慣れるって不安や緊張を和らげることだと思います。
そして安心感や余裕を持って行動できますよね。
これってすごく大事なことですが、若いうちは逆に非常に危険なものではないでしょうか。
仕事や家庭で自分の居場所を確立すると、そこに慣れてしまった瞬間未来が決まってしまうような気がします。
それは成長の停止であり、語弊があるかもしれませんが堕落への始まりだと思うのです。
勿論どんな環境であれ人間は成長していく生き物なのですが、常に新しい環境を求めてる人やそういう立場にいる人と、慣れた安定した場所を手に入れた人では成長のスピードや方向性が著しく違います。
サラリーマンであれば、常に緊張を持って仕事に臨まないといけない職場と、一度仕事を覚えればあとは無難に仕事をこなしておけばいいという職場では、明らかに前者の方が社会人としても人間的にもより大きくなるでしょう。
ただ同じ仕事の繰り返しでも、どうすればもっと効率がよくなるか、どうすればさらに大きな成果を出せるのかということを考えてるのであれば大きな成長があります。
通じて言えるのはやはり慣れがあるかないかの違いだということです。
更に詳しく言うなら頭の慣れがあるがないかということです。
体の慣れはある程度のものは必要不可欠でしょう。
しかし頭の慣れ、すなわち思考の慣れは何よりも危険なものです。
人生を停止させてしまうものと言っても個人的には過言ではないです。
安定した慣れのある生活を贈るのは現代事情から考えると50代から、早くても40代からで十分な気がします。
20代~30代はとにかく新しいこと・興味のあることに挑戦すること、社会から求められてることになりふりかまわず全力を尽くすことがとても大切ではないでしょうか。