貧乏旅人 アジアの星一番が行く 世界への旅

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アジアの星一番Ver4

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2021.12.30
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カテゴリ: 作家
あらすじ
悠介は、長野県安曇野の隣、池田町に産まれ、長野高校に進学した。大学は東京のM大学である。その間、小平由樹枝と良いお付き合いをした。大学2年になりとあるコンパで飲み過ぎて矢代美恵子と深い関係となる。小平由樹枝を愛していたが、愛想をつかされ振られてしまった。その後、美恵子とは変則的な付き合いを行い、1年先輩の美恵子は就職して大学もアパートも去った。悠介は大学4年になり就職活動も終わり、希望の会社に就職も決まった。そして友人高橋の結婚披露宴も無事終了した。その後新婦の友人の唐橋由美子と親しくなったが、あまりに積極的な彼女に右往左往する悠介であった。一方、美枝子は結婚する事になったようである。


写真はネットより借用

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「もうこの話は止めよう。気持ちの問題なのでどうなるか分からない。」
「そう、付き合いを続けてくれるのね? 嬉しい! ありがとう。」
「だけど、そんなに頻繁には会えないよ。一週間に一回は無理だ。」
「じゃー、良いわ。二週間に一回、この部屋に来て泊まるから。それで良いでしょう? 二週間も会えないなんて寂しいけど仕方ない。」
悠介は、渋々ながら了承した。これで、来年の3月まで付き合いが続くのは確実になった。会えば必ず身体を合わせる事になる。そう言う付き合いを続けて自分の気持ちも変わって行くのか変わらないのか分からない。矢代美恵子の時は全く変わらなかった。結婚しようとは思わなかった。性付きの友人であった。由美子との関係もそうなれば問題はない。悠介にとっては都合が良いのである。



食事が終わった。食器も片付けた。由美子に風呂に入るように言った。由美子もそのつもりで着替えを持って来たようである。由美子が風呂に入っている間、
悠介はぼんやりとテレビを見るともなく見ていた。幸せなのかそうでないのか分からない。いずれ来年の3月には由美子を傷つけると思うとそれが可哀そうになる。由美子が風呂から上がった。交代で悠介が入った。悠介は夕方既に一度入ったが、料理をしたり準備したので入りたくなったのである。湯船に入り後ろめたい気分になっている。由美子を騙す事になるからである。今日、別れ話が成功すればそんな気分にはならなかったろうが説得出来ず、付き合いを続ける事になってしまった。我ながら別れ話が下手であるとガックリする。

その夜も濃厚な夜となった。由美子は喜びの声をあげる。それに刺激されて悠介も興奮した。愛撫から本番、色んな体位も交えて時間をかけて愛し合った。愛している訳ではないが、愛し合うと言う行為の表現となるであろうか。疲れてぐっすり眠り、朝方、又交わった。飽くなき性欲である。朝食を食べてその後早い昼寝をしてテレビを見ながら時間を潰した。そんな時間でも由美子は満足してゆったりと過ごしている。そのままいると夕方か、もう一泊すると言い兼ねないので昼食がてら由美子を送る事にした。

お茶の水駅前の小さな食堂に入った。カレーの匂いがして美味しそうだった。それでカレーを頼んだ。由美子もカレーにした。
「1日は早いね。もう一泊出来ればゆっくり出来るんだけど・・・。」
「そんなに泊まったらお母さんに心配をかけるよ。今までもそんなに外泊したの?」
「してないよ、これでも家は厳しいの。特に泊りはね。悠介さん以外、外泊はした事ないのよ。」
「そうか、前回も手慣れた外泊だったからしょっちゅう泊まり歩いているのかと思ったよ。」
「違うよ。本当に泊まった事はないの。」
「そうか、意外と真面目なんだね。元カレとセックスした時も泊らなかったの?」
「嫌なこと、聞くわね。付き合った人はいるけど愛しているのは悠介さんだけよ。勿論泊った事はないわ。」


「ラブホテルに入った事あるでしょう?」
「虐めるのね。良いわ言うけど嫌いにならないでね。行った事ある。」
「どうだった?」
「どうだったって、別に泊まる所よ。」
「あぁ言うホテルはネオンが凄いけど、部屋の中もそうなの?」

「そうか、一度体験して見たいな。一人では行けないからね。」
「でも悠介さんの部屋の方が落ち着くわ。誰にも邪魔されないし・・・。」
「今度、行って見ようよ。一度行って見たい。」
「良いけど、なんか変な感じ。」

カレーも食べ終えて由美子を駅まで送った。ほっとした。肩の荷が降りたようである。由美子は元カレとの関係を直接的な言葉は使わなかったが認めた。他の男が由美子を抱く姿を想像すると興奮する。そう言う話をもっともっと聞いて悠介との関係が特別でないと思わせたらどうであろう、と思った。

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Last updated  2021.12.30 09:58:18
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