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カテゴリ: 文楽

桐竹勘十郎.jpg

ビートたけしの ニッポンのミカタ!「文楽の魅力に迫る!」


歌舞伎のように、文楽が若い人たちからの人気を集めるのは難しいのではないか
ということを 昨日このブログで書きましたが、

営利目的の興行を行わない日本舞踊、茶道、生け花とも決定的に異なる点があります。
それは、文楽には「家元制度」というものがなければ「世襲」
というものもないという点です。

つまり、「お稽古ごと」という概念がないんです。
ここは 今後の文楽の展望の一つになりそうです。


ただし、ダンススクールのように 流行にのったものは別にして、
日本舞踊や生け花、海外からやってきたバレーやピアノのようなお稽古ごとには


茶道の「お茶会」なんて強烈ですよ。「おほほ・・・」の世界ですからね。
個人的には「家元制度」そのものに反対はしませんが、明確に嫌いです。

玉三郎さんが 家元制度によって大変なご苦労をされたように、
嫌な世界です。

ただ、歌舞伎は明らかに「興行」ですから 世襲であることに問題はありません。
歌舞伎役者の家に生まれたということが、
その役者が商業的に成功するかどうかの決め手となりますからね。

才能のある舞踊家であれ、歌舞伎役者であれ、
客を呼べるかどうかは 坂東玉三郎クラスの天才でないと難しいのです。
それが 興行 というもの。

だから、文楽に対する公的補助が問題になるわけです。


少年ラグビーのコーチを手伝っていた時期がありましたが、
橋下市長のようにラグビーをやっていた屈強な男たちにとっては
見栄っ張りなお稽古ごとや伝統芸能は理解しがたい部分があるのです。


ronosuke.jpg 祖母・豊竹呂之助


話が脱線しましたが、文楽の世襲についてですが、


あくまで 親の仕事を見て育った子供が、
たとえ「ままが喰えいでも」(ご飯が食べられなくても)
父のようになりたいと決心した場合に限られます。

血筋というだけで、10年や15年そこらの修行で
「主遣い(おも づかい)」(人形の本体を操る)なんてことはないですからね。
さらに、文楽は実力主義の芸能ですから、将来の成功は約束されていません。

まま(ごはん・生活費)のことを考えるなら、
いっそのこと 大阪市または府の職員になって派遣されるのを待つか、
直接 文楽協会に就職した方が ずっと気が楽で生活は安定するでしょうね。





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最終更新日  July 1, 2012 01:23:59 PM


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