2003年12月31日
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夕霧と雲居雁(くもいのかり)の祖母・大宮が二人のことを

哀れに思い夕暮れ時の目立たないころあいをみはかり二人を合わせます。

雲井雁(くもいのかり)の父・内大臣が、雲井雁(くもいのかり)を

入内(じゅだい)させようと思っていることを夕霧はうらめしくてたまりません。

 もうじき、別れの時がやってきます。

 夕霧は心の内を雲居雁(くもいのかり)に告げ、雲井雁の心を確かめます。

二人の恋する気持ちは同じでした。そして、悲しい別れの時がやってきます。

「少女(おとめ)」の巻には次のように記されています。

下の原文の写真1行5字目から2行3字目まで。

「御車み(三)つばかりにて、志(し)のびやかに、

いそ(急)ぎ出(いで)給(たま)ふ」

別れのつらさ夕霧・少女30b

 原文の現代語解読文は次の通りです。

「御車を三両ばかり連ねて、静かに出立する」

 先頭の車には、雲井雁の父・内大臣、二両目が雲井雁と乳母(めのと)たち、

そして三両目が雲井雁に付き添いの女房たちが乗っています。

 あとに残された夕霧についても記しています。

 原文の写真3行12字目から5行14字目まで。

「ね(寝)たるやうにて、うこ(動)きも志(し)給(たま)はず。

なみだ(涙)のみとどまらねば、なげきあか志(し)て、志も(霜)の

いと志ろ(白)きにいそ(急)ぎ出(いで)給(たま)ふ」

別れのつらさ夕霧・少女30b拡大

 原文の現代語解読文は次の通りです。

「夕霧は、寝たふりをしてじっと身じろぎもされないでいる。

涙がとどめなく溢(あふ)れ、その夜は嘆き明かしたのち

霜の降る真っ白な外に出てみた」

 雲井雁との別れのつらさを深くかみしめる夕霧の

心のうちを、克明に描いております。







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最終更新日  2003年12月31日 23時43分46秒
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