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電脳コイル 第5話「メタバグ争奪バスツアー」
昔風の 綺麗な日本語 が心地良い本作。特に「 やめて頂戴 」とか「~だわ」「~なのよ」「~かしら」という言い回し(いわゆる女言葉)が素晴らしい。今じゃ、京極夏彦の小説位でしかお目にかかれないからなぁ。
前回繰り広げられた電脳戦のせいで資金難に陥った大黒黒客クラブ。今回は黒客メンバーの紹介を兼ねて、メタバグの発掘をするダイチ達とその様子を偵察するフミエ達の姿が描かれた。観ている内に、何時の間にか黒客メンバーの名前と特徴を覚えてしまっている、という構成の上手さに脱帽した。そして、クールな 女王様キャラ を確立したイサコの魅力にもうメロメロ。こういう展開だと、電脳スキルの低いヤサコの立つ瀬がないなぁ。
資金難に喘ぐダイチ達はメタバグの換金にいそしむが、大した稼ぎにはならない。そんな時、新たなメタバグ鉱脈の餌をちらつかせつつ、イサコが現れるのであった。階段の上から逆光気味に見下ろす女王様最高!もうMの方には堪らないんじゃないだろうか。バスの座席にふんぞり返っている時もそうだけど、ちらちら見えるおヘソとミニスカから伸びる太股に視線が釘付けだよ。ホント、スタッフはよく分かっていらっしゃる(笑)。
イサコに渋々従うダイチ達。バイクに乗っている謎の人物(暗号屋仲間だろう)が登場したが、どういう目的があってイサコと行動しているのだろう。まあ、バス廃棄所でイサコが探していたものに関係しているのは確かだろうが…。業者だけでなく、一般的な大人も電脳眼鏡の世界に関わっているのか。ラムネを飲むイサコの描写が エロっぽく て興奮した(笑)。何か清涼飲料水のCMみたいだ。
元々ダイチ達は生物部の一員であったこと、ダイチはフミエのことが好きであること、ハラケンが電脳探偵クラブの構成員であることなどが語られた。小学生男子のようなフミエの鈍感さが可愛らしい。これはあとあとラブラブ展開になったりするだろうか。
長い道程を経て、バス廃棄場に到着する一行。映像データが長らく更新されていないために、現実とデータ上で齟齬が発生するというのは面白い。しかしこれ、一致している時は問題ないが、眼で見ているものが現実と違うというのは、やはり事故の元なんじゃないだろうか。事実、ダイチが脚を踏み外したりしている訳で、予想もしない所で物に衝突したり転倒したり、ということは十分あり得る。人間は目で見た物をほぼ無自覚に信用してしまうからなぁ。わざわざ現実の風景を逐一映像データ化する意味はどれだけあるのだろう。
後部座席にふんぞり返ってダイチ達を使うイサコ。もう 女王様というより盗賊の頭 だな(笑)。そして、そのむっちりした太股に目を奪われたのは言うまでも無い(笑)。電脳スコップを使って、文字通り「発掘」するという作業が面白い。不平を漏らすダイチに向かって、飄々とした態度で平然と嘘を吐くイサコ。お前はホントに小学生か。時折頭痛がするのは、イマーゴの弊害か、電波受信感度が良すぎるせいか。デンパも痛がっていたしね。
毎度おなじみ、サッチーが襲来。登場する時の間といい登場の仕方といい、サッチーの位置付けは、パニックホラー映画のモンスターそのものだ。ジュラシックパークのT-REXみたいな。落とした眼鏡をかけ直したら背後にいた、なんて演出が正に。
大量のメタバグを餌に黒客メンバーを手下にするイサコ。何ていうか、もうイサコ様万歳!一拍間を置いて寝返ったダイチはなにやら企んでいそう。そして最後で漢を見せたハラケン。やっぱり只者じゃないとは思っていたよ!…親の仕事関係だから、というオチだったら萎えるけど。
全くクオリティの落ちない電脳コイル。毎週あっという間に三十分が過ぎてしまうアニメなんて久しぶりだ。来週もイサコの活躍に大期待する艦長セリオでした。
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参照リンク
http://honwoyominagara.seesaa.net/article/44351934.html
女王様・イサコの「出ておいき!」に惚れ… 2007.07.15
今回は浴衣祭り!イサコの持つ退廃的な色… 2007.07.01
密室で展開される二人芝居が舞台っぽくて… 2007.06.24 コメント(2)