烏 森 神 社

2006年03月21日
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テーマ: ■雑学王■(733)
カテゴリ: 神道豆知識
国旗


「春分の日」は祝日法で「春分日」とし、前年の2月に国立天文台が作成する「暦象年表」という小冊子に基づいて閣議で決定されます。「春分日」また「秋分日」自体は天文学的な言葉ですが、この日付を元にして「春分の日・秋分の日」が決定されるのです。

「春分」とは二十四節気の1つとされております。
~二十四節気<にじゅうしせっき> とは~
太陽年を日数や太陽の黄道上の視位置により24等分し、その分点を含む日に季節を表す名称をつけたものです。

ですので、今日は「春分点」を太陽が通過する日とされます。丁度、太陽が真東から上に昇って真西に沈みます。赤道上の観測者からは正午に天頂を通過します。北極点・南極点の観測者は地平線と重なるようにして太陽が動き、昇ることも沈むこともないのです。
昼と夜の長さが同じとされています。

この「春分」の日を昔の人は「」と考えていました。
木々は芽吹き、花をつけ始め、長い間冬眠していた動物や虫などが動き始め、人々もやる気に満ちて、生物が活気にあるれる季節なのです。

この「春分の日」が祭日になったのは戦前(明治時代)「春季皇霊祭」として宮中で祖先を祭る日となったのがきっかけとして、民間でも祭日とされました。
戦後「春分の日」として国民の祝日と制定されました。現在でも宮中では「春季皇霊祭」(皇霊殿で行われるご先祖祭)・「春季神殿祭」(神殿で行われる神恩感謝の祭典)が執り行われております。

今日は「春分の日」に相応しい清々しい春のお天気ですね。
春を喜び、活き活きとした生命力に溢れた自然にふれ、自らにその生命力を取り入れられる喜び・自然・祖先に感謝しましょう。





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最終更新日  2006年03月21日 10時32分31秒
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