経堂界隈

経堂界隈

January 4, 2012
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カテゴリ: 経堂町小史
僕は、これでも土地勘には自信があって、地理を知らない初めてのところでも、それほど迷ったことがない。ところが、不思議なもので、もっとどうしようもない経堂2丁目とか、赤堤5丁目で迷うことはないのに、苦手なのが、南荻窪1・2丁目、梅ヶ丘1丁目から代田三丁目にかけて、永福3丁目、福岡の薬院浄水通りなど。(上祖師谷とかで迷うのは、車で路地に嵌まり込むのであって、歩きとか自転車で迷うことはない)
そもそも、地図も見ないで行こうとするのがいかんのだが、実は地図を持っても迷う。
これらの土地には共通項があって、
1.碁盤の目状の道路
2.起伏がない
そして、
3.駅からのアプローチと街区内の道路が向いている方向が理不尽に異なる。

つまり、地形に特段の変化がないにもかかわらず方向感覚に変化が生じるとき、迷うことが分かる。
これらの土地に住む知人を訪ねるたとき、よく起こることは、行きは駅まで迎えに来てもらい、帰りは、「分かりますから」と言って、言われた通り角を曲がったはずなのに、何かおかしいと右往左往し、結果、方向を失い、迷う。



「通常、住宅街の道路が整備される際、鉄道路線に対して平行と直角の道路に整理されることが多い。ところが、梅ヶ丘駅の南部に関しては、街路が斜めなんだ。むしろ、梅ヶ丘駅から宮前橋交差点に向かう道路に平行に配置されているみたいだ。梅ヶ丘の駅ができる前に斜めの街路が形成されていて、梅ヶ丘の駅前も、駅を前提にした配置ではないように見える」

というような興味深い指摘があった。

***

ご指摘の通り、小田急の開通が1927年、 梅ヶ丘駅 の開業は1934年であるから、電車が通ってから7年後に出来た駅。駅の出来る前の最寄駅は世田谷中原(現世田谷代田)。

以前お仕えした社長、会長ご経験者が、大正の末生まれ、現在の代田四丁目育ちで、何かの折に「不動産屋ってぇのは、駅から遠い売りにくい区画から売っていくのが鉄則」と教えていただいたことがある。そちらも最寄り駅は世田谷中原であったから、まさに、梅ヶ丘も同じような考え方で分譲されたと思う。
つまり、この分譲地は、世田谷中原(世田谷代田駅)を向いた計画になっている。
同時に、梅ヶ丘南口の住宅地は、北沢川の谷を挟んで形成されている、東西南北より土地のアンジュレーションの方向を優先した区画の配置。
北沢川の流れが梅ヶ丘の区画配置を決定した?

もうひとつ。
梅ヶ丘は、小田急と 東京山手急行
梅ヶ丘駅は、最初、一面二線の島式ホームだった。今より電車の編成は短い。
ホームの西端(豪徳寺駅側)は、現在の補助154号線のガード部分までで、ホーム東端、今の構内横断通路のあたりに改札が設けられたはず。
なぜなら、東京山手急行との連絡のため、ホーム西側は連絡通路を設けなければならない。
東京山手急行完成時には、小田急線との交点に、下北沢なり、自由が丘のような改札口が設けられる予定とすれば、 今一方通行となっている道路 がこの分譲地の中央道路となる。この中央道路は、斉田記念館への道でもある。


世田谷代田へ行こうとするとき、多分往時の北沢川渡河は宮前橋であったのだろうけれど、梅ヶ丘通りの歩きにくさを考えると、区画を計画する段階で、東京山手急行との結節が念頭にあって、梅ヶ丘通りを歩き易くしておくという発想にならなかったのかも。





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Last updated  January 7, 2012 12:25:44 AM
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