経堂界隈

経堂界隈

February 18, 2016
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カテゴリ: 経堂町小史
以前に書いた 経堂に蒸気機関車が居た頃 について、「すぎたまさん」からいくつかのご指摘をいただいた。
ありがとうございます。
失礼をして、後日どなたかに、ここに書いてあることが原因で、間違いがあってはご迷惑
ということで、単純な誤記を含め、追加コメント、修正をさせていただく。

1.「経堂に蒸気機関車ということですが、一応2輌が鉄道省から払い下げを受け(画像の621号と703号とされる。他にも借り受けがあった模様)、建設工事に従事した後昭和10年に廃車と記録されています(鉄道雑誌の記述です)。タンク機関車ばかりなので、後進も容易ではありますが、ターンテーブルがあったほうがいいでしょう、というわけで、経堂工場の51番線奥にありました。これは昭和43年頃まであって、井の頭線に入線する1700形車輌や、小田急の各車の方転に使用されたようです」

経堂駅の古い航空写真を見ていて、これはターンテーブルかな?と思うものがあった記憶
そのときは、別件に頭が行っていて検証することなくすごしてしまいました。
時間のあるときに、もう一度航空写真で確認しておきます。



厚木・小田原など考えられる接点はあるにはありますが、どれも建設中に線路がつながっていたと思える場所ではありません。よって、このSLたちは、推定になってしまいますが、新宿に「仮線」を作って、そこから自走で入れたのではないかと考えます」

小田急は新宿から小田原まで、一斉開業でしたから、たとえば、多摩川、相模川の鉄橋なくして蒸気機関車は川越しませんから、もしかすると、新宿だけでなく、ほかにも仮線があったかもしれません。
もちろん、分解して搬入というのもあり得ます。


3.「井の頭連絡線は、最初から電化されていました。蒸気機関車の入線はありませんでしたが、鉄道省では一番小型のEB10形電気機関車が入線して使用された記録は、鉄道ピクトリアルなどにあります」

これについては、代田連絡線は電化されなかったと記載したのは明らかな誤りで、
軟鉄架線ではありますが、電化されていました。

なにかの記事に、当時、連絡線の沿線に住んでいた方の証言があり、そこに連絡線は、軌道の狭い建設用の仮線を設けて、そこに小型機関車が走っていたとの記載があったのを、軽率にも、記憶に頼って確認を怠ったものです。
失礼をいたしました。

今後ともよろしくお願いします。





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Last updated  February 18, 2016 11:44:17 PM
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Re:ご指摘をいただきました 経堂に蒸気機関車が居た頃(02/18)  
すぎたま さん
失礼をいたしております、すぎたまです。

コメントお疲れ様です。それにしましても、こちらの記事を読ませていただき、改めて「そう言えば…」と考えた次第です。

小田急の電車や電気機関車についての記録はいくらもあるのですが、戦前の蒸気機関車についての記録は、鉄道雑誌の小田急特集号でも、ほとんど見つかりません。
全線一挙に開通させるために、工区を多数に分けていたであろうと思われるのですが、当時の建設工事は、道路輸送・トラックも重機もあまり期待できない時代でしたでしょうから、必然的に鉄道輸送が主ということになりますよね。そうすると、そのための車輌は、まだレールが満足に敷かれていない状態でどうしたのか、ということは、今まで語られてないこともあり、大変重要なことかと存じます。

仮線と分解について、分解搬入もありうるかと考えました。写真を見ても、SLと共に電車も既に経堂へ到着している様子が見て取れます。そうすると電車の最終整備もしたでしょうから、経堂には既に工場が建設され、おおよその準備は整っていたと考えられ、小形SLの再組立くらいはなんとかなりそうです。鉄道雑誌掲載の写真で、SLの車体塗装がきれいな状態なのも、それを裏打ちするかもしれません。ただ、トレーラーなどは無いような時代のはずなので、そのあたりどうしたのか。それは今なお疑問として残りますね。
仮線についても、新宿とは限らないかもしれません。戦後開通の名古屋市営地下鉄や、都内の丸ノ内線も、牛に牽かせて車輌を搬入した記録がありますので、意外な場所からということも考えられます。
例えば、玉川電車(玉電)や京王電軌(京王線)は当時既に開通しており、両者は下高井戸駅でつながっていた事実は、小田急とは線路幅が異なるとしても、着目点の一つなのかもしれません。

ターンテーブルなど。
経堂車庫のターンテーブルは、コルティの工事をしていた時は西通り側の工事搬入口のあたり、もっと前の時代ならば、ジョイフル裏口を出て、左側(線路側)月極自転車置き場の真下あたりになりそうです。
ただ、これは私が見たのですが、先般のコルティ建設のために、まずはバスターミナルを整備するための工事で、バスターミナル部分の真下を掘っていたときに、四角形のコンクリ構造物が「出土」し、多少処理に困っているように見えました。形状から考えて、「蒸気機関車への給水タンク跡」ではないかとも思えましたので、もしかするとターンテーブルは今のバスターミナルあたりに作られ、後に移設されたのかもしれません(全く推測の域を出ませんが)。戦前の経堂工場の線路配置図が発表されておらず、詳細がわからないのが歯がゆいです。

この問題は大変興味深い内容です。今後も継続して調べてみたいですね。
失礼いたしました。 (February 20, 2016 01:04:00 PM)

Re:その後の追加情報です  
すぎたま さん
こんにちは。
古い記事に追記で恐縮ですが、「小田急電鉄五十年史」(社史)に少し記述がありましたのと、「鉄道ピクトリアル」誌にも記載がありましたので、多少の追加情報を記載します。

「小田急電鉄五十年史」は、蒸気機関車の使用について、「借用」としており、鉄道省から3台、神中鉄道(現在のJR相模線・相鉄線)から1台と記しています。神中鉄道のものは、現在「かしわ台車両基地」に保存されているものかもしれません。
それで、大分県で実施した新人社員採用で(そんな遠くでも採用試験したんですね)、採用された新人さんたちを、「参宮橋駅から蒸気機関車の引くトロッコで経堂まで輸送した」旨書かれているので、参宮橋-経堂間はその後本線路となる線路が既に敷かれており、そこを輸送路として使用していたことがうかがわれます。したがって4台の機関車があったとすると、少なくとも1台は経堂が拠点だったと思えます。
神中鉄道との連絡線は、その後相模厚木駅(のちの厚木駅)に作られますが、ここから借用車として入線したと考えてよかろうかと思えます。
全線の工事は、8工区にわけて行われた旨記載がありますが、神中線からの機関車は、おそらく相武台前あたりを拠点にして活躍したのではないかと思われます。
ただ、8工区で4台の機関車とすると(まだ小田急の電気機関車は完成していない)、残りの工区はどうしたのか。融通出来る状態だったのか(線路がつながっていたのか等)、借用とすると、どこから入れたのかは神中線以外依然わかりません。経堂庫のものは、参宮橋-経堂間にいち早く線路が敷かれていた様子からすれば、新宿からでは無く、参宮橋付近からではないか、練兵場があった(現在の代々木公園)が、そこに鉄道省または陸軍省の引き込み線は無かったのかが鍵になるのかもしれません。

一方、「譲受説」ですが、鉄道ピクトリアル286号に、「小田原急行鉄道の最初の車輌は旧山陽鉄道→鉄道国有化で省703号となった蒸気機関車を譲り受け、昭和10年前に廃車」旨の記載を見いだしました。しかし、小田急の車輌一覧(創業時から最近までの車輌の入籍・廃車までを記載した記事)には、蒸気機関車の項目は無く、今のところ正式に譲受したという記述は見ることは出来ませんでした。

小田急の初代レールは、アメリカテネシー製鋼製(その他即専用にはドイツ、不足分は国産)ですが、蒸気機関車の車輪をのせたそのレールは、現在も向ヶ丘遊園駅、参宮橋駅などのホーム屋根柱、跨線橋、柵などとして残っていることを付記します。 (July 28, 2018 05:13:02 PM)

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