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苦労して北海道は余市にウイスキー工場を建てたものの、出来た商品がさっぱり売れない。終了!となりかけたところに現れたのは、イケメンの海軍士官。余った在庫を全部買っちゃおう!ということになり、マッサンの会社は窮地を脱する。 神風も妙な方向へ吹いたものだ。日本海軍が好んでウイスキーを欲しがったのは、彼らが英海軍を手本に今日までやってきたんで、お酒の嗜み方も英国風になってしまったから。そのイギリスと今から戦争しようというのだから、歴史は皮肉なもんである。 それでマッサンの会社も救われた。日本人が日々の食糧確保も困難となる中、小麦粉を優先的に割り当てられ、せっせとウイスキー作りに励むマッサン。本物のマッサンは、戦争でウイスキーが国産の独占になることを、ちゃっかり計算に入れてたらしいが、ドラマでは神風に煽られて右往左往するだけとは、NHK的な都合のいい描き方だ。 脚色だと思うが、特高警察に連行されるエリーを、あのイケメン海軍士官が救うシーンは印象的だった。拙者は、映画「鷲は舞い降りた」で、主人公のドイツ空軍降下部隊シュタイナー中佐が、ナチ親衛隊に追われるユダヤ少女を救おうとするシーンと重ね合わせた。戦後ドイツに蔓延した、国防軍潔白神話(あらゆる残虐行為はナチの性で、軍部は関係ありません的な論調)を象徴する場面だが、あの海軍士官の場面も、海軍善玉→陸軍悪玉 という、戦後の歪んだ史観の残照では無かったか。 陸軍も海軍も、揃って連合軍に完敗した訳だが、それでも海軍だけが戦後もいい印象を保ち続けたのは何故だろう。ある人は、海軍士官の高待遇(=食事は旨いしウイスキーもあるし)を経験した若いエリート達が、戦後社会の中枢を担う過程で「当時の悪くない印象」を伝えたのが広まり、一般論になってしまった、と指摘する。食べ物の影響は恐ろしい。
2015.03.07
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所用で大阪入りしたのだが、大阪万博によりホテルは何処も満室。天王寺周辺のホテルも同様で、何とか探し当てたのが茶臼山。例の「入口にあるヒラヒラ」も無く、普通のホテルを装ってをる処だが、昔は「ラブホ」だったかも知れない。まぁ嫁さんと泊まるのに、ラブホだって何だって構はないのだが。処が、廊下に「緩降機」が設置されてゐるのを見て、消防設備士の免状を持ってる拙者としては少々身構へてしまった。階段が一箇所しか無い建物だからだ。此の器具は、ベルトで体を巻き付けてロープでもって下へ降りるのだが、いざと云ふ時冷静に操作出来るか自信ない。翌朝~四天王寺まで散策をまぁ何とか火事もなく無事に夜が明けてチェックアウト。時間があるので四天王寺まで散策することにした。先づは茶臼山の歴史を説明した記念碑が味わい深いのでご紹介。「茶臼山歴史について!」と、びっくりマークの付いたお題も味わい深いが、よくゝゝ見ると、普通に句点を打っていゝ処が全部「びっくりマーク」になってゐる!まぁ戦国時代の説明だから、歴史的大事件の舞台になったことを強調したいのかも知れないが!「(真田)幸村は信州の田舎の住人で、」と云ふくだりにアクエリアス吹く処だった!ラブホ街には寺社もあって、統国寺の境内には「ベルリンの壁」が展示されてゐる。東ドイツヲタクの拙者にとって見逃せないスポットだ。谷町筋へ出た。此の界隈なら何処を歩いてもハルカスが見える。谷町筋をちょっと北へ歩くと、日本バプテスト大阪教会の瀟洒な建物が。そして四天王寺に到着。此処だけちょっと飛鳥時代なのであります。ハルカスと五重塔が並んだ光景も素敵ですね。歴史の大舞台となった茶臼山界隈~ほんの数百メートル歩いただけで、ラブホテルにベルリンの壁に飛鳥時代のお寺さんと、ディープなスポットに溢れてをります。
2025.05.18
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