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2011.02.10
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憲兵とバラバラ死美人.jpg


1957年に新東宝が公開した「憲兵とバラバラ死美人」は
事件を怪奇推理風に描いた映画である。

昭和12年10月、主力が満州に出動したあとの
仙台歩兵第四連隊の炊事場附近の井戸の中から、
首と四肢のない、しかも五カ月の胎児まで姙った
女の腐爛死体が発見された。

軍隊という特殊地帯に起ったこの不祥事件に
憲兵隊は愕然とし、捜査が難航すると予想され
東京の腕利き憲兵・小坂曹長(中山昭二)が


彼の仙台憲兵隊の非協力をよそに民間の警察と
協力して捜査に当り、まず最初に容疑が浮んで来たのは
当時炊事班長をしていた恒吉軍曹(天知茂)である。

彼は男前で女出入りが激しく、馴染みにしていた
文子(小野彰子)という酌婦が行方不明になっていた。

一方、東北帝大を訪ね資料を収集していた小坂憲兵は
そこで殺された当時の胴体が八貫匁もあり
一人で担ぐのは不可能である事、屍体をバラバラにするには
鋭利な刃物でも一時間は掛る事を知った。

そこから推理を進めた彼は連隊の隣りの陸軍病院の
手術室に眼をつけた。それを裏付けるように

両手、両足が発見された。

仙台の憲兵隊は犯人は恒吉と決めて、
連日激しい拷問を彼にかけ自白を強いた。

だが小坂は犯人は別にいると考え、更に調査を進めると
毎日連隊から病院に派遣される下士官が四人いる事が判明し

君塚軍曹(江見俊太郎)が手術室から毛布で包んだ私物と
厳重に梱包した荷物を連隊に運んだ事も判明した。

小坂憲兵は事件の真相に迫った。

この映画はタイトルだけを見ると怪奇ホラー映画を
想像するが内容は推理サスペンスとなっており
「火曜サスペンス劇場」「土曜ワイド劇場」のような
ストーリーとなっている。

ただ単純なタイトルではインパクトがないと判断した
新東宝社長の大蔵貢が一人でも多くの観客に
見てもらう為に奇抜なアイディアを駆使しました。

当時の新東宝は「―と―」という関連性のない
二つのタイトルを繋げる事により
客にいろんな事をイメージさせて動員するという
効果をもたらしました。


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Last updated  2012.05.27 22:46:19
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