840μSμ=386.3V/VEh=5.0V, Ih=0.81A(6.3V換算で0.64A)三極菅接続Ep=230VEg=-21.5VIp+Ig2=17.07mAIg2=1.44mArp=2177Ωgm=4014μSμ=8.7V/Vビーム管接続Ep=230VEg2=75VEg=-4.7VIp=17.11mAIg2=0.24mArp=84486Ωgm=5928μSμ=500.8V/Vヒーター電圧を5Vに落としてもビクともしません。カソードの能力は十分な印象です。試しにヒーター電圧を4Vにしてみました。Eh=4.0V, Ih=0.74A(6.3V換算で0.47A)三極管接続Ep=230VEg=-21.0VIp+Ig2=17.07mAIg2=1.43mArp=2211Ωgm=4165μSμ=8.8V/V全然悪くないのですが、ヒーターはかなり暗く、カソードも加熱しきれていない印象です。単純にIp特性のみを見る限りは4Vまで落とせるように見えますが、4Vでの長期間運用はカソードが燻って音の抜けが悪くなると思われます。因みにヒーター電力は5V時は6F6より少し高い程度で、4V時は6K6より少し高い程度です。【2本目】Eh=6.3V, Ih=0.91A三極菅接続Ep=230VEg=-22.9VIp+Ig2=16.89mAIg2=1.38mArp=2150Ωgm=3911μSμ=8.4V/Vビーム管接続Ep=230VEg2=75VEg=-5.4VIp=17.10mAIg2=0.18mArp=67098Ωgm=5958μSμ=399.8V/VEh=5.0V, Ih=0.78A(6.3V換算で0.62A)三極菅接続Ep=230VEg=-22.3VIp+Ig2=17.09mAIg2=1.40mArp=2143Ωgm=3991μSμ=8.6V/Vビーム管接続Ep=230VEg2=75VEg=-5.0VIp=17.22mAIg2=0.18mArp=68489Ωgm=5913μSμ=405.0V/V230Vで17mA。12kΩの負荷が最適ですね。プレート損失5Wは使いにくいですが、割と効率良く出力電力がとれます。三結でも定電圧領域までしっかり振れる印象ですね。とはいえ、使い勝手は良いとはいえません。あまり手を出さないほうがよいです。今回の測定から、ヒーターやカソードの色味からも5.0Vでも余裕がありそうであることがわかりました。一般に「ヒーター電圧を下げるのは悪だ」とは言われますが、自分の真空管で何をやっても勝手だと思っています。この真空管は二度とレーダーには使われず私の玩具となりますので。
Sep 21, 2025
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SIEMENSのE2cという真空管を紹介します。手持ちはロットが異なっていてプリントも微妙に違います。E2cの規格は、Frankさんの「RFT E2c」規格表が参考になります。測定結果からビーム四極管だと思われますが、とりあえず本記事では五極菅として扱います。あしからず。真空管を下から見てベースの出っ張りから右回りに1番:プレート2番:ヒーター3番:スクリーングリッド4番:コントロールグリッド5番:カソード6番:ヒーター7番:シールド(センターピン)です。ピン配置以外はE2bと同じです。etracerで特性を測定しましょう。【1本目】Eh=18.0V, Ih=0.35A三極管接続Ep=220VEg1=6.2VIp+Ig2=34.23mAIg2=3.75mArp=2162Ωgm=8693μSμ=18.8V/V五極菅接続Ep=220VEg2=180VEg1=3.8VIp=34.36mAIg2=3.70mArp=41797Ωgm=9344μSμ=390.6V/V【2本目】Eh=18.0V, Ih=0.33A三極管接続Ep=220VEg1=6.4VIp+Ig2=33.71mAIg2=2.97mArp=2138Ωgm=8651μSμ=18.5V/V五極菅接続Ep=220VEg2=180VEg1=4.0VIp=33.92mAIg2=3.18mArp=42851Ωgm=9037μSμ=387.2V/V測定結果から、ほぼE2bと同じことがわかりました。多少異なる箇所はありますが、製造のバラツキ或いは測定誤差といえるでしょう。ロットによる違いらしきものは、その程度でしょう。良く出来ている球だと思います。E2b、E2c、E2d、E2eは規格表や紹介サイトによってTETRODE(四極管)とPENTODE(五極菅)の表記があるようですが、測定する限りでは純粋な四極管ではないと思います。純粋な四極管であればIpカーブが汚い(汚いは語弊がありますね)ダイナトロン特性になっているはずです。角の立ったな肩特性からしてビーム四極管管であると思われます。(真空管を割ってみればわかりますけど、私は怖くて出来ません)やや乱暴な発言になってしまいますが、ただ漠然とアンプを組んだり漠然と真空管を集めている私たち素人にとっては五極菅でもビーム四極管でも肩から下は絶対使わないので「割とどうでもよいこと」だと私個人は思っています。そもそも、規格表でさえ正確でないこともあるわけで..。(たまに規格表の数値そのものが間違っていることもありますし)
Sep 15, 2025
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SIEMENSのE2bという真空管を紹介します。ヤフオクで長らく売れ残っていたようなので私が里親になりました。SIEMENSのイエローリボンでも誰も手を出さないことから、やはり海外富裕層コレクターは銘球以外には興味が無いということでしょうか。このE2系統が駄球かどうかは測定すればわかります。E2何々の系統の球を調べてみると、以下のようなものがあるみたいですね。 E2b:18V0.36A、Post7ピン、トップ:コントロールグリッド、サイド:プレート E2c:18V0.36A、Post7ピン E2d:4V1.5A、Post7ピン E2e:18V0.36A、Post9ピンE2bの規格表がみつからないので、Frankさんの「RFT E2c」規格表が参考になります。規格表ではPENTODEと書かれていますが、RadiomuseumではTETRODEと書かれています。測定したIpカーブの肩特性からは、純粋な四極管ではなさそうでビーム四極管のように思えます。とりあえず本記事では五極菅として扱います。あしからず。国内でのレポート記事は図面フライング倶楽部「E2b」くらいでしょうか。18V0.36Aというと6.3V換算で1.03Aです。6V6のプレート損失12Wより低い10Wで、ヒーター電力は倍以上あります。高gm設計のため、少し高目の消費電力なのでしょうか。E2b,E2c,E2dはピン配置は同じですが、E2bのみグリッド(トップ)とプレート(サイド)が外に出ています。ベースの出っ張りを1番として右回りに、1番:NC(E2cではプレート)2番:ヒーター3番:スクリーングリッド4番:NC(E2cではコントロールグリッド)5番:カソード6番:ヒーター7番:シールド(センターピン)サイドがプレート、トップがコントロールグリッドですので、接続を間違わないようにしてください。E2cとE2dはピン接続は同じですが、ヒーター電圧が異なるので差し替えには注意が必要です。余談ですが、E2eのピン配置はRS1003ともF2aとも異なります。ガラス繊維でユニットがフローティング支持されていることがわかります。内部構造は、シールドに囲まれていてよくわからないですね。頑強な造りです。ヒーターを灯すとこんな感じです。良い感じですね。さっそくetracerで特性を測定しましょう。220V34mA付近を見ます。【1本目】Eh=18.0V, Ih=0.36A三極管接続Ep=220VEg1=6.8VIp+Ig2=33.81mAIg2=3.77mArp=2167Ωgm=9025μSμ=19.6V/V五極菅接続Ep=220VEg2=180VEg1=4.4VIp=34.35mAIg2=3.80mArp=496811Ωgm=9293μSμ=435V/V【2本目】Eh=18.0V, Ih=0.36A三極管接続Ep=220VEg1=6.3VIp+Ig2=34.35mAIg2=3.74mArp=2142Ωgm=6373μSμ=20.1V/V五極菅接続Ep=220VEg2=180VEg1=4.1VIp=34.13mAIg2=3.79mArp=623831Ωgm=9460μSμ=590.1V/V五極菅接続においてスクリーングリッド電圧は180Vで十分であることがわかります。低電圧時のIpの肩がカチッと立っていて気持ち良いですね。Ip特性としては直線性は悪く、三極管接続5kΩ負荷の0.8Wで6%前後、五極菅接続1.5Wで8%でです。しかし直線性のみが真空管の性格付けをするわけでもなく、前段との組み合わせやトランスの特性やNFBの有無などでも大きく変わります。そもそもスピーカーは純抵抗負荷ではありません。ハイgmで、僅かな入力電圧でフルパワーが出せるのが嬉しいですね。似たクラスの6V6に比べて以下のような特徴かなと。・6V6よりプレート損失が若干低く、・6V6よりrpが低く、・6V6より感度が高く・6V6よりヒーター電力が大きい。なかなか良い真空管だと思います。
Sep 14, 2025
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Ecという真空管を紹介します。オークションで入手しました。残念ながらオリジナル状態ではなく、導電性塗装が剥がされています。導電性塗装が定着しやすいようにガラス表面は荒れています。(中がぼやけて見にくいですね)オリジナルとしての価値としては無くなりますが、構造を把握するうえではこれのほうが良いです。普通のオーディオ用途として使う分にはシールド塗装の有無は殆ど問題ないと思います。ヒーターが二重螺旋のようになっていますね。興味深いです。グリッドに放熱器が付いています。グリッドのすぐ外に電極があるように見えるのですがよく見えません。もしかしたら四極管構造になっているのかもしれません。(近代的な三極管は四極管を三極管接続しているものが見受けられます)中の電極構造が見えます。グリッドに対してプレートが両側に立ててある構造です。規格はFrankさんの資料室の「RFT Ec」規格表が参考になります。etracerで特性を測定しましょう。【1本目】Eh=18.0V, Ih=0.75AEp=250VEg=-28.7VIp=59.96mArp=865Ωgm=7412μSμ=6.4V/V【2本目】Eh=18.0V, Ih=0.74AEp=250VEg=-28.8VIp=59.89mArp=845Ωgm=7579μSμ=6.4V/V直線性は良くありませんが低内部抵抗ですね。250V -29V 60mA 3.5kΩで最大3.17W。歪率は7.18%です。rpから考えればNF不要ですが、歪率で考えるとNFを描けて最大出力時の歪率を下げたい気もします。若しくは前段を上手く使って歪み打ち消しとするかですね。
Sep 13, 2025
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フランスSIFのPTT10Fという真空管を紹介します。水平に置かれたプレートが良いですね。フィラメントは2点吊りです。良い造りです。PTT10FはWestern Electric 101Dの同等管といわれています。ということは、Ef4.5VIf1Aですね。101Dの規格はFrankさんの資料室の「Western Electric 101D」規格表が参考になります。PTT10FはB4ベースでPTT10は101D同様のスモールUVですね。101Dに関してはUXベースの中国製もあるので、割と使いやすいかもしれません。しかしプレート損失は3W程度なので、まぁ0.3W出るかな程度です。でも93dBくらいのスピーカーで静かに聴くには0.3Wもあれば十分すぎる出力だと思います。etracerで特性を測定しましょう。【1本目】Ef=4.5V, If=1.00AEp=190VEg=18.0VIp=10.08mArp=5074Ωgm=1079μSμ=5.5V/V【2本目】Ef=4.5V, If=0.98AEp=190VEg=17.6VIp=10.03mArp=5284Ωgm=1044μSμ=5.5V/V【3本目】Ef=4.5V, If=0.99AEp=190VEg=17.4VIp=10.06mArp=5430Ωgm=1020μSμ=5.5V/V【4本目】Ef=4.5V, If=0.99AEp=190VEg=16.9VIp=9.82mArp=5340Ωgm=1069μSμ=5.7V/V出力はあまりとれませんが、魅力的な真空管だと思います。何よりもB4ソケットに挿せるのがよいですよね。
Sep 12, 2025
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SIEMENSのCeという真空管を紹介します。ラベルは剥がれてしまっています。とにかくこの電極の美しさが良いです。たまらんです。フィラメントは2点吊り。以前紹介したSIEMENS Caの系統の造りですね。見た目は芸術品のような造りですが、きっと当時の最も性能が安定する電極の作り方だったのだと思います。CeはCaの効率を高めた物だそう。ただし、フィラメント電圧はCaの3.7Vではなく3.8Vです。(因みにCaは3.7V1.1Aです)規格は真空管(Electron tube) 規格表データベース「RFT Ce」が参考になります。etracerで特性を測定しましょう。【1本目】Ef=3.8V, If=0.51AEp=200VEg=-12.2VIp=12.01mArp=5088Ωgm=1400μSμ=6.9V/V【2本目】Ef=3.8V, If=0.51AEp=200VEg=-12.1VIp=12.01mArp=4981Ωgm=1386μSμ=6.9V/V古典管なのに恐ろしい程に揃っています。以前紹介したVALVOのCaと比べても、どことなく似た特性ですが、フィラメント電力が小さいので、抑え気味のIpカーブです。よく「Caの低電力版」のように云われていますが、別物です。美しい真空管を所有できて幸せです。
Sep 11, 2025
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フランスRTのPTT0という真空管を紹介します。Bo同等という話を聞いたので、本当に同じなのか確認するために購入しました。ウワサには聞いていましたが、ビーム電極のような板があります。因みにフィラメントは1点吊りのΛ型です。板はフィラメントの両端にそれぞれ接続されており、ビーム電極のように振る舞うのかもしれません。規格は、フィラメント1.8V(1.75Vかもしれません),1.1A。プレート220Vグリッド-6V時に プレート電流3mA 、μ₌15、gm₌0.6mA/V。最大プレート電圧₌250V プレート損失₌2Wとのこと。以前紹介したBoに相当するものだそう。ただ、Boのプレート損失は小さいと思います。etracerで特性を測定しましょう。【1本目】Ef=1.8V, If=1.03AEp=200VEg=-5.4VIp=2.92mArp=22631Ωgm=532μSμ=12.0V/VIpカーブが揺れてますが、古い球はこういうものが結構あるようです。そもそも製造から100年近く経っているのに動くのですから、その時点で奇跡です。因みに普通のチューブチェッカでは針が正常値に表示されるはずです。Ipカーブが直接見られる測定器だから余計に気になってしまうというだけで、ある程度電流を流してある領域ではほぼ影響は無いと思われます。【2本目】Ef=1.8V, If=1.03AEp=200VEg=-5.3VIp=2.95mArp=25026Ωgm=623μSμ=15.6V/V因みに測定レンジは違いますが、こちらがBoです。200Vの-3Vで4mA程度なので確かに....。測定値自体もほぼ同じです。μは15程度ですし。rpはPTT0のほうが低いかな。とりあえずPTT0はBo同等と云って良いかもしれません。ただ、初期型Boは明らかにプレートが小さいので全く同じようには使えないと思います。指定されているフィラメント電圧も微妙に異なりますし。
Sep 10, 2025
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RFTのBaという真空管を御紹介します。以前紹介したBaという真空管や、PTT2、そして先日のSIFのBaにつづき、今回はRFTのBaです。頑強な造りです。良いですね。早速etracerで特性を測定しましょう。【1本目】Ef=3.5V, If=0.46AEp=180VEg=-3.2VIp=2.51mArp=30857Ωgm=497μSμ=15.3V/V【2本目】Ef=3.5V, If=0.45AEp=180VEg=-2.7VIp=2.53mArp=29745Ωgm=524μSμ=15.6V/V大変良好です。Baばかり持っていて、もう、Baを4パラシングルにしたらスピーカーをガンガン鳴らせるのでは?と思ってしまいます。一体私は何をしているんだ...
Sep 9, 2025
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SIFのBaという真空管を紹介します。以前紹介したBaという真空管や、PTT2と同じです。というよりや、PTT2と同じ物でした。左がSIFのPTT2、右がSIFのBaです。印字が違うだけでした。構造も同じですね。また似たような物を買ってしまいました。というか同じ物ですね。まぁ、美しい構造の真空管を沢山持つと幸せになれるので、これでよしとします。etracerで特性を測定しましょう。【1本目】Ef=3.5V, If=0.47AEp=180VEg=-4.8VIp=2.53mArp=23531Ωgm=616μSμ=16.5V/V【2本目】Ef=3.5V, If=0.47AEp=180VEg=-5.4VIp=2.52mArp=20595Ωgm=764μSμ=15.7V/V2本の特性バラツキはあるものの、良好な状態でした。μが16あるので、使いやすいと思います。バイアスも5Vあるので、手前で昇圧するのが良いでしょうね。プリント名がBaと書いてあるだけで、以前紹介したPTT2と全く同じでした。同じかどうかは手元に来ないとわからないものです。迷わず買えよ、買えばわかるさ。
Sep 8, 2025
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