PR

Favorite Blog

『刀剣 三重の刀と… New! てらまさん

タイアップ・キャン… New! ITOYAさん

🍇新作・長編歴史小… New! 神風スズキさん

早坂暁の傑作中の傑… モイラ2007さん

Hyakkimaru's Blog ひゃっき丸さん
2010.07.09
XML
カテゴリ: 戦争映画
人間魚雷回天.jpg


1955年に新東宝で公開された「人間魚雷回天」は
太平洋戦争中であった1944年、特別攻撃隊による
人が乗り組み操縦できる魚雷の初決行を描いた映画である。

敗戦色が濃くなってきた戦争末期
海軍基地では戦局挽回のために水中時攻艇、
即ち操縦型魚雷・回天の猛訓練が行われていた。

回天とは「天を回らし戦局を逆転させる」との意味で
必死必殺の救国兵器として考案されたものである。

隊員の大半は予科練出身の予備士官であり

訓練中に多くの犠牲者を出し同期生が命を失ったことから
予備士官等はこの作戦に対し懐疑的になっていた。

学校士官・関屋中尉(沼田曜一)は彼等を理解し
同情したが隊長の陣之内大尉(原保美)は
軍人精神でこの特攻作戦を押切っていた。

ある日、出撃したはずの村瀬少尉(宇津井健)と
北村兵曹(佃田博 )が艇が故障により生還してしまい
同期の玉井少尉(木村功)は無事を喜んだが
一方で同輩に罵倒された北村は一人悩んでいた。

しかし本土襲撃を恐れた日本軍は出撃を前に訓練は激しくなり
北村は疲労と母親恋しさから精神錯乱を起し自殺した。


特別攻撃命令が発せられた。

川村少尉(高原駿雄)は自分の回天に珠数をかけて祈り
ある者は碇荘で酒と女に我を志れ、
玉井は碇荘の一室で恋人の早智子(津島恵子)と
最後の逢瀬を楽しみ、

田辺一水(信欣三)と語り明かした。

関屋、朝倉、村瀬、玉井等を乗せた潜水艦が出発した後
早智子は引かれるように海に身を投じた。

回天搭載の潜氷艦が赤道直下に至る頃
敵の駆逐艦に偶然出くわしてしまい
まず関屋が回天に乗り駆逐艦に体当りをした。

第6艦隊司令から帰投命令を受けたが、
敵艦隊の出港をキャッチした攻撃隊の
朝倉、玉井、村瀬は最後の別れを告げ回天に乗った・・・

この映画で登場している人間魚雷は現在、
靖国神社に展示されており、
戦争の愚かさ、悲惨さを後世にも伝えているのです。


にほんブログ村 映画ブログ 名作・なつかし映画へ
にほんブログ村



ああ硫黄島/人間魚雷回天





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2010.07.09 20:11:15
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

Profile

上段タロー

上段タロー

Calendar

Freepage List

Keyword Search

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: