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2012.08.18
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カテゴリ: 食中毒
 O157は日本では20年ほど前に、突然に強力な毒をもつようになった。それゆえ、まだわからないことがたくさんある。今回の事件でも、死亡者を含む患者被害者は、ほとんどが老人と子供である。これは、今回の施設が老人福祉施設だったからということではない。これまでの腸管出血性大腸菌による事故の被害者は圧倒的に幼児と老人が多く、亡くなられた方の比率はもっと高い。
 あくまで仮説だが、毒を持つ前に腸管出血性大腸菌に感染した経験があるヒトは、何らかの理由で毒性を持った菌に感染しても発症しないのではないかといわれている。これで、幼児と老人に発症者が多いこととか、日本より牛肉やレバーの生食が多い国でも事故が少ない理由が説明できる。これまでに感染したことのない幼児や、年齢により免疫が無くなった老人に犠牲者が多いということかも知れないが、なんのデータの裏付けもない。この説が事実だったとしても、「じゃー、大人はレバ刺し大丈夫」ということにはならない。なぜなら、症状を出さない大人が保菌者となって、子供や老人に感染させたことが実際にあったからだ。
 今回の事故での教訓は、「浅漬け」は漬物ではなく「サラダ」だということと、牛肉や牛レバーの生食はもちろんのこと、生野菜にも細心の注意と消毒が必要だということだ。





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最終更新日  2012.11.12 22:53:20
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