2021.10.20
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カテゴリ: α7S
前回ご紹介した私の新たなオールドレンズの母艦となる「α7S」ですが、もう液晶保護フィルムが来るのを待てなくて午後のCobbyの散歩でちょっと使ってみました。
天気も良いし気温も下がってきたので、SmallRigのストラップにつければそんなにカメラも擦れることはないだろうと...我慢できずに出動させてみました(笑)。
最初に付けたレンズはやはり長く付き合ってきた我がレンズ群のなかでの最古参「planar T*1.4/50 ZF」で決まりです^^。

planar T*1.4/50 ZF

さて本題の散歩撮の前にこのα7Sでちょっと驚いたことがありました。
この初っ端の散歩撮では「Jpeg一発撮り」で行ってみようと決めていたのですが、その折角の「jpeg」なので例の「ショット数.com」で最初の一枚を調べてみました。

するとどうでしょう...



​「ありえない!」​ ですよね(笑)。



※後日「SONY Alpha shutter counter」でも調べてみたが、<150>と出ました。どうなんでしょうか前の持ち主は「Silent Shutter」ばかり使っていたんでしょうか^^;)。
ただ上記の「ショット数.com」で後に手に入れた「X-T1」を調べたら、私が使ったカウンター<0>から撮ったJpeg画像[DSCF0007.JPG]が《7枚です》と出ましたから...どうも眉唾臭いですね(笑)。

ただしこの個体を選んだ一番の決め手が「並品」だったのですが良品と比べてみてもとてもきれいな<マウント部>なんですよねえ...私はペンタ部以外であればキズとかはあまり気にしない方なんです^^。
実際に手にとって見ても擦り傷どころかレンズで良くある「ヘアライン」のような跡さえもほぼ無いんです。

α7S

まあ上のショット数は半分「眉唾もの」だとしてもどうやらこの個体は当たりのようですね^^。

ただこうしてでてきた数字が「眉唾もの」だとするとしばらく前に私のD700師匠の画像で調べたショット数の<53,000枚>程度だったことが『本当はどうなのかなあ~』となって心配になってきます、願わくば 誤差1万ショット前後 であって欲しいところです(笑)。



​すいません、前置きが長くなりましたが肝心の散歩撮の方へ行きたいと思います^^;)。

※ちなみに先述したように今回はすべてRAWからの現像ではなく「Jpeg」でのほぼ撮って出しになります...散歩途中にWBを触ってしまい初期設定の「晴天」から終盤に「日陰」にしてしまった関係で後半のものの色味だけ調整してあります。

まずさすがの高感度(低照度)に強いなあと驚かされたのが散歩前の一枚で、部屋のカーテン開ける前の蛍光灯も点けていない僅かな光でホント暗い中でテストのつもりで撮ったものなんです...

planar T*1.4/50 ZF
ISO12800


α7IIなんかだとちょっと暗いとざらついた像で見るからにまともに撮れないだろうなあというのが、このα7Sでは「撮影設定の反映」をOFFでもONでもしっかりクリアに見えるんです。それにSSが1/60じゃなくて1/20になっているんで「アレッ」と思ってISOオートの詳細設定を見てみたら上限が「12800」になっていたんですねえ...このカメラではちゃんと見ておかないといけませんね^^;)。

このISOオートでも上限を<409600>まで上げられるのでこれからRAW撮りし始めたらその数値を決めていきたいところですね。
というかこれだけ暗いところでISO上げてもこんなにノイズ感なくディティールも確保できるとなると「ISOオート」前提で「M(マニュアル)モード」で好きな絞りとシャッタースピードを決めて撮ることも全然怖くなくなってきそうですね...まさに驚きのカメラです(笑)。

それではようやく散歩撮の画像の方へ^^;)。
撮影時の設定は「A(絞り優先)」はもちろんですが、<ISOオート><画質 Jpeg:エクストラファイン> <クリエイティブスタイル:スタンダード>そしてWBは基本「太陽光・晴天」(DRO等はOFF)で撮ってきました...最後に忘れてならない「電子先幕シャッター:OFF」これ大事(笑)。


planar T*1.4/50 ZF
(f/2.8, 1/1000, ISO100)

こういうCobbyがちょっと逆光気味になると一発撮りでは注意ですね、+1EVで丁度よい感じ。
まあそのせいか全体の雰囲気が爽やかで「ライト」な感じ。

[Cobby #2]
planar T*1.4/50 ZF
(f/2, 1/1250, ISO100)

広場のまばらな木漏れ日を見つけてここでも彼を撮ってみました。
前後のボケも自然で良いですがフォーカスエリアの描写がまた素晴らしい。ダイナミックレンジが広いせいかまず白飛び・黒つぶれが見られませんねえ。

[アサガオ]
planar T*1.4/50 ZF
(f/2, 1/2000, ISO100)

これもプラス補正での一枚。さすがにこういう川面からの反射が強い場面でのプラス補正では少し飛んでます^^;)。でも結果としての画像をこうして見るとD700には見られない各画像に共通した「爽快感」みたいなものを感じます。

[井戸ポンプ制御盤]
planar T*1.4/50 ZF
(f/1.4, 1/1000, ISO100)

「α7S」でオールドレンズの場合のフレアが出やすいという事をどこかで見たような気がしますが、この時期太陽が低いせいもあり、いつものテストフィールドではこうしてフレアが広い範囲で見られます。「planar T*1.4/50 ZF」のせいかどうかはまだ判断つきません、これから色々なレンズで検証です。
でもなんかいつものプラナーでこうしてオールド感がたっぷり出るのは大歓迎(笑)。

[タカノハススキ]
planar T*1.4/50 ZF
(f/1.4, 1/8000, ISO100)

ほんとにフィルムで言えばネガのラティチュードの広さというかダイナミックレンジが広いんでしょうねえ、こうしたシチュエーションでもローエンド・ハイエストともに粘り強いです。

[キバナコスモスにモンシロチョウ]
planar T*1.4/50 ZF
(f/2, 1/1250, ISO100)

これはモンシロチョウがしっかり描写されるようにとやはり露出補正を+0.7EVほど上げてます。このα7Sはこうして適正露出から少しプラスめにした方がこのカメラらしい描写...優しく・爽やか...が得られそうですね。

[アカトンボ]
planar T*1.4/50 ZF
(f/2, 1/2000, ISO100)

Jpeg最後の一枚は赤とんぼですが、この留まっている葉のなんとも素敵な描写に驚いています。Nikkorのマイクロレンズのような質感描写からはかけ離れたようなプラナーならではの「プルルン」とした描写というか独特な柔らかさが素晴らしいですね^^。

さてJpeg撮りでの画像はここまでなんですが、記事を書いている間に1回散歩撮ができてしまいRAW撮りしたものが少し上がりました...せっかくなので少しアップしておきます。

この日は小雨もパラついたりと全般的に雲が多く自然光下での撮影でした、コースも前日と違いCobbyが土手沿いを歩いてしまったのでほんとに枚数はちょっとで残念でした^^;)。

[用水路]
planar T*1.4/50 ZF
(f/4, 1/320, ISO100)

こうした自然光下で少し絞り気味での一枚には『色の厚み』を感じますねえ^^。どぎつくもなくなんともきちっとした描写ではないでしょうか(笑)。

[Cobby #1]
planar T*1.4/50 ZF
(f/2.8, 1/640, ISO100)

土手のコスモスも終わった状態で撮るものもなくまたもやCobbyの出番となりました^^;)。
プラナーでの<f/2.8>...Cobbyを撮るとき大好きな絞り値です、Distagonの35mmとはまた違う質感が楽しめます。
今までだとこの開放から2段絞ってくるとけっこうコントラストが上がって硬めになるんですが、このカメラだとなんとも優しく(柔らかな)Nikon機で使ってきたようなプラナーの良さが出てくるような気がします。

[Cobby #2]
​​ planar T*1.4/50 ZF
(f/1.4, 1/3200, ISO100)

この距離での開放もおでこを含めた顔の「毛並み」の描写の柔らかさがひときわ目に付きます。
こうしてRAW画像を現像・調整しているとこのα7Sってα7IIの「Cool」とまた違った「Soft and Tender」な傾向を感じます。
まあ今回は意識的に0.7~1.3EVほどプラスに露出補正していたことにもよるとは思いますが、α7Sではマッチした味付け方法だと思います。

[ススキ Camera-vivid]
planar T*1.4/50 ZF
[同画像 Adobe-vivid]
planar T*1.4/50 ZF
(f/4, 1/800, ISO100)

この上の2枚は同じRAW画像をLightroomのカラープロファイルで二つの「vivid」を使い分けたものですが、Sony向けの「Camera-vivid」では緑や青がより鮮やかに演出されて奥に広がるセイタカアワダチソウに俄然強く印象が付与されてきます。
こうした場合は使いみちとしては「あり」ですが、私はこの緑が好きでなく「Adobe-vivid」がほぼ主流になってます^^;)。
でもこうしてみるとこの「Camera-vivid」はそれほどイヤミは感じられずこのα7S向きなカラープロファイルかもしれませんね。

さていかがでしたでしょうか...「α7S」、まだまだこれからですが「X-T2」ではありませんが「色」には不安がないのでこの広いダイナミックレンジを活かして<Jpeg撮り>もありかなと思えてきます。
まあ上の二枚のススキではないですがRAWならではの現像もバラエテイがあり、試行錯誤してみようと思います。
次は先日D700で久しぶりに「Ai Nikkor 35mm F2S」を使ったのでこのα7Sでも使ってみて両機の画像を比較しても面白いかなと思ってます。

楽しみはさらに続いていきますかね、といった話題でした...^^。

2021年10月 江川周辺にて
#α7S
#planar_T*1.4/50_ZF





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Last updated  2022.10.16 13:24:50
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