烏 森 神 社

2005年11月29日
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ここ新橋「 烏森
烏森の地は、古くこのあたりが武蔵国櫻田村と呼ばれていた時代には、江戸湾の砂浜で、一帯は松林でありました。
その為、当時この地帯は「 枯州 <カレス> の森 」あるいは「 空州 <カラス> の森 」と言われていました。
しかも、この松林には、烏が多く集まって巣をかけていたため、後には「烏の森」とも呼ばれるようになりました。それが『烏森』と言う名の起こりであります。
」は熊野の神使として有名なように、 神鳥 でありました。
ここで「 」について少しお話いたします。「」は、狩猟する人間にとって、先を見通す目をもった賢者であり、獲物のありかまで導いてくれる先導者であり、特別な存在であり、神格化もされました。
 熊野の神々は、もともと猟師によって祭られたと伝えられています。猟師によって祭られた神だから、「 」が神使をつとめるのでしょう。
 「 」は、世界中の様々な民族の間で創世神話や建国神話の上で重要な役割を果たしています。
現代では「 」というと、大変嫌がられる存在になってしまっていますが、神代の時代ではそうではなかったようすが伺えます。


ここ「 烏森 」の地名は、「烏森神社」にちなんで、明治以降、昭和7年までは町名として使われておりましたが、その後現地名の「新橋」に改められました。

今ではJR新橋駅の「烏森口」として、また当社の氏子町会で「新橋二丁目烏森町会」と町会名としても、「烏森」はその名をとどめております。
新橋 烏森 」の歴史を、これからも伝えていきたいものです。





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最終更新日  2005年11月29日 13時12分50秒
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