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IMF サーベイ
IMF・世界銀行年次総会
ラガルド専務理事、危機後の世界を 方向づけるロードマップを提示
IMFサーベイ
2012 年 10 月 12 日
世界経済は大きな変化のなかに
危機を乗り越え、金融システム改革を実現し、包摂的成長を推進
IMF、相互連関した世界を進む加盟国支援に対応
国際通貨基金(IMF)のクリスティーヌ・ラガルド専務理事は、世界を回復への力強い軌道にのせ、世界経済に変化を起こしている人口構成と技術の変化を足場に前進するためには、より一層の国際協力が必要だと呼び掛けた。
東京で開催中の 2012 年IMF・世界銀行年次総会本会議で行われた基調講演でラガルド専務理事は、世界の最優先課題は現下の危機を克服し、何百万もの失業者に雇用を創出するために十分な成長を回復することだと強調した。
より力強い成長を実現することは、第二次世界大戦以来最高の水準にある先進国・地域の巨額の過剰債務の対処に役立つと期待される。
188 カ国の代表を前に東京国際フォーラムで行った講演でラガルド氏は、多くの面でアジアのダイナミズムは世界の未来を象徴していると語った。
また、中東からアフリカまで世界は急激な変革のなかにあるが、一方で重大な課題にも直面していると述べた。
政策のマイルストーン
市民団体や民間セクターからの参加者を含め1万人超が一堂に介する年次総会に先立ち、IMFは世界経済は 先行き不透明な状況にあると発表した。IMFは、世界経済の今年の成長率を3.3%に下方修正するとともに、2013 年は3.6%と引き続き低迷すると予測した。
ラガルド氏は、今後の道のりにおける三つのマイルストーンについて説明した。
危機を克服し、成長を回復する
金融部門の改革を完了する
不平等に対処し包摂的な成長を築く
危機を終わらせるにあたっての最優先事項は、成長を取り戻すことであろう。専務理事は、「成長なしでは、世界経済の未来は危うい」と強調した。現在先進国・地域で平均して対
ラガルド専務理事: 世界の最優先課題は、現下の危機を乗り越え、雇用の創出に十分な成長を回復することである(写真: Stephen Jaffe/IMF)
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GDP比でほぼ 110%に膨れ上がった公的債務という大きな遺産に対処するには、成長の回復が不可欠となろう。
専務理事は、「危機を招いたシステムを越えるために」金融部門の改革アジェンダを喫緊の課題として完了させる必要があると述べた。同時に、改革のモメンタムを失っている懸念を表明し、規制の改善、監督機能の向上、国境を越える機関のより適切な破たん処理制度、金融機関内のより良いインセンティブの実現に向けた措置を採るよう呼び掛けた。
専務理事は不平等の減少がマクロ経済の安定性の向上とより持続可能な成長に関連していることを示すIMFのリサーチに言及、「無制限なグローバリゼーション」を退けるとともに、包摂的かつすべての人々に利益をもたらす成長が不可欠であり、これは政策に対する重要な意味を含んでいると述べた。
「財政政策を策定する際、その効果に重点を置くものの、平等の問題に留意することを意味する。調整の負担を公平かつ公正に分かち合い、弱く脆弱な人々を守る事を意味する。全ての人々が信用と金融市場へアクセスできる、より包摂的な金融を意味する。全ての人々に機会の窓が開かれ、閉じられた場合はその理由が明らかにされる透明性とガバナンスの向上を意味する」と述べた。
IMFの役割
IMFの役割について、ラガルド専務理事は、188カ国が加盟する国際機関は世界的な経済協調のための第一級のフォーラムであり、「多国籍機関はこれまでも重要だったが、将来においてこれまでにも増して重要となる」と明言した。
また、IMFはこれまで危機に対処し変化してきたと強調するとともに、その将来像の概要を示した。
ラガルド専務理事は、IMFは以下のようでなければならないと述べた。
経済サーベイランスと分析を強化し、経済政策に関して常に信頼されるアドバイザーでなくてはならない。
相互連関した世界で、加盟国支援に必要なリソースを備えていなければならない-IMFは現危機のなか5,400 億ドルをコミットし、126の融資プログラムで1,570 億ドルを支出した。
ダイナミックな新興市場国に向け代表権を調整することにより、グローバル・オーナーシップ を真に反映しなければならない。
昨年の大地震と津波により甚大な被害がもたらされた仙台を訪問したラガルド専務理事は、その印象を語った。仙台では、現在大規模な復興が進展している。専務理事は、「全世界が感銘を受けている。日本人は、我々が皆理解しなければならないこと、共に立ち上がり一つになることで初めて、今日の混乱を克服し我々の共有する未来を発展させることができるということを理解している」と讃えた。
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協力の精神
ラガルド氏は「我々の楽観的観測が現実のものとなるまでには、大変な道のりが待ち受けている」と述べた。
同氏は、「今重要なのは、熟慮ではなく必要とわかっている政策を実行へ移すこと、そしてあらゆる面で連携することである」と、行動と協力の必要性を強調した。
また、世界経済が今後どのようになり得るのかについて、「困難な時に互いに協力すること、協力の精神こそが、前進する唯一の道である」と述べた。
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