フットボール(サッカー)戦術研究

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2019.11.02
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J1第30節 セレッソ大阪vs松本山雅FCの試合をヤンマースタジアムで観戦。1-1のドロー。以下、レポートいたします。(長文で失礼します。)

【得点】
24分 ソウザ(セレッソ大阪)
62分 杉本(松本山雅FC)

【戦術】
セレッソは、攻撃では、ディフェンスラインとボランチと連携したビルドアップから、サイドチェンジを交えて、また、山雅のハーフスペースへの縦パスを入れて山雅ディフェンスラインを下げさせながらバス交換を主体に攻めていく。
守備では、4-4-2ブロックを基盤として、山雅2トップへの縦パスを入れさせないよう、バイタルエリア固めながら、数的優位を作ってボールを奪取していく。
山雅は、攻撃では、3バックとアンカーの藤田との連携してのビルドアップから、両サイドを基点にしながら2トップへの縦パスを入れて攻撃陣のコンビネーションにより、またボールを奪ってからのカウンターから攻めていく。
守備では、5バックの5-3-2システムのブロックを敷いてからチェックをかけていく。


(前半)
序盤から、セレッソがビルドアップから両サイドを基点として試合のリズムを掴み、特にサイドのハーフスペースに飛び出した奧埜、鈴木へのくさびの縦パスにより、山雅のディフェンスラインを下げさせることに成功する。
セレッソは、15分にペナルティエリア外の右ハーフスペースでボールを受けた奧埜が切り返してペナルティエリア内に切り込んで送ったクロスは山雅ディフェンスに阻まれるも、24分にサイドのスペースをうまく使ってチャンスをモノにする。
左サイドからボールを受けた藤田が右スペースにサイドチェンジのパスを出し、フリーで受けた松田のクロスに、山雅ディフェンスラインの前に入ったソウザが頭で左隅に流し込み、セレッソが1-0と先制する。
これに対し、山雅は試合の流れを変えるべく、前線からの厳しいプレスを試みるが、セレッソは藤田がディフェンスラインに入って数的優位を作って山雅のプレスを掻い潜ってビルドアップすることに成功する。
それでも山雅は、31分には初めて得た岩上の右CKのこぼれ球に中美のシュート、36分にはセレッソバイタルエリアからの杉本を基点とするカウンターからの中美のシュートでチャンスを作ったが、セレッソが永井、中美への縦パスを通させないブロックを形成して、山雅に決定機を作らさずに、セレッソが1-0とリードして前半終了。

(後半)
序盤から山雅が永井、中美がセレッソディフェンスラインに執拗なプレスを、また同時に両サイドへのプレスをかけてボール奪取に成功して試合の流れを掴む。
48分に藤田のファールで得た岩上のFKにパウリーニョが頭で合わせるも惜しくも左隅に外れてしまい、さらに55分に岩上の左CKからのこぼれ球に合わせた杉本のミドルシュートから右ポストを直撃して攻勢を強め、62分に実を結ぶ。
松田のボールを奪った高橋が左サイドを駆け上がって送ったパスをペナルティエリア内で受けた永井が後ろのスペースにヒールパスして、そのパスに反応した杉本がゴール右隅に流し込んで、山雅が1-1に追い付く。
これに対して、セレッソは65分に左サイドバックを舩木から丸橋に代え、70分に水沼から高木に代え、さらに77分に鈴木から田中に代えて、高木、田中の2トップにして反撃に出る。

しかし、その後は、セレッソが左サイドから柿谷、丸橋、右サイドから松田のクロスが上がるが、山雅が5バックで跳ね返す展開が続き、両チームとも決定機を作ることができないまま、結果1-1で終了。

【システム】
(セレッソ大阪)4-4-2(右から)
GK キム・ジンヒョン
DF 松田、ヨニッチ、木本、舩木(65分 丸橋)

MF 水沼(72分 高木)、柿谷
FW 鈴木(78分 田中)、奥埜
(守備時は4-4-1-1または4-4-2)

(松本山雅FC)3-3-2-2(右から)
GK 守田
DF 橋内、飯田、水本
アンカー 藤田
MF 岩上(72分 田中) 、パウリーニョ、杉本(86分 阪野)、高橋
FW 永井、中美(72分 安東)
(守備時は5-3-2)

【まとめ】
セレッソは、前半は山雅の両サイドのスペースをうまく使って試合を優位に進めていたが、後半は山雅の前からのチェックによりボールを奪われてからのカウンターでの失点と、鈴木、奧埜が山雅3バックに仕事をさせてもらえなかったのが痛かった。丸橋投入を機に両サイドからの攻撃が活性化したが、上背のない田中、高木の2トップでは厳しかった。
山雅は前半、セレッソに5-3-2システムの盲点を突かれてしまい苦戦したが、後半は前線やサイドからの厳しいチェックにより永井、中美への縦パスが通るようになってペースを掴むことがてき、終了間際のセレッソの猛攻も5バックがことごとく跳ね返してドローに持ち込んだ。ただ、勝点3をゲットしたかったのが本音。
白熱した試合内容だったが、皮肉にも、自力でのACL圏内を目指すセレッソ、J1残留を目指す松本山雅の双方にとって痛いドロー。







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最終更新日  2019.11.02 18:30:38


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