かずやんの旅日誌

かずやんの旅日誌

2025年01月23日
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カテゴリ: アクセラ旅
1月1日

朝、というか夜中の2時30分自然と目が覚める。
明らかに睡眠時間は足りてないのに頭も気分もすっきりしている。
そのまま身支度を整え出発。
いや、昨夜は宿をとって正解だった。
美味しい料理やお酒も堪能できたし、スタートが暖かい部屋からなので体調もいい。
外気温はマイナス2度と昨日と同じくらいだ。
さてこの寒い中向かうのは身延山。
今年の初日の出をそこで拝もうというわけだ。
真っ暗な甲府道を南下。
昨日泊まった道の駅を通りかかると、シャトレーゼのトラックが何台も通過していく。
この方達も正月なんて関係なしなのだろう。
数年前は私が同じ立場であった。
改めて今の環境に感謝しなくては。
宿から1時間ほどで身延山ロープウェイ駐車場到着。





運行前だというのに駐車場はほぼ満杯。
しかしそのほとんどが身延山ではなく、お隣の久遠寺に向かうようであった。
さすが日蓮宗の総本山だ。
私も昨年、いや一昨年か。お参りさせていただいた。
今回は時間がないためお参りできないが、また次の機会に行くとしよう。

「こちらでも乗車券の販売をしております。」
窓口から声をかけられた。
運行前のロープウェイ乗り場は多くの人で賑わっていた。








お正月やダイヤモンド富士の季節は特別運行となり朝5時から登れるのだが、それでも人が多い。
私は2便目に乗ることができた。








急斜面をロープウェイが登る。
時折伸びきった桜の枝にゴンドラの底をぶつけながら順調に進み、約7分ほどで身延山に到着した。







さて、それでは展望台へ。と思ったが、例の展望台は既に多くの人で埋め尽くされていた。




いやいや、日の出までまだ2時間近くあるのだが・・・。
私は先にみのぶだんご、別名串(苦死)切りだんごをいただく。








炭の周りに刺して焼いた団子の串を切り、無病息災を祈るというもの。
お正月で忙しいせいか、串切りは流れ作業だったのが少し残念だったな。
身延名産の湯葉を練り込んだ団子に、たっぷりとくるみ味噌を塗ったみのぶだんごはとても美味しく、新年で最初にいただく食事として最高であった。
ここで突然声をかけられた。
昨日園林で一緒だった革ジャンライダーの方だ。
お互い無事に来れたことを喜びつつ、またお会いしましょうと別れたのだった。

団子を食べ終わり、奥の院へお参りに向かう。





暗い参道を辿り思親閣に到着すると、ちょうど読経が始まるところであった。





そういえば初詣でお寺さんにお参りするのは初めてのことだ。
鹿児島は明治時代の廃仏毀釈の影響で、大きなお寺さんがほとんどなく、初詣といえば神社というのが当たり前になっていた。
お寺と神社では参拝の方法が違う。
柏手は打たないのがお寺の参拝方法らしい。
今回ここに来られたことに感謝の意を伝えつつ、深く一礼するのであった。









「寒いね。」
「日の出はまだかな?」
例の展望台は人でいっぱいだったので、東側展望台に来てみた。
すると人はまばらで問題なく最前列を押さえることができたのであった。
お隣さんは寒さを和らげるべくガスストーブを使っている。
境内なら火気厳禁だが、ここは展望台なのでグレーゾーンといったところか。
私は電熱ベストでぬっくぬくだ。
ズボンもワークマンのダウンオーバーパンツを着用していて、ユニクロの暖パンと合わせてとても暖かい。
インナーが必要ないくらいだ。
手もワークマンの防寒グローブを着用しており問題ない。
タッチペンを家に忘れたのが痛かったが。

吐く息がまつ毛で結露となり目が霞む。
マスクもベチャベチャだ。
ネックウォーマーが濡れるよりはいいか。
そんな中、だんだんと伊豆方面が赤く染まり出す。





富士山の輪郭と富士川も見えてきた。





日の出前でも十分に美しい。
すると後ろにお坊さんが太鼓を持ち出し読経を始めた。
これはなんともありがたい。
お経を聞きながら7時6分、御来光。





日の出と共に読経も終わり、あたりは静寂に包まれる。
心穏やかに静かに、今年一年平穏であると共に、この地で新年を迎えられたことに感謝するのであった。









4日目其の弐に続く。





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最終更新日  2025年01月23日 06時39分37秒
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