2006年07月22日
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「文月(ふづき)といい、この月には、記念切手

が発売されます。昨日(7月21日)「ふみの日」に

ちなむ「百人一首」の記念切手が発売されましたので

その切手をシートで買ってきました。50円切手と

80円切手の2シートがあります。最近は、メール

ばかりでしたので、久々に手書きの手紙を書いて

記念切手を貼り、投函をしたいと思います。

手紙といえば、源氏の君は頻繁に手紙を書いていました。

また、逆に多くの女性からも手紙をいただいています。

 愛する葵の上が亡くなったあと、

 源氏の君は葵の上をしのび供養の日々を送ります。

 しばらくすると、若い紫の上が恋しくなり、

 一人寝も寂しくなり、眠れない夜も多くなります。

 秋が深まったころの霧が立ち込めた朝、

 源氏の君は、高欄(こうらん)に寄り添い

 庭に咲く草花を眺めていました。

 そこへ六条御息所(みやすどころ)から

源氏の君へあて手紙が届けられます。

 この箇所は、「葵」の巻に記されています。

 下の原文の写真2行12字目から4行2字まで。

8月26日の日記葵31a額金


「君は、にしのつまのかうらん(高欄)に

  をしかか里(り)て、

   志も(霜)がれのせんざい

    み(見)給(たま)ふほどなりけり」

8月25日葵31a原文

 原文の現代語訳は次の通りです。

「源氏の君は、西の高欄に寄りかかって霜に枯れた

  庭の草花をご覧になっておられる」

 源氏の君が高欄(こうらん)に寄り添って

 庭の草花を眺める場面は、

 絵巻にも描かれておりますので、

 ユネスコの画像を下にご紹介します。

8月25日葵31aユネスコ

 高欄に寄り添って庭の草花を眺めているのが源氏の君。

 右側の童が六条御息所の手紙を持っております。

 手紙は菊の花に結ばれております。

 亡き葵の上をしのびつつ

 若い紫の上に思いをはせ、

 源氏の君を慕う六条御息所からは、

 手紙が寄せられる。源氏の君のまわりには、

 常に華やかな女性たちがいます。

額縁は、以前、海外展示の際に使用された額縁です。

貴重な慶安3年「源氏物語」の原本にふさわしい

という額縁をということで、

仲介した美術会社が提供した額縁です。

日本では見ることができません。







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最終更新日  2006年07月22日 15時53分17秒
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