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2008.01.04

映画『仮面ライダー THE FIRST』2005年　原点回帰！原作をシリアスに再映像化。「水の結晶」が表す静かな優しさと悲恋がテーマ。ライダーのデザインがカッコイイ。

テーマ：特撮について喋ろう♪(5366)

カテゴリ：仮面ライダー

原点回帰！原作をシリアスに再映像化、初映画化。
仮面ライダー１号本郷猛と２号一文字隼人の誕生，改造人間の苦悩と寂しさ，闘いを描く。

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仮面ライダー THE FIRST

本郷猛のキャラクターを、今回は心優しい物静かな青年に設定。
その優しさを、「水の結晶」の映像に託し、象徴的に何度も登場することが本作のテーマを語っています。
監督の長石多可男氏は、これまでに手がけた数多くのライダーや戦隊シリーズでも、
戦闘シーンや会話の合間に、風に揺れる花や川の流れをカットバックに取り入れて、叙情的な効果を出していました。
また、ライダースーツや怪人の新デザインもカッコよく、よりリアルになった点は評価できますが、
原作をもとにしているため、テレビシリーズの一番の肝の部分の「変身！」シーンは無く、アクションとカタルシスは少なめ！
（変身ポーズは、初期のテレビシリーズ同様、戦闘ポーズとしてのみ登場）

仮面ライダー THE FIRST オリジナル・サウンドトラックアルバム

死神博士の扮装の天本英世が、ショッカー幹部としてビデオ出演しているのはカメオ出演の一種として愛嬌だと思えばいいのですが、
それと並ぶ２人の幹部が、佐田真由美と辺土名一茶（特に辺土名）というのが軽すぎるというか演技になってない。
もう…流用ビデオに負けるとは情けない。
全体的に、数少ないベテラン俳優（冒頭の石橋蓮司、本田博太郎ほか）は一瞬しか出番がなく、役者の層の薄さが気になって仕方ない。
恋人との安らぎのシーンに、浜辺で水をかけ合って戯れるということを、いまだにやってるなど古臭い部分もあって…
はっきり言ってしまうと、テレビシリーズの延長や、限られたライダーマニア受け映画ではなくて、
普通の映画として評価されるようなものを作ってほしいと思うのですが、制約が多くてやっぱり難しいのかなぁ。
あるいは、マニア受けで良いから、もっと「強い想い」が込められていても良いと思う。

続編『仮面ライダー THE NEXT』では、V3が登場！期待します。

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