徒然なるママのブログ
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去る2/17に『長野県民としての考察(その1)』として、普段の生活の一部を私なりの視点でご紹介いたしました。さて、本日はお約束していた「万歳三唱」について簡単ですが説明させて頂きます。県外から転勤などで長野県にいらして一番最初に遭遇し、戸惑うのがこの「万歳三唱」ではないでしょうか県民にとっては当たり前のしきたりのですが・・・ 万歳三唱について 万歳の由来と意味 万歳(ばんざい)という言葉は、昔の「ばんぜい」から由来しています。これは、中国に起源を発する言葉で、万歳は文字のとおり一万歳という年齢を表わす言葉で、皇帝に対してしか用いなかったそうです。これが日本に伝わってからは、「おめでたい場合や、長久を祈る場合」に使われるようになったと言われています。鎌倉~室町の 頃の軍記物の中にも、とこしえに栄える事を祈念したり、長寿などを祝う言葉として用いられています。近世になって「ばんざい」と読まれるようになってからは、おめでたい時 や嬉しい時、あるいは、長く続くことを祈る時などに使うようになりました。「ばんざい」と声をそろえて唱えながら両手を上げる動作を三回繰り返す事を、万歳三唱(ばんざいさんしょう)と呼びます。催された会の中締めや最後の締めとして参加者全員で行われるので、自然と場の一体感が生まれ、また、気分が高揚し、場が益々盛り上がります。万歳三唱は以下のようなシーンで用いられることが多いようです。 [万歳三唱が行なわれるシーン] ・披露宴の終盤あたりで。(ただし、地域によって行なわない場合も) ・忘年会、新年会で ・開店記念の祝賀パーティーで ・開業祝いの祝賀会で ・送別会で ・試合、大会、遠征などの壮行会で ・スポーツ団体・チームの祝勝会で ・選挙の当選祝いで 一昔前には、新婚旅行に出発するカップルを駅のホームで友人たちが万歳三唱をして派手に送り出したり・・・こんな光景もあちらこちらで見られたようですね 万歳三唱の仕方の具体的な例宴会席等での万歳三唱宴会の中締め、或いは最後の締めに行われる儀式です。主催者たちが促されて上座に立って横に並びます。その他の人たちは座布団から足を外して立ち、或いは椅子から立ち上がって、主催者たちの方に身体を向けます。年長者の動議によってお客様の中から発声者が指名されます。(丁寧な会では発生者を指名する人を先に選ぶこともあります)指名された発声者の音頭で万歳三唱をし、主催者は有り難く礼をしてお受けします。 次に、主催者は上座から(或いは上座から辞して)、代表者がお客様に対して万歳唱三唱のお礼を述べ、続いて返礼の万歳三唱をいたしたい旨を伝え、全員の賛同を得ます。その際、主催者側代表は全員での万歳のご唱和をお願いします。発声者「ばんざーい」、参加者「ばんざーい」、発声者「ばんざーい」、参加者「ばんざーい」、発声者「ばんざーい」、参加者「ばんざーい」と間をおかずに3回手を頭上高く振り上げます。 結婚式の万歳三唱結婚式では、両親へ花束贈呈に続いて両家の代表(新郎側が多い)が挨拶したあと、その場に新郎新婦と両親は留まって立ちます。司会者の進行で来賓の中から代表の発声者を指名します。 例:「新郎新婦ならびにご両家のご繁栄をご祈念申し上げ、ご来賓を代表して〇〇様のご発声で、万歳三唱を申し上げます。皆様どうぞご起立をお願いいたします。」指名された代表の発生者は、他の来賓たちにご唱和をお願いして、音頭を取って高らかに万歳を三唱します。例:「このたびは・・・(新郎新婦に簡単なお祝いと招かれた御礼、ご両家の弥栄を祈念する旨の簡単な挨拶)。ご指名によりまして、来賓を代表して万歳三唱の音頭を取らせていただきます。皆さん声高らかにご唱和をお願いします。 ◎◎君そして☆☆さん、並びにご両家のみなさま、万歳(万歳)、万歳(万歳)、万歳(万歳)」新郎新婦と両親は頭を下げてお受けする。(一緒にやっても構わないらしい)湧き上がる会場内からの拍手の嵐。 両家の代表者の発声で、来賓に対して御礼の気持ちを込めたお返しと、出席者全員の健康と繁栄を祈念する旨の挨拶を返し、併せて全員のご唱和をお願いして、会場内の全員で万歳を三唱して、散会となります。 例:「ただ今は〇〇様のご発声で両家に対してあたたかな万歳を頂戴し、誠にありがとうございました。ここで、ご来賓各位の益々のご繁栄をご祈念申 し上げ、両家から皆様方に万歳を差し上げたいと存じます。 つきましては、両家だけでは手不足のため、ご来賓の皆様方のお手もお借りして、声高らかに三唱をお願い申し上げます。ご来賓各位のご繁栄とご健勝をご祈念申し上げ、ご来賓各位万歳(万歳)、歳(万歳)、万歳(万歳)」 如何でしたか長野県民にとっては日々の営みの中に根付いたお馴染みの習慣なのですが、やはり「面倒くさい習慣だな・・・」と思われますかそれとも、「確かに風変わりではあるが、後世に残すべき貴重な地方文化だ。」とお思いでしょうか
2012.02.28
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