予報通り夕方から雨になりました
これでまた季節が一歩進むのかな
今日はこの間(4/11)
お山に出掛けたときのお話
ソメイヨシノはとっくに葉桜になっていたけど
山桜はまだ咲いている木がありました
そんな山桜に混じって
珍しい桜の木々がお花を付けていました
最初はこのお花
里桜(園芸種)の一種で
薄緑色のお花を咲かせる
「御衣黄(ギョイコウ)」
全然派手さが無くて
つい見逃してしまいそうなサクラです
何故、こんな山裾の林の中に
一本だけ植えられているのか不思議です
「御衣」とは貴族の着物のことで
平安貴族が「萌黄色」の着物を着ていたことよりつけられた名前
[ 御衣黄(ギョイコウ) ]
例年だと四月の中頃から咲き出すお花なんだけど
今年はやっぱり早く咲きだしました
続いてもサクラの一種の
「上溝桜(ウワミズザクラ)」
小さなお花が集まって
ブラシのような花房になっています
[ 上溝桜(ウワミズザクラ) ]
名前の由来は、「樹木図鑑」によると
「裏に溝を彫った鹿の肩甲骨を
この木を燃やして焼いたときの
割れ目で占いをした故事による。」だそうです
果実は秋に赤色から黒色に変わり
果実酒にすると美味しいそうです
ウワミズザクラは
こちらのお山では時々見かける木です
お花をいっぱい咲かせると
木全体が少し霞んだように見えます
[ ウワミズザクラ ]
続いても少し変わったサクラのお花
この真っ白なお花を付けているのは
「采振木(サイフリボク)」
別名「四手(紙垂)桜(シデザクラ)」
采振木の名前の由来は、Wikipediaによると
「白く細長い花弁をつけた花序の形を
武士が戦陣を指揮するときに振るう「采配」に見立てたことから
「采振木」と名付けられた」とのこと
また「四手桜」の名前の由来は
「細長く白い花弁を、しめ縄につける細長い紙片の「四手」に例えたもの」だそうです
サイフリボクによく似たお花を咲かせるものに
ジューンベリーという木があり
ジューンベリーの別名は
「アメリカサイフリボク」
[ 采振木(サイフリボク) ]
ジューンベリーの果実は美味しいそうですが
サイフリボクの果実は渋くて美味しくないとか
ただ美味しいとの記事もあり
機会があれば試してみようかな・・・
最後は珍しいお花ではないけれど
きれいな八重桜のお話
お散歩でよく行く菊水山の登山口付近には
この八重桜が数本植えられていて
ちょうど見頃を迎えようとしていました
多分、里桜の「関山(カンザン)」
だと思うのですが
八重の里桜には種類がいっぱいあり
ちょっと自信はありません・・・
[ 関山(カンザン)? ]
このお花の塩漬けから
「桜茶」が作られるんだよね
今年もどうにか
主だった桜のお花は見逃さずに済んだみたい
旅する蝶々さんに祝福を ♪ 2023.10.17 コメント(5)
梅雨明け前のお散歩で 2023年 2023.07.18 コメント(10)