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2013.05.19
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カテゴリ: 株式投資
NY外為(17日):ドル指数は2010年来の高水準に

 5月17日(ブルームバーグ):17日のニューヨーク外国為替市場ではドル指数 が約3年ぶりの水準に上昇した。経済成長ペース加速の兆候を背景に米金融当局の資産購入プログラムの終了が近づきつつあるとの見方が背景にある。

ドルは主要16通貨のすべてに対して上昇。米景気先行指数や消費者マインド指数が手掛かりだった。ドルは対円で2008年10月以来で初めて1ドル=103円を突破した。

野村ホールディングスの外国為替ストラテジスト、チャールズ・サンタルノー氏(ニューヨーク在勤)は「投資家は徐々に米国経済に対して前向きになっており、それがドルを支えている」と発言。「この日の消費者マインド指数は非常に強い結果だった。景気先行指数もそうで、米国がそれほど悪い状況ではないとの見方を裏付けた」と続けた。

ニューヨーク時間午後5時現在、主要6通貨に対するインターコンチネンタル取引所(ICE)のドル指数 は84.207。一時は0.9%上昇して84.371と、2010年7月以来の高水準となった。

ドルは対ユーロで0.3%上昇して1ユーロ=1.2839ドル。ドルは対円で0.9%上げて1ドル=103円21銭。円は対ユーロで0.6%下げて1ユーロ=132円51銭。

予想変動率

主要7カ国(G7)通貨の3カ月物オプションのインプライド・ボラティリティ(IV 、予想変動率)を示すJPモルガン・チェースの指数は9.96%と、2月27日以来の最高。年初からの平均は9.1%となっている。  

米銀が決済機関デポジトリー・トラスト・アンド・クリアリング(DTCC)へ提出したデータをブルームバーグがまとめたところによると、外為オプションの店頭取引は合計420億ドル。対ユーロでのドルのオプションの出来高は92億ドルでシェアは22%と首位。続いては対円で79億ドル、シェアは19%だった。



米景気先行指数、消費者マインド指数

朝方の景気先行指数の発表後、ドルは対ユーロと対円で上昇した。米民間調査機関コンファレンス・ボードによると、4月の米景気先行指標総合指数(LEI)は前月比で0.6%上昇した。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト予想中央値は0.2%上昇だった。

5月の米トムソン・ロイター/ミシガン大学消費者マインド指数 (速報値)は83.7と、2007年7月以来の高水準。前月は76.4だった。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト予想の中央値は77.9だった。

みずほコーポレート銀行のヘッジファンド・セールス責任者、ニール・ジョーンズ氏(ロンドン在勤)は「本当にドル中心の展開だ」と述べ、「世界は今、米国の経済統計を注視している」と続けた。

サンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁は16日、米経済が徐々に力強くなる中で、連邦準備制度理事会(FRB)が今夏にも月間850億ドルの債券購入ペースを減速させ始める可能性があるとの認識を明らかにした。同総裁は終了時期や総額などの制限を設けずにFRBは債券を購入すべきだと最初に主張した当局者の1人。

連邦公開市場委員会(FOMC)は前回の声明で「労働市場やインフレの見通し変化に応じ、適切な政策緩和を維持するため委員会には資産購入ペースを加速あるいは減速させる用意がある」と述べた。

原題:Dollar Index Rallies to Highest Since 2010 on Fed; AussieSlides(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:ニューヨーク Liz Capo McCormick emccormick7@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:Dave Liedtka dliedtka@bloomberg.net
更新日時: 2013/05/18 06:54

Bloomberg





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最終更新日  2013.05.19 19:19:56


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