迷える旅人の筆耕/came1002のテレビドラマ観賞

■フジ月9/ファンタジーラブストーリー

■君が心をくれたから/第十話（2024.3.11）/「人生いちばんの笑顔で」あらすじ

↲

逢原雨（永野芽郁）は、朝野太陽（山田裕貴）から、長崎花火協会、矢木会長による「花火審査」の「合格」を知らされます。これで太陽は、「春まつり」に自分の花火を打ち上げることができます。トップバッターが太陽の父、陽平（遠藤憲一）で、太陽はその二番手です。太陽は、「俺の人生で一番大切だった十秒間をイメージした花火を上げる」という決意です。それを見せられた時、雨は、人生一番の笑顔で、「ありがとうと」と太陽に言うつもりです。

↲

「桜まつり」当日。雨は、望田司（白洲迅）が運転する車で、母、霞美（真飛聖）が入所している「こころの病院」に向かいます。杖を突いて歩く雨を見て驚く霞美。雨は、既に味覚、臭覚、触覚を失ない、次に、今夜の夜八時には視覚も失なうことを霞美に打ち明けます。「雨の為に何もできない」と言って泣く霞美に、「最後は、お母さんの笑顔が見たい」と雨。「実は私、隠していたけど魔法使いなの。この魔法のハンカチで心の扉が開くの」、「お母さんの子供に産まれてきてくれてありがとう」と言い合い、抱き合う母と娘。

↲

花火大会の会場では「朝野煙火工業」メンバーが打ち上げ準備。離れた場所でその様子を見ていた千秋（松本若菜）は、美術館で「自分の人生は今日この瞬間の為にあったのかも知れない」と言った日下（斎藤工）に、「私の人生も、この日の為にあった。太陽の花火を見届けたら、もう思い残すことは何もない」と言います。――母の霞美と別れた雨は、司の運転で花火会場に急ぎます。が、司の運転する車は、強風にあおられたトラックの横転事故などがあって大渋滞ハマります。花火会場にも分厚い雲と強風。花火筒が置かれているラックが倒れ、その下敷きになって病院に運ばれる太陽。市役所の上司から、「豪雨と強風により花火大会中止」の連絡を受ける車中の司。その時、病室の太陽から、「約束の場所に来て。花火を見せたい。俺は諦めていない」と雨に電話。太陽は、「朝野煙火工業」従業員の飛岡雄星（萩原護）に、父、陽平が花火打ち上げに向けて動くよう説得を頼んでいます。

↲

太陽は、病室に現れた日下と千秋に、「命でも何でも差し出すので、この雨と風をどうにかして」と要請。「そういう奇跡は起こせない」と日下は拒否。その時、「何とかなります。私が天との約束を破れば良いのです。私は月明かりになって消えます。それで月が出れば、雨は上がって晴れます。……私は、あなた（太陽）のお母さんなの」と「禁」を破る千秋。「ありがとうお母さん。俺、母さんの子供で良かった」と笑顔で言う太陽。「太陽と春陽、大人になったあなたたちを見れて、私はとても幸せだった。雨ちゃんの心に太陽の花火を届けてあげて」と千秋。で、雨が止み、千秋は消滅。

↲