言霊マーケッター中野貴史の言霊日記

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2010.04.26
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あるメルマガの内容に感動したので、お裾分けの為に転載します。



■ Japan On the Globe(646) ■ 国際派日本人養成講座 ■

国柄探訪: 日本人の忘れもの ~ 思いやりの行き交う国

 思いやりに満ちた世界が、つい数十年前
までは日本のどこにでもあった。
■転送歓迎 H22.04.25■37,944 Copies■3,282,540Views■
無料購読申込・取消: http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/



■1.定期券を拾ってくれた車掌さん



__________
 悲しくなって、しくしくと泣き出した私に、セーラー服のお姉さんが声をかけてくれた。理由を話すと、すぐに車掌さんに言ってくれ、電車は停車。車掌さんは来た道を走って戻り、定期入れを拾ってきてくれた。

 その間、乗客は口々に優しい声をかけてくれ、車掌さんが戻ると拍手がおこった。急ぐ方もいたでしょうに。恥ずかしくて、嬉しくて、申し訳なくて、私はただ泣いていたのだけど・・・。[1,p10]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 こんな心温まる、思いやりに満ちた世界が、つい数十年前までは日本のどこにでもあったのだ。

「探そう! ニッポン人の忘れもの」という呼びかけに賞金も賞品も出ないのに、2640もの作文が寄せられ、その一部が本になった[1]。これはそのうちの一つである。この本の中から、現代の日本人が忘れてしまったものを探してみたい。


■2.お豆腐屋のおばあちゃん

 この本に出てくる逸話の中で、特に心に響くのは、子供たちに注がれる周囲の大人の思いやりである。

 佐藤美由紀さん(42歳、宮城県、歯科衛生士)は幼稚園児だった頃のある日、夕飯の支度中のお母さんから、豆腐を買ってくるように頼まれた。いつもは6つ上のお姉ちゃんと一緒に行くのだが、この時は一人で豆腐屋さんに行った。右手に20円をしっかり握りしめて。

__________
 近所のおばちゃんたちに、「ひとりでおつかい? えらいね」と言われて嬉しかった。お豆腐屋さんの重いガラス戸をあける。



 手渡されたお豆腐の袋をしっかりと握って家に戻る途中、砂利道の石につまずいた。お豆腐はもちろんぐじゃぐじゃ。泣きながら家に向かって歩いていると、お豆腐屋のおばあちゃんが走ってきて、「はいよ。おつかい、頑張って」と言って、きれいなお豆腐を渡してくれた。

 私は、恥ずかしくて、もっと泣いた。[1,p13]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

■3.「お馬の公園」のおじちゃんたち

 山口好美さん(45歳、神奈川県、会社員)は、小さい頃、父親と手をつなぎ、散歩しながら、よく大井競馬場に連れて行って貰ったことを覚えている。

「お馬の公園でも行くか?」「うん!」 

 私は馬が見たいのではなく、「おでん」が目当てだった。「パパが戻るまでここにいるんだぞ。動いちゃダメだぞ」。そう言っていつも私におでんを1本持たせてくれた。場所は藤棚の下のベンチ。

 おじちゃんたちが目の前を通りすぎて、「おっ、父ちゃん待ってんのか? えらいな」「動いちゃダメだぞ。迷子になるからな」。そう言いながら頭をなでてくれたりもした。今では考えられないが、皆が優しく見守ってくれている感じだった。

 いつから人を疑う殺伐とした世の中になったのだろう。
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 子供たちを「皆が優しく見守ってくれている」というのは、以上の3編に共通して言えることだろう。

 そして、子供の時に大人たちから受けたちょっとした思いやりが、数十年後まで心に残っているという点が印象深い。こうした思いやりを注がれて育った子供は、また思いやりのある大人に育つだろう。

「子供は社会で育てる」というのは、こういう事だ。単に子ども手当をばらまくだけでは、子供たちに思いやりの心は育たない。


■4.「ばっちゃん、ゆっくり渡んな」

 交差点は、 文字通り、人が行き交う場所。そこに人と人のふれあいが生まれる。

 小川雅美さん(61歳、神奈川県、主婦)は、年老いたお母さんと散歩や買い物に出かける。信号のない横断歩道脇に並んで立つと、たいていの車はすぐに停まってくれる。運転席に目を向けると、皆一様に優しいまなざしで、二人が無事に横断し終えるのを見守ってくれる。

__________
 その日停まってくれたのは、車高の低い車。暗い色の窓ガラスに秋の陽が反射しているせいか、運転手さんの表情が見えない。地響きのようなエンジン音を立てているし・・・怖い。

 私は急いで母を渡らせようと焦った。

 すると車の窓が開き、坊主頭の若者が顔をのぞかせて、
「ばっちゃん、ゆっくり渡んな」
と、ひと言。目を合わせると微笑んでくれた。

 安心して、私たちはありがたく、ゆっくりと道路を渡らせていただいた。[1,p35]
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■5.一礼した男の子

 武田美穂さん(30歳、鹿児島県、会社員)は、ある寒い朝、渋滞で少し焦りながら運転をしていた。左折しようとしたら、小学生の男の子が横断歩道を渡ってきた。

__________
 正直、心の中で「もう、急いでいるときなのに! 早く渡ってよ」とつぶやいていた。すると、渡り終えた男の子が、私の方を見て一礼したのである。

 その瞬間、私の中に忘れていた何かが帰ってきたような気がした。
 私が小学生だった当時も、同じことを当たり前のようにしていた。あの頃は、親や先生のような大人にそうするよう教えられたと思うが、それは自然と自分の身につき、習慣となっていた。

 どんなに学校に急いでいても、運転手の方に「止まってくれてありがとう」という意味を込めて、一礼をしていた。それが、人を思いやるということにつながっていたのだろう。[1,p65]
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 交差点で相手に道を譲っても、せいぜい数秒の差である。しかし、その数秒の思いやりから、相手の心には感謝が、自分の心には善いことをしたという心地よさが生まれる。




■8.保健師さんの一言

 中條ていさん(53歳、三重県、主婦)が、22年前、息子を3歳児検診に連れて行った時のことである。かんしゃく持ちの息子は、保健所に入るなり、「帰る!」と叫んで暴れ出した。なだめすかしながら、一つひとつ検診場所を巡り、ようやく最後の保健師面談にたどり着いた時には、泣き出したいような気分だった。

__________
 ところが、一刻も早く不機嫌な息子を連れて帰りたい私に、ベテランの保健師は穏やかに言った。「お母さん、よく頑張ったわね。途中で帰っちゃうかと思っていたのよ。感心感心。今、手を焼く子は、大きくなったらいい子になるわよ」。

 心にずっしり重く抱きかかえてきた息子を、「お疲れさま」と一瞬抱き取ってもらったような言葉だった。本当だったら息子をしかったかもしれない私は、帰り道、一緒にソフトクリームを食べた。

 あの小さなねぎらいの言葉は、それからの私の子育てをずっと励まし、私を優しい母になるように導いてくれた。[1,p70]
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 ほんの一言の思いやりの言葉が、人の心を永く支え続ける、ということがあるものだ。

 社会は、いろいろな仕事で成り立っている。それぞれの人が、自分の仕事を、生計のためだけでやっているのか、あるいは、人のために思いやりを込めてやっているか、によって、大きな違いが生まれる。本人にとっても、社会にとっても。


■9.深夜の間違い電話

 高原早苗さん(47歳、滋賀県、主婦)は、中学生だった頃、警察官だったお父さんから、こんな話を聞いた。

__________
 事件が発生し、大至急上司の指示を仰がなければならなかった父は、午前3時という、とんでもない時間に、上司のお宅に電話をした。しかし、気をつけていたつもりだったが、やはり焦りがあったのか、電話はまったく違うお宅につながってしまった。

 恐縮して謝る父に、電話に出た見知らぬ婦人は、こう言ってくださったそうである。

「お巡りさんこそ、こんなとんでもない時間に、市民のために働いてくださってありがとうございます」[1,p62]
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 それぞれの人が、自分の仕事を通じて、世のため人のために尽くしている。それに感謝することで、その人はやり甲斐を感じ、いっそうの思いやりを込めて仕事に向かう。こうして、思いやりの心は社会の中で増幅し、広まっていく。

 高原さんは、こう結んでいる。

__________
 この話を聞いたとき、私は、見ず知らずの人にまで思いやりの心をもてる、この婦人のような人間になろう、と心に決めたはずだった。なのに、30余年が過ぎた今、私は、自分の不愉快さをはっきりと示すオトナになっている・・・忘れものを取りに行かねば。[1,p63]
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 以上の話に感じる所があったら、あなたの心の中で「忘れもの」はまだ失われていない。思い出して、取りに行けば良いだけである。そして、一人ひとりが「忘れもの」を思い出せば、幸福な社会が実現するのである。

(文責:伊勢雅臣)


■参考■

1.探そう!ニッポン人の忘れもの ★★★、扶桑社、H21




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子供達に、大人に対する良い思い出をつくってあげたいっすね。

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中野 貴史

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口ベタなあなたを救うしゃべる名刺







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Last updated  2010.04.26 14:58:54
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