2012/08/25
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カテゴリ: 人生・教訓!
ショッキングなニュースが入ってきた。

アームストロング.jpg

この本の著者であるツール・ド・フランス7連覇の偉業を達成したランス・アームストロングの禁止薬物による永久追放。

25歳の時に睾丸癌という悲劇的な病に犯され、発見された時には既に脳や肺に転移しており生存率20パーセントと言われた。

身を焼かれるような苦しい闘病生活の果てに彼の生殖機能は失われ、鍛え上げられた筋肉は消え去った・・・。

しかし、周囲に助けられ、彼自身の超人的とも言える精神力で復活し、自転車レースの最高峰
ツール・ド・フランスで優勝するという感動的なストーリーだった。


もう10年になるが、頸椎の手術のため入院した時、この本も持ち込み読んだ。

入院中は、小難しい人生論など全く読む気がせず、殆どが笑える本だったが、大田哲也の「クラッシュ」とこの本は読み返したかった。

『断言していい。癌は僕の人生に起こった最良のことだ』



都合6ヶ月入院した私をあんなに勇気付けてくれたのに。

そんなに勝ちたかったのか、いや、勝ち続けたかったのか。

勝ち続ける必要があったのか。

一度引退して、現役復帰した時のあの違和感はなんだったのか。


一ファンでしかない私などが言ってもどうしようもないことだが、このことは、人生に於いても勝ち続けることなどできない、ということを教えてくれている。

一度頂上に登ったら必ず降りなくてはならない。

想像を絶するような谷底を見た彼は、もしかしたら山から谷へ降りて行くのが怖かったのか。

私などは、彼のような大きな山には登れないが、小さな山を登って降りて、そしてまた登りで頑張るしかない。

おっと、山があったか、とは言わないように???。


それにしても、もう一度ランス・アームストロングの復活劇を見てみたい。

今度は、アスリートとしてではなく、一人の人間としての復活劇を。




それではまた。






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最終更新日  2012/08/25 08:02:46 PM
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