inacchiのトレード日記

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inacchi1974

inacchi1974

2005年12月31日
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さて今年も終わりです。

今年はいろいろな意味で、株式投資について考えさせられる1年でした。

いろいろとは、「飛躍感と挫折感」です。


この日記の本題であるシステムトレードは準備中につき、まだ実践していないのですが、私が行っているファンダメンタルズ投資の成績は約+140%でした。この数字自体はそれなりのものであると納得しております。

市場環境がよく、かつ、いくらかのレバレッジを賭けていたとはいえ、市場平均であるTOPIXやJASDAQが約+40%でありその3倍以上のパフォーマンスを上げることができたと考えると、まあ良かったと考えるのが普通です。

しかし、私がシステムトレードを始めようと考えたきっかけを与えてくれた師匠の成績はなんと約+400%なのです。

実際には、幾分の裁量があるようですし、ファンダメンタルズ的な判断もしているようですが、ここまでのパフォーマンスを出されると唖然とします。


これが、FX(外国為替証拠金取引)と株式投資の違いというように、異なるフィールドであれば、リスク特性の違いや得意/不得意の問題もあるので、パフォーマンスの差を問題にすることもなかったかも知れません。

しかし、同じ株式市場をフィールドとしているならば、「そのパフォーマンスの差はどこから生まれたのか」ということは、自分が現状よりもさらに進化するためには考えなければならない命題かと思います。




それに、「リスク/リターン特性」「労力」「再現性」という基準から総合的に判断しなければなりません。


*リスク/リターン特性
例えば、レバレッジを追証ぎりぎりまで賭けているというように、ある人の投資手法が非常にリスクが高いと明らかに分かるのであれば、そこから得られるリターンは自分とは無縁のものであると割り切ることができる

*労力
例えば、デイ・トレードのように、1日中マーケットに張り付きながら神経をすり減らしながらやらなければならないような投資手法であれば、それは自分とは無縁なものであると割り切ることができる

*再現性
例えば、大局的相場観に基づく裁量トレードのように、ある人が投資で成功していたとしても、そのノウハウがその人の能力特性に大きく依存しているような投資手法であれば、それは自分とは無縁なものであると割り切ることができる


これらの観点をもってしても、ファンダメンタルズ投資で+140%とシステムトレードで+400%では、後者のほうが効率が良いのではないかと私は感じたのです。

もちろん、これは「システムトレードが簡単である」と主張するものではなく、様々な検証作業や参入障壁を乗り越えて初めて実践できるものであるということは当然ながら「労力」や「再現性」の問題として考慮すべきものであると思います。

しかも、実践したことのない人間が「システムトレードは簡単だ」などと言おうものならば「システムトレードを舐めるな!」というお叱りが来ることは間違いないでしょう。

ただ、ファンダメンタルズ投資においても、財務諸表やビジネスモデルなどを見る訓練などが不可欠であり、それは当然ながら「労力」や「再現性」の問題として考慮すべきものですので、それを踏まえた上でどちらが効率が良いかという話になりそうです。




少なくとも、自分がそれなりに良いパフォーマンスで飛躍感を感じながらも、それと同時に挫折感も味わったきっかけであったことは間違いありません。

来年は更なる飛躍をしたいと思います。






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最終更新日  2005年12月31日 14時35分02秒
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sapa21 @ ご返事ありがとうございます。 信用倍率というのはおもしろそうですね。…
inacchi1974 @ Re:いやはや(07/18) sapa21さん >ちょっと選びようがないと…
sapa21 @ いやはや ちょっと選びようがないという感じですね…
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