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■フジ月10<カンテレ>■アンメット――ある脳外科医の日記/第九話(2024.6.10)/「記憶障害の原因、教授の告白」あらすじ↲綾野楓(岡山天音)が、西島麻衣(生田絵梨花)との入籍報告。そして、丘陵セントラル病院長の藤堂利幸(安井順平)が綾野病院との法人合併を報告。関東医大病院を辞した綾野は丘陵セントラル病院でカテーテル治療に専念。麻衣は綾野病院での経理を担当。↲川内ミヤビ(杉咲花)は、その昔、三瓶友治(若葉竜也)と綾野楓(岡山天音)と西島麻衣(生田絵梨花)の四人で食事したことを思い出します。ミヤビは三瓶との婚約について、麻衣が何か知っているのではないかと考え、自宅での餃子パーティーに招いて、そのことを尋ねます。で、その記憶は南アフリカのケープタウン(脳神経科医の国際会議)で三瓶と初めて出会った時のものであることが分かります。そこでは、フィラデルフィア病院から参加していた三瓶が学会で最優秀発表者に選ばれていました。その時、ミヤビと三瓶は良く一緒に行動していましたが、それは綾野の告白アプローチを躱す為の嘘から始まったことと分かります。が、ミヤビと三瓶が婚約に至った経緯については麻衣も詳しくは知らず、真実を知るのは三瓶のみ。その後、麻衣から「大迫教授はミヤビちゃんの記憶障害について、言ってないことがある」と告げられたミヤビは、関東医大病院脳外科教授の大迫紘一(井浦新)を訪ねます。ミヤビの追求に「隠していることは無い」と大迫教授。その帰り、西島医療グループ会長、西島秀雄(酒向芳)と出会ったミヤビは、西島の隣を歩く鵜原建設の押尾晴人(黒田大輔)を見て恐怖を覚え、エレベーターに駆け込みます。で、押尾に会った際の恐怖感を三瓶らに報告。その頃、押尾は大迫教授に「関東医大病院の設計最終プラン」を提示しています。↲ミヤビの記憶の一部が戻ります。――「大迫君、(関東医大病院の建て替えについて、)君まで買収されたのか!」という建設反対派の工藤理事の罵声を聞いた直後、自損事故を起こしていたことを思い出すミヤビ。結局、ミカという女性との不倫関係を突かれ、押尾が用意した大金入りスーツケース(賄賂)を受け取った工藤理事。その現場を偶然に目撃してしまったミヤビ。「今の、聞いちゃった?」と押尾。ミヤビがそこから走り去り、それを追う大迫。そして、ミヤビの自損事故。で、記憶障害。↲関東医大病院を去ることになった綾野が大迫教授に挨拶。その時、重度障害の姉がいたことを語る大迫教授。安全で公平な医療を希求している大迫教授。当初は何も答えなかった大迫教授が、ミヤビの記憶障害の原因と、本当のことを言えなかったその理由をミヤビに語ります。――昔、大迫と三瓶は帝東医大病院に勤務。意識障害で昏睡状態の奈緒という少女に出会っていました。母の佳苗が「娘には意識がある」と訴え続けているのを、担当医の麻生教授が頑なに否定。が、三瓶が奈緒の意識があるとして、ITB(筋肉緊張をほぐす治療法)導入を進言。筋肉が解れることで口が利けるようになるのではと考える三瓶。そうこうするうち肺炎を併発した奈緒。体が硬直していてタンを出せません。それを診た三瓶は、未承認薬のITB治療を独断で実施。奈緒の指が動き、目が開きます。そして、「お母さん」と呟きます。しかし、その数日後、肺炎で奈緒は他界。そんな話を大迫教授は語り、「僅かな光で周りの人間を惑わせる三瓶の怖さ」をミヤビに教えます。ほんの少しでも希望があればリスクを冒して、それを治そうとする三瓶は、大迫教授から見ると危険人物です。「彼は君の記憶障害の本当の理由を知れば、手術をすると言い出す。そして、君の命を危険に曝す」と言って、超精細7テスラMRI画像をミヤビに示す大迫教授。ノーマンズランド(=人がメスを入れてはいけない領域)に、ミヤビの記憶障害の原因がありました。で、手術は不可能と考え、現状維持が最善と判断した大迫教授。「もし手術をすれば二度と目覚めることは無い。だから、三瓶先生には本当のことを知らせたくなかった」と言う大迫教授。↲汚職、不正融資、背任などの企業犯罪(知的犯罪)を扱う警視庁捜査二課の橋口刑事らが西島会長に任意同行を求めます。大迫教授が西島会長の暴走を止める為、西島の悪事を警察にリークしていました。西島会長は三瓶を呼び出し、ミヤビの手術に向かうよう誘導していました。そうしてミヤビの記憶を完全に葬ろうとしていた西島会長。三瓶に「可哀そうなあの子を君なら助けてあげられるのではないか」と唆していた西島会長。将来の大勢の患者を助ける為にミヤビの命を危険に曝そうとする西島会長の動きを阻止した大迫教授。「そうかな。あの子だからだよね。見えない誰かなら、君は犠牲にできた。――好いんだよ、人間なんて、皆、そんなもんだから、はっはっはっ」と警察に連行される西島会長。↲三瓶が大迫教授に会ったミヤビの話を聞きます。「帝東医大時代の話を聞きました」とミヤビ。「ところで、放課後、何してましたか?」とミヤビが問い、「兄と蟻を見てました」と三瓶。「お兄さんがいるんですね、私には妹がいます」とミヤビ。「三つ上の兄は重度障碍者で、既に亡くなっています。僕が八歳の時、兄は重度障碍者施設に入った。皆がそれが最善だと思っていたが、兄は泣いていた。実際、今にして思えば、ただ遠くに兄を追いやり、見えないようにしていただけ。……奈緒ちゃんのことも正解かどうかは分からない。僕はまだ光を見付けられていません」と三瓶。↲「私が奈緒ちゃんだったら嬉しかったと思う。もし、聞こえてたんなら、ちゃんと聞こえてるよと言いたかったと思う。……光は自分の中にあれば好い。それで暗闇でも明るく見える。三瓶先生は、私を灯してくれた」とミヤビ。三瓶が涙を零し、ミヤビの胸に顔を埋めます。それをミヤビが抱き締めます。暫く後、二人は体を離します。「ごめんなさい、どなたですか?」とミヤビ。一過性健忘の症状がミヤビに現れます。↲
2024.06.11
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■フジ月9ドラマ■366日/第十話(2024.6.10)/「交錯する恋心、決意の告白」あらすじ↲水野遥斗(眞栄田郷敦)のアパートを吉幡和樹(綱啓永)が訪ね、雪平明日香(広瀬アリス)と一緒に歩いている時、看護師の宮辺紗衣(夏子)の傍らにいる遥斗を見たと言い、そして、遥斗と明日香が友達に戻ったことを前提に「俺が明日香を支える」と宣言し、明日香への思いを伝えます。「その方が好い」と遥斗。↲下田莉子(長濱ねる)が理学療法士の国家試験に合格。その合格祝いに小川智也(坂東龍汰)、明日香、和樹、それに花音(中田青渚)が集いますが、遥斗は姿を見せません。遥斗は社内新メニューコンペで1位を獲得し、大阪本社から「新店舗サブマネージャー」として戻るよう打診されています。花音が、そのことことを皆に伝えます。動揺する明日香を和樹がフォロー。↲智也と莉子が結婚の運び。そんな中で、一人前になるまで明日香と距離を置こうと思っている遥斗は大阪行き(4/10付辞令の受け入れ)を決断しています。そんな遥斗に明日香が「明日、会えないかな?」と電話。そして、「宮部さんというのは遥斗にとって、どういう存在なの? 私、遥斗が大好き。二人で前に進みたい。やり直したい」と告げますが、「できない。怖いんだ、やっぱり」と遥斗は明日香の申し入れを拒絶。和樹からの電話連絡に、明日香は「遥斗に振られた」と報告。和樹は明日香の部屋に走ります。「やり直せないと言われた。本音をぶつけてダメだった。これからどうしよう」と泣く明日香に、「どうもしなくて好いよ、そのままで好い。俺は、明日香が好きだ」と和樹。↲一方、遥斗の部屋に「私も大阪に行っちゃ、ダメですか?」と聞いていた宮辺紗衣。「大阪行きで本当に良かったのですか?」と問う紗衣に、「新規巻き直しの意味では、好いんじゃないかな」と遥斗。「それって、本音ですか? 本当は記憶、戻ってますよね」と紗衣。↲
2024.06.10
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■TBS日曜劇場/パラドックスエンターテインメント■ANTI HERO[ANTI HERO]/Episode 9(2024.6.9)/「約束」あらすじ↲12年前の「糸井一家殺人事件」の死刑囚、志水裕策(緒形直人)の冤罪を晴らす唯一の証拠と思われる緋山啓太(岩田剛典)の盗撮動画(志水が犯行の同時刻に映り込んでいる動画)を伊達原泰輔(野村萬斎)検事正が粉砕消去。それでもなお、明墨正樹(長谷川博己)は検事時代の同期だった今は亡き桃瀬礼子(吹石一恵)の遺志を受け継ぎ、志水の冤罪を晴らそうと躍起。赤峰柊斗(北村匠海)と紫ノ宮飛鳥(堀田真由)も、それに全面協力。↲千葉市花見川区の糸井一家(誠、妻の恵理子、娘の菜津)の毒殺遺体が発見された前夜、嘔吐と下痢を訴え受診していた糸井一家。で、翌未明、高濃度の硫酸タリウムを飲み物に混入された形で一家の遺体が発見されていました。近隣住民の目撃証言では、前夜、糸井家に客が招かれ食事会が催されていた模様。で、志水が招かれた客と断定されました。が、実は、その時間帯、志水は「ひしみ公園」で娘の桃瀬紗耶(近藤華/幼少期、磯村アメリ)のぬいぐるみを探していて、その姿が緋山撮影(3/4、19時41分)の「盗撮動画」に写り込んでいました。糸井家に犯人らしき人物が訪れたのが19時30分頃ですので、志水のアリバイは成立していました。↲この「盗撮動画」の存在を明墨に教えたのが桃瀬礼子が遺した調査ノート。彼女は、青山憲治(林康文)の大学時代の後輩です。桃瀬礼子の母、美枝子を訪ねる赤峰。そこで、礼子の日記を託された赤峰。その日記を読む明墨。――検事として、伊達原の元に配属された礼子は、「糸井一家殺人事件」での志水のアリバイを示す証拠を伊達原が隠滅したという噂話を聞き付けていました。そして、この事件後、伊達原は次席検事に昇格。礼子は明墨が志水を自白させたことを知らずに、同期だった明墨にその件を相談。その後、伊達原の悪い噂を知る深澤刑事と会い、「盗撮動画を送り付けられたという被害女性からの相談を受け、その動画を見せて貰ったら、そこに清水が写り込んでいた。そのことを倉田部長に報告した。すると、<慎重に検討するから動画を預からせてくれ>と言われた。そして、後日、あれは志水ではなかったと倉田部長に言われた」という情報を聞き出していた礼子。が、そのことの法廷での証言を深澤刑事は拒否。その後、沙耶と親しくなっていた礼子は、突然、宇都宮地検に異動させられます。そして、宇都宮地検での激務の傍ら、休暇の度に千葉に戻り志水の冤罪に関する調査を続けており、その挙句に病を発症。病院に明墨を呼び出し、それまで調べ上げて来た「糸井一家殺人事件」の調査ファイルを渡します。ファイルには、「明墨君へ」という手紙が添えられていました。「志水さんを救って。命は有限で尊い。私も、もっと生きたかった。司法の信頼と誇りを取り戻せますように……」と綴られています。↲弾劾裁判で黙秘を続ける瀬古成美(神野三鈴)判事に会う明墨。「あなたが不正に手を染めたきっかけは伊達原だと話せば楽になるんですがね」と明墨。瀬古判事が志水の冤罪を知ったのは、桃瀬礼子に、「志水の無罪を証明する動画を伊達原が隠蔽した」と報告された時でした。以来、罪滅ぼしに、沙耶のいる養護施設に寄付とボランティアを続けている瀬古判事。そんな瀬古判事ですが、明墨への協力は拒否。↲志水に接見した赤峰が、取調室での記録ノートを手渡されます。そこには、「会社の金を横領し、人を殺して、そして嘘を付き続けるのか。……妻は交通事故死、娘(沙耶)は児童養護施設入り。もう、本当のことを言え」と刑事に罵倒され続けていた様子が記されています。そして、その取り調べの際、刑事に「糸井一家は嘔吐に下痢、眼瞼下垂に弛緩性麻痺で苦しんで死んだ。それを見て楽しんでいたのか?」と責められていたことも記されていました。で、そういう症状は志水が会社の倉庫から持ち出し得る毒物、硫酸タリウムを服毒した際のものでは無いことに気付く紫ノ宮。↲志水を逃がすことで西千葉建設横領事件の真相が遠のくと焦った伊達原が、志水を犯人にデッチ上げていました。伊達原が科捜研に犯行に使われた毒物と症状が似ている毒への書き換えを指示していました。で、千葉県警科捜研の平塚聡が薬物鑑定し、タリウムと断定。平塚聡は八年前に退職し練馬区に在住でしたが、三年前に病気で他界。平塚聡の助手(部下)だった人間に会う段取りを付ける赤峰。――明墨法律事務所の誰かが薬物関係専門書籍から外して床に捨てていた桃瀬礼子の「似ている?」と書かれた付箋を拾っていた明墨。ボツリヌストキシンが硫酸タリウムと似ている毒物でした。桃瀬礼子はそれに気付き、専門書籍のボツリヌストキシンの項に「似ている?」の付箋を貼っていました。それを外して捨てた者がいます。↲娘(紫ノ宮飛鳥)を守る為に全てを黙秘している倉田功(藤木直人)元刑事部長。連続不同意性交事件での虚偽告訴幇助罪で拘留されている倉田は、12年前、「私の子(伊達原結奈<成人期/十文字陽菜>)も、もう直ぐ生れる。私も娘を持つ君と同じ十字架を背負って生きる」と伊達原と約束していました。――倉田に接見する明墨と紫ノ宮が「志水さんの命を救うことは、これからできる」と言い、「糸井一家殺人事件」での真相告白を説得。↲明墨の不正を暴く週刊誌記事が世間に流れます。緋山とのこと、志水とのことについて、あることないことが書き立てられます。で、明墨は、羽木精工社長殺害事件における証拠隠滅罪で逮捕されます。羽木朝雄(山本浩司)殺害事件で緋山啓太を無罪に導いた際の証拠隠滅(作業着など)を問われます。明墨の逮捕を伊達原に伝える緑川歩佳(木村佳乃)。「かわいそうにね~」と伊達原がおどけて見せると、「そうですか? 当然の報いだと思います」と白木凛(大島優子)。パラリーガルの白木凛が明墨を裏切り、伊達原に明墨の不正情報(緋山の犯行時の血染めの作業着)を提供しています。緑川歩佳が明墨の裁判の担当検事を申し出ます。「いや、私がやる」と伊達原。↲「後は任せる」と赤峰と紫ノ宮に言い残し、パトカーで連行される明墨。↲
2024.06.10
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■NHK大河ドラマ/歴史ドラマ■光る君へ/第二十三話(2024.6.9)/「雪の舞うころ」あらすじ↲藤原為時(岸谷五朗)と、まひろ(吉高由里子)の前に現れた薬師(見習い医師)の周明(松下洸平)が、通事(通訳)の三国若麻呂(安井順平)殺しに朱仁聡(浩歌)の関与は無いことを証明。周明が連行した下人が、越前介の源光雅(玉置孝匡)に「朱が殺したと言え」と脅されていたと証言。で、真犯人は越前武生の商人早成。早成は宋の商人との取次ぎを砂金を渡して三国に頼み込んだ折り、その砂金の少なさを咎める三国と揉め、揉み合いの末に転倒。欲に目が眩んで砂金の増額を求めた三国は、転倒した際に頭を打って死亡。疑いが晴れて解放された朱は、為時に越前に来た本当の目的を話します。「我々は、越前を足掛かりにして宋と日本との商いを図るよう命じられている。それが叶うまで宋には帰れない。あなた(為時)が頼りです。力を貸して」と朱。それに関しては源光雅の読み通りであり、「彼らは膨大な財宝を餌に公卿ゃ朝廷に取り込み交易を迫ろうとしている。この機会に朱を犯人に仕立て上げて葬ることで、交易後の様々な危惧を回避しようとしたのだ」と為時に弁明。為時は、源光雅の意見を尊重しながらも、宋人に示しを付ける意味で、罪の無い者を罪人に仕立てた源光雅に年内の謹慎を申し付けます。↲周明がまひろに過去を語ります。「生まれは対馬だ。12の時、親父は口減らしの為、俺を海に捨てた。海に浮かぶ俺を宋の船が拾った。宋では牛や馬のように働かされた。そこを逃げ出して薬師の家に転がり込み、見習いにして貰った」と周明。↲「越前に行く行く」と言って約束していた冬ではなく、春になってから藤原宣孝(佐々木蔵之介)が為時とまひろの暮らす越前武生の国守邸を訪ねます。が、その時、為時は越前各地の視察巡回で不在。――宣孝は、まひろと浜辺で会っていた周明との関係に気付きます。「あいつ(周明)が好きなのか? 宋へは行くな。都に戻り、わしの妻になれ」と宣孝。↲ところが、周明はまひろを左大臣の妾と思い込んでいます。で、左大臣道長宛の「宋との交易を促す」文をまひろに書かせようと朱に進言。周明は、「交易が開始した暁には、宋の帝の侍医としての推挙を願いたい」と朱に要求しています。↲
2024.06.09
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■日テレ土ドラ9/痛快エンタメ■花咲舞が黙ってない S3/第九話(2024.6.8)/「さよなら臨店班」あらすじ↲花咲舞(今田美桜)は本部近くの公園で、支部統括部次長の芝崎太一(飯尾和樹)が若い女性、早瀬深月(朝倉あき)とその娘(陽菜)と親しげに話をしているのを目撃。相馬健(山本耕史)に、「芝崎さんが不倫をしているかも」と訴えますが、相馬の関心事は、東京第一銀行の大口取引先である東東デンキの巨額粉飾決算の新聞報道です。「過去二年にわたり不適切会計」と新聞報道されています。昇仙峡玲子(菊地凛子)が営業第三部調査役の木口憲吾を「通常の財務分析で何故粉飾を見抜けなかったのか?」と問い質します。――舞と相馬は東東デンキとの取引を続ける虎ノ門支店の応援ということで臨店。たまたま相馬とは北町支店時代の同僚で融資課の杉下と仕事終わりに飲みに出掛け、その時、東東デンキの元経理課長、市村(俵木藤汰)と邂逅。現在、市村は関連企業の経理部長として出向中です。そんな市村が「東東デンキ粉飾決算の件は新聞報道の二ヶ月前、銀行さんが気付き、それを東東デンキに指摘していた」と証言。東京第一銀行が新聞報道よりも先に粉飾の事実を把握していながらそれを隠蔽し、融資していたことになります。翌日、舞と相馬はその一件を報告書に纏め、芝崎に提出。報告書は、経営企画部長の紀本平八(要潤)に回されますが、昇仙峡に「無かったことに」と隠蔽を指示。昇仙峡が隠蔽理由を尋ねますと、紀本は、「東京第一銀行内には選ばれた者しか触れることのできない<エリア51>と呼ばれる極秘事項がある」と返答。昇仙峡は、恋人だった川野直秀(平原テツ)の遺品の手帳を開きます。そこには乱れた文字で「石垣」、「51」と記されています。七年前、川野は亡くなる直前まで、「エリア51」という「闇融資」の調査をしていました。辛島伸二朗(神尾佑)支部統括部長は「君たちのやりたいようにやって好いよ」と舞と相馬に進言。↲後日、芝崎が舞と相馬に紀本部長に却下された報告書を差し戻し謝罪。憤る舞。そんな中、東東デンキの第三者委員会が、東京第一銀行から粉飾を隠蔽するよう指示があったことを公表。東京第一銀行による隠蔽工作の実態が世間に流れます。東東デンキが巨額の粉飾決算をしていた事件を発端に、東京第一銀行内に潜む闇が暴かれます。不当融資「エリア51」という一部の役員しか知らない「闇融資」の存在が露見します。が、「エリア51」により、東東デンキへの融資を行なっていた東京第一銀行第三営業部、吉原俊二(平山祐介)部長は紀本部長の指示に従い記者会見を開き、牧野治(矢島健一)頭取とともに、東東デンキの発表(隠蔽)は事実誤認と主張。「エリア51の存在が産業中央銀行との合併話を有利にしているのか?」と紀本部長に問う昇仙峡。「知りたいか? それを知れば君は傍観者ではいられなくなり、後戻りできない。その覚悟があるのか?」と紀本部長。で、城西警察から川野の自死の報せを受けた時のことを思い出す昇仙峡。「女性初の頭取を目指す。勿論、真っ当なやり方でそこに辿り着けるとは思っていない」と紀本に宣言する昇仙峡。↲東東デンキの粉飾決算に気付いた笹塚支店勤務(元営業第三部)の早瀬深月は、現在、東東デンキに出向しています。で、この女性が芝崎次長と会っていた人物と気付く舞。深月は、芝崎の笹塚支店勤務時代の部下であり、告発者の彼女とその娘を守ろうとしている芝崎。深月が東東デンキに粉飾決算の公表を控えるよう要請していたことが公にならないよう芝崎が動いています。深月は何者かの指示によって行動していたとしても、それが公になれば、彼女も罪を免れません。↲深月を花咲健(上川隆也)の「花さき」に招く芝崎。そこで深月を待つ舞と相馬。「秘密を抱えたまま生きていけるのかな」と深月に問う芝崎。「銀行の膿を出そう」と説得。――深月は、東東デンキの帳簿の数字を調べていて不審な点があったので東東デンキに確認。同時に上司(吉原部長)に相談。後日、「気付かなかったことにしてください」と吉原部長の指示。「どういうことですか? 既に粉飾に関しては東東デンキに伝えてしまっていますが……」と深月が言うのに、「では、公表しないよう、再度、説得してください」と吉原部長。そして、隠蔽を強要された深月は、東東デンキの監視指導名目で出向を命じられました。で、隠蔽に耐え切れず粉飾の内部告発をした深月。しかもそれも、妙なことに吉原部長の指示であり、深月はその指示に従って新聞記者に情報を流していました。一度は隠蔽を指示した吉原部長が、その二ヶ月後、今度は新聞社に情報をリークせよと求めていました。自作自演になっています。「何か良くないことに加担している気がします」と深月。↲「吉原部長に責めを負って貰うしかない」と昇仙峡が紀本部長に進言。その翌日夜、昇仙峡は紀本部長から石垣信之介(大和田伸也)財務大臣を紹介されます。昇仙峡は、川野の手帳に遺された「石垣」、「エリア51」情報から、石垣と紀本の繋がりに潜む銀行の闇を感じます。「石垣」とは「石垣島」のことかと思っていましたが、石垣財務大臣のことと勘付きます。――「表か、裏か?」とコインを示す石垣大臣。「表」と昇仙峡。「残念」と石垣。「もう好い」と紀本。「失礼しました」と昇仙峡は退室。「若いね」と石垣。↲紀本部長に睨まれて本部臨店班調査役から富士見ノ丘支店(横浜駅から私鉄で20分の場所)融資課長に異動させられる相馬。相馬の後任は無し。舞のたった一人になった臨店班は解消の方向です。――深月は銀行を辞め新天地で頑張る決意。深月の退職、相馬の異動で落ち込む舞。相馬が「花さき」に来て酒を飲みます。「私は正しさを人に押し付けていた。独りよがりでした」と舞が奥の部屋からカウンター席の相馬に言います。「花咲は黙らなくて好い。ヒヤヒヤしてたけど、清々しかった。花咲が臨店班に来なかったら、俺も銀行と一緒に腐っていた。有難う。花咲は独りよがりじゃない。間違ったことを間違っていると言うのは誰にでもできることじゃない。花咲は今後も正しいと思うことを躊躇わずにやれ」と相馬。舞が相馬の前に顔を出し「私はこれからも黙りません。今までありがとうございました」と頭を下げます。↲川野の遺品の腕時計を腕に、臨店班の舞を訪ねる昇仙峡。「前に言ったことを訂正します。この銀行を変える為に力を貸して」と昇仙峡。↲
2024.06.09
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■フジ金9ドラマ/痛快ミステリーコメディー■イップス/第九話(2024.6.7)/「ツイてない男の運のツキ」あらすじ↲宮永隆一(萩原利久)は、友人の大城俊(三浦獠太)と起業したものの失敗。その後、相棒だった大城は宮永と離れ、現在、実業家として大成功し、それを動画配信。そんな大城を妬む建設作業員の宮永は、反社と繋がる闇金(海老沼ファイナンス)に二百万円近くの借金。その返済が滞りがちで、佐久間康(ニシダコウキ)による厳しい取り立てに追われています。逃げ出した宮永は世田谷区御蔵ノ町の建設現場で捕まり暴行を受けます。で、宮永は堪らず傍らにあったスパナを振り回し、それが佐久間の頭部をヒット。打ち所が悪かった佐久間は死亡。正当防衛という感じなのですが、宮永は現場を急ぎ離れようと走り、道路に飛び出したところでに車に撥ねられます。目を覚ますと、そこは動画配信チャンネルで話題になっている忍者装束の「マジシャン赤影」こと須藤健吾(本多力)の大邸宅。宮永を撥ねた須藤は警察通報するのではなく、彼を自宅に運んで怪我の手当て。そして、治療費として百万円を差し出し、それで事故は無かったことにして欲しいと懇願。その時、建設現場で殺人事件被害者(佐久間康)の遺体が発見されたとのテレビニュースが流れます。そのタイミングで血染めのスパナを取り落とす宮永。宮永が犯人と気付いた須藤は逃げようとして転倒。大理石のテーブルに頭をぶつけ死亡。こちらも殺意0パーセントなのですが、宮永は急ぎ須藤家を立ち去ろうとします。そこに、「マジシャン赤影」から新作ネタになる話題を聞こうと取材に来た黒羽ミコ(篠原涼子)とそれに同行した非番の森野徹(バカリズム)。二人に顔を見られた宮永は赤影こと須藤になりすまし、須藤の遺体を応接間の天井の屋根裏部屋に滑車で引き上げ隠した後、ミコの取材に応じます。「是非、マジックを見たい」と赤影になりすましている宮永にお願いするミコ。ペンで千円札を貫きますが穴が開いていなかったというマジックを見せる宮永。その際、誰も千円札の持ち合わせが無く、宮永手持ちの「宝くじ」紙片を使います。宮永は赤影のサイト動画を見て勉強しては、二人にマジックを披露しています。で、「体調が思わしくないので、ちょっと休憩を」と宮永が二人の前から姿を消します。――ミコは宮永のマジックが余りにお粗末だったことを疑い、で、彼が佐久間殺しの犯人であり、そして赤影の須藤健吾をも殺害していて、その遺体を邸内に隠していると推察。遺体を探します。宮内が応接室に戻り、二人に退去を求めます。時間稼ぎに、森野が下痢を装いトイレを借ります。そして邸内を探索。その間、ミコはマジックなどの取材を続けます。↲佐久間が殺害された現場から、相棒の樋口一之(矢本悠馬)が森野に状況連絡。容疑者の足取りを追っていた機動捜査隊の酒井純平(味方良介)からは、事件現場付近にブレーキ痕をがあるとの連絡。邸内を探索していた森野は、赤影の車のボンネットに凹みがあることを確認。――「あなたは赤影じゃない、別人ですよね」とミコが宮永に言います。「俺が偽物なら本物は何処に?」と宮永。ミコが応接室の天井の屋根裏部屋に遺体があることを指摘。佐久間が殺害された現場近くの防犯カメラ映像にも、宮永が作業着姿で逃走する姿が映り込んでいました。で、邸内で宮永のその着衣が発見されます。宮永は殺人容疑で逮捕。――ミコが「宝くじ」で二百万円が当たっていることを宮永に伝えます。外れたものと思い込み、マジックで使用した「宝くじ」紙片の当たり番号を良く確認していなかった宮永。当たりに早く気付いていれば、闇金での借金は完済できていたわけで、佐久間康に追われ、そして殺害するなどということも起きなかったことになります。↲収監中の異口治(モロ師岡)に接見するミコの弟、黒羽彗(染谷将太)弁護士。八年前、柿森スナックママ、湯上幸(華耀きらり)殺人事件の犯人として逮捕された元タクシー運転手の異口治。ミコの小説「歪な十字架」に犯行の手口が似ていることから「歪な十字架模倣事件」とも呼ばれている事件の犯人とされ収監中の異口治に、「歪な十字架模倣事件はまだ終わっていません」と黒羽彗が告げています。――樋口一之から森野に「黒羽弁護士の件について」というメール。黒羽弁護士が異口治と接見していたことを報告するメールには「何を話していたかは分かりませんが、接見後、異口はひどく動揺していたようです」と記されています。↲「歪な十字架」の第二の被害者、久保碧と同名の女性のアパートを黒羽彗が訪ね、「歪な十字架という小説は御存じですか?」と聞いています。それをフリージャーナリストの新正誠犯人(野村周平)が車中から望遠カメラで撮影しています。↲
2024.06.07
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■テレ朝開局65周年記念ヒューマンエンタメ■Believe―君にかける橋―/第七話(2024.6.6)/「忍び寄る危機と裏切り者」あらすじ ↲狩山陸(木村拓哉)が設計ミスを咎められて懲役一年六ヶ月の判決を受けた「龍神大橋」崩落事故は、得体の知れない黒幕の絵図でした。狩山の逃走に手を貸した黒木正興(竹内涼真)刑事の目的も、死んだ兄の若松博道(竹内涼真/二役)が片棒を担がされていた崩落事故の闇を暴くこと。そんな中で、身内が被害者の事件ということを隠し、そして、狩山を移送中に取り逃がした際に発砲したことを警視庁管理官、白石丈一(前川泰之)に追求され、捜査から外された上で自宅謹慎を命じられた黒木は、狩山に真相解明を託します。狩山は、黒木と秘密裏の協力体制を敷き、磯田典孝(小日向文世)社長から、真相を聞き出そうとします。狩山は磯田社長が指定した密会場所(資産整理で手放すことが決まっている「帝和建設」所有の劇場)に向かいます。そこに磯田社長の代理で現れた秋澤良人(斎藤工)弁護士。秋澤は狩山に出頭を求めます。そんな秋澤弁護士を狩山は解任。その頃、磯田社長は工事再開に向けた重要会議に出席しています。榛名文江(賀来千香子)都知事、そして、「黒鉄島再開発」プロジェクトに参加している企業(實友地所など)の町村社長、渕上社長らとプロジェクト続行に向けての話し合いです。榛名都知事は逃亡中の狩山の動きを警戒し、磯田社長に「大丈夫ですか?」と尋ねます。「彼はもう私どもの社員ではない」と磯田社長。↲ともあれ、一次下請業者「坂東組」社長、坂東五郎(北大路欣也)が「事故は狩山の設計変更が原因」と証言したことが決定的だった狩山の実刑判決。故意に起こされた事故と知りながら法廷で真実を語らなかった坂東五郎。――「坂東組」創立50周年記念パーティーに多くの海外(東南アジア諸国)からの技能実習生。坂東五郎の息子の鉄也(小栗基裕)、孫の廉(湯本晴)もいます。廉に坂東五郎を物陰に呼んで貰う狩山。「仕組んだのは若さん(若松博道)だ。俺はケーブル材の変更に気付いた。で、当人に聞いたが、彼は材料検査しており大丈夫だと言った。そして、あの日、若さんは9番ケーブル近くに舗装作業車を集めていた。それは強度の弱い部分に重量をかけてケーブルを破断させる為だった。……若さんは故意に事故を起こさせる為に安価なケーブルを発注した。その謝礼で受け取っていた金の一部、一千万円を私に差し出し、口止めされた。若さんは、海外実習生の給料アップで苦しかった坂東組の経営状態を良く知っていて俺に金を差し出し、俺はそれを受け取った」と坂東。後に、桑原誠(岩谷健司)常務が若松博道の口座(實友銀行木場南支店)に二千万円を入金、そこから一千万円が引き出されていたことを黒木から伝えられる狩山。「その事、法廷で証言して貰えますか?」と狩山。「できない相談だ。それを暴いたら我々は無償ではいられない。……しかし、時間をくれ。一緒に出るところに出ようじゃないか。パーティーが終わるまで、ここ(資材置き場)で待っててくれ」と坂東。↲国立刑務所の林一夫(上川隆也)刑務官の過去を調べて欲しいと黒木刑事に頼む狩山。林は狩山を逃がしたことで自宅待機を命じられており、誰とも連絡が取れません。が、黒木の監視役を命じられている国立署の梶田千佳(片山友希)刑事が、14年前の「林家の逆恨み放火事件」についての詳細を黒木に教えます。その事件直後、「法務副大臣の責務と改革」というタイトルで、「痛ましい事件です。被害にあった刑務官は善良な方で受刑者のことを考えていました。私に再審の手続きについて質問に来たくらいですから」という法務副大臣のコメントが発表されていました。この時の法務副大臣こそが、現都知事の榛名文江(賀来千香子)でした。榛名都知事と林一夫が接触していたというその梶田情報を狩山に伝える黒木。黒鉄島再開発の旗振り役の榛名都知事が林と連携していました。そんな榛名都知事に会う磯田社長と秋澤弁護士。榛名都知事は態度を一転。「龍神大橋の建設から帝和建設は手を引いてください」と都知事に言われた磯田社長は、「ゼネコン三番手の帝和を潰さないで」と土下座。が、都知事は磯田を切り捨てます。↲狩山を待たせている坂東五郎を訪ねる桑原常務。鉄也が、桑原常務に「父が狩山と会っていた」と連絡し、急遽、駆け付けた桑原常務。桑原常務に脅され、それで、狩山に真実を語るつもりだった坂東五郎が翻意。「すまん。会社を投げ出すわけにはいかん。証言したら帝和から二度と仕事が来なくなる。他のゼネコンからも裏切り者と見做され仕事が来なくなる。……若さんは桑原常務から手付金を貰ったと言っていた。おそらく、指示したのは磯田社長だろう。その後ろに、でかい存在がいる」と坂東五郎。「橋作りの仲間だと思っていたのに」と非協力な坂東を非難する狩山に「ゼネコンと下請けの間には大きな川がある。そこに橋は掛かっていない。汚れを下請けに押し付けるゼネコンがいて、それを引き受ける俺たちがいる。この関係が変わらないから、この事件は起きた」と坂東。↲芝浦がんセンターに通院する狩山の妻、玲子(天海祐希)は入院を先延ばしにし、夫が取り戻そうとした「無実の証拠」の入手に動いています。それが狩山の無謀な逃亡劇を止めさせる唯一の手段だと思っています。で、狩山に証拠を託された人物とは知らず、関東医療大学病院に入院中の南雲大樹(一ノ瀬颯)を訪ねる玲子。何も語らない南雲に、「何か思い出したら連絡を」と玲子。――婚約者の本宮絵里菜(山本舞香)に、「俺は全部知ってた。俺が狩山部長を裏切ったんだ。俺は桑原常務に手付金を貰っていた」と、南雲が告白。↲玲子の自宅を訪ねる黒木。「狩山さんに会いました。僕が逃がしました。彼なら事件の真相に辿り着いてくれると思って」、「狩山を利用したんですか?」、「クズですよね。狩山さんは僕からの連絡に出てくれなくなっています。彼は危険な状況です」ということで、玲子が狩山に電話。「離婚届持ってるか? 俺と別れてくれ」と狩山。↲
2024.06.07
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■フジ水10/ミステリー×ヒーロードラマ■ブルーモーメント/第七話(2024.6.5)/「線状降水帯×土石流」あらすじ↲信ヶ岳自然公園で上野香澄(平岩紙)が、「私があなたのかけがえのない人の命を奪った」と晴原柑九朗(山下智久)に告白。上野は五年前の関東南部豪雨時、園部灯(本田翼)と一緒に避難先の公民館にいました。で、二階、または屋上に上がるよう指示していた灯。で、灯の指示通りに行動した人は皆助かっているとのこと。ただ、灯がその場を離れていたことで、錯綜した情報がテレビとネット上に飛び交っていました。そんな中で生き残った人たちが真実を語らず口を閉ざしていたのは、迫りくる水を恐れて屋上に上がっていた者の誰かが、屋上に出る扉の鍵を閉めていたからでした。そして、屋上に逃れていた者全員が、扉を叩く音を無視していました。そういう負い目がある為、公民館での生存者たちは口を閉ざしていました。で、「一番肝心なこと、灯さんは何故その場を離れたんですか?」と消防班の園部優吾(水上恒司)が問いますが、「それ以上は今じゃなくて好いです」と晴原が上野を制します。因みに、週刊誌に灯の行動を糾弾する記事が出ようとした時、知り合いに頼んでそれを握り潰して貰ったのは上野でした。「SDMが軌道に乗ったら全てを話し、灯の命を奪った私はSDMを離れようと決めていた」と上野。その時、指揮車両にアラート。――紀伊半島沖で、海上竜巻に巻き込まれた気象観測船と漁船が接触事故。漁船は沈没。乗組員は、気象観測船が引き上げて保護。損傷している観測船は多量の水蒸気を観測しています。晴原は、十時間以内に「水蒸気が線状降水帯を生み東海地方に集中豪雨」と予測。五年前と同等の集中豪雨(バックウォーター)です。園部肇一(舘ひろし)が「国際防災会議」で不在中、総務大臣の立花藍(真矢ミキ)が陣頭指揮。観測船長の保科正樹と晴原は連携。観測船が進むべき方向を指示し、「そのまま進めば、巡視船の光が見えて来ます」と伝えます。その直後、保科との無線が途切れます。気象観測船は沈没。五分経過後、海上保安庁からの無線が入り、気象観測船の乗組員を、晴原が現場に向かわせていた巡視船が全員保護したとのこと。そして、観測船のデータが晴原に齎されます。観測データの解析で、線状降水帯が発生する地域を岐阜県笠山市と絞り込みます。で、土石流災害を警戒。崖崩れも多発。↲家屋倒壊で圧し潰されている要救助者に対する医療班の汐見早霧(夏帆)の処置が完了し、丸山ひかる(仁村紗和)の運転で出動した山形広暉(岡部大)が地形を読んで崖崩れが起きる寸前に搬出。その時、崩れた家屋が早霧を直撃という時、園部優吾が身をもって早霧を庇います。動けなくなった優吾に早霧が肩を貸して脱出。後は土石流対応です。避難は完了。↲警察班の沢渡満(橋本じゅん)が避難者をバスに乗せ下山。その直後、本井川上流部で土石流が発生。避難バスを追う晴原。バスを止めバックさせます。バスの行く手に土石流が迫っています。バスを誘導して逃げ遅れる形になっている晴原が落石の直撃を受けようという時、駆け寄った上野が晴原を遠くに突き飛ばします。「もう自分を許してあげて」と晴原が言い、SDM残留を求められていた上野が、「生きて……」と晴原に向かって言い、晴原を庇って土石流に巻き込まれます。↲
2024.06.06
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■テレ朝水9/刑事事件ドラマ■特捜9 season7/第十話/最終回(2024.6.5)/「何者」あらすじ↲宝石店強盗、拳銃密売、連続ペット窃盗という三つの事件のそれぞれの被疑者と思われた人物は、コンピューターグラフィックで作られたフェイク動画でした。それが判明した頃、サイト上に謎の人物、出口一郎(柏原収史)が現れて、「5月29日、150歳の老人の誕生祝いに、男は祝砲の弾を込め、女は皿に鳥の頭を盛って、新しい指揮者が古い指揮者を殺す」という犯行声明。その予告日は、「警視庁150周年記念式典」が開催される日付と一緒です。そこでは警視庁音楽隊に異動した国木田誠二(中村梅雀)元班長の初舞台演奏があります。犯行予告日まで、あと三日。式典会場に向かう浅輪直樹(井ノ原快彦)主任、新藤亮(山田裕貴)ら特捜班。青柳靖(吹越満)と矢沢英明(田口浩正)が予告動画の出口一郎を発見し確保。その時、背後のゴミ箱で爆発音。で、「祝砲が撃たれた」と言って、見知らぬ謎の女、江川詠美(渡辺舞)が、ネット上で新たな犯行予告。村瀬志保(羽田美智子)と高尾由真(深川麻衣)が江川詠美の顔を模した仮面を会場トイレで発見。出口一郎、江川詠美は実在の人物ですが、事件には全く関与していません。他人の顔を使ったディープフェイク動画を作り、その顔を次々と脱ぎ捨てては犯行声明を重ねる真犯人。で、江川詠美の顔が、ついに浅輪の顔と入れ替わり、犯行声明。――このサイト動画(犯行声明)は午後三時の自動公開になっていることが分かります。ということは、既に、次に配信される動画がサイト内に登録セットされていることになります。それを見ることで、犯人の狙いがはっきりしますので、「multiFACEs」というアカウントのパスワードが必要になります。が、サイトに入るパスワードが分かりません。そして、二度、パスワード入力に失敗。ラストチャンスで、浅輪自身が使っているパスワードを入力するとサイトが開きます。浅輪が国木田を射殺するフェイク動画が次に流れる配信動画としてセットされています。↲大勢の観客が集まる「警視庁150周年記念式典」当日。銃を手にした伊勢谷武(岩永ひひお)が演奏中の国木田に接近。発砲。命中せず。観客を退避させる特捜班。観客に紛れていた新藤が伊勢谷に飛び掛かりますが、逆に、伊勢谷に抑えられ後頭部に銃を突き付けられます。――伊勢谷の弟は不幸にも国木田が作った冤罪で逮捕された挙句、刑務所内で自殺していました。で、真犯人に対して弟の復讐を図り逮捕されていた伊勢谷。で、刑期を終えた伊勢谷は国木田に襲い掛かっていました。その時、「弟さんはお兄さんを尊敬していた。弟さんは、これ以上罪を重ねて欲しくないと思っている筈」と新藤が説得。それで、伊勢谷は納得し、国木田を許していた筈でした。しかし、その後、伊勢谷の元に怪しいメール。「フリーの記者をしている者です。弟さんのことでお電話差し上げても宜しいでしょうか」というメールを受けた伊勢谷。「あなたの弟を自殺に追いやったのは国木田と浅輪。この二人に騙されて、弟さんは刑務所に入った。これを見て下さい。極秘に入手しました。あなたが逮捕された時のビルに設置されていた防犯カメラ映像です」と言われ、それを確認。そこに国木田と浅輪が映し出されていて、「大変でしたね、危なかった、もう少しで殺されるところだった」、「しかし、とんでもない奴でしたね、弟の自殺が私のせい?」、「いやあ、誰かのせいにして楽になりたいんでしょうね」、「しかし、迫真の演技だったね」、「あいつ、本気で信じてましたね」、「馬鹿なやつだね」、「あの弟も馬鹿だったんだろうね、死んで良かったんだよ」という信じられない二人の会話を見せられた伊勢谷は、国木田を標的に定めました。そして、国木田の殺害を決意していると郵便受け拳銃が入っていました。↲「それはフェイク動画なのだ」と浅輪が説明。新藤が動画配信サイト内から事前入手した「浅輪が国木田を撃つ」フェイク動画を見せ、「今起きていることと全然違いますよね」と伊勢谷を説得。――伊勢谷は自死しようとして銃を自分の頭部に向けます。国木田がチェロの弓を投げて伊勢谷の銃を叩き落とします。「あなたの心を弄んだ者を俺たちが必ず逮捕します」と浅輪。警官が伊勢谷武を逮捕連行。↲先の三件の事件については、ネットで知り合った者に金を支払いフェイク動画を作らせていた男を逮捕。が、フェイク動画を作った人物、福本(近藤頌利)については、「ネットで知り会った誰か」としか分かりません。――どうやら、フェイク動画を使って犯罪を隠蔽することを生業(なりわい)にしている者がいます。それを暴こうとしている特捜班に苛立った真犯人が、「警視庁150周年記念式典」を襲うという予告動画を作り、そして、最終的にそこで国木田を殺し、浅輪を真犯人に仕立て上げようという絵図を描いていました。↲浅輪が、「警察庁の警備局警備企画課が主任として新藤を迎え入れたいと言っている」と特捜班メンバーに伝えます。因みに、警備局警備企画課は新藤の今は亡き父親が在籍していた部署です。「行って来いよ。で、何時でも帰って来い、……で、俺は特捜班の班長、やってみます」と浅輪。↲
2024.06.05
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■テレ朝火9サスペンス×ラブストーリー■Destiny/eps.9/最終回(2024.6.4)/「 完結、愛と事件と運命」あらすじ ↲テレビニュースで民事党総裁就任報告を見る西村奏(石原さとみ)。――20年前、父、辻英介(佐々木蔵之介)検事が起訴した「環境エネルギー汚職事件」。野木浩一郎(仲村トオル)弁護士が辣腕を振るい東正太郎(馬場徹)議員の収賄疑惑を無罪に導いていました。で、その証拠捏造の嫌疑をかけられた辻検事は自宅で自死(首吊り自殺)。その東正太郎が民事党総裁に就任したとのテレビニュースです。テレビ画面の傍らには正太郎の父、元総理の東忠男(伊武雅刀)がいて、その横にその秘書の秋葉洋二(川島潤哉)。これが野木真樹(亀梨和也)が容疑者となった「野木邸放火事件」の現場で目撃され、宅配業者の「置き配」証明写真に写り込んでいたポリタンク(ガソリン入り)を持つ人物でした。奏は入院中の浩一郎に話を聞きます。「環エネ事件」を起訴した父(辻英介)の死、及川カオリ(田中みな実)の交通事故死、真樹の失踪(10年間、海外ボランティアで井戸掘り)、そして野木邸放火事件の全てが繋がっていると確信した奏は、浩一郎に真実を教えて欲しいと迫ります。「環エネ事件」の公判で検察側の証拠を全て覆し、東正太郎議員を無罪に導いた浩一郎。そんな彼の自宅を放火し命を狙ったのが、東忠男の秘書、秋葉だったという事実を突き付けます。↲秋葉は既に、所轄刑事が「署に同行願えますか?」ということで拘束されています。――浩一郎が過去の真実を奏に語ります。浩一郎によれば、「環エネ事件」の発覚と同時に東忠雄総理に呼ばれたとのこと。で、「これは、検察による証拠のデッチ上げ。冤罪だよ。力を貸してくれ」と弁護を依頼されます。そして、裁判で無罪を獲得。その時、「私の目論見以上に上手くやってくれた。今後も宜しく」と東忠雄に言われ、罠に嵌ったことを思い知らされた浩一郎。全て東忠男が、息子(東正太郎)の為に仕組んだことと知りました。そして後年、及川カオリが訪ねて来て、辻検事の娘と真樹が付き合っていることを告げられました。カオリには、「加害者の息子(真樹)と被害者の娘(奏)が付き合っていたら、その内、恐ろしいことが起きる」と警告されていました。その直後、カオリの事故死。そして、十年間音信不通だった真樹が浩一郎の前に現れます。と、同時に、監視していた秋葉が、警告の意味で浩一郎に接触。「口封じを狙われていると思っていると、案の上、放火されたが、幸か不幸か、私は生き延びている。……よくこれ(「置き配」証明写真に写り込む秋葉)を見付けてくれたね」と浩一郎。「あいつ(真樹)の生き方が羨ましい。生きていて欲しい。どんなに恨まれていようと、大切な息子だ」と浩一郎。奏に説得された真樹は、奥田貴志(安藤政信)の手術を受けることになります。↲元総理、東忠男の事務所の学生アルバイトから駆け上がり、「環エネ事件」後に、秘書に納まっていた秋葉が、東正太郎の秘書の加藤正孝(岩田和浩)の名を借りて、経産省官僚、妻鹿謙一(代情明彦)に補助金の二億円を促すメールを送っていました。この斡旋メールを、山上重工に補助金二億円を支払ってくれる経産省官僚に送付していました。ただ、浩一郎は、このメールを加藤正孝が記したものと確信していた為、それが覆され、捏造のレッテルを張られていました。メール発信時、加藤正孝は病院に検査入院していて、胃カメラテスト中。その記録データに日時が明記されていて、メール送付は不可能とされました。↲「横浜地方検察庁」中央支部の支部長、大畑節子(高畑淳子)が、もう一つの証拠として、秋葉と加地卓也(曽田陵介)事務官の繋がりを奏に伝えます。加地は懲戒免職で荷物を纏めます。その時、加地から秋葉との連絡に秋葉に渡されたガラケーを使っていたことを奏は聞きます。で、秋葉の部屋から押収した古いガラケーを解析するも、メールなどのデータは全て消去されています。↲奏の秋葉への事情聴取。「9/1(野木邸放火の日)、何処にいましたか?」と言って、「置き配」写真を提示。そして、秋葉の自宅から押収したガラケーを示します。「東忠男元総理の息子、正太郎さんの収賄罪疑惑については証拠メールが捏造とされましたが、あなたは、携帯電話(ガラケー)の料金を払い続けています。それは、データ保存サービスを利用する為に必要だからです。で、そこに当時の捏造とされたメールが残っていました。東忠雄に命じられ、メール操作していた秋葉。「(東忠男)先生に殺されないように、何かあった時に先生を脅せる唯一の武器として官僚に送り付けたメールを隠し持っていた。自分を守ってくれる筈のメールデータが、逆に自分の首を絞めることになってしまった」と言って笑う秋葉。秋葉は、自身が送った斡旋メールの存在(犯行)を認めます。↲奏は真樹の手術に駆け付けます。梅田祐希(矢本悠馬)と悠森知美(宮澤エマ)も付き添っています。その時、「私、司法試験受ける。私も働く」と知美。――奥田貴志による真樹の腫瘍(胆嚢癌)摘出手術は成功。その頃、大畑支部長の記者会見。秋葉は、現住建造物等放火罪、及び、殺人未遂罪で起訴。東忠雄も、その教唆で逮捕。奏の父、辻検事の無実、身の潔白を強調する大畑。↲知美、悠希、奏がカオリの墓参り。術後の真樹が、そこに先着。花束を供え、手を合わせます。で、散会。「どこに帰るの?」と真樹に聞く奏。「オヤジが帰って来いと言っている。別荘にいるから、そこで静養しろと言われている」と真樹。「絶対に元気になってね、じゃあ、さようなら」と奏。「分かった、そうだよな。……ありがとう、生きようと思わせてくれて」ということで、二人は別々の道を歩む雰囲気です。――被害者の娘と加害者の息子が出会ってしまったという、奏と真樹の運命的な恋の決着かと思われ、二人は離れます。奏が、「振り返ってはいけない。初めから、出会ってはいけない運命だった」と呟きます。そう呟きながら、奏が振り返ると、真樹も、ずっと奏を見詰めています。奏が「真樹~!」と言って、真樹に駆け寄ります。↲
2024.06.04
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■フジ月10<カンテレ>■アンメット――ある脳外科医の日記/第八話(2024.6.3)/「二つの婚約、優しい医者の決意」あらすじ↲西島医療グループ会長、西島秀雄(酒向芳)による「綾野病院」乗っ取り計画を知った西島麻衣(生田絵梨花)は、綾野楓(岡山天音)に婚約解消を通告。が、麻衣と結婚することで西島グループの傘下に入らなければ、多額の借金(八億円)を抱える「綾野病院」は潰れます。麻衣の真意が分からない綾野は、突然の婚約解消に困惑。――息子の結婚のカラクリ(西島グループ傘下に入る綾野病院を息子が経営)を知った綾野の父、勲(飯田基祐)は、経営再建の為に過疎地医療を廃止することに猛反発。そんな中、自転車に乗って往診に出かけた勲がトラックに接触、積荷落下という交通事故で頭部に外傷を負い丘陵セントラル病院に運び込まれます。妻の洋子が駆け付けます。手術は川内ミヤビ(杉咲花)によって無事に終わりますが、勲には喜怒哀楽を抑えられなくなる「社会的行動障害」という後遺症が残ります。それを綾野に説明したミヤビは、「僕たちは婚約していた」と言った三瓶友治(若葉竜也)の言葉の真偽を確かめられない中、綾野に西平森美術館で「ミヤビちゃんといるだけでホッとするんだよね、付き合ってくれない、俺と」告白されたことを思い出します。「でも、三回断られたんだよね」と三瓶が合いの手。「何か思い出すかも知れないので、今度、美術館に行ってみる?」と言う綾野に、「それ、好いんじゃないですかね」と三瓶。ということでミヤビと綾野は西平森美術館へ。そこで綾野は麻衣に婚約破棄されたことをミヤビに告げます。で、「美術館に行きましたが、特に何も思い出せませんでした」と三瓶に報告するミヤビ。ともあれ、暫くの間、勲に代わって綾野が過疎地診療に通います。↲綾野との婚約を破棄し、160床を持つ滝川病院の縁談を受けると祖父の西島秀雄に申し出る麻衣。麻衣がそれを受ける条件が、西島グループによる「綾野病院(80床)」の買収。「綾野病院を十億円で買収して貰う。それで負債の八億円を銀行に返済し、残りの二億円でクリニックを始めれば、勲先生は、過疎地医療を継続できる。それで私は綾野家とは縁を切り、滝川病院の息子さんと結婚します」と麻衣が綾野に説明。――綾野が父の勲にそれを伝えますと、「ダメだ。あいつらに病院は売らない。俺が望むのはお前が俺の為に何かをしてくれることではなく、お前がお前らしく生きてくれることなんだよ。俺はやりたいようにやって来て、もう満足。今度はお前がやりたいようにやれ。カテーテルの道を諦めるな」と勲が言い、そして、容態が急変。脳ヘルニアのサインが出ていて急を要します。その時、作業中に屋根から落下して頭部に外傷(くも膜下出血)を負った緊急患者がいて、二人同時の緊急オペが開始されます。無事にオペが終わり、三瓶とミヤビに頭を下げる綾野。↲勲の急変を聞き付け丘陵セントラル病院に駆け付けた麻衣に、綾野が「俺は麻衣を誰にも渡したくない。一緒に人生を生きよう。それに、綾野病院もカテーテルも諦めたくない」と言います。「二人とも関東医大病院にいられなくなるよ」、「分かってる、大丈夫だよ」と麻衣を抱く綾野。↲関東医大病院脳外科教授の大迫紘一(井浦新)を訪ねるミヤビ。「私の記憶障害の本当の原因を教えて下さい」とミヤビ。↲
2024.06.04
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■フジ月9ドラマ■366日/第九話(2024.6.3)/「…そして運命の再会?」あらすじ↲一人暮らしを始めた水野遥斗(眞栄田郷敦)を吉幡和樹(綱啓永)が訪問。和樹は、遥斗と雪平明日香(広瀬アリス)が恋人解消に至ってしまった忘年会を企画したことを謝罪。が、その後、遥斗は看護師の宮辺紗衣(夏子)と楽し気に会っています。紗衣が遥斗の引っ越し先を訪ねています。それを遥斗の引っ越し祝いに来た妹の花音(中田青渚)とその恋人の滝本竜也(中沢元紀)が目撃。二人は出直します。↲介護福祉士をしながら理学療法士受験を頑張った下田莉子(長濱ねる)の「お疲れさま会」をやろうと、小川智也(坂東龍汰)が明日香に電話。「遥斗も呼んで好いかい?」と気遣う智也に、「もちろん」と笑顔で答える明日香。が、電話を切るとその笑顔は消えます。ともあれ、和樹も出席を快諾し、飲食店「パトリア」に集合。が、「仕事が忙しい」ということで遥斗は来ません。遥斗は、新店舗、新メニューの社内コンペ参加に忙しくなっています。――「お疲れさま会」後、智也と莉子が一緒に帰宅。そして、和樹が明日香を自宅まで送り届けます。自宅には、推し活イベント参加の為、娘の部屋に宿泊中の母、真由美(中島ひろ子)がいて、「明日香の彼氏?」と尋ねます。「違いますよ」と和樹は慌てて否定。真由美は明日香が遥斗と別れたことを聞いており、浅草で買ったお土産を和樹に渡すよう言って龍ヶ崎に帰郷。真由美は、和樹がアイドルグループの若者に似ていると言って、お気に入りの模様。↲明日香は、ピアノ教室に通う静原吾朗(前田公輝)の恋人、フルート奏者の樋山ちなみ(鈴木絢音)に、アンサンブル(室内楽)サークルに誘われ見学し参加を決めます。で、静原にもアンサンブルに入るよう誘う明日香。↲「木曜日、お時間ありますか?」と紗衣が遥斗に連絡。で、遥斗に、「高校時代、駅で痴漢に遭った時、助けて貰いました」と告白。両親が他界し、龍ヶ崎の祖父母に引き取られ育てられていた紗衣にとって、遥斗は生きる希望になっていました。「今も昔も水野(遥斗)さんは変らず、心のとても温かい人です。ずっと好きでした。でも、痴漢から助けて貰ったお礼も言えていませんでしたし、そんな後ろめたい気持ちで会っている自分が嫌でした。これで最後にします。ありがとうございました。さようなら」と紗衣。そう言って立ち去る紗衣でしたが通行人と接触して転倒。「大丈夫ですか」と遥斗が駆け寄り、「ごめんなさい」と紗衣が遥斗の胸に顔を埋めます。それを母の土産を和樹に渡す為に会っていた明日香が目撃。――「駄目だ、忘れる積りだったのに、本当は遥斗に会いたい、遥斗の声が聞きたい。春斗もそうだったらと期待していた。何やってんだろ、馬鹿みたい」と明日香。そんな明日香を「何も言わなくて好いから」と抱き締める和樹。↲
2024.06.03
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■TBS日曜劇場/パラドックスエンターテインメント■ANTI HERO[ANTI HERO]/Episode 8(2024.6.2)/「真実」あらすじ↲12年前、さいたま地検から千葉地裁に応援で呼ばれた明墨正樹(長谷川博己)検事が「糸井一家殺人事件」を担当。志水裕策(緒形直人)に検事として事情聴取した明墨。当初、犯行時間には、「娘に頼まれて、兎の縫いぐるみを公園に探しに行っていた」とアリバイを言って犯行否認していた志水。が、「お前の妻も、お前がやったものと思っている。娘を連れて家を出て離婚の準備を進めている」と言って志水を追い込んでいた明墨。そして、その直後に、志水の妻の桃瀬礼子(吹石一恵)は交通事故死。娘の紗耶(近藤華)は児童養護施設で保護。引っ越し、離婚、そして、新しい仕事を見付けて再出発をという矢先の礼子の事故死でした。そのタイミングで、「わたしがやりました」と志水が自白。そして、瀬古成美(神野三鈴)判事が死刑宣告。が、礼子は明墨の同僚検事でもあり、「糸井一家殺人事件」を独自調査していて、志水は冤罪であるというファイルを遺していました。それを判決の六年後に読んだ明墨は自分の罪(志水の冤罪)に気付きました。――礼子のファイルに記載されていたのは、当時、千葉県警の警察官が志水の無罪を証明する盗撮動画に彼自身が映り込んでいる姿を見付けていましたが、それを紫ノ宮飛鳥(堀田真由)の父、倉田功(藤木直人)と伊達原泰輔(野村萬斎)検事正が隠蔽したという事実でした。で、「あなたは証拠を不正に隠蔽してたのではありませんか?」と、明墨が倉田を問い質しているところを娘の紫ノ宮が見ていました。↲緋山啓太(岩田剛典)の自宅アパートを訪ね、話を聞く赤峰柊斗(北村匠海)弁護士。「一年前、中学時に父が死亡して以来、女手一つで育ててくれた母が死亡。……母の危篤の報があり、帰郷しようと休暇を申し出た時、<これでクビね>と羽木精工社長の羽木朝雄(山本浩司)言われた。それまでも、何かと母のことを侮辱されていた。で、羽木社長に掴み掛り、逆に突き飛ばされ転倒。その時、大学を卒業して就職祝い(本当は就活に失敗していて母に嘘を言った)に母から貰った時計を羽木社長に踏み潰された。その怒りを抑え切れず、ハンマーで羽木社長を殴打し殺害した。そして、刑務所に収監中、明墨先生が面会に来て、<スピルドアで依頼を受けていた12年前のことを覚えていますか? その時の動画が何処にあるのか、あなたは知っていると思いここに来ました>と言われた。――12年前、千葉市花見川区に住んでいた俺は、「ひしみ公園」で女性の盗撮動画を撮り、それが闇サイトに「ケイ」という登録名で上がつていた。俺は、病気の母に金の心配をさせたくないと思い、闇バイトに手を出していた。その時、闇サイト管理者の江越と会った。スピルドアというのは、匿名で様々な依頼が来た闇サイト。詐欺の受け子とか、違法薬物の扱いとか、死体処理とか、様々な依頼があったが、俺は盗撮に手を出した。その盗撮動画に志水さんが写り込んでいた。それが<糸井一家殺人事件>の犯行日時(2012.3.4/19:41:35)と一致。……ケイは俺です。でも力にはなれない。撮った動画は江越に送って、それでおしまい。俺は持っていない」と緋山。↲収監中の緋山を訪ねた明墨は、「その江越を探して貰えませんか?」と依頼していました。「無理ですよ、俺は捕まってるんですよ」と言う緋山に、「分かりました。私があなたを無罪にして差し上げます」と明墨。で、緋山の無罪を勝ち取り、緋山は約束通り、江越を捜索。で、緋山は、「動画を見付けたら自首するつもりです。人の命を奪ってしまったことは償い切れませんから。ただ、俺が動かないと何時、志水さんが死刑になってしまうか分からない。私が助けることができるのなら、ここは何でもしたい」と赤峰に説明。「糸井一家殺人事件」の解決後、緋山を自首させることを明墨にも約束させた赤峰は、緋山の血染めの作業着を明墨に託します。↲今は姿を隠したまま投資詐欺をしている江越こと後藤秀一(迫田孝也)。投資に興味を持っている者(鴨井翼)がいると餌をまく青山憲治(林康文)。それに乗って、江越が鴨井翼に扮した赤峰の前に現れ、「株式投資」の説明を始めます。その場面を青山が動画撮影し、それを緋山と明墨に転送。「間違いなく江越です」と緋山。青山が江越を尾行し勤務先などを特定。そして、江越こと後藤秀一に会う明墨。約束の20時。「インペリアル東京のラウンジソファーでお待ち下さい」と受付嬢に言われる明墨。青山は秘かに動画撮影。後藤秀一が明墨の前に現れます。「弁護士の明墨です。緋山さんの代理で来ました。12年前に緋山さんが撮影した動画を全てお渡しいただきたい。あなたの指示で盗撮を行なっていたと緋山さんから聞いています。私は取引をしたいんです」と、明墨。「盗撮というのは三年で時効では?」、「緋山さんはかつて手を染めた犯罪であなたに脅されるのではないかと怯えています。だから緋山さんが盗撮に関わったという痕跡を全てこちらに渡していただきたい。それなりの対価は払います」、「悪くない話だが、ビジネスはスピードが大事。先客があり、既にその動画は私の手元には無い」と後藤。伊達原が先に後藤から盗撮動画を奪い取っていました。――そこまで話が進んだ時、「残念ながら脅迫はされませんでしたが、どうすれば好いですか?」と後藤が近くで張り込む菊池大輝(山下幸輝)検事に電話。「あなたなら脅迫してでも動画を奪いに来ると予想していましたが、脅迫していなかったということなら、この場での逮捕は出来ませんね。……みなさんご苦労様でした」と菊池が言うと、大勢の張り込み刑事がソファーから一斉に立ち上がりその場を立ち去ります。その経緯を伊達原に報告する菊池。↲伊達原に先週の公判記録の決裁を求める緑川歩佳(木村佳乃)。「それは君が代わりにやっておいてよ」と伊達原。「何をご覧になっているのですか?」と緑川が問うのに、「大昔の事件で押収した資料映像。……盗撮なんて許せないよね。こんな奴が世の中には山ほどいるんだね」と言いながら、歩くスラックス女性の背後を狙う盗撮映像をパソコンで見ている伊達原。そこに志水裕策が映り込んでいます。映像下部に「2012.3.4/19:41:35」とあり、この日時が「糸井一家殺人事件」の犯行時間と一致しています。この記録動画をフォーマットし、全ての動画データを消去する伊達原。「天は正しい方に味方する」と言ってデータ破壊する伊達原。江越の犯罪を見逃すのと引き換えに彼から動画を奪っていた伊達原。↲花束を手に伊達原と緑川が明墨法律事務所を来訪。「かつての部下が弁護士事務所を始めたというのに祝いの一つもないとね、どうぞ……」と言って花束を差し出し、嫌味の言葉を並べ立てる伊達原。↲
2024.06.03
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■NHK大河ドラマ/歴史ドラマ■光る君へ/第二十二話(2024.6.2)/「越前での出会い」あらすじ↲敦賀の松原客館に立ち寄る藤原為時(岸谷五朗)とまひろ(吉高由里子)。為時は宋人の朱仁聡<ヂュレンツォン>(浩歌<ハオゴー>)と、通詞の三国若麻呂(安井順平)を介して面談。朱は、995年9月に宋の朝廷から密命を受け若狭湾に漂着。越前に移され逗留していました。為時は、朱らの安全を確保し生活必需品を提供。前国主(源国盛)がなかなかしなかった船舶修理と食糧援助などの帰国支援を約束。その夜、国守を歓迎する宴が催され、翌日、越前国府に到着。「越前介」の源光雅(玉置孝匡)、「越前大掾」の大野国勝(徳井優)に迎えられますが、彼らは為時に多額な賄賂を贈り、「越前のことは越前の我らに任せよ」と言って足を引っ張ります。「わしを愚弄する気か!」と為時は激怒。↲浜辺に乙丸(矢部太郎)を伴い出掛けたまひろは周明<ヂョウミン>(松下洸平)と出会います。で、為時が源光雅と大野国勝の嫌がらせによる激務で体調を崩した折り、周明が薬師として対応。が、実は、周明は宋の皇帝の嫡男で、次期皇帝。それは後年、まひろが宋に渡った際に判明します。ともあれ、宋の薬師の周明が為時の背中に針を打って病を治します。↲中納言に昇格した藤原実資(秋山竜次)に代わり検非違使別当に就任の藤原公任(町田啓太)が、大宰府にいるはずの藤原伊周(三浦翔平)が都に来ていると道長に報告。伊周は余命僅かな母の高階貴子(板谷由夏)の死に目に会いたくて都にやって来ていました。公任は伊周に母と会うことを許しますが、その寸前、高階貴子は他界。↲藤原定子(高畑充希)に会った道長は、「帝の子供を身籠っています。どうかこの子を、あなたの力で守ってください」と懇願されます。一条天皇(塩野瑛久)は、定子に会いたいと求めますが、道長は「自ら髪を下ろした者に会うことは朝廷の秩序を保つ意味で出来ぬ」とそれを許さず、一条天皇が許されるのは、生まれてくる我が子を遠くから見守るだけ。↲それに前後して、頼みの綱であった通詞の三国が何者かに殺害されていました。三国と言い争いがあったとされた朱に容疑がかかり拘束。「如何したものか?」と、左大臣藤原道長(柄本佑)に問い合わせする為時。その後日、「朱様は通詞を殺していない」と言って、為時とまひろの前にその証人を連れて来る周明。↲
2024.06.02
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■日テレ土ドラ9/痛快エンタメ■花咲舞が黙ってない S3/第八話(2024.6.1)/「死者からの彼岸花」あらすじ↲花咲舞(今田美桜)と相馬健(山本耕史)は、融資課の事務ミスが続いているとのことで九年連続で業績1位を誇っている京橋支店に臨店。その京橋支店には、経営企画部長の紀本平八(要潤)と主任調査役の昇仙峡玲子(菊地凛子)が先着していて業績表彰を行なっています。そこに赤い彼岸花が届き、「紀本支店長、また会う日を楽しみに(彼岸花の花言葉)/川野直秀」というメッセージカードが添えられています。紀本は「質の悪い悪戯(いたずら)」と言い、彼岸花の廃棄を指示。それを受けた中西兼敏(盛隆二)現支店長が、舞に彼岸花を投げ出します。――今は亡き川野直秀(平原テツ)とは、昇仙峡の恋人で、相馬とは同期だった人物であり、この日が命日。京橋支店勤務時、当時の支店長だった紀本と反りが合わず、「心を病んで自殺」したのではないかと相馬から聞いていた舞は、彼岸花の贈り主を昇仙峡と推察。↲先月から増えている事務ミスの原因調査で融資課長の清田忠(岡部尚)は、「人員は不足していない。残業もゼロ。業務は、朝八時から夕方五時までと言うルールでやっている」と言いますが、行員たちは見るからに疲労困憊状態です。で、各行員への聞き取り調査中、「残業はしていません」と言っていた融資課の河合あや(小野寺ずる)が倒れます。病院に付き添った舞は、あやの夫、洋介(BOB)から、「毎日残業続きで体調を崩した」と苦情を言われます。実際、その夜遅く、帰宅途中の相馬は、京橋支店の通用口から行員たちがぞろぞろ出てくるのを目撃。それでも、「残業じゃありません。懇親会をしていたんです」と清田課長。――勤務データ上は超過勤務をしている京橋支店行員はいないのですが、中西支店長がトップ支店の地位を維持する為、残業時間など無いことにして人件費削減操作をしています。↲京橋支店では、コンピューターシステムへのログインは出勤後の定時で一定なのですが、ログアウト時間が不明になっています。これは、終電近くまで残業をさせられ、そこでパソコンの電源を落として強制終了しているからでした。「毎日、終電まで残業させられていました。中西支店長がパソコンは強制終了にしろと命じていました」という新卒で京橋支店に配属され、現在は立川支店に異動になっている佐倉大吾(長村航希)の証言などが得られます。それらの証言を中西支店長に突き付ける舞。しかし、「残業しなければならないような無能な者は異動だ」と言い張る中西支店長。その時、深澤陸(浦上晟周)が、何かの機会にこの不正を人事に訴える積りで中西支店長の理不尽な命令をスマホ録音していて、それを流します。流石に、清田課長も、「もう限界です」と言って、中西支店長に残業を命じられていたことを認めます。「トップになる為には手段を選ぶな」というのは、丸の内支店からトップの座を奪い取った紀本支店長時代からのものでした。それが中西支店長まで引き継がれています。エリート支店に連綿と続く悪しき習慣、「愚の骨頂の偽りのトップ」だったという闇を舞と相馬が暴きます。行員全員が、中西支店長に向けて「愚の骨頂です」と唱和し、臨店班の二人に拍手。↲舞と相馬は、七年前、京橋支店から正木園芸に転職していた西久保和哉(田野倉雄太) に話を聞きます。彼が上司だった川野について語ります。「川野課長は憧れの上司でした。が、なりふり構わずに業績を最優先する当時の紀本支店長に反発して孤立無援。そして、融資担当していた京橋建材が倒産。そのタイミングで社長の青山和政(田子天彩)は持病が悪化して急死。その倒産は、川野の反対を押し切り、紀本支店長が融資を受け入れる条件として京橋建材に強引に悪徳コンサルタント会社「葉山コンサル(代表、葉山総司/港区虎ノ門)」を押し付けられ、そして、「架空取引」をでっち上げられ騙されたことが原因でした。しかも、川野さんが不正を見抜いていた「葉山コンサル」なのに、この会社を推薦するという川野さんの名前を記した偽造文書(ビジネスマッチング紹介票)を紀本支店長に捏造されていて、それで、京橋建材は「葉山コンサル」とコンサルタント契約を結んでいました。で、社長の妻(山口詩史)から、葬儀の際に川野さんは罵倒されていました。京橋建材の倒産は、川野さんに騙され、川野さんが推薦したコンサルト会社を受け入れたからとされました。……紀本部長への彼岸花は、昇仙峡さんからの依頼です。紀本さんに対する戦線布告だと思います」と、西久保。↲「川野さんは東京第一銀行に殺されたようなもの」と考える舞は、「ひとりで戦おうとせず、私にも手伝わせてください」と昇仙峡に申し入れますが、昇仙峡は拒否。その頃、川野家の墓に相馬が花を手向けています。――川野が遺した「極秘事項「エリア51」の調査内容が記されている手帳は、昇仙峡が持っています。その手帳には、「もう少しでこの銀行を変える切り札が見付けられる」と言っていた川野が調査した事実が記されています。↲
2024.06.01
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■フジ金9ドラマ/痛快ミステリーコメディ■イップス/第八話(2024.5.31)/「口封じのかくれんぼ」あらすじ↲黒羽ミコ(篠原涼子)は、BS放送の恋愛トーク番組「恋するクリニック」にゲスト出演。恋愛小説家のナンリサこと南条理沙(アンミカ)と、人気俳優の窪タツこと窪田達臣(河相我聞)がMCで、視聴者の恋愛相談に応えます。ゲストのミコは以前から理沙とは馬が合わず、番組出演には余り乗り気ではありません。というのも、その昔、雑誌の「美人作家特集」で二人が選出され、そして、ミコの扱い大きかったことで、それ以来、ミコは理沙に恨まれています。で、気の進まない収録を待つ間、MC窪田が大道具倉庫で遺体となって発見され、収録中止。――警察の現場検証。樋口一之(矢本悠馬)とミコが驚くほどの早いタイミングで現場に現れる森野徹(バカリズム)。スケートリンク事件以来、森野は好調の兆し。↲窪田の死因は脳挫傷。倉庫の棚の石膏像が落下し窪田の頭部を直撃したようにも見えます。そして、その死亡推定時刻、理沙には楽屋で配信用動画(将来有望な男を見分ける方法)の撮影をしていたというアリバイがあります。――理沙と窪田の七年前からの恋仲は世間的には秘密裡。そして、窪田は六年前に理沙には内緒で別の女性と結婚。それでも窪田は、理沙に大人の関係の継続を要求していました。で、本気で窪田を愛していた理沙は、窪田が隠れて結婚していたことを知り殺害を決意。↲楽屋に島谷APを呼び、絡まったネックレスのチェーンを解かせた理沙。その間、衝立の向こう側に回って動画撮影をしていると見せかけ、その間に、窪田と今後の話し合いの約束をしていた大道具倉庫に走っていました。で、大道具倉庫では床に落としたリップクリームを窪田に拾わせ、その瞬間に石膏像を窪田の後頭部に叩き付けた理沙。そこから楽屋に戻るまでの間、スマホ二台を使い、片方のスマホに事前に録画した動画音声を流し、島谷APにそれを聞かせていました。で、窪田を殺害して楽屋に戻るタイミングで、「あっ、ごめん。コンタクトが外れちゃった」と言って一旦、席を外すことで、動画音声が途切れる仕掛けになっていました。で、大道具倉庫から戻った理沙は、その続きをもう一台のスマホで撮影。ですので、二台目のスマホでの動画撮影日時(15時42分)は当日の犯行時間と重なることになり、アリバイ成立という仕掛けでした。楽屋にいた島谷APもアリバイ証人です。↲ただ、理沙は、大道具倉庫から出るところを子役オーディションに来ていた穂乃に見られていました。穂乃は芝居が嫌でオーディションを避け、大道具倉庫で「かくれんぼ」していました。引率した父の正則が必死に穂乃を探し回っています。――警備員に防犯カメラ映像見せて貰うミコ。その後、鈴木奈々狙いの「ドッキリカメラ」誤爆(大きな風船の破裂)を喰らうミコ。それが縁で、そのスタッフに「ドッキリカメラ」の隠し撮り映像を見せて貰います。大道具倉庫から出て来る犯人の後ろ姿が写っています。↲「かくれんぼ」で隠れ続けている穂乃を捕まえる理沙。「大道具倉庫は入っちゃいけない場所なんよ。大人の人に見付かったら凄く叱られちゃう。私は、あんたがあそこにいたことを内緒にしたげる。だから、あんたも、私に大道具倉庫で会ったこと、絶対に大人の人には言わんといてね。倉庫には行ってない、私には会ってないと言うてね」と強要。――そんなことがあった後、森野が「このお姉ちゃんに会ったことある?」と穂乃に理沙の写真を提示。すると、「会ってない」、「倉庫に行ってない」と関西弁のイントネーションで穂乃が答えます。穂乃の住まいは練馬区であり、父の正則も妻も東京出身です。穂乃に関西弁のイントネーションを吹き込んだのは理沙ということになります。で、「このお姉ちゃんが、リップクリームをゴミ箱に捨てた」と穂乃が証言。石膏像を窪田の頭部に叩き付ける前に、床に落としたリップクリームを拾わせていた理沙。そのリップクリームから窪田の血痕が検出されれば、それが動かぬ証拠になります。↲「わたしがやりました」と理沙。「理沙さん、私は、あなたの作品は好きでした。また新作を書いて欲しいです」とミコ。「私もミコさんの次回作に期待しています」と理沙。↲
2024.05.31
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■テレ朝開局65周年記念ヒューマンエンタメ■Believe―君にかける橋―/第六話(2024.5.30)/「逮捕、逃走。真相への旅」あらすじ ↲龍神大橋崩落事故での設計責任者としての再審無実を勝ち取ろうと逃走し、静岡県藤枝市の半田豊(田中哲司)の自宅に身を潜めていた狩山陸(木村拓哉)は、警視庁の黒木正興(竹内涼真)と国立署の梶田千佳(片山友希)両刑事に急襲され、逃走四日目にして逮捕。黒木は狩山の身柄を東京(国立署)へ移送する車中で事情聴取。そこで黒木は、切断ケーブルに打たれて死んだ「若進建材」の若松弘道(竹内涼真/二役)の弟と告げます。で、高速での移送を避け、途中、宿泊先ホテルで仮眠。そこでも事情聴取。「あんたは、奥さんの為に無実を証明したいのか? 龍神大橋の先の黒鉄島(くろがねじま)開発プロジェクトは、総工費120億。このプロジェクトに関わった兄は、あんたの杜撰な設計のせいで死んだ」と黒木。それに対し狩山は、「若進建材」の多額の負債を返す為に強度不足で安価な海外ケーブルを発注し、その差額を負債返済に充てようとして、結局、崩落事故で切断ケーブルに打たれて死んだと説明。↲翌早朝、国立署の上司(松村)に早く戻れと叱責される梶田千佳。そして、上司からは、警視庁捜査一課の黒木刑事の身内(若松弘道)が崩落事故被害者なので、その恨みで動いている可能性を指摘されます。今後の捜査から外されることになる黒木刑事を十分に監視せよと指示されます。その間も夜を徹して黒木の事情聴取を受ける狩山。黒木刑事は兄の会社が負債を抱えて大変だったことを承知していました。実際、50万円を用立てた後、更に100万円を要求されていた黒木刑事。それにキレていた黒木刑事。「あんたが言った若松の差額着服は有り得ない。<金の都合が付いた。もう連絡しない>とキレた自分に若松がメール連絡して来たのは、ケーブル発注以前のことなんだ。兄の若松は、黒幕の指示に従い、崩落事故を故意に起こし、そして、自死した可能性がある。崩落事故の絵図を描いた黒幕がいる」と狩山に説く黒木刑事。で、黒木刑事は兄の死の真相解明を狩山に託し、彼を逃がそうと考えます。番号が秘匿されているスマホと持ち合わせの金を狩山に与えます。で、宿泊先を発って車で国立署への移送中、隙を突いて、狩山を逃がします。黒木は威嚇射撃して狩山の逃走劇を演出。狩山は帝和建設の磯田典孝(小日向文世)社長に会い、黒鉄島開発プロジェクトの裏側に潜む闇を問い質そうとしています。それをフォローしようとしている黒木。が、磯田社長は桑原誠(岩谷健司)常務が預かっていた南雲大樹(一ノ瀬颯)のSSDを秋澤良人(斎藤工)弁護士の目の前でコーヒーカップに投入、データ消去しています。いずれにせよ、狩山は逃走罪で懲役三年以下の追加が確定。乗合バスで逃走する狩山。散髪屋で髪形を変え、着衣を変え、眼鏡を掛けて変装。↲南雲は完全に意識回復していないように見えますが、彼に「発注書が入ったSSDは廃棄した。もう、これで事故の真相は表に出ない」と語り掛ける秋澤弁護士。「それはダメだ」と南雲が暴れ出します。一方、玲子は磯田社長に会い、「苅山が逃げたのは私が原因。真実に蓋をしたあなたは、ただの嘘付きと言って、私は彼を責めてしまった。是非、本当のことを世間に知らせてください」と頼みます。↲狩山は黒木から渡されたスマホで磯田社長に電話。「お会いしたい。僕はこれまで、あなたを信用して行動していました」と告げます。「警察に見付からずに来られますか?」、「何処に行けば好いですか?」。↲
2024.05.30
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■フジ水10/ミステリー×ヒーロードラマ■ブルーモーメント/第六話(2024.5.29)/「ドローンで運ぶ命の薬、明かされる過去」あらすじ↲晴原柑九朗(山下智久)が五年前の関東南部豪雨災害の慰霊碑を訪れると、そこにドライバー兼料理人の丸山ひかる(仁村紗和)。晴原が園部灯(本田翼)の最後の行動の真意を知っているのか問いますと、ひかるは「私はもうSDMにいられない」と返答。「最後に灯に会ったのか?」との問いに、「ごめんなさい、今は話せない」と、ひかる。――警察班統括責任者の沢渡満(橋本じゅん)の調べで、ひかるは関東南部豪雨災害エリアの保育士だったと判明。そのことを言い、灯の死の真相を聞きたい園部優吾(水上恒司)と内閣府特命担当大臣(防災担当)の園部肇一(舘ひろし)本部長に「退職願」を提出するひかる。↲SDM本部に上野香澄(平岩紙)の息子、海斗(石塚陸翔)八歳がやって来ます。翌日、長野で開催される「全国紙飛行機大会」(5/11、信ヶ岳自然公園)に出場するとのことで、母の同行参加を求めています。が、仕事優先の上野は息子を父親に託し帰します。↲三日前、静岡で地震(震度6)が発生(死者236人、重軽傷者1390人)。道路が分断されたエリアで十名ほどが取り残されています。救援医療物資を運ぼうにも車両やヘリが入れず、携帯電話も繋がり難くなっています。そこで、医療班の汐見早霧(夏帆)のオンライン診療と併せ、防災用ドローンを活用。ドローン運用には実用化を進めてきた上野の力が必要なのですが、海斗の全国紙飛行機大会と重なります。「僕は決勝まで行くことを約束する。それまでに来なかったら、僕は、これ以上嫌いになりたくないから、二度とお母さんと約束はしない」と海斗に言われていた上野。約束通り、海斗は、13時スタートの決勝戦に残ります。↲上野は大会終了前までに海斗の元に到着できると計算。その後の処理を雲田彩(出口夏希)に任せ、上田は息子の元へ走ろうとしますが、そこに新たな要救助者。雲田の力量では無理と判断してトンボ返り。陸の孤島に取り残されている十名の内の一人、肝硬変の老女(初恵)が転倒した際の足の傷から雑菌が入り、死に至る危険な病を発症。抗菌薬を急ぎ届けなければなりません。ドローンのバッテリー残量(あと30分が限度)が少なくなる中、上野が気象情報を読み、そして、電波が届く場所に移動した晴原のドローン操作により最短ルートで医療物資(抗菌薬と鎮痛剤)を届けます。で、初恵は無事に回復。↲上野、晴原、雲田が信ヶ岳自然公園の「全国紙飛行機大会」会場に到着した時、既に大会は終了。「完全に嫌われちゃったな。海斗、ごめんね」と上野。そんな母の言葉に、海斗は「再現するから見てて」と言って紙飛行機を飛ばします。飛行距離41メートル、滞空時間12秒。「君のお母さんは約束を破った数だけ誰かの為に戦っている。誰かの命を救っている。そんなお母さんを嫌いになれるのか?」と海斗を諭す晴原。「お母さんのこと好き、カッコ好い」と海斗。↲ひかるが優吾に「SDMの正式運用(現在は試験運用中)までは真実を誰にも話さないと決めていたが、それを上野さんが、今、語ろうとしている」と告げます。――信ヶ岳自然公園の「全国紙飛行機大会」会場では、「私なのよ。私が奪った。あなたのかけがえのない人(灯)の命を……」と、ひかるに事前通告していた上野が、晴原に告白。↲
2024.05.30
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■テレ朝水9/刑事事件ドラマ■特捜9 season7/第九話(2024.5.29)/「偽りの三重奏」あらすじ↲宝石店強盗が発生。事件直後、強盗犯が路地裏で覆面を脱いで素顔を曝す動画がネット拡散。浅輪直樹(井ノ原快彦)と新藤亮(山田裕貴)は、繁華街で容疑者に似た朝倉昭雄(森谷勇太)を発見、それを追いますが一旦取り逃がします。身元を調べると、朝倉は会社を経営していて倒産、そして離婚しています。そんな朝倉を浅輪と新藤が再び街中で発見し、今度は確保。その間、新藤は浅輪の座を奪い主任になると宣言。――結局、朝倉は借金の取り立てと勘違いして逃げただけで、宝石店強盗犯ではなく人違いだと主張。そして、確かに犯行時には、ライブ配信していて完璧なアリバイがありました。↲バーでの拳銃密売が動画配信されていて、青柳靖(吹越満)と矢沢英明(田口浩正)はバーで張り込み。隠し撮りで取引現場(バーのトイレでの取引)が撮影された配信動画の男と似ている馬場幸成(フェルナンデス直行)を確保。その時に発した「拳銃密売容疑」という青柳の言葉を聞き付けたバーの店員がケツ持ちの反社組織に連絡。「シマ荒らし」と勘違いされ、その反社集団にアイスピックを手に取り囲まれます。そんな危機に、組織犯罪対策課刑事たちが雪崩れ込み、反社集団を銃刀法違反、密売容疑で逮捕。――馬場幸成も「人違いです」を繰り返し、トイレでの拳銃取引の日には完璧なアリバイあり。↲高級住宅街ペット窃盗の応援に向かう小宮山志保(羽田美智子)と高尾由真(深川麻衣)。三ヶ月で二十件のペット窃盗が発生しています。小学生への聞き込みで、沢山の犬を散歩させている「犬怪人」という人物の動画が配信されていることを知ります。「太郎く~ん」と志保と由真がラブラドールレトリバー犬を探します。深夜、元病院の廃屋で太郎の鳴き声。お化けが苦手の由真と宇宙人を怖がる志保が廃屋内を探索。千葉信二を確保しますが、こちらも、「俺は盗んでいない」ということで犯意を否認。アリバイあり。↲捜査支援分析センター(SSBC)副所長の村瀬健吾(津田寛治)と分析官の三ツ矢翔平(向井康二)の解析により、この三つの事件が繋がります。三つの動画配信映像は、全てコンピューターグラフィックで作られたフェイク動画でした。――朝倉昭雄、馬場幸成、千葉信二が次々に入れ替わり、最後に謎の男、出口一郎(柏原収史)が現れる動画が配信されます。出口が、「5月29日、150歳の老人の誕生祝いに、男は祝砲の弾を込め、女は皿に鳥の頭を盛って、新しい指揮者が古い指揮者を殺す」と告げています。犯行予告声明です。その日(5/29)は、警視庁音楽隊に異動した国木田誠二(中村梅雀)元班長の晴れ舞台、「警視庁創立150周年記念式典」が東京総合学芸会館で執り行われる日です。そこでは音楽隊の演奏があります。で、特捜の皆に来て欲しいということで、監察医の早瀬川真澄(原沙知絵) に式典パンフレットを託していた国木田元班長。――浅輪は警務部人事第二課に呼び出され、警視総監、神田川宗次朗(里見浩太朗)の意向であるということで、班長就任を打診されていました。新藤の主任昇格も匂わされ、複雑な面持ちで特捜に戻り、出口の犯行予告を知ります。↲
2024.05.29
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■テレ朝火9サスペンス×ラブストーリー■Destiny/eps.8(2024.5.28)/「真犯人はそこにいる」あらすじ↲被疑者、野木真樹(亀梨和也)を逃走先の長野から横浜に連れ戻した西村奏(石原さとみ)検事。真樹は野木邸放火を認めていますが、その供述と鑑識結果が食い違っており、そして、放火現場付近を走っていた宅配トラックのドライブレコーダーに梅田祐希(矢本悠馬)の姿。そのことを奏が問うと、「真樹は、あの夜、俺に出会い、俺が放火犯と勘違いした。それで俺を庇って自首しているのだと思う」と祐希が返答。――あの夜、「アトレ法律事務所」のリストラ対象者だった祐希は、野木浩一郎(仲村トオル)に就職を斡旋して貰おうと野木邸のチャイムを押していました。その時、真樹を迎えていた浩一郎は「来客中なので、追ってこちらから連絡」と祐希の面談を拒みます。祐希は、それを体の良い断りの常套句と決め付け、周囲をぶらぶらした後、もう一度、野木邸に向かっていました。その時、「火事だ」という声。不審な動きを目撃された祐希は、「火事だ」と叫ぶ男に追われ逃走。そして、ばったり、真樹と鉢合わせ。その直後、出火前の浩一郎の口利きがあったのか、業界大手の「国際文化法律事務所」での面接。リストラ後の再就職ということで妻の知美(宮澤エマ)が喜び、出火騒ぎのあった野木邸に行っていたことは言えずにいました。が、自分を庇って真樹が自首していることを知った祐希は、参考人として横浜南署に出頭。その後、何度も参考人招致される祐希。↲体調が戻った真樹の取り調べを再開する奏。祐希を庇っての自白だったことを認める真樹。入院を条件に釈放という裁判所の決定が下ります。「横浜みなと総合病院」の外科医、奥田貴志(安藤政信)の前に真樹。胆嚢癌は既に十二指腸に転移。奏との婚約を解消している貴志は、即刻の手術を薦めます。「僕はあなたを生かすことも殺すこともできる」と貴志。真樹が手術を受け入れた際は、貴志が執刀予定。↲野木浩一郎が目覚め、面会許可。「放火犯に心当たりは?」と問う奏に、「私に恨みのある人間は沢山いるから見当付きません。何時かこんな事が起きると覚悟していた」と浩一郎。↲放火の通報者、デリバリー配達員(山添寛/相席スタート)に話を聞く奏。彼は「夜十時くらいに通報」していて、そして、「置き配」の証明写真を撮影していました。その写真に人影が写り込んでいます。その画像解析を渡辺(板尾創路)刑事に依頼。ガソリン入りのポリタンクを持つ男が浮かび上がります。↲翌朝、民自党新総裁に東正太郎(馬場徹)が就任したことを告げるテレビニュース。東正太郎は、奏の父、辻英介(佐々木蔵之介)が20年前に賄賂を受け取ったとして起訴した議員です。彼は元経産省政務官の出身で、この「環境エネルギー汚職事件」裁判で無罪となっていました。その弁護に辣腕を振るったのが浩一郎でした。浩一郎は父、辻英介検事のメール捏造を指摘し、そのデッチ上げを糾弾。身に覚えのない疑惑を掛けられ命を絶った父、辻英介が収賄罪を問うていた東正太郎が新総裁に就任しています。――で、テレビニュース画面にデリバリー配達員の「置き配」の証明写真に写り込んでいた男を見付ける奏。正太郎の父、元総理の東忠男(伊武雅刀)の傍らで拍手する東元総理秘書の秋葉洋二(川島潤哉)が、野木邸の出火時直前にガソリン入りポリタンクを持ち運んでいた男でした。奏は入院中の浩一郎の元へ走ります。「環境エネルギー汚職事件から及川カオリ(田中みな実)の事故死を経て、野木邸放火事件に至るまで、全ては繋がっている。教えて下さい、真実を」と奏。秋葉洋二は、浩一郎を呼び出して辻英介の娘(奏)に会ったことを質していましたから、この二人は面識がある筈です。↲
2024.05.28
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■フジ月10<カンテレ>■アンメット――ある脳外科医の日記/第七話(2024.5.27)/「記憶回復の壁と料理人の嗅覚」あらすじ↲川内ミヤビ(杉咲花)らは、居酒屋「たかみ」の店主、高美武志(小市慢太郎)の味付けが濃いことに気付き精密検査。脳に髄膜種(ずいまくしゅ=腫瘍)。その影響で嗅覚が失われ味付けが濃くなったと判明。腫瘍切除の際に神経を傷付けますと完全に嗅覚を失います。難易度の高い手術になりますが、この手術をしないと生命危機に陥ります。手術をするか否かで悩む高美とその妻の香織(阿南敦子)に寄り添うミヤビ。手術を決意した高美の腫瘍切除は三瓶友治(若葉竜也)とミヤビの共同作業。ミヤビが三瓶以上の才能(腕前)を見せ、微妙な腫瘍剥離を実施。術後、香織が持って来た鰹節の出汁を手に取り、「分かります、匂い」と、三瓶とミヤビに報告する高美。↲薬の量を増やすことでミヤビの記憶障害が改善したかに見えましたが、記憶がすり替わる記憶錯誤症状が頻発。患者を取り違えそうになったりしていましたが、それも徐々に改善。――高美の嗅覚改善祝いに「たかみ」に集まったミヤビの仲間たち。その席で、「これから言うことは日記には書かないでください。僕たちは婚約していました」と言った三瓶の言葉を思い出すミヤビ。ミヤビは三瓶の顔をまじまじと見詰めます。↲「私たち、結婚するの止めよう」と、西島医療グループ会長、西島秀雄(酒向芳)の孫娘で、関東医大病院脳外科秘書の西島麻衣(生田絵梨花)が、脳外科医の綾野楓(岡山天音)に言います。それより先に、麻衣は、西島会長と父の雄一が厚労省(松木)の意向に従い、綾野の父、勲の経営する「綾野病院」を乗っ取る計略を聞かされていました。「綾野病院のベッド数は80床。それが今、勲先生が過疎地医療ばかりをやってる関係で使われていない。だから綾野君が経営者になって、「綾野病院」を西島医療グループの傘下に引き込む。そして、赤字続きの過疎地医療を止めさせて、遊んでる80床を回復期病床にする。厚労省は自分たちが進めている地域医療構想の為に、あの地域での回復期病床を増やしたがっている。……関東医大病院の建て替えには厚労省の協力が必要だから、彼らを喜ばせて上げないといけない。……綾野病院の借金は八億円。黙っていたら綾野病院は潰れる。手っ取り早く買収しても好いが、そうしないのは歴史ある綾野病院へのリスペクト。綾野君は賢い男だから、どうすれば良いか分かっているよ」という話を麻衣は西島会長から聞いていました。で、綾野の為にも、結婚話を断念する麻衣。↲
2024.05.28
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■フジ月9ドラマ■366日/第八話(2024.5.27)/「一緒にいることが幸せ?」あらすじ↲東京行き深夜バスに乗る雪平明日香(広瀬アリス)を見送った水野遥斗(眞栄田郷敦)がその帰途、龍ヶ崎駅付近で道に迷い、それを看護師の宮辺紗衣(夏子)が見つけて、お好み焼き屋「てるちゃん」まで送り届けます。で、花音(中田青渚)が、行方不明になっていた兄の無事帰宅を明日香に連絡。後日、遥斗の定期通院(診察)に付き添った明日香は紗衣に礼を言い、そして、「土浦花火大会」に参加していた理由を尋ねると、彼女には龍ヶ崎に親戚がいるとのこと。池沢友里(和久井映見)の診察(高次脳機能障害)を終えた遥斗は明日香と仲良く帰宅。龍ヶ崎高校時代を少しずつ思い出しているように見える遥斗。↲「オカベ音楽教室」千歳船橋音楽センター勤務する明日香のクリスマスイベントのプロジェクト参加では、その最終曲が「花のワルツ」(木管トリオ)。これは龍ヶ崎高校吹奏楽部の引退記念演奏曲でした。で、そのクリスマスコンサートに来場した遥斗が、その演奏曲についての思い出を明日香に語ります。が、その時、サッカー部の喧嘩の仲裁に向かっていた遥斗は、実は、明日香たち吹奏楽部の引退記念演奏を聞いてはいませんでした。高校時代のことを、思い出した振りをしていた遥斗。「ごめん」と言う遥斗に、「もう気を遣わないで。一緒にいるだけで楽しいんだから」と明日香。↲どこかでずっとクラスメートだった明日香のことを気に掛けている吉幡和樹(綱啓太)に見切りを付けた佐武芽美(高田里穂)。芽美に別れを告げられ同棲解消。芽美と別れたことを聞き付けた遥斗が和樹を慰めます。「年齢を考えると、もう寄り道していられないと言われて別れた」と和樹は悲しい弁明。それを聞いた遥斗は「俺も明日香に寄り道させてるのかな」と悩みます。↲下田莉子(長濱ねる)に思いを寄せている小川智也(坂東龍汰)が、和樹のタワマンで忘年会をやろうと提案。和樹は智也に協力しようということでタワマンではなく近郊の別荘を手配し、和樹、智也、莉子、明日香、遥斗が集結。で、食事作り。サラダのニンジンを奇麗に切った遥斗を褒める明日香。「そんなに気を遣って褒めなくて好いよ。明日香はずっと無理している」と遥斗。「本音で話したい」と遥斗。「私のこと、楽しかった思い出も全部忘れている遥斗を見るのは悲しかった。そんな自分が嫌だった。遥斗に嘘を付かせた私は最低。遥斗も随分と無理していたんだよね。目覚めて突然、この人があなたの彼女と言われたら戸惑うよね。ごめんね、しんどかったよね」と明日香。「確かに無理してたけど、ただ明日香には笑っていて欲しかっただけ。……俺たち、一緒にいない方が好いのかな。もう明日香を悲しませたくない」、「私も遥斗の悲しい顔を見たくない」、「友達に戻った方が好い?」、「そうだね、ごめん」という二人の会話を、秘かに明日香に思いを寄せる和樹が聞いています。↲
2024.05.27
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■TBS日曜劇場/パラドックスエンターテインメント■ANTI HERO[ANTI HERO]/Episode 7(2024.5.26)/「追求」あらすじ↲明墨正樹(長谷川博己)のターゲットは、「糸井一家殺人事件」、「松永理人暴行障害事件」の裁判長だった東京高裁の瀬古成美(神野三鈴)判事。それを知った赤峰柊斗(北村匠海)と紫ノ宮飛鳥(堀田真由)。女性副編集長、沢原麻希(珠城りょう)の機密情報漏洩(背任)事件の控訴審で無罪を勝ち取るには民英党、加埼達也(相島一之)法務副大臣と瀬古判事との闇(密約)を暴くこと(瀬古判事の弾劾裁判)が先決と考えている明墨。加埼議員の第一秘書(水野智則)と上田基一(河内大和)副編がバー(Luna'Bar)で密会している盗撮画像、そして、スターリスト代表取締役の田村浩紀(望月章男)と上田とのメールの遣り取りを控訴審での新証拠として瀬古判事に認めさせるには、瀬古判事の弱みを握る必要があります。で、この機密情報漏洩事件の真相を暴くことで、12年前の「糸井一家殺人事件」の真実も見えて来ます。志水裕策(緒形直人)の冤罪が明らかになってゆきます。松永理人(細田善彦)の暴行障害事件の再審無罪も実現します。↲釈放された富田誠司(山崎銀之丞)元衆議院議員が加埼の後援会パーティーに出席していた瀬古判事を怒鳴り付けます。で、その釈放に瀬古判事が絡んでいることを見抜いた明墨は、未だ釈放されていない富田の秘書、小杉和昭(渡辺邦斗)に接見。で、「富田の指示で証言者に金を渡しました」という言質を取り、小杉を釈放させます。が、その後、加埼議員の圧力により証言拒否。明墨は富田誠司を抱き込む方針に転換。「二千万円以上の賄賂を瀬古判事に渡していた」という証言を引き出します。で、富田は汚職を認める記者会見後、瀬古判事を弾劾裁判で訴追。それを却下して貰おうと伊達原泰輔(野村萬斎)検事正に泣き付く瀬古判事。が、伊達原はバッサリと瀬古判事を切り捨てます。瀬古判事の弾劾裁判は有罪。それに伴い上田基一に機密情報漏洩の罪を着せられていた元女性副編集長、沢原麻希に無罪判決。松永の再審請求が通った赤峰の最終弁論でも「松永さんは被害者です。光を奪ったのは我々。その責任と覚悟持って判決を翻したい」ということで、松永の傷害事件に無罪判決が下ります。↲「東京中央新聞」記者への転職が決まった沢原麻希に情報提供する明墨。それに基づき、「糸井一家殺人事件は冤罪か/裁判長不正で浮かぶ過去の疑惑」という記事を書く沢原。明墨はマスコミを使い再審請求を勝ち取ろうとしています。で、それを読む志水裕策の娘で、児童養護施設(ゆめみらいの家)にいる桃瀬紗耶(近藤華)。更にテレビ報道を見て過呼吸に陥る紗耶。そんな紗耶を訪ね、「今日は謝りに来た。こうなったのは全部私のせいだ。十二年前に何があったのか全て話す」と明墨。↲その後、明墨は志水裕策に接見。が、「再審はしない。ここで静かに死ぬ」と言って、明墨の再審に向けての動きを拒否。明墨は現在十七歳になって「ゆめみらいの家」にいる紗耶の写真を提示。志水は五歳時以降の紗耶を見ていません。が、「娘は死刑囚の父親などに会いたいはずは無い。もう来ないで下さい」と言い張ります。「殺人犯の娘として生き続ける過酷な身の上を考えて下さい。それは死刑を迎えるあなたよりも酷なこと。あの子を守れるのはあなただけ。私があなたを必ず無罪にしますから」と志水を説得する明墨。が、志水は無言で接見室を去ります。↲羽木精工社長、羽木朝雄(山本浩司)の殺害事件で無罪になっていた緋山啓太(岩田剛典)が、「江越(迫田孝也)の居場所が掴めました」と明墨に電話報告。――アパート二階の自宅に戻る緋山に赤峰が接触。「江越って誰ですか? 志水さんの事件に関係している人ですよね。明墨さんに無罪にして貰った見返りに江越を探しているんですよね? 全て話してください」と言い、緋山が産業廃棄物処理場で捨てたネーム入りの作業着を取り出す赤峰。「もう逃しませんよ」と緋山に迫る赤峰。↲
2024.05.26
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■NHK大河ドラマ/歴史ドラマ■光る君へ/第二十一話(2024.5.26)/「旅立ち」あらすじ↲藤原定子(高畑充希)が自ら髪を切り落とし落飾出家。定子を寵愛していた一条天皇(塩野瑛久)は失望と怒り。一条天皇の意に背き配流(地方左遷)を拒み逃走していた定子の兄、藤原伊周(三浦翔平)を検非違使別当の藤原実資(秋山竜次)が捜索、二条院で確保。任地(太宰府大宰権帥)に送ります。母、高階貴子(板谷由夏)も、それに同行しますが、それを一条天皇は許さず、実資に命じて貴子を伊周から引き離します。実資は一条天皇に検非違使別当としての働きを認められ中納言に昇格。その直後、二条院から出火。「私はここで死ぬ」と言う定子を清少納言が救出。一条天皇の子を身籠っている中宮定子の身を案じる清少納言(ファーストサマーウイカ)に、まひろ(吉高由里子)は中宮の慰めになるもの(枕草子)を書くようアドバイス。――「春はあけぼの」で始まる清少納言の「枕草子」は、中関白家(藤原道隆<井浦新>とその嫡男の伊周)が没落し、宮廷での定子の立場が危うくなったこの頃に書かれます。ただし、定子の不遇な記述を避け、彼女の容貌や学才を讃えるエピソードと宮廷での楽しい生活の話で満たされています。「もののあはれ」という「しみじみとした情緒」ではなく、「いとをかし」ということで、「対象を知的、批判的に観察することでの感覚、感性」に重点のある随筆になっています。↲996年夏の終り、四年の任期で越前国国主(越前守)を命じられた正六位の上、前式部丞蔵人(さきのしきぶのじょうくろうど)の藤原為時(岸谷五朗)とまひろ(吉高由里子)は乙丸(矢部太郎)を伴い越前(現、福井県)に向かいます。それに先立ち、右大臣の藤原道長(柄本佑)は為時を呼び寄せ、「宋の商人と称する七十人の者たちは官人、または戦人(いくさびと)の可能性あり」と言い、本物の商人なのかを探るよう指示。で、越前に発つまひろと廃邸で会い、「体をいとえ」と告げます。「妾でも良いのに、何故、一緒にならなかったのかと悔やんでいます」と、まひろ。↲越前国国主としての屋敷に入る前に、七十人の宋人が収容されている敦賀の松原客館に立ち寄る為時とまひろ。為時が宋語で彼らに話し掛けます。↲
2024.05.26
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■日テレ土ドラ9/痛快エンタメ■花咲舞が黙ってない S3/第七話(2024.5.25)/「無差別刺傷事件とガス爆発事故の繋がり」あらすじ↲新宿で無差別刺傷事件。設備工の富樫研也(夙川アトム)が犯行前に四谷支店でリフォームローンの申し込み。それを、「住宅ローンも未だ残っている」という理由で断られていて、その対応に問題が無かったか花咲舞(今田美桜)と相馬健(山本耕史)が臨店。入社二年目のローン担当者、三宅翔太(倉悠貴)に話を聞くと特に不備はありません。その夜、舞と相馬は花咲健(上川隆也)の「花さき」で、夫のドイツ赴任に伴い今月末の退職が決まっている元同僚で四谷支店ローン担当の仲下小夜子(大西礼芳)に話を聞きます。そこで小夜子は、親の介護で疲れ切っていて、それで少しでも介護が楽になるようリフォームローンを申し込んでいた富樫の話を三宅がもう少し親身になって聞いていたら、富樫の無差別刺傷事件は起きなかったと考え、三宅への指導不足を悔やみます。その数日後。四谷支店に再び災難。取引先(150億円の融資先)の舟町ガスが業務用ガス機器の欠陥を隠蔽していて複数の飲食店がガス爆発で営業停止。――「無差別刺傷事件」と「ガス会社の欠陥隠蔽による爆発事故」は繋がっています。↲産業中央銀行の肩代わりで東京第一銀行が150億円を融資した形になっていました。産業中央銀行がそれまでの融資を回収後、東京第一銀行が大口出資していました。産業中央銀行は不正情報を掴んでいましたが、東京第一銀行は掴めていなかったということで、産業中央銀行経営企画部次長の半沢直樹(劇団ひとり)の策略である臭いがします。経営企画部長の紀本平八(要潤)は、融資先への調査能力を問われて合併が不利になることを恐れ、経営企画部主任調査役(特命担当)の昇仙峡玲子(菊地凛子)に、その隠蔽を指示。↲四谷支店の岩田(田中美央)支店長に話を聞くと、融資担当(山崎)ともども、舟町ガスの五年前からの欠陥隠しの不正には気付かなかったとのこと。舞と相馬は産業中央銀行に乗り込み、融資課長(小牧健次郎)に話を聞きます。「150億円を回収した理由は?」と舞が問うと、「舟町ガスの不正は、東京第一銀行と取引のある舟町ガスに出入りしている業者(富樫研也のこと)からの情報だから、ウチより、東京第一銀行の方が先にその情報は知り得ているはず」と返答。↲三宅は、設備工の富樫が船町ガスの下請け業者であることを知っていました。富樫は産業中央銀行でリフォームローンを断られ、そして、東京第一銀行でも断られていたわけですが、その際、富樫は「俺のローンは断るのに、不正を繰り返している舟町ガスには融資するのか!」と三宅に詰め寄っていました。で、富樫から舟町ガスの不正情報を聞いた三宅は、それを報告書にして上司に提出していましたが、岩田支店長は、それを無視して150億円融資を実行。ガス爆発後、岩田支店長は三宅を呼び出し、「不正は知らなかったことにしろ」と指示。報告書の破棄を命じていました。舞が背任行為の岩田支店長を責め立てますが、岩田支店長は報告書の存在自体を認めません。その時、背後にいた小夜子が、「報告書はあります」と発言。小夜子は三宅のデスクから報告書を抜き取り秘かに保管していました。その時、昇仙峡が現れ、岩田支店長の背任行為については紀本部長に報告すると告げ、そして、舞に向かっては、「あなたの正義が銀行の正義と一致するとは限らない」と言い、小夜子が差し出した報告書を持ち帰ります。「臨店班は真相解明の為とはいえ、産業中央銀行に乗り込むなど当銀行の面目は丸潰れ。当銀行の不祥事を暴き出して進行中の合併に不利益を齎す臨店班は排除しないといけない」と昇仙峡に改めて言う紀本部長。――自殺した亡き恋人、川野直秀(平原テツ)を思う昇仙峡玲子。「昇仙峡の恋人は銀行に殺された」と噂する者もいます。↲
2024.05.25
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■フジ金9ドラマ/痛快ミステリーコメディ■イップス/第七話(2024.5.24)/「真っ白な殺意」あらすじ↲黒羽ミコ(篠原涼子)は、冤罪で獄中の死刑囚、異口治(モロ師岡)の内縁の妻(文香)の子、坂浦猛(渡辺大知)による監禁以来、休養を命じられている森野徹(バカリズム)を気晴らしに誘い出します。マネージャー初田豊(勝村政信)の運転で、森野がストレス発散できる場所として、「物ぶっ壊し体験」のアミューズメント施設に向かいます。そこに順番待ちの元フィギュアスケーター、ワールドフィギュアを日本人として初めて二連覇し、「氷上のジャンヌダルク」の異名を持つ皇真白(村上佳菜子)。真白は引退後、将来を嘱望されているフィギュアスケーター、倉科吹雪(青山凌大)をコーチ指導。吹雪の大ファンのミコは真白に声を掛けます。で、真白と連絡先交換。数日後、ミコに真白からの連絡。吹雪もミコの小説の大ファンで会いたいと言っているとのこと。それに喜んだミコは、真白が多くの選手を指導しているスケートリンクに向かいます。そのリンク練習(月乃のリハーサル撮影)を見学後、別館のトレーニングルームに向かうミコと真白。そこに、真白に代わる新たな吹雪のコーチ、奥森美音(清水くるみ)の絞殺死体。その傍らに吹雪が立ち竦んでいます。吹雪は重要参考人として、警察に連行。ミコは第一発見者(目撃者)として樋口一之(矢本悠馬)刑事から話を聞かれます。――色仕掛け(恋愛関係)で美音に吹雪のコーチを横取りされていた真白は、美音の雑なコーチングで吹雪が壊れてしまうことを危惧し、美音の絞殺を計画実行。まず、「貸していたDVDを返して」と吹雪にメール。美音との待ち合わせでトレーニングルームに向かっていた吹雪はDVDを取りに一旦、家に戻り、美音との約束時間(14時)にやや遅れます。そうしておいて、真白は月乃の演技(5分間のアイスショーリハーサル)を撮影。その間、別館のトレーニングルームに走り、そこで吹雪を待つ美音を吹雪のベルトで絞殺。↲ミコは独特のカンで真白を疑います。――館内が暗転した中での月乃のリハーサル時間は5分。マコは別館のトレーニングルームに走り、戻るというのを自ら実験。所要時間は6分以上。それでは真白のアリバイ成立です。繰り返し走るマコを見た森野も挑戦。最短ルートを走ることで、4分52秒。アリバイが崩れますが、真白の犯行を示す決定的な証拠がありません。↲警察に連行された吹雪の取り調べで、彼はマコの小説を読んでいませんし、マコの名前さえ知りませんでした。それなのに、真白がマコに、「吹雪もミコの大ファンで会いたいと言っている」と言ったことが不自然になります。明らかにマコを利用してのアリバイ作りに見えます。つまり、事前に美音の死を知っていて、それでマコと吹雪が会話することは無いという前提でないと、「吹雪がマコの小説のファン」という嘘はつけません。――「14時、トレーニングルームで」という美音からのメールを見ていた真白。真白はコーチとして各選手の演技を各選手のスマホ(タブレット)で動画撮影する関係で、各選手のパスワードを知っていました。それで美音からの吹雪へのメールを覗き見ることが可能でした。何時、何処に美音がいるのかを知っていた真白。↲美音の掌に小さな傷。絞殺時、真白のネックレスを掴み引き千切った際の傷跡だろうと推察するミコ。そのネックレスは、もともと吹雪が真白にコーチを依頼し、その後、吹雪がプレゼントしたものでした。で、その千切れたネックレスは、真白自らのリンク整備で、氷の裂け目に隠し製氷されていました。それを森野が掘り起こして発見。――「吹雪に罪を着せたのは何故?」と問うミコに、「吹雪は私の作った作品。他のコーチの手て駄作になる吹雪を見たくなかった」と真白。↲拘留中の坂浦を訪ね「(お父さんの)誤認逮捕は本当に申し訳ない。私は真犯人を探したい。ご協力いただけませんか?」と頼む森野に「(ミコの弟の)黒羽慧(染谷将太)弁護士が怪しい。あの人、何かを隠しています」と坂浦。慧については、警察しか知り得ない「十字架事件」における情報ファイルを持っている弁護士ということで、森野の相棒刑事、樋口一之(矢本悠馬)も疑っています。↲
2024.05.24
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■テレ朝開局65周年記念ヒューマンエンタメ■Believe―君にかける橋―/第五話(2024.5.23)/「逃亡編完結」あらすじ ↲秋澤良人(斎藤工)弁護士の邪魔立てにより、南雲大樹(一ノ瀬颯)からSSD(設計図及びケーブル発注書が納められている記憶媒体)を回収できなかった狩山陸(木村拓哉)は、約束通りに、警察出頭を妻の玲子(天海祐希)にメールで告げていましたが、「永代町女子大生殺人事件」の被害者(長女、弥生)の父、半田豊(田中哲司)が突然現れ、南足柄ドライブインを経て、静岡の自宅まで狩山を連行。嘘か誠か、または冗談なのか、「俺は弥生殺しの犯人に復讐する。その罪を脱獄犯のあんたに被って貰いたい」ということで狩山を自宅に匿い、そして、㈱半田工務店を畳む前の最後の仕事になっている建築現場に付き合って貰います。「龍神大橋」の現場でも半田は型枠職人として働いており、その時、狩山の設計者としての力量を知り、それで最後の仕事に狩山の知恵を借りたいとも思っています。――半田の妻は早死にしていて、現在は、看護学校に通う半田の次女、紗月(河村花)と二人暮らし。紗月が肋骨を骨折している狩山に痛み止めの薬を与えます。で、「父の仕事を継ぎたくて、お姉ちゃん(22歳で殺された弥生)は建築士になる為に東京の大学へ行った。そして、事件があった日、お姉ちゃんは付き合っていた彼氏と会っていた。……お父さんは、自分の手で復讐を考えている。お父さんを止めて貰えませんか、狩山さん」と言って、「田中さん」と父に紹介されていた狩山に懇願。↲「龍神大橋」崩落事故の全責任を設計者の狩山に被せた「帝和建設」社長の磯田典孝(小日向文世)と桑原誠(岩谷健司)常務は、警察より先に狩山の居所を掴むよう秋澤弁護士に求めます。秋澤弁護士は、喫茶店で国立署の水田(モロ師岡)刑事に会い、金を渡して狩山情報の横流しを依頼。それに前後して、警視庁の黒木正興(竹内涼真)刑事、国立署の梶田千佳(片山友希)刑事は、南雲が狩山に自分のスマホを渡していて、「(SSD入手まで)暫く待って」とメール連絡していたことを捜査本部で報告。そのメール後、狩山の位置情報は絶たれており(狩山がスマホの電源を切りゴミ箱に投入しており)、今後の捜査方針を指示。その後、南足柄ドライブインでの狩山の目撃情報が黒木刑事に届き、狩山が静岡ナンバーの軽トラに乗っていたことが伝わります。↲手術を拒否している入院患者の井本奏美(澤井梨丘)が、聖修大学病院からいなくなり、玲子は北村晴彦(市川知宏)と一緒に奏美を探し回ります。奏美を公園で発見した玲子は、奏美を病院に連れ戻そうとしている時、そのまま倒れ込みます。玲子は入院して病床。そして、仕事に復帰。実は、自身も面倒な病気を抱えていることを奏美に打ち明ける玲子。↲「玲子、出頭できない事情が出来た、少しだけ待ってくれ。俺は約束を破ってばかりだ」という半田家で書いた手紙が玲子のマンションポストに届きます。その時、黒木と梶田が現れ、配達員からその手紙を受け取ります。違法と承知の上で、静岡県藤枝市の消印があるその手紙をカッターで開封し、それを読む黒木。梶田が開封された手紙を復元しポスト投函。玲子がそれを読みます。↲その頃、南雲は意識回復したものの何も語らず。――半田家を黒木、梶田が急襲。「四日前に狩山が逃走しました」と伝え、そこで半田に追い返されますが、「弥生さんの仏前に手を合わさせてください」と黒木。狩山は奥の部屋に潜みます。が、復讐の為の半田の短刀を発見し、それに動揺して物音を立てます。紗月がお茶を運びそれをカバーしようとしますが、指先が震えていて、黒木に見破られます。「刑事さん、ご迷惑をおかけしました」と狩山が黒木の前に姿を現します。黒木刑事が切断ケーブルの直撃で事故死した「若進建材」の若松弘道(竹内涼真/二役)と瓜二つであることに驚愕する狩山。「始めまして狩山さん」と黒木刑事。↲
2024.05.23
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■フジ水10/ミステリー×ヒーロードラマ■ブルーモーメント/第五話(2024.5.22)/「雹から霧へ災害の連鎖、SDMにスパイ」あらすじ↲立花藍(真矢ミキ)総務大臣の夫で、SDM警察班統括責任者として配属された機動隊救助エキスパートとして実績のある沢渡満(橋本じゅん)が、「園部灯(本田翼)を最後に見た。……自分と妻は彼女の行動によって人生を狂わされた」と晴原柑九朗(山下智久)に告げます。五年前、立花藍は無二の親友で長年地元で私設秘書を務めてくれた河合早紀(小野裕美)を亡くしていました。園部灯が留まるように指示した公民館で命を落としていました。藍の代役でイベント参加し、そこで豪雨に巻き込まれていました。その時、豪雨現場にいた夫に、河合早紀を救いに向かうよう求めましたが、沢渡は持ち場を離れることを拒否。救助は消防に任せよという上の指示に従い、妻の要求を断っていました。その結果、河合早紀は死亡。彼女の娘が泣き叫ぶことになっていました。藍は沢渡を責め、それ以来、夫婦仲はギクシャク。藍はSDMに希望を見出しつつも、戸惑いと憤怒があります。危険な公民館に住民を押し留め、更に危険な地域に向かって走った園部灯の行動の真意が分からない限り、それは消えることはありません。――沢渡は、自分はSDMの問題を炙り出し、SDMを潰す「スパイ」なのだとSDMメンバーに宣告。↲晴原が巨大な雹(ひょう)が二時間以内に降る地域(茨城県平岡市)を特定し、SDM出動。現場に到着し、市の防災危機管理課、畑中大輔(増本尚)に現況を聞きます。と、畑中含め市民に危険性が伝わっておらず、その初動ミスを指摘する沢渡。雹が降るまで猶予が無い中、避難誘導と市民の行動予測を的確に消防班に無線指示する沢渡。↲避難エリアに住む妊婦の矢崎里沙(木﨑ゆりあ)が農作業中、腹に雹が当たり重傷。母子ともに危険な状態です。夫の保(谷恭輔)が生まれてくる子の為にもと農作業を続行していた最中の出来事です。その間、更に降り注いだ雹の影響で地域一帯が濃霧に包まれ、車両誘導中の危機管理課職員、畑中が交通事故(人身事故)に遭い危険な状態。脾臓破裂の可能性があります。里沙、畑中ともに病院での緊急処置が必要です。沢渡は、まず、既に緊急車両に回収されている里沙を病院に急送するよう晴原に進言。そして、現場に判断を丸投げしていて自ら判断を下さない内閣府特命担当大臣(防災担当)の園部肇一(舘ひろし)を非難。晴原は沢渡の忠告に従い丸山ひかる(仁村紗和)が運転する里沙を乗せた車両で病院に向かいます。そこには園部優吾(水上恒司)、汐見早霧(夏帆)も同乗。↲沢渡は、「SDMは従来の縦割りを排し現場に決断させる組織。それは本当に正しいのでしょうか」と園部大臣に問います。「SDMは現場に判断を委ねます。私は決断しないということを決断している。私の決断によって救えない命が有り得る。限界が生ずる。現場には常にギリギリまで命を救う可能性を探って欲しい」と園部大臣。↲畑中の事故現場の霧の解析を行い、その救出を沢渡に託す晴原。それを沢渡は拒否。と、「あなたの力はその程度ですか? 既存組織ではないSDMだからこそ、あなたにできることはある。ごちゃろごちゃ言ってる暇にさっさと動きなさいよ!」と、立花藍総務大臣。「SDMは現実味に欠ける未熟な組織。ただ、そういうの嫌いにはなれない」と沢渡。沢渡が畑中の病院への緊急搬送を引き受けます。雲田彩(出口夏希)がそれに同乗。――里沙は母子ともに無事で女の子を出産。腹腔内出血の畑中はカテーテル治療により命に別状無し。↲総務省第一会議室前で、「さっき出して来たよ、離婚届」と沢渡。「あっ、そう」と藍。俄かに寂しさを味わっている沢渡は、藍に「婚姻届」を渡します。「前とは違う空気感でやっていけるんじゃないかなあ。……それと、五年前の件、ひとつ分かったことがある。避難先の公民館には十四名がいて、その内、九名が死亡。五人は助かった。その生存者の名前は明かされていないが、カギを握る人物の名が分かった。ドライバー兼料理人の丸山ひかるが、合同で行われている命日の慰霊祭の前日にこっそりと参拝している」と沢渡。――「関東南部豪雨慰霊碑」の前に丸山ひかる。その背後に沢渡から話を聞いた晴原がいます。↲
2024.05.23
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■テレ朝水9/刑事事件ドラマ■特捜9 season7/第八話(2024.5.22)/「百満月」あらすじ↲休日、浅輪直樹(井ノ原快彦)主任と村瀬志保(羽田美智子)は、元鑑識官だった猪狩哲治(伊東四朗)に、二ヶ月前に孤独死した佐々木敏江(中田喜子)の遺品整理を頼まれ、立川市の古びたマンション(朝日ハイム)に向かいます。猪狩は生前、敏江から、「周囲に意地悪ばあさんと呼ばれている自分はロクな死に方をしないと思う。死んだら私のことを調べて人生の証人になって」と依頼されていました。――マンション管理組合理事長、堀井一郎(真砂京之介)、管理人の小坂真子(笛木優子)によると、敏江は三十年前に夫と死別。定年まで弁当工場に勤務。その後、猪狩が所属する俳句の会に参加。が、気難しい性格で周囲と馴染めず孤独な一人暮らし。ただ、室内には若者に人気のゲーム機(ぷにぷにアドベンチャー)や容量の大きな最新型炊飯器があり、誰かを家に呼んでいた形跡があります。更に、金庫の中には死亡推定日の少し前に全財産の四百万円が下ろされている銀行通帳と終活セミナー(インティマシ―)の書類。それに古い集合写真があり、そこには敏江の隣に夫らしき人物。その前に幼女。管理組合理事長に、敏江が「捨てた娘(生きていれば四十歳になる可奈子)」を捜して欲しいと頼まれます。↲彼女が参加していた終活セミナーのスタッフ、新田春斗(島村龍乃介)は、かつてオレオレ詐欺の受け子をやっていたところを青柳靖(吹越満)が逮捕。そして、その後の更生を見届けて来た若者です。その終活セミナー会社を訪ねた青柳、矢沢英明(田口浩正)は、この会社の怪しさに気付きます。「終活」と称し、年寄りに「エンディングノート」に全財産(隠し場所)を書かせ、秘かにそれを盗み出そうという悪辣な組織です。↲敏江の集合写真の場所が葛飾区と分かり、そして、敏江の隣の男が鎌田外科医の前院長と判明。ただ、地元の人に聞くと、女性(敏江)と幼い娘は、院長の妻子ではないということです。鎌田外科医を訪ねると、前院長は既に他界していて息子の鎌田圭吾(佐渡山順久)が後を引き継いでいます。で、写真の幼い娘(七歳)は、亡くなった父が病院に連れて来て、暫く面倒を見ていた子だと語ります。――管理人の小坂真子が敏江の死亡日と思われる日、ベニースーパーで敏江とカレー材料の買い物をしていたことが分かります。浅輪が買い物の金額通りの材料を買い込みカレーを作りますと、全八皿分に相当。で、四冊分のカレーが冷蔵庫に残っていましたから、その日に食べたのは四皿分になります。で、これを食べたのが、敏江、真子、春斗でした。可奈子は十三歳で児童養護院「ひより」に入所。庭に集合写真を埋め、それから名前を小坂真子に変え、十五歳で施設を出ていました。で、この真子と春斗がカレーを食べた後、片付けを手伝っていました。それより先に、直樹は猪狩の弟子の鑑識員、佐久間朗(宮近海斗)に敏江の部屋(特に食器棚)の指紋採取を依頼。真子と春斗の指紋が採取されていました。↲「僕が敏江さんを殺しました」と真子を庇う春斗。「私があの女を突き飛ばして殺しました。私を捨て、そして私のことを全く覚えていなかったことの復讐でした。私は母が迎えに来るのを待っていた。なのに、百回もの満月(七歳から十五歳までの約八年間)を数えても迎えに来なかった」と真子。――管理人の真子と終活セミナー会社スタッフの春斗の出会いは、「あのお年寄りからお金を取ろうとしているんでしょ。協力してあげるから私の復讐に力を貸して」という真子の声掛けでした。で、カレーを食べた後、突然、敏江が、「家族ごっこは、もう終わり。年寄りを騙して金を取る気だろ。これ持って消えな」と言って真子と春斗の前に札束を放り投げていました。それに居たたまれずに真子と春斗は退出。そして、意を決した面持ちで真子が敏江の部屋に引き返すのを見ていた春斗。キーボックスの置き場所を真子、春斗は知っていましたから敏江の室への侵入は真子には可能でした。↲「とんだ詐欺野郎だな」と言ってインティマシ―社長の高木静雄(渡部遼介)を取り抑える青柳と矢沢。――エンディングノートに書かれていた金庫の金の盗み出しを実行しない春斗に代わり、自らそれを奪いに行った高木。敏江の杖を使い、敏江を殴り倒していました。が、敏江の打撲痕は死後数週間を経過して発見されていた関係で、遺体腐敗が著しく確認できませんでした。↲真子に浅輪と志保が諭します。「あなたを父親のDVから守る為に、お母さんは七歳のあなたを一時的に葛飾区の鎌田外科に預けた。で、院長が亡くなって児童養護院に移された(十三歳時)あなたは十五歳でそこを出て、行方が分からなくなった。敏江さんは、あなたを探したが見付からなった。……あなたは七歳が十五歳の八年間、敏江さんが迎えに来るのを待ったが敏江さんは現れなかった。しかし、敏江さんはあなたを捨てていません」と浅輪。が、それでも真子は、「あの人は私が管理人として出会ったのに、娘と分からずにいた。二度、捨てられた。それで復讐心を増幅させた」と言い張ります。「いや、敏江さんのエンディングノート読んでください」と浅輪。――「管理人さん、いや、私の娘の可奈子。思い出をありがとう。あなたはあなたの道を生きて下さい。ありがとう、幸せだった」と書き込まれているエンディングノート。母のことは忘れて、自らの道を歩んで欲しいと願った母は、真子こと娘の可奈子に金を投げ付け突き放していました。↲真子は幸せだった敏江との日々を思います。札束を放られるまでの復讐を忘れていた日々を思います。――「私に母の遺品整理をさせて下さい」と真子。「俺も手伝って好いですか?」と春斗。春斗にとっても、実は大事な温もりの居場所になっていた敏江の家。↲
2024.05.22
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■テレ朝火9サスペンス×ラブストーリー■Destiny/eps.7(2024.5.21)/「最後の逃避行」あらすじ↲留置場で吐血し、「横浜みなと総合病院」に緊急搬送された胆嚢癌(十二指腸転移)患者で放火殺人未遂犯、重病で「拘留執行停止」になった野木真樹(亀梨和也)が、西村奏(石原さとみ)検事に、「一緒に逃げよう」と囁きます。翌朝、真樹は病院を脱出。長野行長距離バスに乗り込み、奏もそれに同乗。横浜地検支部長の大畑節子(高畑淳子)、事務官の加地卓也(曽田陵介)は奏に連絡を入れますが、それより先に「熱があるので本日休暇」という連絡があっただけで、それ以降、スマホ電源が切られています。で、病院から真樹がいなくなったと自宅で連絡を受ける担当医の奥田貴志(安藤政信)。大畑支部長からも奏の所在を問う電話がありますが、「今、やっと寝たばかりなのですが、起こしましょうか?」、「いえ、結構です」という遣り取りで、貴志は奏の在宅を偽装。貴志は横浜南署の渡辺(板尾創路)刑事からも話を聞かれますが、奏は発熱して自宅で寝ている風を装います。その頃、梅田祐希(矢本悠馬)は野木浩一郎(仲村トオル)の推薦で国際文化法律事務所の面接。そこで真樹の逃亡を知らされる祐希。帰宅し、森知美(宮澤エマ)にそれを報告しているところに、貴志が訪問。貴志は、学生時代の奏のことを尋ねます。その後日、「しばらく家を出ます。別れよう」とメモを残して奏の前から姿を消す貴志。↲被疑者逃亡の事態に神奈川県警が緊急配備を敷く中、長距離バスを降りた奏と真樹は、奏の運転するレンタカーで思い出の場所(学生時代の花火見物)に向かい幸せだった大学時代に思いを馳せます。担当検事と被疑者の禁断の逃避行です。「たとえ検事の職を追われても、愛する人は私が守る。愛する真樹の為、20年前、奏の父の辻英介(佐々木蔵之介)が自死に至った事件、12年前、及川カオリ(田中みな実)が山道で交通事故で自死した真実を突き止める」という強い信念の奏。――奏が、「逃走した真樹を確保した」と大畑支部長に連絡。実は、「一日の猶予をください。必ずことの真実を突き止めます」と大畑支部長に事前連絡していた奏。で、大畑支部長が長野県警に通報し、真樹は逃亡先でパトカー警官に逮捕されます。↲野木邸の放火のあった夜、現場付近を走る宅配トラックに気付いた奏は、そのトラック搭載ドライブレコーダーの分析を渡辺刑事に依頼。そこに放火現場から走り去る祐希が映り込んでいました。奏は真樹に接見を断られていた祐希と、知美夫妻の自宅を訪ねます。「野木先生の家の前で何をしてたの?」という奏の問いに、「真樹は、あの夜、ばったり出会っていた俺を庇ったんだ」と祐希。↲
2024.05.21
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■フジ月10<カンテレ>■アンメット――ある脳外科医の日記/第六話(2024.5.20)/「記憶障害を誘発させる薬の意図」あらすじ↲過去に脳出血の治療を受けた山本健太郎(鈴之助)が、その後遺症のてんかん発作を起こし運び込まれます。妻の美央(松原由希子)、娘の莉子(佐藤恋和)が病院に駆け付けます。一度発作が起きると何度も繰り返す可能性が高いことから、山本には抗てんかん薬が処方されています。抗てんかん薬は一度も発作を起こしたことがない患者への予防投与は推奨されていませんが、実は、川内ミヤビ(杉咲花)は予防投与として、主治医の大迫紘一(井浦新)教授からこの薬を処方されています。それを知った三瓶友治(若葉竜也)は、その投与こそがミヤビの記憶障害に関与しているものと考えます。救急部長の星前宏太(千葉雄大)が、大迫教授の部下で大学同期の綾野楓(岡山天音)をスパに誘い探りを入れます。てんかん発作など起こしたことが無いとされているミヤビに何故、予防投与に否定的な大迫教授が抗てんかん薬を処方しているのか尋ねます。↲真実を見極める為、危険を顧みず抗てんかん薬の服用を止めるミヤビ。と、星前と三瓶の前でミヤビが眠りに落ち「財布が無い、私が残る、こうすると影が消えます」という寝言。夢遊病者のように歩行。そして、てんかん発作。側頭葉てんかんで、夢遊病者のような歩行自動症に加え、発作性発語の症状が出ます。過去にてんかん発作を起こしていた可能性が高まるミヤビ。そう診断する三瓶。↲そんな時、「ミヤビちゃんの脳波検査結果を見付けたよ」と綾野が三瓶に連絡。ファイル七件は全て消去されていましたが、綾野が市販の復元ソフトで復活させます。そのデータは動画で記録されていて、ミヤビの睡眠脳波を取る大迫教授が映し出されます。側頭葉てんかんの発作で歩き出すミヤビがいます。大迫はミヤビのてんかんを隠していました。更に、二回目の服用量で発作が治まって適正量が判明しているのに、更に、三回目に薬の量を変えて発作を誘発させています。それが都合七回繰り返されています。そこに、何故か、関東医大同窓会長の西島秀雄(酒向芳)も現れます。そんな脳波検査ファイルを見て、自らの仮説を裏付ける事実を見付けた三瓶は大迫教授に怒りを向けます。↲綾野が、「川内先生のてんかん発作を伏せていたのは、どうしてですか?」と大迫教授に聞きます。「川内先生の記憶障害を治したくなかったんですよね」と三瓶が問い詰め、記憶障害を引き起こす「てんかん性健忘」についての論文を提示。「七回も脳波検査したのは記憶障害だけが残るギリギリの投薬量を見極める為でしょう。てんかん発作を起こしたら、周囲がその真実の症状に気付いてしまうので、てんかん持ちであることを隠した。あなたは、意図的に<てんかん性健忘>を作った」と大迫教授に迫る三瓶。それに対し、「それが何が問題なの?」と大迫教授。「あなたは医者ですか? 彼女がどんな思いで脳外科医であろうとしているのか考えたことありますか?」と三瓶。「まずは彼女のてんかんを抑えて医師として復帰するのに必要な最小限度の服用量を決めるのがベスト。君の妄想で周囲を巻き込まないで貰いたい。彼女の記憶障害は治らない。諦めろ」と大迫教授。「いや、川内先生の記憶は消えていない。海馬に眠っているだけ」と三瓶。「だとしても、それを呼び起こす方法は存在しない」と大迫教授。↲抗てんかん薬を服用し始めた山本は十分な睡眠をとる為、夜勤を減らしたいと会社に申し出ます。しかし、後遺症の理解が乏しい直属上司の文野(新貝文規)から特別扱いはできないと言われ、妻子を抱える山本に、日中の仕事も暫く休むよう通告されます。自らも後遺症を抱えるミヤビは山本の為に、文野とその上司の池沢(小沼朝生)に会って説得を試みます。それに丘陵セントラル病院院長の藤堂利幸(安井順平)も同行。「周囲の理解が必要です。出来る事さえ断たれ、可能性を奪われるのが患者は一番辛い」と藤堂院長が説得。「障害者枠での再雇用なら、障碍者雇用促進法により、税制優遇などのメリットが会社にはあります」とミヤビ。で、山本は会社に正常復帰。↲抗てんかん薬の量を増やして、それで記憶障害が改善するという三瓶の仮説を試そうとするミヤビ。「認知機能が低下するかも知れません」と三瓶が言いますが、「出来ることをやってみます」とミヤビ。カプセル一錠の処方のところを二錠服用。――それで、「光を当てると影が出ます」と言った三瓶の言葉を思い出すミヤビ。「人間は暗いところに光を当てて好いことをしたと思っている。が、新しく出来た影に気付かない。アンメット……。直訳すると満たされないという意。出来た影に光を当てても、また新たな影ができる。再び、満たされない人が産まれてしまう。どうしたら隈なく照らしアンメットを無くせるのか。その答えを探しています」と言った三瓶を思い出します。その時、「こうすると影が消えます」と言ったミヤビ。↲翌朝、昨日食べた豚足の小骨を床から拾い上げるミヤビ。昨日、豚足を食べたことを思い出すミヤビ。ミヤビは病院に全速力で走り、「昨日のこと、覚えてたんです」と三瓶、星前に報告。星前と抱き合って喜ぶミヤビ。↲
2024.05.21
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■フジ月9ドラマ■366日/第七話(2024.5.20)/「あの時から好きになっていた」あらすじ↲雪平明日香(広瀬アリス)は、未だ高校時代以降の記憶を取り戻すことのない水野遥斗(眞栄田郷敦)に寄り添いながら、「オカベ音楽教室」の事務受付兼クラリネット講師の道を歩み始めます。遥斗の担当脳神経外科医の池沢友里(和久井映見)の娘、菫(宮崎莉里沙)をクラリネット指導します。そして、山浦久典(赤ペン瀧川)室長から、クリスマスイベントのプロジェクト参加を勧められます。明日香は、10/28が誕生日ということで、その日の「秋のクラシックコンサート」チケット二枚を同僚のプロジェクト参加者から貰います。↲小川智也(坂東龍汰)は、肘の故障で、「慶京運輸」野球チームで戦力外。実家(茨城)のネギ農業を継いでいます。そんな中、遥斗が退院。遥斗は外食チェーン「グッディダイニング」に復職し、妹の花音(中田青渚)と東京での同居生活を開始。↲遥斗の退院と復職、そして、明日香のクラリネット講師デビューを祝う為、明日香、遥斗、智也、下田莉子(長濱ねる)、吉幡和樹(綱啓永)は、遥斗の企画で立ち上げ営業している飲食店「パトリア」に集合。そこに遥斗の同僚社員、木嶋康介(岐洲匠)もいます。木嶋のフォローはありますが、復職初日、遥斗は全てのことを失念しており、メモを取って様々なことを学びますが、なかなか頭に入りません。仕事上の初歩ミスが続き焦りを感じている遥斗は、木嶋から「パトリア」がハロウィーンのキャンペーン(10/28)でキッチンカーを出すことを聞き付け、その手伝いを買って出ます。それを知った明日香は、遥斗とのクラシックコンサート行きを断念。遥斗は明日香の誕生日を覚えていません。休日出勤の遥斗を横目に、一人でコンサートに行く明日香。キッチンカーの手伝いの遥斗は、コンセントが抜けていることに気付かず、アイスを溶かします。落ち込む遥斗。自分が情けない遥斗。励ます妹の花音。そこに、花火大会の誘い。妹も同行希望。後日、「何で10/28が誕生日と言ってくれなかったの?」と遥斗が明日香にクレーム。↲狛江崎亘(岩永ジョーイ)が妻と正式に別れ、莉子とのやり直しを求めます。そこに、実家のネギを届けに来た智也。智也が間に入って亘を追い返します。智也は実は高校時代から莉子のことを好きになっていますが、それを言い出せていません。そんな智也が、莉子を土浦の花火大会に誘います。↲そして、和樹もまた、実は高校時代から明日香のことを好きになっていました。そんな二人が街中で偶然出会い、懐かしいカレー弁当を食べます。そこに智也からの「土浦花火大会」の誘いがあり、二人はOK。ワイシャツにカレー汁を付けて帰宅した和樹を同棲している佐武芽美(高田里穂)が疑い、花火大会に同行。↲花火大会で帰省する高校時代の仲間たちと芽美。皆で花火大会に向かいます。川沿いでの場所取りです。そこに向かう途中、明日香が転倒し、足を挫き動けません。遥斗が背負って、皆と合流。「誕生日のこと、黙っててゴメンね。来年の誕生日はケーキを食べたい」と明日香。遥斗が誕生日プレゼントのブレスレットを明日香の手首に巻きます。皆で花火を見上げます。その後、解散。明日香は深夜バスで東京に戻ります。深夜バス乗り場まで遥斗が見送り。――東京に戻った明日香に、「お兄ちゃんが(茨城の)実家に帰って来ない」と花音の電話。↲
2024.05.20
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■TBS日曜劇場/パラドックスエンターテインメント■ANTI HERO[ANTI HERO]/Episode 6(2024.5.19)/「不正」あらすじ↲明墨法律事務所で、捜索中の江越という人物のことを明墨正樹(長谷川博己)に報告する緋山啓太(岩田剛典)。それを事務所の外で立ち聞きした赤峰柊斗(北村匠海)は、緋山を「糸井一家殺人事件」の関係者と認識。↲元千葉県警刑事部長の倉田功(藤木直人)は、来栖礼二(渡邊圭祐)による「連続不同意性交事件」の被害者、仙道絵里(早見あかり)の目撃証言について、これを「虚偽告訴幇助(証拠捏造)」したことを認めており、娘、紫ノ宮飛鳥(堀田真由)の弁護担当の申し出を拒否。その直後、伊達原泰輔(野村萬斎)検事正に、「どんな名医でも肉親の手術は難しい。お父さんの弁護は冷静な第三者が望ましい」と忠告されます。↲懲役一年、執行猶予二年という判決が下された女性副編集長、沢原麻希((珠城りょう)。その弁護を担当した藤堂(津村知与支)弁護士に代わり、明墨が、「私があなたを無罪にして差し上げましょう」と言って登場。大洋出版(週刊大洋)の副編集長だった沢原麻希は「情報流出事件」に巻き込まれ、その犯人とされています。社外秘の機密情報、取引情報、社員の個人情報などを外部に漏らしたとされています。その控訴審(公判)を明墨が担当。沢原のIDを使って侵入した者による流出だったことと、沢原の口座に流出先の㈱スターリスト社から315万円の振り込みがあったことで沢原が犯人とされています。スターリスト元代表取締役の田村浩紀(望月章男)によれば、機密情報はUSBメモリで郵送されたとのこと。しかも、その封筒に沢原の指紋が付着。――元上司(デスク)だった上田基一(河内大和)を飛び越えて副編集長に抜擢されていた沢原は、後釜の副編に納まっている上田の仕業と疑っています。↲沢原の副編集長時代の五ヶ月間、彼女は、民英党議員、加埼達也(相島一之)法務副大臣の複数女性との不倫疑惑、そして、大企業社長とパーティー三昧という醜聞を追っていました。それで、次期法務大臣の座は危うくなっていたのですが、対抗馬だった富田誠司(山崎銀之丞)議員は、息子の正一郎(田島亮)が暴行事件を起こし、その証拠隠滅を図ったことで逮捕され、それで加埼は勝ち残り。――上田のデスク時代、沢原の政界スキャンダル記事は一切封じられていましたが、副編となって立場が入れ替わるや、加埼議員の政界スキャンダルを連発していた沢原。そして、沢原が副編の座を下ろされた後、加埼のスキャンダルは封印。で、上田副編と加埼議員には繋がりがあり、加埼議員の政敵とも言える竹本派の暴露記事を書くことになっていた上田。上田の情報源(竹本派スキャンダル)は加埼議員です。↲明墨はGPSを上田の鞄に仕込み、上田の尾行を赤峰に命じます。で、加埼議員の第一秘書(水野智則)とバー(Luna's Bar)で密会している上田の写真を赤峰が抑えます。バー従業員の話では、時々は、加埼議員本人も来るとのこと。一方の紫ノ宮には、スターリスト代表取締役、田村の個人用パソコンの回収を指示。田村は逮捕後にスターリストを廃業し、会社のパソコンデータを全て削除していましたが、警察に押収されなかった個人用パソコンの消去データ、SCRE CHATという匿名SNSを復元。その中のチャット送り主に、大洋出版の上田基一の名前があります。四件の情報漏洩リストがあります。これで控訴審での証拠が揃います。↲控訴審では、スターリストの田村と上田とのメール交換の記録、そして、加埼議員の第一秘書と上田がバーで密会している写真を証拠として提出。そして、上田がデスク時代、沢原麻希の加埼スキャンダル記事を却下していたことを指摘。で、沢原麻希は陥れられたものとし、無罪を主張。が、品川(近藤公園)検事が証拠集めの違法性(権利侵害)を強調。上田を証人として呼び、鞄に小型GPS探知機を仕込まれ、赤峰弁護士に尾行、盗撮をされたという違法性を語ります。「弁護側の請求証拠は不採用」と瀬古判事。↲司法修習同期の森尾(沢村玲)検事を呼び止め、異例の出世を遂げている伊達原検事正の話を聞く紫ノ宮。――伊達原は千葉地検在籍時、「西千葉建設横領事件」を担当。これは、会社の下っ端を使って会社の金を盗ませていた事件(企業汚職事件)であり、その絡みで、志水裕策(緒形直人)が犯人とされた「糸井一家殺人事件」が発生。この事件も伊達原が裏で陣頭指揮を執っていました。↲緋山啓太の殺人事件では姫野検事と中島教授によるDNA証拠の捏造という不正を暴きました。富田正一郎の暴行障害事件では衆議院議員の父親(誠司)の証人買収という不正を暴きました。そして、来栖礼二の連続不同意性交事件では倉田刑事部長の虚偽告訴幇助という不正を暴きました。で、今回は加埼議員と上田による不正を暴こうとしている明墨。↲明墨の愛犬、ゴールデン・レトリバーのミル(ライズ)とそっくりな犬、マメ(ジーザス)を世話している児童養護施設の桃瀬紗耶(近藤華)17歳が明墨と親し気に会話しているのを目撃したことのある紫ノ宮。で、何故か、養護施設にボランティアで来ていた瀬古成美(神野三鈴)判事を避けていた紗耶。ともあれ、志水には事件当時、五歳になる娘がいました。紗耶が志水の娘と推察する赤峰と紫ノ宮。↲伊達原検事正、倉田元刑事部長、緋山は、「糸井一家殺人事件」の関係者です。赤峰が、「一家殺害、元同僚は死刑、千葉地裁」を検索しようとしているところに明墨がミルの散歩から戻ります。赤峰が明墨に一連の裁判の狙いを問います。明墨は、糸井一家殺人事件で志水に死刑を言い渡した瀬古判事がターゲットであることを明かします。――真犯人の政治家の息子、富田正一郎を見逃し、松永理人(細田善彦)に有罪判決(懲役二年、執行猶予五年)を下したのも瀬古判事です。この裁判を明墨と青山憲治(林康文)は傍聴。赤峰は傍聴席で「無罪」を叫び、瀬古判事に退廷を命じられていました。以前所属していた法律事務所で、途中で松永の弁護士を下ろされていた赤峰は、傍聴席にいました。で、で、松永は執行猶予付きの有罪判決後、コンビニ「エフマート」店員として働いています。松永の再審に向けて赤峰は行動しています。↲松永の事件では、正一郎の父、富田誠司衆議院議員に買収されていた可能性のある瀬古判事。今回も、沢原麻希が無罪であるという新証拠を不採用にした瀬古判事は、次期法務大臣の加埼議員に恩を売った形になっています。つまり、最高裁判事の座を狙っている瀬古判事は、議員の力が必要になっています。最高裁判所長官は、内閣の指名に基づいて天皇によって任命されます。よって、政界大物との繋がりが欲しい瀬古判事。――瀬古判事と伊達原検事正がバーで密会しています。「明墨はしぶといですよ。尻尾を掴まれないようお気を付けて」と瀬古判事に忠告する伊達原検事正。↲瀬古判事、加埼議員、上田基一の繋がりを明確にする為、明墨は、児童養護施設の「ゆめみら祭」でボランティア活動をしている瀬古判事に上田に仕掛けたGPSの件を暗に漏らしました。――「この裁判、瀬古を落とさない限り勝ち目は無い。瀬古判事の闇を炙り出す」と、赤峰に宣言する明墨。 ↲
2024.05.20
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■NHK大河ドラマ/歴史ドラマ■光る君へ/第二十話(2024.5.19)/「望みの先に」あらすじ↲内裏では、「四の君」こと藤原儼子に通っていた花山院(本郷奏多)の牛車に矢を放ち、従者二人の命を奪った藤原伊周(三浦翔平)とその弟の隆家(竜星涼)に対し、花山院の異母弟にあたる一条天皇(塩野瑛久)が厳しい処分。――伊周は「三の君」こと故太政大臣の藤原為光(阪田マサノブ)の娘で、藤原斉信(金田哲)の妹にあたる寝殿の上、光子(竹内夢)の元に通っていたところ、その屋敷で豪華な牛車を見掛け、自分の他にも男がいるのではないかと邪推。しかし、豪華な牛車の男は、「四の君」こと藤原儼子の元に通っていた花山法皇だったというオチ。花山法皇は出家の身での女通いが露見する体裁の悪さと恐怖により口を噤んでいましたが、一条天皇は、この事件に加え「生母、詮子を呪詛したこと」、「宮中のみでしか行うことができない呪術の大元帥法を修して右大臣(道長)を呪詛したこと」を理由に伊周を太宰府大宰権帥に左遷。そして、隆家を出雲権守に左遷。既に謹慎処分中だった伊周は、呪詛だけはしていないと右大臣藤原道長(柄本佑)に訴えますが、一条天皇の決定は変りません。どうやら、この呪詛というのは、道長の嫡妻、源倫子(黒木華)の謀略と思われます。倫子は、夫、道長の政敵を追い落とす為、呪詛をデッチ上げていました。で、中宮定子(高畑充希)も兄弟の不祥事により内裏を追われ、実家の二条北宮に移転。それに伴い定子の女房として忠誠を尽くしていた清少納言(ファーストサマーウイカ)は、里に帰されます。これが「花山院、長徳の変」。伊周、隆家に代わり、藤原道綱(上地雄輔)が中納言、藤原斉信が参議となります。↲正六位の上、前式部丞蔵人(さきのしきぶのじょうくろうど)であった藤原為時(岸谷五朗)は晴れて公卿と呼ばれる従五位の下に昇格して、当初は淡路守に任命されますが、最終的に道長の口添えもあり、任地変更で越前守(越前の国主)になって赴任。――前年の995年9月24日に隣国の若狭に宋の商人の朱仁聡(浩歌)、見習い医師の周明(松下洸平)ら70人が来着。若狭と越前に逗留していることから、その交渉人として漢文の才がある為時が越前守に選ばれており、まひろ(吉高由里子)も父に同行の運びとなります。↲検非違使に屋敷を取り囲まれている伊周、隆家。一条天皇の配流(地方左遷)の命に従わない伊周、隆家を捕らえようと検非違使別当の藤原実資(秋山竜次)が検非違使の一団を率いて屋敷を急襲。隆家は諦めて出雲行きを決めていますが、伊周は太宰府行きを拒否。検非違使は屋敷内を探索。その時、定子が検非違使の刀を抜き、それを喉元に向け自害する素振りを見せた後、自らの髪を切り落とします。↲
2024.05.19
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■日テレ土ドラ9/痛快エンタメ■花咲舞が黙ってない S3/第六話(2024.5.18)/「死んだ娘の恋人」あらすじ↲神保町支店での臨店を終えた花咲舞(今田美桜)と相馬健(山本耕史)は、花咲健(上川隆也)と馴染みの大将(ドロンズ石本)がいる寿司屋(かと勘)で飲食。そこで、常連客の谷原道代(宮崎美子)からの相談。五年前、「もやもや病(脳血管が細くなるウィリス動脈輪閉塞症)」で27歳で急逝した娘、谷原奈保子(堀田茜)の産業中央銀行口座に謎の大金(四千万円)が入金され、そして、引き出されているとの相談。道代は口座の金の妙な動きを知り、既に解約はしていますが、「好い事でも悪いことでも娘の生きた証として何が起きていたのかを知りたい」と言います。舞と相馬は奈保子の口座の動きの謎を調べることになります。ただ、奈保子の口座は産業中央銀行のものであり、東京中央銀行内では調査できません。そこで舞と相馬は奈保子が生前に働いていたヘブン製薬を調査。奈保子が抱えていた「もやもや病」新薬を開発していたヘブン製薬は十年前に設立、五年前に出資(三千万円)会社に裏切られ(出資金を引き上げられ)、新薬未開発のまま倒産。社長で研究者の平岡秀紀(田村健太郎)は奈保子の恋人でしたが、ヘブン倒産後、行方不明。後日、舞は「ブレインリーチ」というベンチャー企業が、ヘブン製薬と似た新薬を開発中との情報を掴みます。この会社の設立時期(四年半前)は、ヘブン製薬が倒産した数ヶ月後。奈保子の口座から金が引き出された直後とタイミングが一致。が、「ブレインリーチ」関係者の中に平岡の名前はありません。舞と相馬は「ブレインリーチ」CEOの香坂遼(猪塚健太)に話を聞きます。香坂は、「お答えできることは無い」と口を噤みます。で、舞と相馬が去った後、「東京中央銀行の奴らがヘブン製薬のことを嗅ぎ回っている。暫く、こちらには顔を出すな」と平岡に電話連絡。――香坂と平岡は国立医科大学の同期生であり、連名で論文を提出したりしています。そして奈保子の銀行口座を使ったのは平岡ですが、それは香坂の提案を奈保子が受けたからでした。ヘブン製薬の連帯保証人で、「機器類賃貸借契約書」等により借りていた金を返さないといけなかった平岡に、突然、父の死が重なり、それで、四千万円の遺産が入りました。それを保証債務に充てる積りの平岡に、大手の製薬会社を退職し新会社(ブレインリーチ)設立を提案した香坂が、その金は新薬の開発に使うべきと提言。で、その金の保管場所として、「私の口座を使ってください」と奈保子が申し出。平岡の父の遺産を債権者から守る為、差し押さえられる前に奈保子の口座に遺産金を移しました。「薬を完成させて」と言って死んだ奈保子。で、新会社立上げ。↲国立医科大学病院勤務の平岡を訪ねる舞と相馬。平岡の保証債務は先日、完済済み。「しかし、他人の口座を使用したこと、返済に充てるべき資産を隠したことは銀行員として見逃せない。それでも研究者として人の命を救おうと新薬作りに邁進したことは、誰もそれを非難できない」と相馬。平岡に、娘の恋人として道代に会いに行くよう促す舞。――平岡は恋人奈保子の母、道代と寿司屋(かと勘)で会います。奈保子が大好きだったキノコの飾り付きボールペンを胸ポケットに入れている平岡。道代も、娘の形見のキノコのボールペンを持っています。そして、平岡のキノコ頭を見た道代が、「キノコ……」と言って泣き笑い。↲
2024.05.18
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■フジ金9ドラマ/痛快ミステリーコメディ■イップス/第六話(2024.5.17)/「フェアな逆恨み」あらすじ、慧(染谷将太)黒羽ミコ(篠原涼子)↲スタンガンで襲われ拉致された森野徹(バカリズム)が、「八年前、誤認逮捕を黙認した私は卑怯者です。警察は誤認逮捕を認め、現在服役中の異口治(モロ師岡)を直ぐに釈放してください」と動画配信サイトで言わされています。八年前、都内でスナック経営の湯上幸(華耀きらり)が十字架で刺殺された事件は、被害者氏名と殺害法がミコの小説「歪な十字架」(集毎社刊)と一緒でした。この「歪な十字架模倣事件」の犯人とされたのが、森野刑事が逮捕したタクシー運転手、異口治。当初は殺人を否認。森野も異口治の人柄の良さなどを聞き込むに付け、彼が真犯人ではないという見通しで捜査を進めていましたが、数日後、異口治は自白。スナックママ(湯上幸)に横恋慕し、そして振られたことで逆上して殺害したとする異口治の自供のみによる冤罪を森野刑事がサイト動画で訴えています。ミコは、「卑怯者」とミコに言われて深く傷付いていた森野が、自らを卑怯者と言ったことに違和感を覚え、これは拉致されて言わされているものと直感。そんな中で、「異口治を十時間以内(夕刻過ぎの八時まで)に釈放しないと、卑怯者の私は自ら命を絶ちます」と森野の追加動画。森野の相棒刑事の樋口一之(矢本悠馬)、運転手の坂浦猛(渡辺大知)と一緒に、ミコは森野の行方を探します。で、サイト動画の中で、「どんぐりころころ」の夕方五時のチャイムが鳴っているのに気付くミコ。「どんぐりころころ」が流れる地域、栗皮市を特定。↲樋口、坂浦を伴なって栗皮市に入ったミコは、焼きそば屋「しぐれ」でラー油をかけて食べる「栗皮赤焼きそば」を注文。その店内で、異口治が写り込んでいる「栗皮焼きそば祭り」(九年前)の写真を発見。異口治の隣に女性がいます。焼きそば屋の女将、花山(ふせえり)に話を聞くと、この女性の名前は文香で、何年か前に他界しているとのこと。女将に文香の住んでいた家を聞き、学校裏手のそこに三人は向かいます。で、窓ガラスを割って家に侵入。森野の告発動画を撮った部屋があります。が、森野はいません。で、とりあえず坂浦猛が運転する車で都内に戻る三人。そのタイミングで、「私を探し出そうとしても無駄です。早く異口治を釈放してください。そうしないと私は死にます」と森野の三つ目の動画配信。が、この動画配信では文香の家に入った際にミコが割った花瓶が割れておらず、この動画は先に録画されたものと分かります。↲異口治は坂浦猛が殺人者の息子という汚名に苦しまないよう、内縁の妻と子供がいることを警察に隠していた関係で、文香は再審請求もできず、心労が重なり他界していました。そのあたりの事情を推察したミコは文香の家で、子供の成長記録と思われる柱の傷を見付けていました。異口治と文香の子供が、森野を拉致誘拐したものと推察したミコは、樋口刑事に警察のデータベースから文香の子供を調べるよう指示していて、それで、異口治の内縁の妻だった坂浦文香の子供が当時二十二歳(現三十歳)の坂浦猛であることが判明。そのデータが樋口刑事に転送され、それをミコに見せます。ミコが運転手の坂浦猛に停車を命じます。――森野を坂浦猛運転の車のトランク内で発見します。スタンガンで森野を拉致し、告発動画を撮った坂浦猛。「自首しよう、私はあなたを救いたいの」とミコ。が、坂浦猛はトランク内の森野をナイフで刺そうとし、それを樋口刑事が阻止。その時、速やかに捜査一課刑事が現れ、坂浦猛を「警察官逮捕監禁罪」、「警視庁に対する威力業務妨害罪」で逮捕連行。樋口刑事がミコの動きを逐一、捜査一課本部に報告しており、それで緊急逮捕。↲留置所面会室に弁護士の慧を伴なったミコ。「どうして私にドライバーとして近付いたの?」と問うミコに「あの小説さえ無ければ、父は模倣犯などとして疑われなかった。僕の家族は無茶苦茶にされた。その復讐心で近付いた。父は、ミコさんの小説を読んだことはありません」と坂浦猛。↲「この卑怯者」というのは、森野が異口治に言われていた言葉でした。調べを進めるにつれ、彼が真犯人ではないと考えていた折り、「この卑怯者、正義漢面するな。どうせあんたも俺のこと疑ってるんだろ。俺が殺した」と自白した異口治。――ミコは自分のミステリー小説を真似た殺人事件が起こったというのがトラウマ(イップスの原因)になっています。再び悪人に模倣されたら困るということで高度で凝ったトリックを書けなくなり、それで恋愛に傾くミステリーを書き、そして、そのことをアンチの森野が指摘して酷評。一方の森野刑事は、異口治が言った「俺のこと疑ってるんだろ?」という言葉がイップスのトリガーになっています。ミコと森野のイップスは、この「歪な十字架模倣事件」が元凶です。「十字架事件」の真相が明らかになることで二人はイップスから抜け出し、ミコは再びベストセラー小説家、森野はエリート刑事に復活ということになりそうです。「イップス解消には原因と向き合うことが大事。<十字架事件>の真犯人を見付けることで私たちのイップスは解消する。前に進める」と考えるミコ。↲警察しか知り得ない「十字架事件」における情報ファイルを持っている弁護士の慧を怪しむ樋口刑事。↲
2024.05.18
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■テレ朝開局65周年記念ヒューマンエンタメ■Believe―君にかける橋―/第四話(2024.5.16)/「最愛の妻の嘘」あらすじ↲余命一年の癌を抱える妻の玲子(天海祐希)が生きているうちに無実を証明したい狩山陸(木村拓哉)は、南雲大樹(一ノ瀬颯)に預けた重要証拠(設計図とケーブル発注書)が入っているSSD(データ記録媒体)を手に再審に向けて動こうとしています。で、SSDの返却を求める狩山のメールを受けた南雲ですが、それは既に、ベトナムメコン川へのプロジェクト派遣という大抜擢と引き換えに、磯田典孝(小日向文世)社長、桑原誠(岩谷健司)常務、秋澤良人(斎藤工)弁護士に提出済み。証拠隠滅を企む磯田社長、桑原常務と、上司だった狩山の板挟みで精神的に追い詰められる南雲。そんな南雲に狩山が海辺で接触。「持って来てくれたか?」、「あれをどうするつもりですか?」、「警察に提出して再捜査をお願いする」、「あの証拠品は会社に保管してあります。で、今日、会社は休みです」、「すまんが、取って来てくれ」。会社に向かう筈の南雲が一旦帰宅。そこに婚約者、本宮絵里菜(山本舞香)がいて、ベトナム派遣の引っ越し準備。「苅山部長から連絡があったのね。……大樹には偉くなって欲しい。苅山部長を言われるままに助けたら、大樹も部長と一緒に海の底に引き摺り込まれる」と絵里菜。南雲が「僕は戻りません。証拠は磯田社長と桑原常務にお渡し済みです」と、狩山に連絡。↲それより先に、龍神大橋の工事現場(資材倉庫)に潜む狩山に玲子が、「癌で余命一年は嘘なの。私が付き添うから警察に行こう」と衝撃の告白。「証拠を(南雲から)ピックアップする。だから、一日だけ待ってくれ。その証拠を持って警察に出頭する」と、狩山。そんな二人の背後に国立署の梶田千佳(片山友希)刑事、そして、警視庁捜査一課の黒木正興(竹内涼真)刑事が迫ていました。黒木刑事ら捜査員がそこに踏み込む直前、狩山は玲子を残して逃走。で、狩山は南雲に接触。が、南雲の思わぬ裏切り。その間、勤務先の聖修大学病院内が狩山の逃走劇の余波で騒がしくなっていて、それで暫くの休暇を言い渡される玲子。因みに、「癌で余命一年は嘘なの」というのは、逃走する狩山に罪を重ねさせない為の嘘でした。↲林一夫(上川隆也)区長は脱獄者を出した責任を取り、「退職届」を提出。その後、テレビ出演後の東京都知事、榛名文江(賀来千香子)に接触。「私は退職届を出します。狩山受刑者を担当した刑務官に対する一切の責任(処罰)を不問に付すというお約束、宜しくお願いします」と都知事に念押し。↲裏切られたものと思っていた南雲から、「後ほど連絡します。それまで待っていてください」と連絡。――SSDパスワードを思い出したと言って、南雲が秋澤弁護士と桑原常務を休暇中の会社に呼び出します。で、何度かパスワード入力に失敗する間、SSDを秘かにコピー。それを持ってその場を逃走。が、南雲のSSDコピーを察知した秋澤弁護士が南雲を追走。「それを公にすれば苅山さんは消されるかも知れない」、「適当なことを言うな」という遣り取りの末に揉み合いになり、南雲は非常階段から踊り場に落下。SSDコピーを南雲から回収する秋澤弁護士。一命を取り留めたものの意識不明で南雲は病院に緊急搬送。そこに駆け付けた本宮絵里菜が、「南雲は苅山部長に呼び出されていた。こうなったのは全部、狩山部長のせいです」と黒木刑事、秋澤弁護士に証言。その頃、「帝和建設社内で転落事故、逃走事件と関連か」という南雲の事故を報じるネットニュースを見た狩山は、「証拠は手に入らなかったが、約束だから、今から警察に出頭する。それから、お前も諦めずにちゃんと治療してくれ。俺も嘘は下手だけど、お前も下手だな」と玲子にメール。そして、南雲から借り受けていた携帯の電源を切り、約束通りにゴミ箱に投入。↲警視庁永代警察署に「永代町女子大生殺人事件」の帳場。「俺は捜査本部の縮小に納得していない」と被害者の父、半田豊(田中哲司)が、黒木の上司の主任刑事、掛野勝(山崎潤)警部補にクレーム。半田は、狩山の脱獄事件で忙しくしている警察官を見て、「うちの娘の事件も忘れるなよ」と忠告。↲玲子との約束通りに警察に出頭するつもりの狩山でしたが、肋骨の骨折の痛みで意識が朦朧とする中、狩山の前に半田。半田は痛みで身動き出来ない狩山を静岡ナンバーの軽トラに乗せ、静岡の自宅に向かいます。狩山の警察出頭が半田に邪魔されています。↲
2024.05.16
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■フジ水10/ミステリー×ヒーロードラマ■ブルーモーメント/第四話(2024.5.15)/「竜巻の脅威、姉妹の絆」あらすじ↲五年前、関東南部豪雨においてSDM(特別災害対策本部)気象班統括責任者、晴原柑九朗(山下智久)の婚約者で気象研究所研究官だった園部灯(本田翼)の避難指示により、九人の命が失なわれたという週刊誌記事が出回ります。晴原は世間にSDMの存在意義を広める為、防災活動を開始。――子供たちへの防災教育の為、三日後に台風が接近し、そして、半年前も台風被災地だった地域(千葉県華原市)に向かう消防班の園部優吾(水上恒司)、医療班の汐見早霧(夏帆)らSDMメンバー。そこは、雲田彩(出口夏希)の地元。彩の姉、真紀(石井杏奈)は、市役所の市民生活課担当者です。真紀は三年前のつむじ風で被災し、それ以来、車椅子生活です。無事だった彩は姉と気まずくなっています。↲防災教育にやって来た子供たちの中に、半年前の台風で、「ダブルレインボーを見よう」と約束をしていた祖父を亡くした十歳の少女、迫田実花、そしてその幼馴染みの根岸航平がいます。実花は今でも、何かにつけて祖父が担架で運ばれる場面がフラッシュバックし過呼吸を起こします。で、そういうトラウマから逃れるべく、近々、転地の予定です。↲晴原の解析により台風の進路が変わり危険が迫っていることが判明。瞬間風速75mの竜巻が発生するものと思われます。地元テレビ局の協力により、SDMが中継で避難指示と注意喚起。「三年前の被災を経験している自分こそが危機を知らせる適任者」と考える彩が中継に出演。建物内への避難を呼び掛けます。そんな嵐の中、実花を悲しませたくない航平が、実花の祖母の家に走ります。園部優吾が航平を追います。実花の祖母は家の中にいて無事。航平も家に入れて貰って無事。皆の元に戻った航平が、「実花がここを離れる前に、みんなで、ダブルレインボーを見に行こう」と提案。――積乱雲から生まれるダブルレインボーについては、晴原が解析済み。一時間後に雨。その後のダブルレインボーを見に全員が出発。実花、航平が前向きに生きようと決意。彩と真紀の姉妹も、互いの確執を乗り越え、前に踏み出すことを誓います。↲立花藍(真矢ミキ)総務大臣の夫で警察官の沢渡満(橋本じゅん)が、立花の推薦でSDM警察班統括責任者として配属されます。沢渡は、園部灯の死に興味を示しています。「あの時、私は警官として止めたんですよ。園部灯さんを最後に見たのは私です」と晴原に語る沢渡。↲
2024.05.16
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■テレ朝水9/刑事事件ドラマ■特捜9 season7/第七話(2024.5.15)/「悪夢のリレー」あらすじ↲ジャンケンに負け特捜班の弁当を買い出しする新藤亮(山田裕貴)ボストンバックを抱えて倒れ込む男に遭遇。男は、「お願いします、娘を助けて」と言って意識を失ないます。男のスマホには、「娘は預かった。12時までに一億円用意しろ」、そして、やや時を置いて送られた「身代金一億円を13時までに西汐留駅に持って来い。1秒でも過ぎれば娘の命はない」という脅迫メッセージ。それに、猿轡(さるぐつわ)を噛まされ拘束された女児の画像。そしてバッグの中に一億円の札束。新藤は通りかかったフードデリバリー配達員、風戸達行(JP)に男を託し、一億円入りバッグを抱えて西汐留駅に走ります。そして、浅輪直樹(井ノ原快彦)主任に連絡。――倒れていた男は、議員秘書の谷繁秀輝(吉田悟郎)であり、彼の父は何かと黒い噂が絶えない国会議員、谷繁正秀(山田明郷)。誘拐されたのは、秀輝と明里(早瀬マミ)の娘で小学5年の風花(中村たんぽぽ)なのですが、これを警察には誘拐通報を入れず、内々で対処している谷繁家。↲時間内に西汐留駅に到着した新藤に、誘拐犯から「中央ふれあい公園」への場所変更の通知。その間、村瀬志保(羽田美智子)、高尾由真(深川麻衣)は、谷繁家に向かいます。秀輝の妻、明里が対応、「お父さん、警察に助けて貰った方が」と明里が言うのに、「勝手にしろ!」と谷繁正秀議員。↲青柳靖(吹越満)と矢沢英明(田口浩正)は谷繁秀輝が搬送された病院へ。秀輝の意識が戻り、身代金一億円の出所を尋ねます。秀輝は父、正秀の事務所に侵入して拝借したと証言。父の金庫から裏金の一億円を盗み出していた秀輝。↲「中央ふれあい公園」に到着する新藤。「金をトイレの裏に置いて帰れ」と誘拐犯からの連絡。そこに半グレ風の二人組が現れ、その金を奪おうとしています。と、「その二人組に金を渡すな。渡したら娘の命は無いぞ。……そこからタクシーに乗って、そいつらを巻け。新しい受け渡し場所は……。亀江戸方面に向かえ」と誘拐犯の電話。「江東中央駅前広場」が新しく指定された受け渡し場所。が、交通渋滞。タクシーを降りて走る新藤。再び、「中央ふれあい公園」のトイレで出会った二人組に追われますが、清掃員、警備員らの協力があって逃げ続けます。最後は二人組を倒し、指定場所に走る進藤。↲「丸い椅子の上の鞄(デリバリー鞄)にバッグごと金を入れろ。そして、鞄から離れろ」と誘拐犯からの電話が新藤に入ります。指示に従うと、突然、四人のデリバリー配達人が自転車に乗って現れます。一億円の入ったデリバリー鞄と各自が背負って来たデリバリー鞄をシャッフルし、各自がそれぞれの鞄を背負い走り去ります。誰に一億円が渡ったのか分からない状態にして、その場を走り去る四人の配達人。鞄が一つ残っていて、それを新藤が開けると、「お疲れ様」というメモ書きがあります。↲小学校下校後、塾に向かうルートと外れた道を歩き誘拐されている(姿を消している)風花。風花は明里の連れ子であり、秀輝は実の父ではありません。風花は義父になついていません。実の父は、焼き鳥居酒屋「鳥作」経営の中尾健治(金剛地武志)です。志保と由真が誘拐犯と当たりをつけた中尾の「鳥作」に入り、風花を探します。臨時休業の「鳥作」に風花はいません。その間、青柳と矢沢が中尾の行方を探し、グランルージュ品川(アイドルグループのイベント)で親子テートした帰り道の中尾と風花を発見。風花は誘拐されていません。猿轡画像は巧妙なフェイクでした。新藤を襲った半グレの二人組は、正秀議員に雇われて裏金の一億円を取り返しに来た者たちでした。↲誘拐犯は正秀議員に恨みを持つ者たちであり、倒れた秀輝の為に救急車を手配した風戸達行は、正秀議員の元秘書であり、その事務所の金庫に一億円の裏金が眠っていることを承知していました。で、短時間での一億円(身代金)要求をすれば、息子の秀輝は、その金を盗み出すはずという読みをした風戸。風戸の絵図による狂言誘拐でした。で、半グレ二人組から新藤を逃がすよう協力した清掃員の清田宗次(玉置孝匡)、警備員の守谷啓吾(福本伸一)、それに、タクシー運転手の轟卓志(諏訪太朗)が、最後に、デリバリー鞄を背負って逃走した四人組でした。――風戸、清田、守谷、轟が居酒屋「鳥作」に集結。「風花ちゃんとのデート楽しかった?」と中尾に聞いています。なかなか娘に会えない中尾に、娘を引き合わせようということでの四人の誘拐劇でした。「店続けて待ってますから」と、警察に連行される四人の常連客に言葉をかける中尾。↲志保、由真が正秀議員に空の鞄を返却。裏金の証拠物の金は、検察特捜部に持ち込まれています。↲
2024.05.15
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■テレ朝火9サスペンス×ラブストーリー■Destiny/eps.6(2024.5.14)/「検事vs元恋人、この愛を裁けますか?」あらすじ↲野木浩一郎(仲村トオル)の邸宅が炎に包まれ全焼。逃げ遅れた浩一郎は大量の一酸化炭素を吸い込み、低酸素脳症で生死の境を彷徨う意識不明状態。目を覚まさない可能性ありと担当医。浩一郎がこのまま死に至れば、放火殺人という重罪です。――その日、実家を訪れていた野木真樹(亀梨和也)が、出火現場近くに居合わせた警官に放火を自供。ニュースで真樹の逮捕を知った西村奏(石原さとみ)。大畑節子(高畑淳子)支部長が、「野木邸放火事件」の担当検事に奏を指名。大学時代に愛し合った二人が十二年の時を経て、検事と放火被疑者として対峙することになります。「検事の西村と申します。宜しくお願いします」と奏。「義母(浩一郎の後妻)、由美(入野佳子)が東京に演劇鑑賞に出掛けていて父が一人になっている時、俺がやりました。父と口論になり火の点いたライターを投げた。それでカーテンが燃え上がった。父を置き去りにして逃げた」と直樹。奏は「口論のきっかけ」などを問いますが、要所を黙秘する直樹。いずれにせよ、直樹の供述では、カーテンが燃えたというリビングが出火元になります。が、そもそも浩一郎は五年前から禁煙しており、焼け跡からライターは発見されていません。消火器を使用した形跡もありません。↲横浜南署の渡辺(板尾創路)刑事に「間違いなく、君がやったんだね」と問われ、素直に、「はい」と答える直樹。「彼(直樹)は、君のお父さん(辻英介<佐々木蔵之介>元主任検事)の(復讐の)為に火を点けたのか?」と、帰宅した奏に問う「横浜みなと総合病院」外科医の婚約者、奥田貴志(安藤政信)。――中学生時代、真樹はバニラアイスをコンビニで万引き。その時、「(犯行を)やったと言っちゃダメ」と父、浩一郎に教育され、それ以来、父との距離がますます離れていた真樹。別の意味での不正を奏の父、辻英介に対してもやったものと父を疑っている直樹。↲渡辺刑事が奏に新たな証拠を提示。どうやら本当の火元はガレージであり、その付近からポリタンクの焼け残りを発見。そこからガソリン成分を検出。そして、当夜、あたりを彷徨していた怪しい男が目撃されていました。真樹の拘留延長。奏の取り調べが続きます。と、留置所内で血を吐いて真樹が倒れます。胆嚢癌が十二指腸に転移しており、余命僅か。容態が安定したらオペすべきと主治医の奥田貴志。「彼に付いていてあげたら」と貴志。「いいの?」と奏。↲真樹の病床に奏。目を覚ます真樹。「ここは何処?」、「病院」、「苦しかった。奏の傍にいるのに腰紐で繋がれ、奏は怖い顔をしていた」、「……何で日本に帰ったの?」、「癌で死ぬかもって思った時、奏に会いたかった。なのに、こんなことになっちゃった。……逃げない? 二人で。また、星空を二人だけで見たい」。あくまで我儘、勝手、独りよがりな真樹。奏が、二つ目の罪を犯します。最初の罪は、学生時代のテスト中、初対面の真樹からカンニングを求められ、それに応じていたことでした。――野木邸の出火時、スーツ姿の梅田祐希(矢本悠馬)が走り去るのを目撃していた真樹。「アトレ法律事務所」勤務の祐希は、浩一郎に会った後に、そこを退社しています。そして、業界大手の国際文化法律事務所での面接通知を貰っています。それより先に、祐希は、浩一郎に会ったことを真樹に報告していました。ただ、その際、「梅田先生は最近苦労されているようだが、私で良ければ協力する」と持ち掛けられていたことを真樹に伏せていました。で、浩一郎から何かを聞かされた祐希が及川カオリ(田中みな実)の仇討ちで火を放ったものと考えた真樹は、職質警官に咄嗟に「俺が燃やしました」と答えていた可能性があります。真樹は祐希に疑いが向く場面においては「黙秘」を貫いていました。祐希には家族がいます。妻の知美(宮澤エマ)、息子の希実(潤浩)を悲しませぬよう、祐希の放火の罪を被ろうとしている胆嚢癌(十二指腸転移)で余命短い真樹、ということなのかとも思われます。↲
2024.05.14
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■フジ月10<カンテレ>■アンメット――ある脳外科医の日記/第五話(2024.5.13)/「難手術の重圧、私たちは一人じゃない」あらすじ↲川内ミヤビ(杉咲花)を手術者として復活させようとする三瓶友治(若葉竜也)。――寺の住職、成海(三宅弘城)が、読経中に意識を失ない運び込まれます。検査の結果「もやもや病」が見つかり、脳梗塞や脳出血を引き起こす危険性があることから、緊急手術。この術者にミヤビを指名する三瓶。が、「もやもや病」の血管は細く、このバイパス手術に躊躇するミヤビ。「川内先生ならできます」と三瓶には言われますが、西島麻衣(生田絵梨花)には、「三瓶先生を余り信用しないほうが好い」と言われていたことを思い出すミヤビ。が、森陽南子(山谷花純)看護師がミヤビを後押し。で、成海のバイパス手術が開始されます。吻合終了、血流再開。手術成功。スタッフの協力に感謝し、「私たちは一人じゃない」ことを確認するミヤビ。↲綾野楓(岡山天音)が、「川内先生の記憶障害は治る可能性は無いんですね?」と問い、「ないね」とミヤビの主治医、関東医大病院脳外科教授の大迫紘一(井浦新)。大迫教授がミヤビに与えている服用薬に脳機能障害の問題が隠されている模様です。↲
2024.05.13
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■フジ月9ドラマ■366日/第六話(2024.5.13)/「諦めたくない」あらすじ↲水野遥斗(眞栄田郷敦)は、父、輝彦(北村一輝)とのキャッポールにより、中学生までの記憶が蘇ります。父親の他、母の智津子(戸田菜穂)、妹の花音(中田青渚)、それに幼馴染みの下田莉子(長濱ねる)らは分かるようになりますが、高2時に龍ヶ崎高校に転校した雪平明日香(広瀬アリス)のことは分かりません。担当医の池沢友里(和久井映見)は、最近の記憶までを取り戻すどうかは不明と説明。「ごめん、思い出せなくて」と遥斗が明日香に謝罪。↲遥斗は普通の生活に戻るべく茨城の実家に一時帰宅準備。明日香は小川智也(坂東龍汰)、莉子らと携帯電話(LINEなど)の使い方を遥斗に教えます。その帰路、智也は莉子が恋人、狛江崎亘(岩永ジョーイ)と別れたことを知り、莉子を励ましますが、当人も「慶京運輸」野球部では微妙な立場になっていて、ベンチ入りメンバーからも外されています。しかも、ネギ農家を営む父、文雄(ミスターちん)の腰痛が完治せず、それで実家に戻りネギ農家を継ぐよう母、治子(根岸季衣)に言われています。で、遥斗の一時退院時、明日香は遥斗が看護師の宮辺紗衣(夏子)と親し気に自分には見せない笑顔で談笑しているのを見て、遥斗との距離を置きます。遥斗の一時退院時に顔を見せません。↲茨城では智也も実家に戻っていて、遥斗と高校野球部時代の話をします。遥斗は高校時代を覚えていませんが、智也とのキャチボールは出来ます。野球の技術は体が覚えています。で、一時帰宅から城坂記念病院に戻る遥斗。――智也が遥斗と明日香に今度の試合を最後に野球から引退することを報告。智也は実家のネギ農家を継ぐ決意を固めています。で、明日香、莉子、吉幡和樹(綱啓永)が遥斗に付き添い、智也の最後の試合を応援観戦。智也は見逃し三振、空振り三振と打撃では全く好いところがありませんでしたが、ライト線ファールの大飛球をフェンスに激突して好捕。それで、とりあえず試合には勝利。↲智也の最後の頑張りを見て、「オカベ音楽教室」の事務受付だけでなくクラリネット講師に挑戦する気持ちになる明日香。クラリネットクラスのコース研修を受ける決意の明日香。遥斗も、「俺、退院したら元の会社に戻りたい」と茨城の父に電話。遥斗は、もともと父、輝彦のお好み焼き屋(てるちゃん)を継ぐつもりはあるのですが、とりあえず、外食チェーン「グッディダイニング」勤務でもう一花をと考えています。↲
2024.05.13
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■TBS日曜劇場/パラドックスエンターテインメント■ANTI HERO[ANTI HERO]/Episode 5(2024.5.12)/「因縁」あらすじ↲明墨正樹(長谷川博己)弁護士を料亭に呼んだ伊達原泰輔(野村萬斎)検事正が、「君は冤罪を晴らす正義のヒーローのつもりだろうが、死刑囚、志水裕策(緒形直人)、奴はやってるよ。君が検察官として、志水を死刑囚にした。全てが思い通りになると思うな!」と断じます。↲「連続不同意性交事件」の加害者、来栖礼二(渡邊圭祐)をストーカーしていた三人目の被害者、仙道絵里(早見あかり)に会う赤峰柊斗(北村匠海)。倉田功(藤木直人)刑事部長が仙道絵里の目撃証言をデッチ上げ、そして、宇野雅人(和田聰宏)弁護士が一人目の被害者、守屋瀬奈(搗宮姫奈)と二人目の被害者、遠山香澄(諸星すみれ)の件を自白させるという戦略を来栖に指示していました。宇野弁護士は、取り調べが長くなると裁判で不利になるとして、取り調べでは早々に自白を指示。そして、真実は裁判で語れば良いと来栖を騙し言いくるめていました。宇野弁護士は倉田刑事部長と組んで来栖を有罪に持ち込む手筈を整えていたことになります。であれば、仙道絵里、倉田功、宇野雅人の関係性バランスを崩せば、彼らの狙いは破綻すると考える明墨は、まず、宇野弁護士に仙道絵里の目撃証言のデッチ上げを言わせ、それを赤峰が動画撮影。↲そして、赤峰が仙道絵里に接近。「人使いが荒くて面倒な先生の下で働いている」と言って、宇野と明墨が一緒に映っているスマホ画像を見せます。その時の録音も聞かせます。「三件目は作り上げた事件じゃなかったんですか? これが証拠です」と明墨が言い、「私は無関係だ、そんな証拠は知らない」と宇野が言葉を返しています。「その証拠とは?」と仙道絵里が聞くのに、「それは今は見せられない。裁判で提示する。……それより、あなたの未来の話をします。あなたは虚偽告訴罪、虚偽罪で起訴される。示談金を受け取れば詐欺罪になる。マスコミに叩かれる。デジタルタト―となって一生残る」と赤峰が脅迫。↲12年前の「糸井一家殺害事件」(2012年3月、千葉市花見川区)で「何かを隠蔽」した父、倉田の真実を知りたい娘の紫ノ宮飛鳥(堀田真由)と、志水の冤罪を晴らしたい明墨は利害が一致しています。紫ノ宮は愛する父を守るのか、自身の正義を貫くのかで悩む中、後者を選択。――父、倉田の呼び出しを受け、父の自宅を訪ねる紫ノ宮。「今回の不同意性交事件、何故、明墨先生が弁護を引き受けたのか分かっているんでしょ。先生は、三件目の目撃証言を虚偽と疑っている。そして、糸井一家殺害事件でお父さんは何かを隠蔽し、そのことを、ずっと悔いているんじゃないの? 話して欲しい。志水裕策さんは冤罪で捕まってるの?」と言う紫ノ宮に、「妙な弁護士に就くと考え方も曲がってしまうんだな。冤罪、隠蔽、有り得ない」と倉田。「証拠はある。真実は法廷で明らかにする」と言って、紫ノ宮は父の家を退去。「辛いですよね。親を騙すのって」と赤峰が倉田家を出た紫ノ宮に言います。↲倉田功、宇野雅人、仙道絵里の三者の間にヒビを入れるのが狙いの明墨。――大西周平(松角洋平)警捜査一課長は明墨の言う捏造証拠を探しますが何も出て来ません。が、明墨に揺さぶられ倉田が宇野に電話。仙道絵里は倉田に電話。伊達原検事正も、「間違ってかけちゃったみたい。でも、かけたついでに聞きますが、大丈夫なんでしょうね。可愛い娘には親の醜い姿を見せたくないですよね」と倉田に電話。↲「連続不同意性交事件」の第二回公判。一、二件目の事件は宇野弁護士の作戦上、自白している来栖。で、三件目の未遂事件被害者、仙道絵里が証言台。それに先立ち、検察側、横山直哉(高木勝也)検事が、明墨事務所(赤峰)の脅迫行為を指摘。仙道絵里は赤峰との会話を録音していて、「脅迫されたこと、裁判で使えませんか?」と言って、それを倉田刑事部長に提出していました。で、倉田は横山検事にそれを提供。――が、公判での仙道絵里は、「違います。私は脅迫されていたのではなく、赤峰さんに相談に乗って貰っていただけ」と証言。来栖の位置情報記録をデッチ上げ、来栖のアリバイを作っていた明墨。周到な明墨の戦略を聞いた仙道絵里は、警察に持ち掛けられ、協力していただけの被害者という明墨のストーリーに乗ります。で、仙道絵里は赤峰ではなく、警察に脅迫されたという証言をすることになります。「私は来栖さんが憎くて被害に遭ったと嘘を付きました」と仙道絵里。仙道絵里の録音音声を提供した倉田が傍聴席にいて、それを見やる横山検事。「録音音声は警察が用意したとは言えないですよね。真実はこれから明らかになる。ねえ、倉田刑事部長」と明墨。↲明墨は来栖の弁護人を辞任。「一件目、二件目の事件について、依頼人を自供させ反省を促した元の弁護人、宇野弁護士に来栖さんの弁護人をお返します」と記者会見。↲大西捜査一課長は責任を取らされて辞職。懲戒免職か飼い殺しになる倉田刑事部長は引っ越し準備。そこに紫ノ宮。「お父さんが不正をしてまで守りたかったのは、大西さんだったの?」と問います。その時、チャイムが鳴り、倉田家に千葉県警捜査二課が虚偽告訴幇助、及び、国家公務員法違反での逮捕状と捜索差押令状(家宅捜索令状)を持ってやって来ます。「飛鳥、私のことは忘れろ」と倉田。――「素早い倉田の逮捕は口封じかもな」と明墨。「これから私はどうすれば」と紫ノ宮。「罪を犯した人間をそれでも父親と思うのか? 切り捨てるのか? それは君の自由だ。君にははっきりとした意思がある。それをぶつければ好い。弁護士として娘として……。気を付けて戻って来い」と語る明墨に、「ありがとうございます」と涙する紫ノ宮。↲新橋駅前ビル1号館前。――菊池大輝(山下幸輝)検事が、「先ほど入って行きました。おそらく明墨のところかと」と伊達原検事正に報告。「そうなんだ、やっぱりね。あの事件は繋がっているんだね」と検事正。新橋駅前ビル内では、明墨が、「例の物は手に入りそうですか?」と問い、それに、羽木精工社長、羽木朝雄(山本浩司)殺害事件で無罪になった緋山啓太(岩田剛典)が、「はい」と答えています。明墨が、「では、そろそろ始めましょうか」と言葉を繋ぎます。↲
2024.05.13
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■NHK大河ドラマ/歴史ドラマ■光る君へ/第十九話(2024.5.12)/「放たれた矢」あらすじ↲実務優先(陣定参加)を旨として関白を辞退した右大臣藤原道長(柄本佑)と内大臣藤原伊周(三浦翔平)との軋轢。内裏会議で民の税免除要請が取り上げられ、伊周はそれを拒否しますが、道長は疫病からの立ち直りに向けてそれを了とします。で、道長に掴み掛り、逆に叩き付けられた伊周。伊周と弟の中納言、隆家(竜星涼)は、それ以降、参内しません。が、道長の指示による源俊賢(本田大輔)の説得で陣定の参内に復帰。↲藤原実資(秋山竜次)が権中納言、道長の義理の兄(道長の妾妻、源明子の実兄)に当たる源俊賢(本田大輔)が参議、藤原行成(渡辺大地)が蔵人頭に昇進。因みに、一条朝の四納言と言えば、この源俊賢、藤原行成に加えて、現在は参議の藤原公任(町田啓太)と未だ参議に至らない藤原斉信(金田哲)。後、この四人は全員が道長の元で、権大納言までに昇格。↲まひろ(吉高由里子)は、清少納言(ファーストサマーウイカ)の計らいで内裏登華殿を訪ねます。清少納言がまひろを藤原定子(高畑充希)に紹介。そこに一条天皇(塩野瑛久)が登場。定子がまひろを一条天皇に引き合わせます。「正六位の上、前式部丞蔵人(さきのしきぶのじょうくろうど)、藤原為時の娘にございます」と、まひろが名乗り、「学びが世の中を豊かにする」という夢を語ります。藤原宣(佐々木蔵之介)から聞いていた能力次第で出世が叶う「宋の科挙」の仕組みを語ります。身分の壁を越える世の仕組みを語ります。――後日、「あの者が男であったら登用したい」と道長に言う一条天皇。↲右大臣道長の推挙で藤原為時(岸谷五朗)が従五位の下になり、これで越前の国司が出来る身分になります。――隣国の若狭に宋の商人朱仁聡ら70人が来着し、若狭、越前に逗留。その交渉相手として漢文の才を持つ為時が選ばれます。突然の登用に、為時は道長と娘のまひろの男女の関係を確信。↲伊周が「三の君」こと故太政大臣の藤原為光(阪田マサノブ)の娘で斉信の妹にあたる「寝殿の上(しんでんのうえ)、光子(竹内夢)の元に通う折り、屋敷の前に見慣れぬ牛舎。光子はもともと源雅信の妻でしたが、雅信の死後、伊周の妾妻になっていました。伊周は光子に別の男がいることに傷付きます。それを知った弟の隆家が、「その男を懲らしめよう」と提案し、隆家が牛舎の一団に矢を放ちます。その矢が花山院法皇(本郷奏多)の衣の袖を射抜きます。実は、花山院法皇のお相手は、「四の君」こと儼子(かつて寵愛した女御藤原よし子<井上咲楽>の妹)でしたが、それを知らなかった伊周。同じ屋敷内に「三の君」と「四の君」が居住していて、花山院法皇が「四の君」に通っていたのも知らなかった伊周。「長徳の変」が始まります。↲
2024.05.12
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■日テレ土ドラ9/痛快エンタメ■花咲舞が黙ってない S3/第五話(2024.5.11)/「湯けむりの攻防」あらすじ↲花咲舞(今田美桜)と相馬健(山本耕史)の臨店応援先は、山間温泉地の眠山支店。二人は、眠山支店の取引先、老舗旅館「白鷺亭」の八坂剛(髙橋洋)社長から、旅館の建替え費用五億円の融資がなかなか下りず困っていると相談されます。眠山支店の前浜規男(マギー)支店長は、融資に慎重な守りのタイプ。その前浜支店長が納得する事業計画書を立案しようと、舞と相馬は「白鷺亭」に宿泊し、顧客目線で改善点(問題点)調査。で、料理部門の人手不足なのか、味が濃いなど料理の質が落ちていることを指摘。高齢の五十嵐(石丸謙二郎)料理長は手の動きが遅くなっている上に味覚が鈍くなっていて、料理人としての「限界」を自覚しています。八坂社長は料理人探しを開始。舞と相馬は「白鷺亭」の融資担当者、後藤涼太(吉田健悟)と共に、「白鷺亭」が改善に向けて動き出したことを前浜支店長に報告。が、前浜支店長は、人口も観光客も激減し、インバウンド需要も見込めない寂れた温泉街に融資は出来ないと突っ撥ねます。それに抗し、舞と相馬による眠山温泉の街興し運動が始まります。↲その頃、東京第一銀行と産業中央銀行との間では合併話が進んでいます。東京第一銀行の牧野治(矢島健一)頭取と、産業中央銀行の影山誠吾(三浦浩一)頭取との極秘会談が行われていて、本部経営企画部長の紀本平八(要潤)と、その懐刀である企画部特命担当調査役の昇仙峡玲子(菊地凛子)、そして、産業中央銀行経営企画部次長の半沢直樹(劇団ひとり)がその頭取会談をサポートしています。――因みに、銀行総資産ランキングは、第一位、白水銀行306兆1451億円。第二位、いなほ銀行302兆2763億円。第三位、東京第一銀行220兆1413億円。第四位、産業中央銀行198兆9716億円。……ということになっていますから、業界三位と四位の合併が成立すれば業界トップに躍り出ます。↲「白鷺亭」の料理人探しが難航している折り、舞は、「白鷺亭が全部自分でやらなくても好い」ということに気付きます。「料理止めませんか?」と矢坂社長に言い、「泊食分離」ということで街のイタリアンレストランなどとの協力体制を推し進めます。街全体を一つの旅館と考えての、皆で協力し合う街興し運動です。この方法論が眠山支店の行員全体の賛同を得て、前浜支店長も「本部の融資部に申請します」と言うことになります。眠山支店長としての責任を回避しつつも、とにかく、「本部の意向を聞き融資を進める」運びになります。↲そこまで話が進展する中、眠山支店融資担当の後藤から、「白鷺亭の八坂社長が融資を辞退しました。なんでも、産業中央銀行が六億円を融資してくれることになったそうです」との電話連絡。そして、牧野頭取の緊急メッセージが東京第一銀行本部に流れます。紀本部長が司会進行を務めていて、「当行は産業中央銀行と合併する。これで、我々は業界トップに君臨する」と牧野頭取。早速、各地域で両銀行間での陣取り合戦が始まっています。そして、眠山地区では半沢直樹が暗躍。東京第一銀行眠山支店の「白鷺亭」に向けての五億円融資話を知った産業中央銀行は、一億円を上乗せしての六億融資を決めていました。その意味は、眠山での陣取り合戦です。眠山地区の地盤を産業中央銀行が引き継ぐということが、トップ会談で決着していました。永年勤続の東京第一銀行眠山支店の職員はリストラの危機に陥っています。そのことを舞が昇仙峡に抗議。そして、半沢直樹に、その「出し抜き行為」を昇仙峡が抗議。舞の街興し計画を聞き付けた半沢直樹がそれを横取りし、産業中央銀行による「白鷺亭」の六億円融資を決定していました。↲昇仙峡がトイレに籠り、ムカ付いています。舞も酒肴処「花さき」で、ムカ付いています。↲
2024.05.11
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■フジ金9ドラマ/痛快ミステリーコメディ■イップス/第五話(2024.5.10)/「法廷画家は誰が為に」あらすじ↲この刑事は「イップス」だ。――たった一行ですが、ミステリー小説を書けるようになっている黒羽ミコ(篠原涼子)。↲抽選で傍聴券が当たったミコは運転手の坂浦猛(渡辺大知)と一緒に小説のネタ集め目的で東京地方裁判所鳥河支部での裁判を傍聴。大手建設会社による不当な圧力が原因で起きた建設現場での死亡事故の責任を問う裁判(701号法廷)です。隣席には法廷画家の板野恭二(渡部篤郎)がいます。本来は洋画家である板野は、現在、裁判中の法廷内の様子を描き、それをテレビニュース番組に納品することで生計を立てています。15年前、「破顔/A smile broadly,or come……」という個展が評判を呼び、画家として漸く一本立ち出来る状況になった頃、それまで支えてくれた妻、美幸(空美)を交通事故で亡くし、それから洋画が描けなくなっている板野。妻の絵も描けていません。そんな板野は、法廷画家活動をしながら、妻を殺した交通事故加害者を弁護し微罪で逃がした杉本浩紀(田中要次)への復讐の機会を狙っていました。――で、この建設現場事故裁判では、被告の発注元、大手建設会社(茄子原建設)の弁護士、杉本浩紀が施行計画書の合理性を主張し、原告の梅坂工務店が利益を上げる為に施行行程を省略した結果起きた事故と主張。逆に、原告側を攻撃。で、この裁判の閉廷後、ミコは弟の慧(染谷将太)がテレビドラマ現場アシスタントの原告(髙山純平)代理人弁護士を勤めるパワハラ裁判(505号法廷)を傍聴。これは若いアシスタントがドラマ監督(阿曽山大噴火)のパワハラを訴えている裁判です。この裁判にも法廷画を描く人物(実は板野が雇った背格好が酷似している別人<榊>の法廷画家)がいます。その裁判中、「酷い、パワハラ野郎なんて、ぶん殴ってやれば好いのよ!」とミコがヤジを飛ばし、「傍聴人は静粛に」と裁判長に叱責されます。↲その頃、「15年前に法廷でお会いした者です。ちょっと、お聞きしたいことが……。ここじゃあ何ですから……」と言って、杉本弁護士を屋上に連れ出していた板野。板野は妻を死亡させた加害者には「危険運転致死罪」の適用を訴えていましたが、それを逃れる弁護をしたことを非難。「あの時の加害者はたった数年で刑務所を出て、再び事故を起こして死んだ。私は憎むべき相手を失なった。私がどれだけ苦しんで来たか分かって貰えませんか?」と言って、屋上のヘリに立つ板野。板野は、屋上から投身自殺するかのように振舞います。それを杉本弁護士が押し留めようと接近した時、「うっちゃり」の要領で杉本を屋上から投げ飛ばした板野。その後、法廷画を自身の身代わりで描かせた人物(榊)から505号法廷を描いたスケッチブックを受け取っていました。――裁判所の屋上から杉本弁護士が転落死。頭部から流血。板野(らしき人物)が裁判中の法廷画を描いているタイミングでの落下事故です。ミコは慧が原告弁護人を担当する案件の裁判中、板野(らしき人物)が傍聴席にいるのを見ています。が、杉本の落下地点が真下ではなく、かなり建物から離れているのが不自然であり、これは突き落とされたものと考える臨場の森野徹(バカリズム)。怨恨殺人の可能性が高いと睨むミコと森野。杉本の背中に黒鉛(鉛筆の芯)の付着していたことから、改めて法廷画家の板野に話を聞きますが、「確かに私は妻のことで杉本さんを恨んでいました。が、殺意と恨みは違う」と余裕の板野。森野がアリバイの有無を板野に問いますと、犯行時間帯に505号法廷で描いていたという法廷画を示します。ミコ自身が板野のアリバイ証人になっています。↲建設会社の事故裁判と、テレビ局のパワハラ裁判で法廷画を描いている人物の姿勢の違い(左腕でスケッチブックを抱える姿勢と膝上に乗せて描く姿勢)に気付くミコ。その疑問をミコが板野にぶつけると、森野は「たまたまそういう姿勢になっただけなのでは」と取り合いません。で、板野を取り逃がし悔しがるミコ。「あっ、あんたは、どうせこの現場からも逃げるつもりでしょ。さすが卑怯者。匿名でアンチやってる卑怯者」と森野に当たり散らすミコ。「もう現場には来ないでください」と言って酷く落ち込む森野。↲ミコが板野の身代わり偽装を見破り、それでアリバイが崩れたことになって、森野に連絡。しかし、森野の応答は無し。仕方なく弟の慧を連れて板野のアトリエを訪ねるミコ。「あなたは、本当にパワハラ裁判の法廷(505号法廷)に居たのですか?」と問うミコに、「そうじゃなかったら、この絵は描けない」と言って、原告弁護人の慧が描かれているスケッチブックを示します。「この絵を完成させたら証拠として認めてくれますか?」と板野が言い、スケッチに彩色を始める板野。「出来ました」と言って、彩色を施した法廷画を提示。それを見て「あなたは、あの法廷には居なかった」とミコが断言。板野は慧のネクタイ色をピンク系の彩色で塗っています。が、それは裁判が終わった時点でミコがプレゼントしたネクタイであり、法廷での弁護士活動中にはブルー系のネクタイをしていました。それで法廷画のスケッチは別人が描いていたものということになります。また、パワハラ裁判では、ミコが被告のパワハラ監督に向かってヤジを飛ばし、それで裁判長に叱責されていましたが、その理由を答えられない板野。「どうして私が裁判長に怒られたのか分かりますか?」という問いに返答できません。「私は、先入観から505号法廷にいた法廷画家をあなただと思い込んでいた。私が目撃したのはあなたに変装した別人」とミコ。変装した別人は、杉本弁護士に恨みを持ち、当日の裁判所内で彼に掴み掛っていた榊浩介(辻川慶治)でした。杉本に恨みを抱く榊に身代わり法廷画家を依頼していた板野。↲「杉本さんを殺したのは私です」と板野が自白。機動捜査隊の酒井純平(味方良介)刑事にメールを送るミコ。――警察に出頭する前に「妻との約束だけは守らせて」と板野。板野の理解者で板野のファンだった妻の美幸。一人前の洋画家になって絵が売れるようになり、それで立派な個展を開けることになった際、「何か欲しいものは?」と板野が尋ね、「じゃあ、私の絵を描いて」と言った美幸。が、その絵が完成する直前、個展に向かった美幸が事故死。以来、絵が描けない板野。「でも、あれ以来、杉本さんは犯罪被害者の遺族を支援する会を立ち上げ、多額の私財の寄付を続けています。そのことを知っていれば、あなたは杉本さんを殺さずに済んだのではありませんか?」と言うミコに、「そのことは知ってます。それ、私に関係ありますか?」と板野。そう言って板野が美幸の絵を完成させようとしますが、「違う。あの人を殺せば描けると思ったが……。そうか、もう、妻は帰って来ないんだ。……では、警察へ」と、板野は美幸の絵の完成を断念。「私も一緒に警察に行って好いですか?」とミコ。「板野さんは、もう一度、描けるようになりたかっただけ。もがき続けたら、きっとリスタートできる」とミコが板野の心情を分析。↲ミコの小説の模倣犯を追う森野が背後からスタンガンで襲われ、誘拐されます。↲
2024.05.11
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■テレ朝開局65周年記念ヒューマンエンタメ■Believe―君にかける橋―/第三話(2024.5.9)/「病院脱走」あらすじ↲建設中の龍神大橋崩落事故の設計責任者として、国立刑務所での一年半の懲役刑に服する狩山陸(木村拓哉)は、妻の玲子(天海祐希)が余命一年の癌と知り脱獄を試みるも、その試みは失敗かという状況に至りますが、思いもよらないことに林一夫(上川隆也)看守長(処遇部門第3区長)の手引きにより脱走に成功。同房の野口ヒロト(濱田龍臣)と図り彼に蹴られ殴られて重傷を負い刑務所外の医療機関に緊急搬送されれば、あとは監視の隙を突いて逃走という目論見でしたが、その計画に林看守長が協力。第七肋骨骨折で全治二週間の診断を受けた狩山は、「見逃してやる。……その昔、私は冤罪の受刑者を担当した。彼は私に冤罪を主張したが、どうしようもなかった。それを逆恨みした彼は、出所後に私の家に火を点けた。逃げ遅れた妻は焼死。延焼で隣家の主婦も死亡した。今回のことはその贖罪だ。これを罠と思うか? 私を信じるか疑うかは君が決めろ。これは餞別(の金)た。どこまで行けるかは君の才覚次第だ」という林看守長の言葉を背中に受け逃走。林看守長は自ら壁に額を打ち付け流血。狩山は林に暴行を加えて逃走という筋書きです。で、横田、舘島戒護刑務官(逃亡防止係)が狩山を追います。林が「成功しました」と何者かに電話連絡。↲国立刑務所の狩山に面会を求めた秋澤良人(斎藤工)弁護士が、係官に「体調を壊していて会えない」と言われ、狩山の脱獄を察知。磯田典孝(小日向文世)社長、桑原誠(岩谷健司)常務に狩山の脱走を伝えます。「苅山さんは裁判所に駆け込むか、マスコミに訴えるつもりか」と予測する秋澤弁護士。↲「有休届」を出して狩山を追うつもりの警視庁捜査一課の黒木正興(竹内涼真)は、その届を掛野勝主任に拒否されます。そして、国立署の捜査協力を命じられます。国立刑務所から逃走した狩山の捜査ということで、国立署の刑事、梶田千佳(片山友希)が相棒です。↲古着屋「Second Road/Used Clothing」を経営する野口ヒロトの彼女、妊娠で腹の大きい桐原ユナ(本間日陽)を訪ねる狩山。「桐原ユナさんですか? ヒロト君に聞いて来ました。一緒に逃げるはずだったけど、彼は自分だけを逃がしてくれた。彼は、お子さんとあなたを幸せにしたいと言ってました。そのことを伝えに来ました」と狩山。ユナはもっとセンスが良くて目立たない店の服を選ぶよう狩山に言い、そして、朝まで店内で休むよう狩山に勧め、店を出ます。ユナが去った後、ユナに借りたスマホで南雲にメールする狩山。――ユナはそのままクラブに入り、新しい恋人の戸上俊太に、「警察に電話して……。刑務所から逃げたヒロトの仲間が店にいる」と言います。ユナはヒロトも狩山も裏切っています。で、黒木、梶田刑事ら大勢の捜査員が刈谷が潜む店を包囲。通風ダクトから逃走する狩山を黒木刑事が追い詰めます。「動くな、撃つぞ」と言う黒木刑事の声を無視して逃走する狩山。↲それより先に、黒木刑事は、「御主人が刑務所から逃げました」と玲子に伝えていました。で、狩山との関係性を問われた玲子が、「結婚生活は15年。狩山が足場から落ちて骨折、入院した時に知り合った。子は生まれて直ぐに亡くなった。今は離婚届もここにある。だから狩山は私に連絡して来ることは無いと思う」と説明。その後、龍神大橋崩落事故で死亡した若進建材の若松弘道(竹内涼真/二役)と黒木刑事が瓜二つであることについて玲子が直撃質問。「若松は兄です」と黒木刑事。「では、お兄さんが殺されたという恨みで狩山を追っているのですか?」という玲子の問いに、「恨みで捜査はしません」と黒木刑事。↲狩山が玲子に電話。「刑期の一年半、待てなかったの? 罪を重ねないで出頭して」と玲子。龍神大橋の工事現場、資材倉庫にタクシーで駆け付ける玲子。それを追尾している国立署の梶田千佳刑事。――倉庫に潜んでいた狩山が「何か持って来てくれた?」と言って姿を現します。「甘えるな。脱獄犯の手助けはしない」と玲子。↲
2024.05.10
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■フジ水10/ミステリー×ヒーロードラマ■ブルーモーメント/第三話(2024.5.8)/「火災拡大、天才外科医の決意」あらすじ↲SDM気象班統括責任者、晴原柑九朗(山下智久)は医療班医師と看護師の研修指導。医療班医師の一人が、汐見早霧(夏帆)。親に多額の保険金を掛けられネグレクトを受けていた重篤な脳腫瘍患者の柚希(新井美羽)という少女を天才的な「神の手」で救った早霧。しかし、その術後、「お父さんもお母さんも保険金が入ると言って喜んでいたのに助かっちゃった。助けてくれなくて良かった。先生に貰った命、要らない」と言って病院の低い屋上から投身自殺を図った柚希。それをシーツ満載カートで受け止め右手を壊した早霧。以来、総合診療科に異動。「先生、私を助けたこと、後悔してるんでしょ?」と柚希に言われ、それに返答できない早霧は、脳外科医復活を目指し、懸命なリハビリを継続。早霧は、初期治療ならあらゆるケースに対応できると晴原に豪語。そんな早霧に対し、晴原はSDM異動を脳外科医に復帰するまでの腰掛け仕事と捉え、「SDMで目指すことは?」という質問事項が空欄になっている早霧を歓迎しません。そして、医師会の有力者で政界進出を狙う医療班統括責任者の志賀浩一郎(神保悟志)を盲目的に信奉する刈谷広也にも注意を促します。↲強風注意報が出ている栃木県荻沢市の市街地で大規模火災発生。SDM出動。研修初日の出動に医療班責任者の志賀統括は、寄せ集めの部下の不手際で自身のキャリアに傷が付くことを心配。現場は火の勢いが収まらず危険な状態。志賀統括は早霧の右手が不自由であることを理由に医療器材運搬という雑用係を命じます。そんな時、ゴミを燃やしていて、それが今回の出火の原因になった榎田が住民に責められ倒れます。早霧は鋭い洞察力で榎田の状態を的確に把握。が、志賀統括は早霧の医療行為を許さず刈谷に患者(榎田)を託します。↲フェーン現象が起きていることを掴む晴原。山から高温気流が下りて来ます。強風に煽られ、花見客が大勢いる荻沢中央公園にまで火の手が達する恐れがあります。しかも、周辺は住宅密集地。晴原は、強風が弱まる時間を予測し、その瞬間に火元に接近する(攻めの大量放水)という消火作戦を新たにSDM消防班統括責任者になっている園部優吾(水上恒司)に伝え、大量放水により各班鎮火。↲その間、志賀統括は早霧を残して拠点を市街地に移動。市街地では、火災から逃れた人々の熱中症対応に追われます。志賀統括は政界進出への布石として存在感を示す為にSDM参加を決めており、早霧のミスを必要以上に恐れ排除します。なにより早霧の病院の院長は、日頃から志賀の足を引っ張る人物であり、それ故にその病院長が送り込んだ早霧を全く信用していません。そんなわけで取り残されている早霧に、「問題は手ではなく心」と診断する晴原。――柚希の望まない命を救った早霧に、「希望を捨てろ。希望は時に災いになる。……その手は元には戻らない。それに絶望も悪くは無い。俺は気象予測を誤り、かけがえのない人を亡くした。そして、絶望し切った先に残ったのは命の重さだった。目の前の命を救いたいという思いだけだった。絶望の先に残るものを心に刻み、前に進め。絶望の谷を這い上がり、継続の大地を歩め」と晴原が診断。↲危険な状態の患者(多田)。呼吸改善なし、意識障害、熱中症。刈谷に呼ばれた志賀は、救急車の到着を待つよう指示するのみ。柚希を助けたことに後悔がないことに気付いた早霧が多田の元に駆け付け、「塩見先生の力を借りるべき」という医療チームの面々に背中を押されたこともあり、志賀の指示を無視して適切に対応。不整脈の持病がありエコノミークラス症候群で心肺停止の多田にAEDと心臓マッサージを施し心拍再開。――「上に立つ者は真摯に下の者の意見を聞かないといけない」と、内閣府特命担当大臣(防災担当)の園部肇一(舘ひろし)が志賀に説教。志賀統括はSDMを去ります。早霧を医療班統括責任者に指名する晴原。↲早霧は柚希のいる病院に戻り、「後悔してる。もう少しちゃんとクッションを使って受け止めるべきだったという後悔がある。でも、きっと同じことをする。ああいう状況になったら、これからもそうする」と伝えます。「馬鹿でしょう、先生」と柚希が笑います。↲園部大臣が晴原に、「覚悟しておいてくれ。明日これが出る。灯のせいで多くの命が失われた。しかも、本人はその場から逃亡した。そういう内容の週刊誌記事だ」と言います。「本誌独占スクープ/特命担当大臣、園部肇一が握りつぶした真相。五年前、気象庁勤務の娘により関東南部豪雨で九人が死亡。身勝手な正義」という記事です。あの時、「私は気象庁気象研究所の研究員です。この場を出ることの方が危険なんです」と言って住民を施設内に押し留め、自らは外に駆け出して行った灯。氾濫して危険な状態の川に向かって走り死んだ灯。――「五年前、この記事を握り潰したのは私じゃないんだ。灯の死で真実が暴かれるのを恐れた者がいたんだろう」と園部大臣。↲
2024.05.09
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■テレ朝水9/刑事事件ドラマ■特捜9 season7/第六話(2024.5.8)/「繋がった二人」あらすじ↲青柳靖(吹越満)と矢沢英明(田口浩正)が手錠で繋がれた状態で廃工場で目覚めます。警察手帳、携帯電話、手錠の鍵が奪われています。――この日、特捜班は清堂建設社長、大槻道長(林和義)の撲殺事件現場に臨場。死亡推定時間は早朝6時から8時。清堂建設は、刑務所、少年院の出所者の仕事や住まいを世話する就労支援に取り組んでいるのですが、大槻社長は元受刑者とのトラブルにより殺害された可能性があります。8時出社の第一発見者で自身も投資詐欺による逮捕歴がある船岡達郎(六角慎司)部長は、最近、大槻社長とトラブルになっていた人物として、一ヶ月前に退職した一般採用(前科無し)の浪口正徳(倉沢学)と、会社の金を使い込んで解雇された息子の純也(滝川広大)の名を挙げます。浅輪直樹(井ノ原快彦)と新藤亮(山田裕貴)はトイレ清掃員になっている浪口を、小宮山志保(羽田美智子)と高尾由真(深川麻衣)は純也の身辺調査を担当。で、浪口、純也は事件に直接関与していないと判明。ただ、純也は遊ぶ金欲しさに会社の金庫の金(20万円)を盗む目的で盗聴器を仕掛けていました。が、その盗聴器は室内に残っていません。で、青柳と矢沢は会社周辺での聞き込み中、暴行罪の前科がある社員、勝呂文平(高橋努)に不審な動きがあったことを知ります。で、街中で勝呂を見掛けます。勝呂は逃走し、それを追う青柳と矢沢。廃工場に逃げ込んだところで確保。勝呂がカナダバンクーバー行き(16時発)のエアーチケットを持っているのを確認している時、背後から何者かに鉄パイプで殴打され意識を失なった青柳と矢沢。そして、その廃工場で目覚めた二人。勝呂が16時発のカナダ行き航空機に搭乗するのが分かっている青柳と矢沢は焦ります。とりあえず、手錠に繋がったままの二人は廃工場を脱出し、タクシー無賃乗車で勝呂のいる空港に向かいます。↲青柳と矢沢が公衆電話で勝呂の連絡先と住所の問い合わせをしていたことを船岡部長に聞いた浅輪と新藤が勝呂のアパートに向かうと、そこに勝呂と同棲していると偽証する高峰千尋(佐藤江梨子)がいます。で、「私が大槻社長を殺した」と言い出します。千尋は12年前に勝呂と結婚。二年で離婚。その半年後、出産。その後再婚してカナダのバンクーバーに在住。何らかの理由で勝呂に会う為、日本に一時帰国。――千尋が生琳大病院内にあるコンビニのレシートを持っていたことで、勝呂が骨髄移植の適合検査(HLA検査)を受けていたことが判明。千尋はそれに付き添っていました。↲「バンクーバーは寒いから俺のブルゾンを持って行け」と大槻社長に言われていた須黒は、バンクーバーに発つ前に大槻社長に挨拶に向かい、その時、社長の遺体を発見。ただし、バンクーバー行きが遅れてしまうことを懸念し、警察通報せずにその場を離れ、千尋との待ち合わせ場所に向かいますが、その挙動不審な姿が青柳と矢沢に見付かり逃走。「社長が死んでいた」と勝呂からの電話を受けていた千尋は、勝呂が疑われているものと判断し、勝呂を廃工場内まで追尾して来た青柳と矢沢を鉄パイプで背後から殴打。廃工場に監禁。――自分が大槻社長殺しの犯人ということにして、とにかく、「肉親」としての骨髄移植の適合検査に合格している勝呂をバンクーバーに送り出したい千尋。↲青柳と矢沢が空港で勝呂を抑えます。バッグの中から大槻社長から貰い受ける事前約束だったブルゾンが出てきます。そのポケットの中から純也が仕掛けた盗聴器が出てきます。その盗聴器の記録データに犯行時の音声が入っており、船岡部長による大槻社長殺しが判明します。船岡は、正義感の発露故に時として乱暴な振る舞いを見せる勝呂を毛嫌いしていて、「寄生虫は排除しないと」と勝呂のクビを大槻社長に進言。元受刑者の更生を願う大槻社長は船岡の「寄生虫」発言に怒り、強く叱責。で、船岡が大槻社長を置石で殴打し殺害していました。「俺は会社を守りたかっただけ」と弁明する船岡。↲急性骨髄白血病の子供に自らの骨髄を移植する目的でバンクーバーに飛ぶ勝呂。今まで会ったことの無い息子の名前は歩夢。――青柳が急に尿意をもよおし、矢沢を引っ張り込んでトイレに駆け込みます。警察署に連行されるものと覚悟していた勝呂を置き去りにします。で、無事にバンクーバーに向かう航空機で飛び立つ勝呂。↲
2024.05.08
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■テレ朝火9サスペンス×ラブストーリー■Destiny/eps.5(2024.5.7)/「前編完、父と対決」あらすじ↲西村奏(石原さとみ)は野木真樹(亀梨和也)と再会し、20年前の「環境エネルギー汚職事件」に関わった父、主任検事の辻英介(佐々木蔵之介)とヤメ検弁護士の野木浩一郎(仲村トオル)の調査を開始。奏は大畑節子(高畑淳子)支部長が紹介された辻英介の当時の部下、新里龍一(杉本哲太)と高級カフェで会います。事件後に検事を辞めている新里は、「辻さんは死をもって真実を封じ込めた」と語ります。「辻さんは記録ノートを……」とも語っていた新里。そんな新里と奏の会話を衆議院秘書徽章を付けた秋葉洋二男(川島潤哉)が監視。男は、環境エネルギー事業の補助金を巡り、電機メーカー「山下重工業」から二千万円の賄賂を受け取った疑いで辻英介が起訴した東正太郎(馬場徹)議員の父、元総理の東忠男(伊武雅刀)の秘書です。――環境エネルギー汚職事件とは、環境エネルギー事業の補助金(二億円)を巡り、東議員が電機メーカー山下重工業から二千万円の賄賂を受け取ったとされる嫌疑で辻英介検事が起訴した事件です。東議員と山下重工業副社長、森澤雄二(小形浩隆)との会食後、東後援会の口座に二千万円が入金されていました。で、補助金誘導目的としての賄賂疑惑の決定的証拠となった議員秘書のメール(東正太郎の働きかけで山上重工に補助金二億円支払った経産省官僚、妻鹿謙一<代情明彦>宛)が何者かによって検察に届けられます。辻検事は当の秘書からメール送付は間違いないものと言質を取り、起訴。しかし、このメールが捏造であることを知りながら辻検事が起訴に踏み切ったと野木弁護士が裁判で糾弾。そして、検察内でも四面楚歌となり、居場所を失くした辻英介は、自宅で首吊り自殺。↲奏は母の西村悠子(石田ひかり)が暮らす実家(長野)で、父の書斎の遺品調査。新里に言われた記録ノートを探します。で、母には、「お母さんはお父さんが自殺したこと、どう思ってるの?」と質問。「お父さんを信じている」、「じゃあ、どうして離婚したの?」、「離婚したのは私たちを守る為にお父さんが望んだこと」という会話後、事件後の父の死に至るまでの記録が残されているボイスレコーダーを発見。――横浜に戻った奏は真樹を自宅マンションに呼び、「環境エネルギー汚職事件」の真相を告げるボイスレコーダーを一緒に聞きます。↲東正太郎の前秘書、加藤正孝(岩田和浩)が官僚宛メールを事実と認め、更に、特捜部長(青木一平)からも「問題無し、起訴しろ!」との指示があり、それで起訴に踏み切っていた辻英介主任検事でしたが、裁判になり、第一回公判では野木浩一郎(ヤメ検)弁護士と15年ぶりの再会。「私は無罪です」と証言する東正太郎議員。野木が検察の提出メールを捏造と指摘。「それを承知で検察は起訴した」と主張する野木。第二回公判では秘書が証言台に立ち、「<そんなメールは身に覚えが無い>と言うと、辻検事に胸倉を掴まれ、<嘘を付くな!>と脅された」と証言。秘書には、起訴前に間違いないと確認していましたが、それが裁判でひっくり返されます。その疑惑メールの日時、当の秘書は病院に検査入院していて、胃カメラテストを受けていました。そのテスト映像に日時が記録されています。秘書はメールを打てる状況ではなく、それで辻検事の捏造が確定。公判が重ねられ、結局、被告人、東議員には無罪判決。辻検事は検察内でも四面楚歌状態に陥り、懲戒免職。――「時が来たら奏には本当の私の姿を知って欲しい。さようなら奏。身を挺して真実をここに記す」とボイスレコーダーの声が結ばれています。奏と真樹を翻弄する残酷な運命(Destiny)。「私たち、もう会うのは止めよう」と奏。「分かった」と真樹。↲真樹が部屋を出てドアを閉めたところで、胆嚢癌を患う真樹が腹部を抑えて廊下に倒れ込みます。奏が婚約者の「横浜みなと総合病院」の外科医、奥田貴志(安藤政信)に電話。貴志が真樹に緊急対応。真樹の痛みは治まります。――真樹が奏のマンションで倒れたと知った貴志が、「ちょっと話したい」と奏を追求。「亡くなったお父さん(辻英介)のことで彼を家に呼んだ」と言う奏に、「君のやっていることは裏切り行為」と貴志。「もう会わないから」と奏。真樹が物陰で奏と貴志の遣り取りを聞いています。↲貴志の帰りを待ち、父のボイスレコーダーを聞いて欲しいと、それを差し出します。診療後、「奏を宜しくお願いします」と真樹に言われていた貴志が、「彼(真樹)は重篤な胆嚢癌。今直ぐ治療させるべき。僕は彼の主治医……」と奏に伝えます。↲「横浜みなと総合病院」を抜け出て、父の住む野木邸を訪ねる真樹。スマホ電話で「家の前にいます。話があります」、「入りなさい」。――消防車のサイレン。野木邸が炎に包まれています。呆然と炎を見詰める真樹を見回り警官が呼び止めます。「俺が燃やしました」と真樹。↲
2024.05.07
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