カミサンが出かける前の化粧を行っていた。
不思議と、化粧によって結構若返って見えるようになる。
化粧と言えば、今年2月に亡くなった母の最期を思い出す。
死因は肝臓癌だったが、あまり痛みは無かったようで、比較的安らかな最期だった。
しかし、亡くなる前1週間程度だけは、38℃近い熱と黄疸が出て、死に顔は暗黄色でやつれて見えた。
臨終後、係の人が2名で死化粧を行った。
驚いた。
健康な明るい顔色、やつれも無い。
お気に入りだった春のような明るい色のワンピースを着て、まるでちょっと昼寝をしているような感じに変わっていた。
映画「おくりびと」の世界そのものだった。
この時、化粧の意味を初めて知った。
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