カナダ西海岸にあるコルテス島から

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それは私たちの済むアパートメントのオーナーが変わり（中国人のオーナーが無くなり財産分与の為売りに出されているのは隣に住む管理人の中国人家族から聞いて知っていた。そのご主人は白人系の人が購入すれば私たちも職を失うだろうと嘆いていた。）そしてとにかく新しいオーナーになったようで建物を弄るので居住者は皆出てくださいということになった。3ヶ月の猶予と引越しにかかる運送賃も上限付きででるらしい。

私はラッキーッと大喜び。これでお香で焦がしちゃったカーペットの保証もしなくて済む。運送料まで出るということで夫も重い腰を上げ新たな場所をどこにするか電話で話し合い、まだ行ったこともないのにどうしてもボウエン島に探して見ようという案に落ち着いた。そしてバンクーバー滞在期間が後６ヵ月間のS君を巻き込み２、３週間すったもんだしてこの家に決定したのを覚えている。今考えると自分で見もせず住居を決めるということをよくしたもんだと驚く。まあ、その前のアパートも私が日本から来るという事で夫が探した所だったけれど。

そして彼らが引っ越して３週間後に私がカナダに戻り、空港に迎に来てくれた夫とフェリーに乗り島に着き木々の中を５分ほどドライブすると海が見えて来て良い所で来て正解だったなあとワクワクしているところでお家に到着。わぁ～！海に雪をかぶった山々にこれこそBC州だと大感激でした。でもロケーションは良くても家の中は期待しないように言われていたので覚悟はしましたが、何事も完璧はありません。まあこんなもんでしょう。

大家さん（このヒトの人生が又面白い）は２人の女の子をひとりで育て下の子が独立したのが２年前ぐらいらしくそれから一人で住んでいたのでいたるところにクモの巣が張っていた。一階は玄関を入るとオープンキッチンが左手、右手にランドリーとパントリールーム。正面はリビングダイニングといった所か。窓が南と西面一杯にあるポストアンドビーム工法の家で眺めは最高です。まあ難といえば海が北側だし北東から吹き抜ける風は風は冬寒すぎる。だけれどこれば仮住まい。その頃の状況には最適の選択だった。

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