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久しぶりに幼稚園に行ってきました。
今日は娘(5歳)の幼稚園の始業式だったのです。
娘の通っている幼稚園は3年保育。
園児数は500人近く、一学年4,5クラス。
彼女は今日から年長さんになりました。
年中の時、彼女は「くるみ組」でした。
クラス帽や名札は「ベージュ色」。
その色合いは、園の中でも一位、二位を争うババ臭さ。
ちなみに「くり組」もあります。こっちは茶色。
どっちもどっちですよね。(笑)
で、年長でのクラスは…「さくら組」!
クラス帽も名札も「薄ピンク」です。
良かったね~。(笑)
もちろん、これだけのマンモス幼稚園ですから、
毎年クラス替えもあります。
で、始業式の後は保護者会があります。
これは、先生と親との顔合わせと役員決めが目的ですね。
これは幼稚園によって異なると思うのですが、
娘の幼稚園では、年少のときに役員を引き受けてしまうと、
3年間やらされてしまう事が多いのです。
クラス分けも、園長が役員になって欲しいと思う人を
振り分けてあるという噂もまことしやかに流れています。
実際、年度頭のこの保護者会には園長が各教室に挨拶に来ます。
挨拶とは表向きのことで、
本当は役員を決めに来るのです。
教室の中で円陣を組んで、座っている保護者に向かって
「誰か役員になってください。」という園長。
でも、その目は「あなたになって欲しいのです。」と
彼の心の中で決めている人に注がれています。
今回は、私の隣に座っている女性が、その人でした。
「いえ、私はもう2年もやったので、他にやりたい方に…。」
と、キツクお断りする彼女。
それを見かねた他の女性が、とうとう身を乗り出しました。
「彼女にまたやらせるくらいなら、かわいそうなので、
私が役員をやらせていただきます!」
感動です。
なんて良い人なんだろう!!
思わず、拍手。
周りの人も、みんな尊敬のまなざしで彼女を見ていたのですが、
そこに園長の一言が…。
「それなら卒対をお願いします。」
卒対…卒業対策委員ですね。
卒対は各クラスから3人必要だそうです。
園長曰く、
「役員は経験者になって欲しい。
年少や年中から役員になるのならわかるけれど、
年長の時点で役員経験のない人が
役員になっても、後が大変だから。」
と言ったような事を、なるべく遠まわしに言っています。
そのくせ「決まらないとじゃんけんになりますよ。」と
プレッシャーを与えるのです。
ちなみにこのプレッシャーは、クラス全員ではなく、
「あなたが引き受ければ、クラスの皆に迷惑をかけないで済むんだよ。」
という、この「あなた」に対する暗なるプレッシャーですね。
「やりたい人に役員を引き受けて欲しい。」
と園長は言いながらも、
「やってもいい」という人には
「いや、あなたじゃなくて…」と言って断るのですから
…これじゃ、保護者会は終わりません。(笑)
どんどん保護者会の雲行きは怪しくなっていきます。
一人一人、「どうして役員になりたくないのか?」を
園長は聞いて回る事になりました。
その中でも、彼が「ぜひ今期役員になって欲しい!」と思っている人には
執拗に食い下がる割りに、
私のように彼の中で役員候補に入っていない人は
軽く流してくれます。(ラッキー!)
結局、手を上げてくれた女性が役員をやる事になったのですが、
ちょっと園長は不服気味でした。
そこまである特定の人に役員をやって欲しいのなら、
最初からきちんと彼女に話を通しておけばよいのに。
園長、根回しが中途半端です。(笑)