2004/06/03
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カテゴリ: 人生・教訓!
日頃、この方の知識の底は、どれくらい深いのかと唸ってしまうような日記を書いておられる シャルドネさん が、昨日、私と同じ少女の殺人事件について書いておられた。

私も昨日書いたが、レベルの差は余りにも大きいけれど、感覚的に近いものがあるかもしれない。

私が勝手に思っているだけですが(笑)。

そのシャルドネさんの書き込みに感動したので、ここに紹介します。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

一番大切なのは「自然」よりも「ふるさと」だと思う。
命を大切だとか、死のいかばかりかを理解するというのは子供には無理。
でも「ふるさと」の温かみは絶対に理解できたと思う。


こんなに肌身に感じる自然などある筈がない。
それは雨や風ではなくただのそれを越えた、ふるさとの香りや肌合いを折り込んだものだと思う。

少女に死の尊厳を教える前に、少女たちにそれらを与えてあげるべき。
もしくは還してあげなければ。


故郷(ふるさと)
高野辰之

 一、
  兎(うさぎ)追ひ(おい)しかの山、
  小鮒(こぶな)釣りしかの川、
    夢(ゆめ)は今もめぐりて、
    忘れがたき故郷(ふるさと)。

  如何(いか)にいます、父母、
  恙(つつが)なしや、友がき、
    雨に風 につけても、
    思ひいづる故郷(ふるさと)。


♪♪♪ふるさと♪♪♪

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



いや、是非とも理解してほしい。








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最終更新日  2004/06/03 08:35:11 PM
コメント(5) | コメントを書く


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Re:故郷(ふるさと)・・・感動しました!(06/03)  
lifenavi  さん
環境を変えられない子供たちには、与えてやる事しか出来ない。
昔、子供の頃、近所のおじさん、おばんさんに、
叱られたものです。
それも、愛でしたよね。
勇気を出して、愛を与えたいものです。
Lifenavi。 (2004/06/03 11:58:59 PM)

Re:故郷(ふるさと)・・・感動しました!(06/03)  
与えてあげることも、還してあげることも難しい時代ですね。
でもここで頑張らなきゃ。

(2004/06/04 07:40:17 AM)

Re:故郷(ふるさと)・・・感動しました!(06/03)  
それは、ほんとうについ昨日の事のように我々
のまわりにあったんです。江戸時代の人から
すると不満だらけで維持されていないという
ような内容だったかもしれないのですが、まだ
温存されていた。高野辰之先生の歌詞には、肌
にあわだつような実感がある。ですが、いまや
教育の現場でこの感覚が共有できないとこの詞
が退けられている。それは物凄いショックです。

いえ、高野辰之が退けられている事ではありま
せん。躊躇なく退けられている地域と社会の
現実を配慮して教育の現場も教育の本質に一顧
だにせず日々教室を維持できているらしい。

この危惧ですね。小学校の運動会にウルトラマン
ティガの主題歌がかかっているのをまのあたりに
して愕然としたのです。(笑)

一体誰の許しを得て、小学校の運動会にミニモニ
やウルトラマンなんだ。違和感を感じましたが現役
の教職員はすでになんの疑いも躊躇もないのが実態
なのでしょう。これで何事も起きないのが私には
不思議だと思われました。

教育大付属池田小の教職員は、おそらく私と同じ
視点で学園を地域に「開放」しようと目論見して
いた。ところがそこへ宅間守の乱入だ。この事の
禍根は深いです。最も開明的な幼児教育の現場に
宅間は痛撃したのです。

朧月夜(おぼろづきよ)
高野辰之
 二、
  里わの火影(ほかげ)も、森の色も、

  田中の小路(こみち)をたどる人も、

  蛙(かわず)のなくねも、かねの音も、

  さながら霞(かすみ)める朧月夜(おぼろづきよ)。 (2004/06/04 08:42:32 AM)

Re:故郷(ふるさと)・・・感動しました!(06/03)  
若い人たちは、この感覚を理解できないかもしれない。

いや、是非とも理解してほしい。





簡単です。
それほど難しくはありません。

アジアに子供をつれて旅行をすれば、瞬時に理解が
できる。

カトリック教会などでは、東京の子供をフィリピン
のミンダナオなどに引率して地域とはどういうもの
か、村とはどのような人と人とのかかわりなのかを
体験させるという試みを実行しています。

小学生までの子供は、もうひとつの「現実」を
まのあたりにして劇的に変化するそうです。

命の大切さの前に、命の「関わりあい」を示して
みせなければならない。それがこの国で無理ならば
アジアでそれを果たそうと言う(多少情けないが)
カトリック教団の企画はわれわれヒラの市民の発想
よりも遥かに歴史意識に裏づけられて慧眼だという
気がします。

大学のゼミナールでも、かならずアジアにつれだす
大学の教師陣がいます。この程度の事でも都市部の
学生の内面に劇的な変化が生じるというのです。
就職のコースがみごとに変わった人達も大勢いるそう
です。今の日本でいいはずがありません。学ぶべきは
大胆にアジアからでも学び取るべき、そんな時代なの
だと思います。
(2004/06/04 08:52:59 AM)

Re[1]:故郷(ふるさと)・・・感動しました!(06/03)  
>それほど難しくはありません。
>アジアに子供をつれて旅行をすれば、瞬時に理解が
できる。

残念ながら、国内でどんなに考えた教育をするより、この方が、確実に効果があるでしょうね。
大人でも、同じことが言えるように思います。



私の日記の左のコレクションを注意深くご覧を
いただければ開満博一橋大学教授のサイトに行ける
と思います。開教授などは、卒業ゼミナールの参加
学生に全員アジアでの研修を義務づけているそうで
すよ。

しかし、親が漫然と連れてゆくというのでは駄目で
ありましょう。そもそも親の世代がもはや子供と
同じで、地域や郷土についての感覚がすでに大きく
歪んでしまっている可能性もあります。アジアの
何を示すのか。これが可能なのは今の日本ではすでに
初老の人扱いのわれわれの年代だけでしょう。

しかし、「バカの壁」に阻まれてわれわれのお話は
聞いてもらう事も難しい。われわれが教職員でもない
以上強制することもできません。そういう意味では
日本の教職員は二重三重に責任が重いと思うのです。
(2004/06/04 07:34:35 PM)

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