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2022.04.02
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2022年J1第6節ガンバ大阪vs名古屋グランパスの試合をパナソニックスタジアム吹田で観戦。3-1でガンバ大阪の勝利。以下、レポートいたします。(長文で失礼します)

【戦術】
〈ガンバ大阪〉
攻撃では、高尾、三浦、昌子の3ディフェンスラインと齊藤、ダワンのボランチが連携してビルドアップを行い、右MF小野瀬と左SB黒川が両サイドに高く張って、FWパトリック、そしてFW山見と左MF倉田がシャドー気味に位置しながら、両サイドをワイドに広げて数的優位を作りながら左右のハーフスペースにスペースを作って攻めていく。
4-4-2と3-2-4-1の可変システム。(後半途中からは4-4-2対応。
守備では、4-4-2のブロックを基調として前線からプレスをかけていく。)
(相手CK時はゾーンとマンツーマンの併用)

〈名古屋グランパス〉
攻撃では、ディフェンスラインとアンカーのレオ・シルバや中盤の稲垣、仙頭がビルドアップに参画してビルドアップを行い、FW酒井のポストプレーや右ウイングのマテウスや左ウイング相馬の機動力を活用するために、前線への速いパスや両サイドを基点として攻めていく。

(相手CK時はゾーンとマンツーマンの併用)

【得点】
26分 パトリック(ガンバ大阪)
52分 グランパスオウンゴール(ガンバ大阪)
62分 黒川(ガンバ大阪)
83分 仙頭(名古屋グランパス)

【退場】
なし

【警告】
なし

【試合の流れ】

ガンバは4-4-2システム、グランパスは4-1-2-3システムにてこの試合に臨む。
まず序盤、試合の流れを掴みかけたのはグランパスで、ビルドアップからのマテウス、相馬の両ウイングが両サイドから機動的な動きをしてチャンスをうかがう。
12分に、中央エリアにてパスを受けたFW酒井の浮き球のスルーパスに反応してゴールに向かって走り込んでいた左MF仙頭がガンバGK一森と1対1になって右足でシュートを放つも、惜しくもゴール左に外れてしまう。
これに対して、ガンバもその直後16分に、左サイドでの展開にて左SB黒川からパスを受けたボランチのダワンの左クロスにFWパトリックが頭で合わせるも、グランパスGKランゲラックのセーブに阻まれてしまう。
これまでグランパスに両サイドを有効に利用され、リトリート対応を余儀なくされていたガンバは、ボール保持できる状況から、高尾、三浦、昌子の3ディフェンスラインがボランチのダワン、齊藤とのコンビネーションによりグランパス前線、酒井、仙頭のプレスを剥がして両サイドに展開して基点を作り、徐々に試合の流れを掴んでいく。

26分に、右サイドにて得たFW山見のFKに、フォア側にてCB三浦が頭で落としたボールに反応したCB昌子のシュートがゴール前にいたパトリックに当たりながらゴール右隅に突き刺さって、ガンバが1-0と先制する。
さらに、33分には、左サイドでの展開から、倉田の左クロスにパトリックが頭で合わせるも、GKランゲラックの好セーブに阻まれてしまう。
これに対して、グランパスは、アンカーのレオ・シルバが左右にボールを散らして、また酒井のポストプレーを活用して両サイドを基点としてチャンスをうかがう。
39分には、右サイドでの展開から、右SB宮原を基点にしてレオ・シルバがペナルティエリアにいた酒井のポストプレーを利用してシュートを狙い、さらにロスタイムに入り、左サイドでのカウンターから、相馬の左クロスに酒井が合わせるも、ガンバGK一森がキャッチする。
グランパスの攻撃に対して、ガンバがブロックディフェンスにて対応して、グランパスにゴールを許さず、前半はガンバが1-0とリードして終了。

(後半)
同点に追いつきたいグランパスは、開始から、右MF稲垣から柿谷に替わってトップ下に配置し、レオ・シルバと仙頭とダブルボランチ、マテウス、相馬の両ウイング、酒井を1トップとする4-2-3-1システムに変更して後半に臨む(ガンバは変更なし)。
この交代によりグランパスがペースを掴みかけて、柿谷がバイタルエリアや左右のハーフスペースを有効に活用してチャンスを作る。
46分に、柿谷が左ハーフスペースにてドリブルしながら左クロスを出し、さらに47分には、中央エリアでのカウンターからドリブルでバイタルエリアに進出してガンバディフェンスを引きつけながら出したスルーパスに、ゴール前にフリーで走り込んでいたレオ・シルバがシュートを放つも、ガンバディフェンスがブロックしてゴールには至らず。
ピンチを脱したガンバは、49分に、左サイドでのカウンターから、山見が左サイド奥に流れて仕掛けながら出した左クロスに反応したパトリックが頭で合わせるも、GKランゲラックの好セーブに阻まれてしまうが、その直後、この流れがゴールに結びつく。
52分に、右サイドでの展開から、右サイドに流れていた山見が上げた右クロスを、ディフェンスのカバーに入っていたマテウスが反応したクリアが宮原に当たりながらゴールに吸い込まれて、オウンゴールにより、ガンバが2-0とリードを広げる。
何とか試合の流れを掴みたいグランパスは、レオ・シルバや仙頭のビルドアップから左右のサイドチェンジを多用して両サイドを基点にしてチャンスをうかがうが、ガンバも高く設定しない4-4-2ブロックディフェンスを基調として数的優位を作って対応していく展開となる。
そして、グランパスが攻め上がったスペースをガンバが有効に活用して、またもやチャンスをモノにする。
62分に、パトリックが出した左サイドへのロングフィードのボールを拾った黒川が左サイド奥からペナルティエリア中に向かってドリブルにて仕掛けながら放った右足のシュートがゴール右上隅に突き刺さり、ガンバが3-0とリードをさらに広げて試合を決定づける。
これに対して、グランパスも両サイドを基点にしてクロスを上げるも、ガンバのディフェンスラインが数的優位を保ちつつ、適切に対応していく。
それでも、グランパスは83分に、ガンバのビルドアップに対してプレスに入っていた仙頭が、69分にダワンに替わって投入されたチュ・セジョンからボール奪取して、そのままペナルティエリアに進出してGK一森と1対1になって、難なくゴールに流し込んで1点を取って一矢報いたものの、ガンバが3-1で勝利。

【システム】
(ガンバ大阪)4-4-2(右から)
GK 一森
DF 高尾(76分 福岡)、三浦、昌子、黒川
ボランチ 齊藤(76分 奥野)、ダワン(69分 チュ・セジョン)
MF 小野瀬、倉田(59分 石毛)
FW 山見(69分 ウエリントン・シウバ)、パトリック
(3-2-4-1への可変システム。守備時も4-4-2)

(名古屋グランパス)4-1-2-3(右から)
GK ランゲラック
DF  宮原、チアゴ、藤井、森下(59分 吉田)
アンカー レオ・シルバ
MF  稲垣(45分 柿谷)、仙頭
FW マテウス(71分 甲田)、酒井、相馬(59分 阿部)
(後半は4-2-3-1。守備時は4-4-2)

【勝負の分かれ目】
ガンバが3バック可変システムの利用による数的優位を作ったビルドアップにより、グランパスの前線からのマンマーク気味のプレスを剥がすことに成功するとともに、また両サイドを基点としてワイドに展開して、ハーフスペースなどのスペースを利用して有効に攻撃できたこと。

【まとめ】
ガンバは前半途中まではグランパスの両サイドを基点とした速い攻撃にリトリート対応を余儀なくされたものの、数的優位を作ったビルドアップにより試合の流れを掴むことができた。
パトリックのポストプレーや山見のスペースに流れるスピーディーな攻撃も展開できた。
今後も今日のような柔軟なビルドアップからの組み立てができるかが鍵。

グランパスは、前半早々はマテウスや相馬の機動力を活かした両サイドからの攻撃を仕掛けたものの、ガンバに攻守とも数的優位を作られてしまい、試合の流れを掴めなかった。
攻撃面では、ブロックを作られた際にどのように崩していくか?
昨シーズンとともに、遅功、つまり個々の能力が発揮できなかったの際のバリエーションが必要かつ課題。







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最終更新日  2022.04.02 17:48:50


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