経堂界隈

経堂界隈

June 21, 2016
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カテゴリ: 観病日記
承前

6月5日日曜日朝
7時半起床
息子と3人、朝めしを食べて、支度を整え、8時半過ぎに家を出る。
前夜からのあいにくの雨だが、この分ならば、もうすぐにあがりそうだ。
娘宅と一緒にでかけることにしていたのだが、孫に手間取り、あとから行くと電話がある。
僕は、9時ぐらいでいいと言ったのだが、カミサンが「喪主なんだから9時までには到着しておかねば」と言い張った。
案の定、甲州街道までなんなく出ると、そのあとも順調。中野通りを右折して二本目を左折。10分ほどで代々幡斎場に着いてしまう。
幸い、雨はあがり、カミサンと息子が父にお焼香している間にネクタイを締めて上着を調え、僕も焼香。

葬儀社のスタッフが、お昼の食事の人数を確認しに来る。
「一人前余計にしといて、もし足りなければ、僕の分をまわして」と云いおく。

妹がやってきて、母方の従妹が急遽出席すると連絡があったという。
殆ど面識がない。
電車では間に合わないので夜行バスのようだ。
やはり、一人追加しておいてよかった。

日曜とは言え、告別式にお越しいただけるのは、父方の親戚筋が殆ど
あとは、妹の嫁ぎ先から義姉が高齢のご両親にかわり通夜に引き続いてご列席いただくぐらい。
控え室で挨拶などするうちに時間が過ぎ、会場に案内されて、おやおや、ご連絡いただいたのに、従妹の姿は見えない。まもなく、導師が入場し読経が始まる。
前日の通夜同様、ゆっくりと焼香を進め、さらに初七日の法要へと進む。
気がつくと従妹さん(らしき人)もご到着いただいているもよう。

父の経歴から、戒名を遂字説明。若いがなかなか手際がよく、いい。
ただ、このあと、喪主挨拶があるのだが、あそこまで経歴説明されると、こちらの話すことがない。

告別のあと、花入れ。
幸いお花はたっぷりある。
これでもかというほどのお花が入り、娘に抱かれた孫も、父の足元へ二個三個と「お花ぽーん」といいながら、花を投げ入れてくれる。

お坊さんと重複するのを避け、簡潔に済ませた。
こういうとき、僕は、比較的長い話をすることがあり、意外そうな顔の皆さん。
出棺。

ストレッチャーに棺を載せ、斎場の中を移動するだけ。この移動をストレッチャーでなく、わざわざ霊柩車をご利用になる方があるらしい。
僕が故人ならば霊柩車に乗りたいと言うはずもない。霊柩車は何らかの意味があるものか。
あるはずないよな。
せいぜい100年ぐらいのもんだもの。面白い風習が作られたものだ。

僕は教養がないから、父の戒名はお坊さまからいただくことになったが、祖父は自分で戒名をつけた。父は祖父のことをそれほど悪く言う人ではなかったが、このときばかりは「オヤジが吝嗇で」と、密蔵院の先代の住職吉田俊誉さんに頭を下げた。
だが、今日よく考えてみると、祖父は明治の人。大学で漢文を講じた教養人で、吝嗇とか傲慢ということでなく、戒名をいただく、その坊さんたちを教えていたのであって、戒名をわざわざいただく意識はなかったのではと思い当たる。実際、家の法事でも彼は坊さんを呼ぶことなく、自分でお経を読み、法話のようなものを語るのが常であった。
昔は霊柩車などあるはずもなく、法事そのものが、この100年大きく変化している可能性はかなりある。

そのあとの葬儀は、型通り、つつがなく終了した。
終わったあと、皆で食事した。
その席で、僕は喪主として父の思い出を語ったのだが、少し違うニュアンスの話をした。

そのことは後日、項を改めて書くことにする。

食事のあと、会葬の御礼を申し上げ、解散。
息子に送ってもらい、家についたのは、二時前。
代々幡で葬儀を行うのは、ひとつには、時間のことがある。告別式はだいたい10時とか11時から始めるのが通例。代々幡で10時、告別式ならば、火葬が11時。これを代々j幡とか、落合、堀之内など以外で行う場合、どうしても、火葬場往復の時間を要する。移動の時間がかからぬから、混雑もせず、みなさんの一日をつぶさずに済むのである。

帰宅して、仏間を整え、お線香を焚き、着替える。
息子が、そのまま車で帰宅し、そこからは切り替わって、日曜の午後。
僕らにも日常が戻ってきた。





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Last updated  June 22, 2016 04:45:44 AM
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