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代々、世の中を取り仕切っていたのが室町時代。
事件は 八代将軍・足利義政 っていう人のときに起こります。
あの銀閣寺を建てた人です。トップレベルの文化人でしたが
政治に関しての評価はよろしくありません…
最初はやる気があったのかもしれませんが、
政治がうまくいかなくなったり、自分の威厳が薄れてきたりすると
趣味の日本庭園造りやお酒におぼれだしたりするんです。
んで「あ~もう将軍やめたいなぁ…そろそろバトンタッチしたいな…」
引退を考えるようになったんですね。
そこでハッと気付くわけですね。
「いや、オレ子供いねーじゃん」
「あ、でも弟いるわ。弟でいいや」
義政には義尋という弟がいたので、この弟に将軍職を託そうとするんですが
これにはちょっとした問題があります。
弟は仏門に入っていた いわゆるお坊さんになっていたんです。
義政「こっちに戻ってきて将軍やってよ」
義尋「いや還俗(お坊さんから一般の社会にもどる)はしんどいわ」
義政「わかるけどお願い!」
義尋「いや無理だって」
再三の義政のお願いで、ようやく弟も腹をくくって、
こっちの世界に戻って将軍をやることを決意しました。
そして名前を足利義視と改めます。
その矢先
子供が生まれちゃったんです・・・。
義政と日野富子という奥さんとの間に子供が生まれちゃったんです…
そうなると、是が非でも子供に将軍職を継がせたいのは日野富子さん
「弟だが何だか知りませんけどね、子供が将軍を継ぐのが筋ってもんでしょ!」
これには弟の義視くんも、黙っちゃいられません。
「いや、こっちは兄貴から散々お願いされて
人生懸けてこっちに戻ってきたんだよ!
しかも必ずお前を将軍にするっていう契約書付きでな!」
家の中ドロドロしちゃって、もうなんか昼ドラみたい。
ここからもう一つ、もう二つ、ややこしくなる。
日野富子さんと義視くんが、それぞれ後見人を連れて来ちゃったんです。
富子さんと息子くんの方には、山名っていう西の有力大名
義視くんの方には、細川っていう東の有力大名
双方が、そんなとんでもないやつらを連れて来ちゃったから
ただのお家騒動じゃなくなっちゃった。
東軍と西軍に分かれての大きな戦争になっちゃった。
当時の日本の中心の京都がもうそんな感じだから、
それが全国に飛び火して
日本中のお侍さんが東軍と西軍に分かれて、
日本全土を巻き込んだ大戦争になったわけです。
それが応仁の乱。
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