太平洋戦争謎の戦艦陸奥 | メタボの気まぐれ

大正10年に完成された戦艦“陸奥”が
太平洋戦争が激化していた1943年に謎の爆沈事件を起こし
そのミステリーを描いたのが1960年に公開された
新東宝の映画「太平洋戦争　謎の戦艦陸奥」である。

1942年6月、連合艦隊はミッドウェイに進攻したが
暗号無電を米諜報機関に解読されていた為
機動部隊は全滅した。

戦艦陸奥を含めた戦闘部隊も撤退する事になったが
陸奥の副長：伏見少佐（天知茂）は撤退すべきでないと

陸奥は瀬戸内海柱島沖の秘密碇泊地に戻り
伏見少佐は伯父にあたる池上中将（細川俊夫）の紹介で
スナック将校倶楽部のマダム：明石美佐子（小畠絹子）
ドイツ大使館付武官ルードリッヒ、秘書アンナを知った。

そんな時、陸奥が出陣の命が出ない事に呉鎮守府の
物資調達係に成り済ました手先きのスパイが状況を
連絡機関に報告に行ったのだ。

そこには、ルードリッヒ、アンナ、美佐子が揃っており
一刻も早く睦奥を沈める様に指令していた。

美佐子は自分の父が陸奥の造船技師であり、
ある事情から銃殺されてしまった事を理由に

その頃、陸奥乗員の松本中尉（菅原文太）金田中尉
（宇津井健）勝沼少尉（御木本伸介）らに
前線転属の命が下るも何故か陸奥は前線に出ない。

スパイは陸奥の砲弾積み込みの機を利用し
ルードリッヒから渡された四本の時限爆弾を仕掛た・・・

引き上げを再開し、沈没場所は浅い瀬戸内海であるが
潮流は速く視界も悪いため潜水するのは危険な場所であった。

現在は艦体の約70％が浮揚され艦橋部と艦首部等を除く
艦の前部分などが海底に残っており

2007年4月7日、第六管区海上保安本部は測量船「くるしま」の
マルチビーム探測機を用いて陸奥の船影を捉え
一般公開しました。