June 5, 2010
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テーマ: 子供の病気(2174)
カテゴリ: 子供の目の病気



お腹の中にいたときにそうなったという説と出産時に
産道を通るときに傷ついて、そうなったという説があるらしく
まだはっきりとした原因は分からないそうですが、遺伝ではないと
兵庫医大の先生はおっしゃっていました。

さて、上斜筋麻痺についての本題に入りますね。

眼球の周りには6本の筋肉があります。
上斜筋と下斜筋は目を回転させる筋肉で、両方の筋肉でバランスをとっています。

上斜筋麻痺の場合は正面を見たときに目が上下にずれるのが特徴で、
物が二重に見えてしまうので、それを避けるために
自然と首が傾く「眼性斜頚」の状態になります。

下斜筋過動症の場合は正面を見たときには斜視はないのが普通だそうです。
下斜筋過動症の場合は、目を内側に向けると下斜筋の力によって
目が上の方にずれる状態になります。

下斜筋過動症では特に治療は必要ないことが多いのですが、
上斜筋麻痺の場合は下斜筋を切ってバランスをとる手術が必要になります。
息子の場合は、2本の下斜筋をいったん取り外し(切除し)
眼球の後ろ側に取り付ける(縫いつける)手術をすると説明がありました。

ここでは、あくまで息子の場合について書いているので
かかりつけの眼科医に相談いただくのがベストですが
お子さんの場合は、子供の目をよく見ている眼科医でないと
そのほとんどが症状について、正直言って、見落とします。

息子はアレルギーがあって、近くで良い眼科医を捜すために
数件の眼科に目薬をもらいに行ったのですが、
上斜筋麻痺について何も言われないので
こちらから「実は息子は上斜筋麻痺です」って言ってみても
どの眼科医も「分からない。上斜筋麻痺とかは見立てが難しいから」
と言っていましたから。

ちなみに最初に気づいてくれたのは、伊丹にある近畿中央病院の眼科です。
そこでは子供の目の手術は行ってないということで
兵庫医大を紹介され、手術と弱視治療にあたっています。

ですから、やはり大きな病院の子供をたくさん見ている先生に
見てもらう必要があると思います。
首をいつも傾けているお子さんのママは、受診をおすすめします。
3歳児検診は、正直全くと言っていいほど、役に立ちません!





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Last updated  June 6, 2010 01:24:34 AM
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