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みんな大丈夫なんかしらね。
去年の春くらいに、スタートレック映画の新作情報で次回作は「エイリアス」「LOST」「M:i:III」のJ・J・エイブラムスさんが監督するっていう話は知っていたんですけど、カークやスポックが宇宙艦隊アカデミーの学生の話になるらしいっていう噂も流れていました。
なんかダニエル・クレイグさんが出たいって言っているみたいですけど、年齢的にカーク役はありえませんね。カーク船長は宇宙艦隊で異例の早さで若くして船長になった人物です。ピカード艦長のような感じが普通なんでしょうか。
それに、カーク船長と言えば、誰がなんと言おうとウイリアム・シャトナーさんな訳で、スポックもレナード・ニモイさん以外考えられないもん。
シャトナーさんはすっかり時代が変わろうと、ミスターアメリカ、スタートレックの顔な訳ですわ。それを誰か別の人にやらせようってのは、ちゃんちゃらおかしい。
これは、007をいろんな人がやるのとは大違いで、マット・デイモンさんなんかがカークを演じたら、スタートレックは死んでしまいます。
さてさて、第1草案の脚本が出来たらしいですけど、やっぱ、カークやスポックのアカデミーの話らしいです。って言ってるけど、実際には分かりませんネ。前にも映画撮影前に、脚本が盗まれてファンの間に流れた事件があったりしたので、ひょっとしてウソかも分かりません。
でも、J・J・エイブラムス監督はシャトナーさんとかなり話し合いをしたらしく、シャトナーさんやニモイさんらを引っ張り出したいみたい。シャトナーさんいわく「若い時から比べると自分の姿に絶望しているので、ありえないけど・・・」みたいなコト言っておられるみたい。含みのある言葉に、突拍子もないアイデアを持ち出してくる可能性はあるので、ちょっと楽しみ。
宇宙艦隊アカデミーでみんな知りあいって、そんな同人誌的なアイデアを本編でやって欲しくないですけどね。
あちきにとってスタートレックの素敵なトコロは「テクノロジーの希望のある未来と理想郷に暮らす人類」なんです。争いもない地球は、差別もなく、貨幣制度もなく、仕事は各々の向上心のためだけに行っているんです。宇宙に存在する楽園なんです。
よく、貨幣が無くなるなんてありえない。っていう人がいるけど、お金って、基本的には食べるために要るもので、スタートレックの世界では、レプリケーターと言う無のトコロから食品を合成する装置があるんですわ。これって食品以外も作りだすので、これさえあればお金んなんて要らないんです。カークの時代ではフードディスペンサーっていうてたかな?
いざこざは他の星との間であったりして、そういう部分で現代社会を比喩して来たんです。人間関係と摩訶不思議なSF感と社会風刺などのメッセージ、モノの考え方なんかがこのシリーズの魅力ですし、ディズニー映画を観るような、安心感がありました。
でもこのトコロのシリーズは戦争なんかのドンパチ路線に走ってしまっていて、なんか違うんですわねぇ。スタートレック:ディープスペースナインやスタートレック:ヴォイジャー、スタートレック:エンタープライズなんかにそういう部分が現れています。
あちきはカーク船長の時代の摩訶不思議なSFらしい出来事がやっぱり好きです。古くさい映像なのに、それが不思議感を大いに増強してくれているんです。だから、あんまし最近のシリーズには思い入れがないってのが、本当のトコロ。
だから尚更、最近のシリーズっぽい感じにならない、摩訶不思議なSFのスタートレックが観たい。
なんか、監督さんがJ・J・エイブラムスさんなだけに、「LOST」の第1シーズン的な不可思議な雰囲気に期待しています。でも「エイリアス」の第1話をパクった「M:i:III」を観ると、ムッチャ心配ってのもあります。
「スターシップ・トゥルーパーズ」ちゃうねんから、アカデミーの話よりやっぱ美しいデザインの初代U.S.S.エンタープライズ号を出してもらわんと、スタートレックちゃうねんわ。
宇宙大作戦:リマスター版 2007年03月28日