烏 森 神 社

2005年11月28日
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カテゴリ: 神道豆知識
烏森神社の相殿の神として、お祭申し上げている、『 天鈿女命
この女神様は、「天の岩戸」のお話でも有名な神様です。
「天岩戸伝説」とは、その昔 天照大神が怒って天岩戸(あめのいわと)にこもってしまい 地上には光が差し込まなくなり草木が枯れ悪鬼が悪さをする、という困った状態になったので、やおよろずの神々が話し合ってある試みを行いました。天岩戸の前で賑やかで楽しいことをし、天照大神の気をひこうという試みです。天鈿女命(あめのうずめのみこと)が面白おかしく舞いを舞う姿に 天照大神がちょっと天岩戸を開けたところを 天手力雄命(あまのたぢからおのみこと)が いっきに岩戸を開け、無事に光を取り戻した(天照大神様がお出ましになった)というお話です。

ここから『 天鈿女命 』は 祭司と舞踏の女神、俳優の起源、芸能の神 とされております。

他に、未知との神との交渉役も見事に果たしたことより、天鈿女命の神性は 力による対立や恐怖に対し、笑いや融和の優位 を示しております。


「受売」とは簪の意味がある事から、「髪飾りをして神祭りをする女神」の意です。

天照大御神の孫、天津<あまつ>日高日子番能邇邇芸<ひこひこほのににぎの>命<みこと>(当社相殿の神=瓊々杵尊<ニニギノミコト>)の降臨(=「天孫降臨」)に付き従いました。
そこで天宇受売命は道案内に参上した猿田彦命と出会い、彼の妻となったのです。
それから天宇受売命は猿女君と、その末裔は猿女氏と呼ばれる様になり、芸能を司った。ーとされております。

この 「天鈿女命」をお祭する神社は、都内では数が少なく 、「天鈿女命」のご利益を御求めになり、わざわざ参拝に来られる方もいらっしゃる程です。
また、「芸能の神」ということで、 舞台・映画などの大入り祈願 や、 番組の成功祈願 芸名名付けの依頼 など過去にございました。





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最終更新日  2005年11月28日 12時21分33秒
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