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2017.08.15
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カテゴリ: 外伝



日本国内では一切再放送されていないと同時に
映像ソフトにも収録されていない幻の作品がある。

欠番扱いとなっているウルトラセブンの第12話
「遊星より愛をこめて」である。

宇宙のどこかで大爆発が起きた。
ウルトラホーク2号は大爆発による放射能を検出する。

一方、東京では若い女性が突然昏倒し、
やがて死亡する事件が多発する。

分析の結果、彼女たちは白血球が急に欠乏する

地球に存在しない金属でできた謎の腕時計を所持していた。

アンヌの旧友・山辺早苗(桜井浩子)の恋人
佐竹三郎が贈った腕時計には、
人間の血液を奪う機能があった。

そして佐竹は、地球人の血液を奪いに来たという本性を現し、
体の所々にケロイドを彷彿させる黒い大きなシミがある
スペル星人の放射能に冒された異形の姿をさらけ出す。



この物語は、1967年12月17日に本放送が行われ、
後に何度も行われた再放送時でも問題視する反響は何もなかった。

だが、小学館の「小学二年生」1970年11月号の付録
「かいじゅうけっせんカード」にスペル星人の説明として


このカードを見た女子中学生が、
フリージャーナリストであり
東京都原爆被害者団体協議会の専門委員でもあった父に相談し、
彼は小学館の編集部に抗議文を送った。

この事を、円谷プロ側の正式回答を待たずに

抗議運動は短期間のうちに広島・長崎の被団協などにも拡大した。

抗議を受けた円谷プロは1970年10月21日付けで謝罪の意を表し
スペル星人に関する資料を公開しないと発表、
小学館をはじめとする各出版社もスペル星人を扱わない事にした。

この取り決めにより、第12話は自主的に封印される。

だが、1980年代前期より、第12話の海賊版ビデオが
マニアの間で広く出回るようになった。

出所については諸説が存在し、詳細は不明である。

このビデオが流通するようになった1980年代前期は、
ビデオデッキが普及する一方で映像ソフト市場は
現在ほど充実していなかったため、
手持ちの映像をダビングし合う習慣が特撮ファンの間に拡がっていた。


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◆◆封印作品の謎 テレビアニメ・特撮編 / 安藤健二/著 / 彩図社





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Last updated  2017.08.15 20:00:17
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