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このブログの最終回です。 最後を飾るのは、やはり香港! 12月9日(日) 香港国際競走 今週木曜日の沙田(シャティン)競馬場。 私が取材に出かけた水曜木曜は両日ともにどんよりと曇り空。 レース当日は、雨予報なんですってね。 木曜日午前の枠番抽選会の会場 今年も楽しみなメンバーが揃った、香港国際競走。 情報も多くて、最も参加しやすいのが香港競馬の馬券でしょう。 今年も、4戦全勝を目指して予想しますよ!4R 香港ヴァーズ◎ リスグラシュー○ サルウィン▲ クロコスミア△ ヴァルトガイスト△ パキスタンスター 先行したことのある馬が多くてペースがどうか、という話になっているようですが…クロコスミアが1番枠を引いた時点で、恐らく先行馬は折り合って案外のスローになるのではないかとみています。 となれば、やはり上がりに脚を使える馬が有利。香港とは馬場が違うとは言え、日本なら33秒前後で上がって来られるリスグラシューがそこそこの位置でロスなく回ってくれば、最後難なく抜け出せる勘定。 水曜日の追い切りを終えて引き揚げてくる リスグラシューとモレイラ騎手 勝って最優秀古馬牝馬のタイトルも確固たるものにしたいところ。 サルウィンは派手な戦歴こそありませんが、今シーズン大きなレース強い相手で戦って常に善戦。 水曜日のサルウィン 前々で運んでどこまで脚を使えるか、という勝負になりそうですが、全くガッカリというレースにはならないのではないでしょうか。 あとは逃げると思っているので、クロコスミアの一発。 ごめんなさい…火曜日に追い切ったあと、水曜木曜と馬場に出てこなかったので、馬を見ることが出来ませんでした。デキはいいと聞いているので、前回のレースを見れば展開利をフルに活かしてこの馬、というシーンも十分ありでしょう。 ヴァルトガイストって、どんな馬なのかすごく興味がありました。 思ったよりゴツさはなくて むしろシャープな体つき 意外と小さく見える馬でした。 今回初めてレースで馬体重が計量されるわけですが、いったいこの馬どのぐらいの目方なんだろう… 凱旋門賞4着、BCターフ5着。 さて香港では?? あとは春のQE2を勝ったパキスタンスター。 その時は「ちゃんと走って」力を見せました。 でも…そのあと、またやんちゃなところを見せているんですって。 QE2の時のビュイック騎手が騎乗する、というところがポイントかとは思います。5R 香港スプリント◎ リトルジャイアント○ ミスタースタニング▲ ホットキングプローン△ アイヴィクトリー△ ディービーピン△ ファインニードル 脚下の関係でデビューが遅れたリトルジャイアント。ニュージーランドで2戦2勝したのち香港にやって来て、香港では5戦3勝の成績。クラス2の条件戦を勝ったあと、前回クラス1のカップ戦3着からいきなり大舞台への挑戦です。格下ながら、今季2戦のシャティン1200m戦の勝ち時計は1分8秒台半ばと、重賞レースと遜色のないパフォーマンスは見せています。道悪での実績もあり、ひと雨あるなら面白いチャンスもあるのではないでしょうか。何より、乗るのはリーディングのザック・パートン。期待感が高まります。 本命が穴馬なので、あとは下馬評通り。ミスタースタニングの末脚とホットキングプローンのスピード比べは楽しみです。 ファインニードルは…もうワンパンチ欲しい感じがするんですよね、ここで勝つためには。 いいレースして欲しいです。やはり作戦は末脚勝負になるでしょうか。7R 香港マイル◎ ヴィブロス○ ペルシアンナイト▲ ビューティージェネレーション△ モズアスコット ヴィブロス、元気でしたよ。 この馬の走るときの体の使い方って、伸びて縮んで、バネと躍動感が伝わってきます。 陣営からは「この馬は海外が好きみたい」という話も聞こえてくるほど、恐らく調子に関しては手応えを感じているのでしょう。ドバイから帰ってきての2戦は今ひとつでしたが、それでも宝塚記念は全くダメな競馬ではありませんでした。今回は3歳時以来のマイル戦というのも興味深いところです。 ペルシアンナイトはいかなる状況でも好勝負に持ち込むレース運びが魅力。枠番抽選会のあと、池江調教師は「馬場が固い、雨が降ってくれないと厳しい」と話していましたが、その通りの雨降りになりそうで、今回は勝利の流れも掴んでいるのかも知れません。「2年越し」と陣営が話す香港挑戦で大きな成果も期待出来そうです。 木曜日の追い切り時のペルシアンナイト 馬場に出て、リードを外された途端にこのように気合いを前面に出し、元気なところを見せていました。勿論走りも良好 普通に走ってしまえば、ビューティージェネレーションですよね。 前哨戦で外にもたれたこと、そのあと爪のトラブルで馬場入りを休んだこと。それらも予想の中に入れるかどうか。信じるか信じないかは、あなた次第…そんな状況でしょうか。力量にケチをつけるべきところは一切なさそうです。 モズアスコットも頑張って欲しい。 水曜日の追い切りはリスグラシューとの併せ馬 外がモズアスコットとルメール騎手 位置取りが全てだと思います。 あとは、ビューティージェネレーションがどんな競馬をするか。自在に動ける馬だけに、早めに動かしていってモズアスコットがサラ脚で射程圏なら、勝負にかかれるのではないでしょうか。8R 香港カップ◎ シーズンズブルーム○ サングレーザー▲ ディアドラ△ ステファノス△ タイムワープ 「よい子はマネしちゃいけない」本命馬シーズンズブルーム。 マイル戦中心に使われてきて、昨年は香港マイルが追い込んで4着。 そのあとはマイルのスチュワーズCでG1初制覇を果たし、2000mの香港ゴールドカップではタイムワープから1馬身差の3着。タイムワープの様子が?マークの現状、香港の馬で期待出来るのはこの馬でしょう。 強調材料が2つ。今回乗るのがライアン・ムーアであること。もうひとつは、普段この馬がどんな調教をしているのかわかりませんが、この馬は今回の地元香港の馬たちの中では珍しく、または唯一、直前の調教で芝コースに入ってしっかり負荷をかけられています。ガッチリ手綱を押さえたままでいい走り。穴を出すならこう言う馬なのではないでしょうか。 サングレーザーは、本当に2000mもOKの馬なのか。今回はそれが真の意味で試されるレースになるのではないでしょうか。 札幌記念に天皇賞秋。あの切れ味がシャティンのコーナー4つ回ってきた後の直線で繰り出せるならば、勿論勝利も夢ではないでしょう。 ディアドラは、本当に見栄えがする馬でした。 すごくボリューム感があって、香港の人たちの好きそうなシルエットの馬。追いきりの動きも、私のような素人目にもワクワクするような動きに見えました。香港でも1番人気になるだろうか…。 ステファノスは5回目のシャティン出走。 香港Cには4年連続の挑戦。 これだけでも、すごいことですよね。 この場所で力を出し切る術を知っている馬。今回全く人気はなさそうでうが、他の馬たちが何かに左右されて走らない可能性もあるわけですから、ステファノスのような馬こそ侮れない存在ではないでしょうか。 このブログは今回で終了です。 これまで、あまり当たらない(爆)海外競馬の予想におつきあい頂きありがとうございました。 海外のレースの馬券を買って楽しむことが出来るようになるという、私がこの仕事を始めたときには想像だに出来なかったことが現実になったいま、改めて声を大にしたいと思っています。「競馬に日本も海外もない」 海外のレースを楽しむようになり、実際に海外の競馬に興味を持たれたら、是非頑張ってミニでかけて下さい。そこには、いままで味わったことのないような競馬の新たな楽しみがきっとあるはずです。それを味わえば、日本の競馬の楽しみもまた違ったものに見えてくるはず。 皆さまとはまた、いつかどこかの国の競馬場でお目にかかって、ご一緒にレースを楽しみましょう。 これまで、ありがとうございました。
2018年12月09日

やってまいりました! 毎年11月の最初の火曜日。 海外のレースシーンの中で、私が一番楽しみなレースは。 凱旋門賞でもブリーダーズカップでもなく… メルボルンカップ (資料画像 2008年のカップ当日のフレミントン競馬場) 日本でも馬券が買えるというのは、実にいいことなのですが… メルボルンカップだけは、この場に立ってなんぼですよ、ほんとに。 この楽しさ、この熱狂。 私が出かけたのは10年も前ですが、いまでも鮮明にその時の様子が思い出されます。 はー、行きたいー そんな気持ちを膨らませながら、何とか馬券は当てたいので。 予想はこうなりました。◎ 22 ヤングスター○ 2 ザクリフスオブモハー▲ 10 アヴィリオス△ 6 サウンドチェック△ 11 ユカタン△ 7 フーショットザバーマン△ 14 レッドカーディナル△ 19 サーチャールズロード ◎ヤングスターはクイーンズランドオークスの勝ち馬。前回のコーフィールドCは結構人気になっていましたが、外枠から淡泊なレース運びで7着。それでも最後方から外を回って追い上げた脚にはかなり目立つものがありました。今から思えば、「まさにひと叩き」というレースぶりだったかなと。今回は人気薄、馬券で狙うならここかなと。 トップトレーナーのクリス・ウォーラーがカップ初制覇を狙う一戦。みんなが知ってる名手・クレイグもまだカップは勝っていません。 遠征馬では○ザクリフスオブモハーかなと、こちらもコーフィールドカップの雰囲気がいかにも前哨戦。本当の長距離の適性は未知数と思いますが、一応力量を重視します。 昨年息子のジョセフ・オブライエンがこのレースを勝ち、父エイダンが勝てば親子で2年連続制覇ということになります。ライアン・ムーアもこのレースは未勝利。 ▲アヴィリオスは、「カップキング」の異名で知られたバート・カミングスの孫、ジェイムズ・カミングス調教師の管理馬。前回コックスプレートでオーストラリア移籍以来の連勝は4で途切れましたが、2走前のレース、その名も「ザバートカミングス」で見せた力量は、目を惹くものがありました。まあ前回はウィンクスとベンバトル以外は差がない感じでしたから。敗戦も気にしなくていいでしょう。 あとの△は、いわゆる「変なの来い」の好配当狙い。 サウンドチェックは、ジャパンカップを勝ったランドの仔で、今年の北半球の春にはドイツで長距離重賞を連勝(1つは繰り上がり)。ベストソリューションとの対戦比較はハンデ差と適性で逆転出来ると見ます。 ユカタンは、一応入れとく…みんな買うみたいだから(笑)。 3走前にブリンカーを着けるようになってから、走りが変わったみたいですね。 10歳馬フーショットザバーマンは、この年齢でも衰え知らずの本年シドニーC優勝馬。昨年のメルボルンカップには出られませんでしたが、過去3回走っての最高着順3着を越えることが出来るかどうか。 レッドカーディナルが来たら、つくでしょ、配当。近歴さっぱりですが、それでも調教師はダレン・ウィアー。そして騎手はカップ3勝のダミアン・オリヴァーですよ! 昨年はドイツで長距離重賞を2連勝して、このレースは11着。本来の長距離適性を発揮すれば、一発があってもおかしくはないでしょう。 サーチャールズロードはニュージーランド調教馬。調教師はあのホーリックスのランス・オサリバンほかです。秋のシドニーCでは3着と好走しており、この距離で軽ハンデ、騎手もヴィクトリアでトップを春ドゥウェイン・ダンとあれば、穴狙いには格好の馬と言えるでしょう。 馬券は、もうヤングスターから行きますよ。 単複と、3連単1着流し、馬連流し ご都合の許す方は、グリーンチャンネルでご一緒にレースを楽しみましょう!
2018年11月06日
あれこれ情報を収集しているうちに、レース当日になってしまいました…。 取り急ぎ予想だけ。◎ エネイブル○ ヴァルトガイスト▲ シーオブクラス△ スタディオブマン△ クリンチャー穴 サルウィン すみません、つまらない予想で。 レースぶり見たら、やっぱりこの辺りが強そうですよね。 そこに、ちょっと人気になりそうな「日本関連馬」をひっつけました。 ただし、馬券はサルウィンを買ってみます。 今年のクラックスマンがどうだったのか、という議論は勿論あるでしょうが、彼と接戦したコロネーションカップと、ヴァルトガイストには負けましたが僅差のサンクルー大賞を見れば、馬券に絡むぐらいの活躍はあってもいいのではないかと。 今度はいっぺんに頭数が増えますが、それでも頑張れるかどうか。 本当に「穴を探せば」という感じです。 2番サルウィンの単複。 あとはワイドとか3連複とかで流して買いたいと思っています。 明日のJRAのレースの予想とか、盛岡・南部杯の予想とかしながら、夜まで楽しみましょう!
2018年10月07日

ジェニアルの回避は残念ですが、彼と、彼と周囲のひとびとが私たちをドーヴィルに連れて行ってくれました。Copyright by Pinpin (from Wikimedia) ドーヴィル(どころかそもそもフランス)には行ったことないけど…こういう場所らしいです。 リゾートの街なんですってね。 この季節、どこの国でもこうしたリゾート地でメジャーな競馬が行われています。日本だって、この季節は札幌があるじゃないか!なかなか「リゾート地」というものが日本ではしっかりと出来上がっていきませんが、札幌記念がそんな雰囲気で行われるようになればいいなと、常々思っています。 そんな思いを札幌から込めながら、ジャックルマロワ賞の予想。 夢を世界へと飛び出させたタイキシャトルが勝ったレースとして知られるだけでなく、古くはディクタスやリファールといった日本の血脈にも影響を与えた馬が勝ち馬に名を連ねていたり、最近では海外競馬情報の中でも当然耳にする名馬が次々とこのレースに名を刻んでいて、名前だけは本当に馴染みのレース。 今年はついにこのジャックルマロワ賞の馬券が買える! 感激です!! 直線競馬のため、スタート次第で位置取りが変わってくる可能性もありますが、最近のレースを見ての印象から予想を立ててみました。◎ アルファセントーリ○ ウィズユー▲ レコレトス△ アクシデンタルエージェント 恐らく日本の馬券でも、単勝1てんン倍の人気になるでしょうね…アルファセントーリ。 この2戦、先行して最後に仕掛けるとぐんぐん差を広げてしまうような圧勝は、少なくともそのメンバーの中では単純に力が全然上、という印象を与える強さでした。 今回は、様々な路線から多くの実力馬たちが集まっていますし、マークもきつくなるでしょう。それでも、ここまで地力の高さで勝ってきた馬ですから、ここも自分の競馬をされてしまえば勝利濃厚なのかなと。この馬の走りをライバルたちがどう邪魔出来るのか、ちょっと思い当たりません。まさに自分自身との戦いなのではないでしょうか。 対する地元フランス勢では、同じ3才牝馬のウィズユーが魅力的に見えました。 この馬、追い比べで本当に強い。先般負けた2走はいずれもローレンスに負けてしまいましたが、ゴール前一騎打ちのサンタラリ賞も、横一線に広がったフランスオークスも、長い間脚を使って競り合いの中で戦っていました。こういう形のレースに持ち込めるかどうかですが、いい位置を取って食い下がり、見せ場を作って欲しいです。 レコレトスも終いまでしっかりと脚を使ってくる馬。イスパーン賞の相手関係がどうかという問題は、昨年の英チャンピオンSで別格のクラックスマンの後ろでポエッツワードやハイランドリールと2着争いの接戦を繰り広げていたところを見れば、「そう馬鹿にしたもんじゃないよね」という答えになるはず。私自身がこういう応援して力の入る脚質の馬が好き、ということもあるかも知れません(笑)。 アクシデンタルエージェントのクイーンアンSは、「最後はあなたか!」とゴールで思わず突っ込みたくなるような、大どんでん返し。映像見ていて残り100mぐらいまでこの馬が勝つような気がしませんものね…。直線競馬の最後方追い込みって、こういう風になるんだということを見た目で学べるレースでした。 今回も前回同様の後方待機になるのかどうかはわかりませんが…アルファセントーリが先行してものすごく強かった場合、前回みたいに追い上げる自分の競馬(なのかどうかわからないけど一応)が出来れば、日本風に言う「連下」にはいいのかなと思います。 さあ!日曜日の夜はグリーンチャンネルで。 世界最高峰のマイル戦を楽しみましょう!!
2018年08月10日

またまた海外レースの馬券にチャレンジ出来る機会がやって参りました。 例年通り、ドバイの次は香港! 資料画像 香港・シャティン競馬場 昔の写真です。今年は直前に香港に行けなかったので…チャンピオンズマイルチェアマンズスプリントプライズクイーンエリザベス2世カップ 馬券が買えるのが、QE2カップだけなのは残念ですが… これから、これらのレースがもっと注目されるようになれば、全部馬券を買って楽しめる時も来るでしょう。 まずは今年、馬券が発売されるQE2カップを当てなければ! 早速予想をしてみます。(ドバイの予想がサッパリだったのは内緒)[クイーンエリザベス2世カップ(シャティン8R・芝2000m)]◎ タイムワープ○ ダンビュライト▲ ピンハイスタ-△ パキスタンスター 昨年暮れのG1香港カップを逃げ切ったあと、一戦挟んでG1香港ゴールドカップも逃げ切って見えたタイムワープ。香港カップとは全く異なり、2コーナーから絡まれて速いラップを刻む厳しい展開のなかでも最後まで凌ぎきった香港ゴールドカップはコースレコードのおまけ付き。2つのG1勝利が展開ではなく地力によるものであることを強力にアピールしました。 競りかけづらいよね…ワーザーでもダメだったんだから……。 勝てば、2008年の勝ち馬アーキペンコと親子制覇になります。 日本の2頭では、自分から動いて戦いを挑んでいけるタイプのダンビュライトの方に期待。距離もアルアインよりはこちらの方が向いているでしょう。ただ、勝負に行った結果馬券の圏内に残らない可能性はあるかな… 勝てば、2012年の勝ち馬ルーラーシップと親子制覇。 ピンハイスターは、同じ2000mの香港ダービーをどん尻から一気の差し切り勝ち。しかも「ど」のつくスローでレースの上がり400m・22秒71を差し切った末脚はハンパない迫力を示しました。 頭数も少ないですし、スローペースで自分のリズムを守って走って、タイムワープが射程圏に入っていれば、誰もこの馬を止められないでしょう。問題はそれなりにレースが流れた時に、前回同様の脚が使えるかどうかでしょうか。 追い込み一手の馬だったパキスタンスターが、香港ゴールドカップでは好位内ラチ沿いを進んで流れ込むという、この馬としては「味な」競馬をしました。今回も1番枠なら同じような競馬になるでしょうから、流れ込んだ先が馬券圏内だったら、という「連下」には入れておきましょう。 アルアインも応援したいところですが… 上がりの脚ではタイムワープやピンハイスターに敵わない感じがありますし、自分で動いていったら切れ味が削がれる恐れも。こう言うレースでディープインパクト産駒はレース運びが難しいように思われます。位置取りと切れる脚が使える「航続距離」とがジャスト一致したときには、勿論チャンスはあるでしょう。 馬券は、前々で決まる◎ー○の馬連が主力。 あとは、勝つのは◎か▲っていう3連単かな。 その他馬券は売られないレースも、予想しておきましょう。[チャンピオンズマイル(シャティン6R・1600m)]◎ シーズンズブルーム○ シンガポールスリング▲ ビューティージェネレーション△ ビューティーオンリー[チェアマンズスプリントプライズ(シャティン7R・1200m)]◎ ファインニードル○ ビートザクロック▲ ミスタースタニング△ ラッキーバブルズ 29日日曜日は、天皇賞(春)と香港・チャンピオンズデーで楽しみましょう!!
2018年04月27日

昨日に続いて、ドバイゴールデンシャヒーンとドバイターフの予想です。 【メイダン6R ドバイゴールデンシャヒーン】◎ ジョーダンスポート○ エックスワイジェット▲ マインドユアビスケッツ△ ロイエイチ ジョーダンスポートとエックスワイジェットは、スピードに任せて駆け抜けるダート短距離馬らしい馬。どちらの勝るかのスピード比べがこのレースの見所でしょう。馬場状態がある程度速いのであれば、共倒れよりはスピードの両立を見通して、2頭を上位に見ます。 そういうレースを想定しているので、大逆転の狙いは追い込み馬のマインドユアビスケッツ。小頭数だけにある程度はなされずについて行ければ最後まで脚を使って肉薄のシーンも十分イメージ出来る馬。力量としても、連下には入れておくべき馬には違いありません。 さて、ブリーダーズカップスプリントを勝ったロイエイチ。こちらは印上位の2頭とは対照的なスプリンタータイプ。ブリーダーズカップも、一叩きで使った前走も、前を見ながら脚を溜め、レース後半で一気に襲いかかっていく戦いぶりは、見た目迫力があります。 しかし…今回はメンバー的に必ずハイペースの我慢比べのレースになるでしょう。それでも脚が溜まって終いの踏ん張りにつなげられる馬なのかどうか。このレースはまさに試金石と言えそうです。 馬券は、◎○の2頭軸で3連単。ロイエイチの頭はないレースを想定していますので全部で10点。【メイダン7R ドバイターフ】◎ リアルスティール○ ベンパトル▲ ヴィヴロス△ ネオリアリズム△ ランカスターボンバー注 モナークスグレン? ブレアハウス 本命はリアルスティール。昨年も好調が伝えられながら鼻出血で無念の戦線離脱は残念でした。今年も中間好調が伝えられ、矢作調教師のスポーツ新聞のコラムでは「この馬はドバイでは調子がいい」とさえ。ならば、このコース向けのレースの巧みさと鋭さを持ち合わせるこの馬にかなう馬はいないでしょう。鞍上にバルザローナを確保出来たのもこれ以上ない僥倖。ゴドルフィンたくさん出てるんですけれどもねぇ…。馬的に負けてもバルザローナが勝てばある意味現地としてはそれでよし、っていうストーリーはどうでしょう(笑)。 前回のジェベルハッタで大外を回って負けたベンバトルは、負けて強しの内容。帽子の色がファーストカラーのブルーから白に変わってしまうみたいですが、ゴドルフィンの中での一番手は本番もこの馬と見ます。 騎乗するオイシン・マーフィーはわずか22歳の新進気鋭のジョッキー。少し以前はカタール(アルシャカブ)の馬に乗っていたみたいなのですが、いまはゴドルフィンの契約なんでしょうかねぇ。この名前は憶えておいた方が良さそうです。 昨年の快挙に敬意を表してヴィヴロス。今年はクリスチャン・デムーロがどんな風に乗りますか。 時計の勝負には一抹の不安を感じるネオリアリズムとともに、応援含め入れておきましょう。 ランカスターボンバーは、勝つことは殆どなくても強い相手にいつもそこそこ善戦。 昨年暮れの香港・シャティン競馬場にて 香港マイルは5着 いい位置にはつけても、そのあとがジリジリ。 切れがないので、メイダンの芝コースはどうでしょうか…。 ただ、先行策からの残り目で、馬券の片隅には入れておきたいです。 あとはモナークスグレン。 不気味さはありますよね。フランキーだし。 さて、ブレアハウスはどうしましょうか… この多頭数で外枠。内ラチ沿いで脚を溜められた前回のような競馬は無理でしょう。 あの末脚を引き出すための立ち回りが出来るかどうか。私は難しいと見ています。 馬券はもうリアルスティールから3連単と馬連。 オッズによっては単勝も勝負したいです。 さて、楽しみな夜まであとわずか。 遅い時刻になりますが、皆さんグリーンチャンネルで最後までお楽しみ下さいね。
2018年03月31日

またまたこのブログではお久しぶりとなりました。 海外競馬の馬券発売があるときには、ちゃんと登場しますよ! いよいよ迫ってまいりました! ドバイワールドカップミーティング 資料画像です。メイダン競馬場だけど、相当古い写真… 雰囲気だけ味わって下さい 今年も日本からの遠征馬は多く、馬券発売もドドンと4個レース。 本当だったらドバイまで行って観戦したいところですが… それがかなわぬ以上、せめて馬券だけでも当てようじゃありませんか! というわけで、恒例の海外競馬馬券大予想~ 今回はあとに行われる2個レースから。【メイダン9R ドバイワールドカップ】◎ ウエストコースト○ ノースアメリカ▲ パブル△ タリスマニック△ ガンナヴェラ クラシックには間に合わなかった「遅れてきた大物」と言えるウエストコーストが、アロゲートやガンランナーが去ったダート競馬界の天下を取るのは自然な流れ。管理するボブ・バファート調教師にとっても、昨年のこのレース以降は駒が揃っていながらいわゆる「相手が悪かった」とりわけシーズン終盤でしたが、いよいよチャンスが回ってきた感じがあります。 前を見ながら競馬をする馬なので、単純にノースアメリカよりも力が上なら自力で攻めかけていけばいいし、そういうレースをするはず。ノースアメリカがワンペースで飛ばしそうなタイプだけに、レースはしやすいでしょう。 そのノースアメリカ。前回のレコードタイムは額面通りには受け取れないにしても、内容はいかにもダートで強い馬のレースぶり。今回の出走馬で最も「らしい」競馬をするのはこの馬じゃないかと思います。あとは力だけでしょう。後続よりも自分が先に疲れるかどうか。この馬が各馬の力の物差しになるんじゃないかと思います。 で、もしかしたら思われてるより強いんじゃないかというのが、穴狙いのパブル(パヴェル、だよね、本当は)。前回ムブタヒージと一緒に走って4着ですが、先団の直後の絶好位をものすごい手応えで回って来ながら直線は前がどん詰まりで文字通り「右往左往」。「Horseracing Nations」っていうサイトで前回のレース見られますから、見てみて下さい。かなりかわいそうな競馬でした。 ウエストコーストより強いのかって聞かれると、さすがに?ですが、位置は取れるし終いの脚は持っていそうな感じの。ワンチャンないですかね…。 タリスマニックは、こういう感じの馬です。 ゼッケン12番の馬がタリスマニック 昨年暮れの香港・シャティン競馬場での調教シーン 脚は4本とも白いソックスはいてて、顔も白い。 可愛い… レースとは関係ないけど(苦笑) グリーンチャンネルを見ていたら、以前調教でダートすごく走った、っていう話が出ていたんですけれども…レース実戦はまた違いますものね。 ただ力量で言えば勿論侮れないです。 サンダースノーが走ったら、ごめんなさいです。私は買いません。 昨年勝ったUAEダービーは、エピカリスの抑え先行。今回は恐らく色気のある馬がガンガン引っ張るダート競馬らしいレースになるでしょうから、昨年と同じにはいかないと思っています。 昨年、ケンタッキーダービーでサッパリだった理由はそこだと思うし、そのあと芝に戻ったときに歩んだ路線がマイル路線というのも…。前回の差がひっくり返るだけの要素が思いつきません。 ガンナヴェラは、ペガサスワールドCでぶっちぎられた馬たちによる壮絶な3着争いを制しました。同じような展開での日本風に言うところの「連下」で。 馬券はウエストコーストから流せばいいと思いますけれども、私の勝負はウエストコーストとパブルの組み合わせの馬連とワイドです。【メイダン8R ドバイシーマクラシック】◎ クロスオブスターズ○ レイデオロ▲ ポエッツワード△ サトノクラウン△ モズカッチャン 芝2410m。この路線で平坦、時計の速い芝とくれば、日本の馬を買っておけばいいんですよね、本当は。ただ…今回こそは上手に走れるのか!レイデオロ!! レイデオロが上手に走れなかった場合の本命で、クロスオブスターズ。凱旋門賞2着もさることながら、記録を見ると時計勝負もある程度は大丈夫なんじゃないかと。日本ですとオッズとしても有利なんじゃないかという狙いでもあります。 ポエッツワードは、すごく雑な比較ですけれども、クラックスマンがぶっちぎった英チャンピオンSでハイランドリールと大接戦の2着争い。当時ハイランドリールが特異なレース運びをしたとは言え、いつも力は出す馬だけに物差し比較対象としてもいいのではないでしょうか。だって、ハイランドリールがもしここにいたら、買うでしょ? ポエッツワード 昨年暮れのシャティン競馬場にて 日本の馬たちは、力を出せる状況でスタートできるかどうかですよね。 モズカッチャンはローズSの時のあの状況じゃダメですが、京都記念の雰囲気を見ると大分大人になったようにも感じます。サトノクラウンが好走するパターンが私はよくわかっていないのですが…日本の3頭の中では本当の時計勝負になったときに少々不安も感じます。 馬券はクロスオブスターズから馬連で流して、配当が良さそうなら単勝も買ってみます。 あと、馬券を売るレースが2個レース。 予想が間に合ってないので、当日の朝ぐらいにアップしますね。 レースの模様は是非!グリーンチャンネルでご覧下さい。
2018年03月30日

こちらではお久しぶりです。 日替わりライターブログでも書いたように、香港に来ています。 12月10日(日)に迫った香港国際競走。先ほどシャティン競馬場で枠番抽選会が終わりました。 シャティン競馬場のパドックを会場に、枠番抽選会(12月7日) もうレースに向けての体勢は整い、あとはレースを待つばかり。 馬券を当てるべく、すでにさまざまな情報を取り寄せて予想を進めておられる方も多いのではないでしょうか。 レースの模様はグリーンチャンネル(BS234ch スカパー!688ch)にてノンスクランブルでご覧頂けます。 是非とも馬券を買ってグリーンチャンネルでレースをご覧下さい。 今回は私が東京のスタジオでブロードキャスターを務めさせていただきます。 このブログで、香港国際競走の予想をお送りします。 私、たぶんこの通り馬券買います。 グリーンチャンネル見ながら、私の顔色で当たったか外れたかを詮索するのはやめて下さい(大笑)。【香港ヴァーズ シャティン4R】◎ ハイランドリール○ タリスマニック▲ トーセンバジル△ キセキ ここはブリーダーズカップ・ターフの再戦。 終いの脚の速さの勝負では分が悪かったハイランドリールがタリスマニックに勝つための作戦は、恐らく思い切った先行策ではないでしょうか。 追い切りに向かうハイランドリール(12月7日) 昨年のブリーダーズカップ・ターフの時には、逃げて後続に脚を使わせるイーブンラップを刻んだ走りが、勝利に結びつきました。タリスマニックの切れ味を見せられているだけに、スローペースにはしないはず。 直線でタリスマニックとの叩き合いになったら、これは見応えのあるレースになるのではないでしょうか。 タリスマニック(12月7日) トーセンバジルはまだこれからの馬。▲にしたのは、鞍上の策に期待してのもの。 トーセンバジル(手前) 僚馬ステファノスと併せ馬 (12月7日) ハイランドリールが躊躇していたら、この馬が前回のような先行策を取ることもある?? キセキ…馬は元気そうに見えます。 キセキ(12月7日) 3歳馬。激戦のあとだけに、どこまでやれるか。 ここは試金石の一戦となるでしょう。 馬券は馬連と3連単のボックスで。【香港スプリント シャティン5R】◎ ラッキーバブルス○ ミスタースタニング▲ レッツゴードンキ△ ザウィザードオブオズ△ アメイジングキッズ 前哨戦のジョッキークラブスプリントは直線終始前がどん詰まりで競馬にならなかったラッキーバブルスは、それを除けば舞台を問わず堅実。勝つかといえば他にも強敵はいますが、連軸という意味では最適ではないでしょうか。今回はジョッキーも春にチェアマンズスプリントを勝ったヒュー・ボウマン。 前々回のプレミアボウルでそのラッキーバブルスを逆転したミスタースタニング。 前哨戦のジョッキークラブスプリントも後方から息の長い強靱な末脚を繰り出して勝利。完全に主役の座に躍り出たこの馬の大一番での走りには注目が集まりそうです。 高松宮記念とスプリンターズSの両方で2着のレッツゴードンキ。 追い切りを終えて引き揚げてくるレッツゴードンキ(12月7日) 香港のこのレースに来れば相手がそれとは全然違いますが…存外レースは上手なタイプのような気がしますし、どんなレースでも最後まで頑張ってくれる馬。馬券に絡んで好配当になるならば、応援含めて買ってみたい一頭です。 あとの△2頭は、前哨戦上位組で一応注意。 ここの馬券は、もう◎から3連単と馬連の流しで行きます。 あとはレッツゴードンキの単複を応援に。 【香港マイル シャティン7R】◎ シーズンズブルーム○ ヘレンパラゴン▲ サトノアラジン△ ランカスターボンバー 元々香港勢が強い路線。それでもサトノアラジンとランカスターボンバーの戦歴は侮れず、2頭ずつピックアップしました。 シーズンズブルームは、昨季の香港3冠路線を戦った馬。3冠馬のラッパードラゴンには歯が立たなかったものの善戦し、今季はオープンクラスのカップ戦勝利から始まって、前走の前哨戦・ジョッキークラブマイルは後方から強烈な末脚で実力馬を粉砕しました。 シーズンズブルーム(12月6日撮影) マジックマン・モレイラが今回最も自信を持っている馬がこの馬とも言われており、実績以上の評価が必要のようです。 ヘレンパラゴンは昨年の2着馬で春のチャンピオンズマイルは3着。こちらも末脚が武器で、前走は差し決着だったとは言え力は見せました。今季3戦目で体制は整ったとみれば、この馬にもチャンスはありそうです。スタートは遅い馬ですが、シーズンズブルームとの道中の位置関係が興味深いところです。 香港の馬では、昨年覇者のビューティオンリーの取り上げ方がポイントでしょうか。今季今ひとつ結果が出ていない上、前走のジョッキークラブマイルもシーズンズブルームには完全に切れ負け。昨年勝った時には勝負どころから反応して長く脚を使って勝っただけに、内容的には今ひとつに見えました。その辺を補う器用さはなさそうなので…。差し馬に新勢力が現れているだけに今回は軽く見ます。 サトノアラジンはこれが引退レース。道悪の天皇賞のあと、仕上げきれなかったマイルCSの反省を今回生かして「渾身の仕上げ」(池江泰寿調教師)で臨む今回は、鞍上にもヒュー・ボウマンを迎えました。 サトノアラジンの追い切りを終えて引き揚げてくるヒュー・ボウマン (12月7日撮影)「ジョッキーが、(この馬に関して)自分とは微妙に違う部分を感じている。ジョッキーの感じたものを尊重して作戦を立てたい。外の枠がいいと思っていたがこの枠(4番)も悪くない。」(池江泰寿調教師) もしかしたら、最後の最後でいままでのサトノアラジンとはまったく異なるレースでの姿を見せてくれるのかも知れません。 わずか1勝と何とも勝ち味に遅いランカスターボンバーの惜しかったレースリストデューハーストSBCジュベナイルターフセントジェームズパレスSウッドバインマイルBCマイル G1で2着が5回!! ランカスターボンバー(12月7日撮影) この戦歴の馬が香港にやって来て、地元香港の馬を向こうに回してどんな勝負が出来るのか、とても興味深いところです。 馬券は3連単と馬連の4頭ボックスで。 【香港カップ シャティン8R】◎ ワーザー○ ネオリアリズム▲ スマートレイアー△ ステファノス△ タイムワープ△ ポエッツワード 春のQE2以来の対戦となるワーザーとネオリアリズム。ワーザーが雪辱を果たすとみます。 その春のQE2を振り返れば、横綱相撲で勝利を目指したワーザーに対して、出遅れたネオリアリズムは出遅れて後方から、まさに文字通り「隙を見て」のまくり。ワーザーとヒュー・ボウマンとしてみれば油断とまでは言わないまでも、最後は捕まえられるとみての「大人の対応」が結果的に命取りになった敗戦でした。 今季はワーザーの背にはオーストラリアのトミー・ベリー この2017/18シーズンから香港に移り住んで香港でフルタイム騎乗。名門ジョン・ムーア厩舎の契約ジョッキーとして働き、今回の国際競走でも4戦全てに騎乗。その最後となるワーザーで存在感をアピールするはずです。 ネオリアリズムは、ジョー・モレイラが2度目の騎乗。難しいとされるこの馬を手の内にいれていれば、昨年のような奇襲ではなく力勝負でワーザーと戦うことになるはず。その時、勝負の行方は果たして…?? ジョー・モレイラを背にネオリアリズム(12月7日) スマートレイアーにチャンスはありませんかねぇ。 武豊を背に、スマートレイアー(12月7日) 前走は、せっかく持っている速い脚を生かすチャンスを逸したまま流れ込んだだけの6着。終いの切れはむしろネオリアリズムよりもあるはずの馬だけに、どんぴしゃりのタイミングで直線勝負を仕掛ければ、チャンスもあるのではないでしょうか。 あとは先行の利を生かすことが出来たときにタイムワープの残り目と、近歴に敬意を払ってポエッツワード。 ポエッツワード(12月7日) ステファノスも、悲願のG1タイトルに向けて頑張って欲しいです。 ステファノス(12月7日) 馬券は3連単で◎→○▲→○▲△△△の8点 あとは◎と▲2頭軸の3連複で。 では12月10日日曜日、グリーンチャンネルの香港国際競走中継でお目にかかりましょう!
2017年12月07日

久しぶりの更新…つまり、久しぶりの海外競馬の馬券発売。 今年もまた、凱旋門賞の季節がやってまいりました。 この凱旋門賞で、日本での海外競馬の馬券発売も一巡。 もう何か当たり前のように馬券が売られ、情報があちらこちらで流れていますね。 いいことです。 そのおかげで、こうして世界最高峰のレースを見ることが出来るのですから。 ◎ サトノダイヤモンド○ エネイブル▲ ウィンター△ クロスオブスターズ△ ザラック△ ユリシーズ エネイブルを見るレース、と思えば、もう馬券に手を出すことは難しくなるから… ここまでのレースを見ると、展開とか馬の脚質とか云々ではなく、馬の能力自体で勝ってきてしまっている印象があるエネイブル。この馬がきちんと能力を出してしまえば、誰もついて来られないだろうと思うから、今回も予想の上では誰もがこの馬と思うわけですよね。 キチンと走ったら、ここも圧勝でしょう。 その時は、立ち上がって手を叩いて彼女のゴールシーンを楽しむことにしましょう。 でも…きちんと走るかどうかはわからないのが、競馬という勝負。 そういうこともないわけじゃないから、賭事としても成り立つのが、競馬。 エネイブルがいない出馬表をイメージしたら、サトノダイヤモンドでもおかしくないんじゃあありませんか? 昨年の有馬記念の時のサトノダイヤモンド 今回は、いわゆる「ライン戦」をする日本馬の馬券が売られる、日本での最初のケースになる。 そこがポイントだと、私は思っています。 そう、サトノノブレス。 昨年の有馬記念を、よく思い出しましょう。 彼の素晴らしい脇役振りを!! 昨年の有馬記念のときのサトノノブレス 当時乗っていたのはヴァンサン・シュミノー 今回の凱旋門賞でも、サトノノブレスと川田ジョッキーのプレーにとても期待しています。 恐らく、「チームとして勝つ」ためのサトノノブレスの役割とプレーについて、陣営ではものすごく考え、そして綿密な意識の統一を図っているはずです。 それが、具体的にどんなプレーなのかはわかりませんが…本番レースを見ればきっとそれとわかるプレーをしてくれるのではないかと、私は信じています。 前哨戦では、役割がハッキリしないレース振りでした。 もしかしたら、サトノノブレスにとっても「前哨戦」だったのかも知れません。 ならば今回は、その役割に一層期待しないわけにはいきません。 日本の競馬では、ライン戦は建前上存在しません。 しかし今回は、2頭で挑む凱旋門賞。 ついに「そのシーン」が見られるのかどうか。 楽しみです。 レースのあと、このイメージのシーンが見られることを期待して 普段の私、こういうケースで日本の馬に意味のない肩入れをすることはありません。こう見えても一応ブロードキャスターですから。 しかし今回は、本気でチャンスがあるような気がしています。 ほかの馬にも印をつけましたが…私が買うのは、サトノダイヤモンドの単勝です。 思いの外配当がつかなくても関係ありません。勝つと思って馬券を買って、応援します。
2017年09月30日
いよいよ、日本時間の明日早朝に行われる、ベルモントS アメリカ合衆国には行ったことがないので、競馬の質とか、勿論雰囲気とか、掴みきれないところが多いのですが… そうは言っても、日本でも馬券が売られる以上頑張って予想して、馬券を当てなければなりますまい。 日本で得られる情報を総動員して馬券に挑みます!◎ 2 タップリット○ 3 ジェイズボーイエコー▲ 12 パッチ注 8 シニアインベストメント△ 7 アイリッシュウォークライ△ 3 ゴームリー△ 9 ミーンタイム アメリカらしい行きっぱなしの競馬で馬の走行能力を問われたケンタッキーダービーやプリークネスSとは異なる競馬になると勝手に想定してみました。根拠はありません(苦笑)。 各馬の過去の主なレースを一通り全て見て、・ある程度はタメが効かせられる馬・騎手が動かしていっての反応がいい馬 この条件で選んだ結果で予想の順番付をしました。 各馬のレース成績の検索や、主なレースの映像の閲覧には、ホースレーシングネイションというHPが大変便利です。広告が多くて重たいのが難点なのですが、その辺は慣れましょう(笑)。 ◎タップリットは3走前のタンパベイダービーの走り振りに注目、勝負どころで仕掛けていったらしっかり反応してまくり上がり、その勢いのまま前を全て飲み込んだ脚には迫力がありました。勿論相手関係は問題になるのかも知れませんが、一連のレー素振りで一番目を惹いたのはこの馬の走りでした。 ○ジェイズボーイエコーの3走前のゴーサムSも同様。実際にプリークネスSの勝ち馬クラウドコンピューティングを破っているのですから、内容についてもそれなりの評価が必要でしょう。 ▲パッチが穴候補。キャリアの浅さを伸びしろと解釈し、2走前ルイジアナダービーからの上昇度合いで上位を脅かす存在と期待します。 あとは…アイリッシュウォークライには一応敬意を表しますが、レースを見る限りは今回の選択条件とは真反対の馬。行った馬の我慢比べみたいなレースならこの馬の台頭かと。ならばシニアインベストメントの末脚が魅力。ただこの馬エンジンのかかりはちょっと遅いタイプに見えますね。あとは連絡み候補でミーンタイム。ある程度売れそうなゴームリーはサンタアニタダービーの評価なんでしょうが…そのレースは前々で踏ん張った同馬主の3着馬の頑張りに助けられた感じが否めません。 ケンタッキーダービーとプリークネスSを両方使ってここというルッキンアットリーは一応「定石」に則って消し。遠征で多少なりとも順調さを欠いたエピカリスも、人気が割に合わないと考えて今回は買いません。勝ったら勝ったで、それは嬉しいことなので良いでしょう。 馬券は◎から3連単と馬連で流して、あと○▲注が1着で◎が2着または3着の馬券を押さえます。 狙ってる馬的に当たれば儲かるでしょうか…? 夜のうちに馬券は仕込んで、あとはレースを心待ちにしましょう。 あ、寝坊は厳禁で(笑)。 グリーンチャンネルの中継放送の開始は朝7時です。
2017年06月10日

世界の競馬シーンはまた楽しみなレースを迎えています。 舞台は、香港! 明日30日(日)、香港シャティン競馬場で行われるクイーンエリザベス2世カップ。 芝2000mの舞台に日本からネオリアリズムの参戦を見て、馬券も国内で発売されることになっています。 皆さん、中間も様々な情報を修習し、レースに向けて準備されているのではないでしょうか。 今回は、各馬の調教での姿も照会しながら、このレースを予想していきます。 シャティン競馬場の早朝。地下の馬道を通って調教に向かう馬たち 木曜日が日曜日に向けての追い切りの日らしく、この日はトラックで多くの馬が強めの調教 日本の馬たちの調教と同様、レースの直前には強い負荷をかけられるのが香港の競馬 それでは、香港・クイーンエリザベス2世カップの予想です。◎ ワーザー○ ディクトン▲ ネオリアリズム△ ブレイジングスピード△ デザインズオンローム穴 パキスタンスター ワーザー。押しも押されもせぬ香港のこの路線のチャンピオン。 昨年、香港ダービーの後クイーンエリザベス2世カップも勝って、その地位を確保。 今年は連覇を狙っての参戦です。 昨年末の香港カップには間に合いませんでしたが、年が明けて2月の香港ゴールドCではブレイジングスピード以下に快勝。その力を見せました。 香港の中では、やはりこの馬が1枚2枚上ではないでしょうか。 なので、この馬に海外の他の馬たちが勝てるかどうか、という予想にしました。 そこで、フランス調教馬のディクトン。 木曜の追い切り。意欲的な調教でした。 オールウェザーでじっくり乗られた後、更に芝コースを一周して、最後に強め。 昨年のフランスダービー3着。直線で横に馬がずらっと広がる大混戦の中、その着を確保した力は注目してもいいのではないでしょうか。 何よりいいのは、人気がなさそう(笑) 調教を見ていると、まだ仕草が子どもっぽくて可愛い馬なんですが、その分力を発揮すれば面白いところがあると見ます。 ネオリアリズムは、帯同の皆さん方が細心の注意を払って肉体的・精神的コンディションの維持に努めている様子が伝わりました。 ネオリアリズム 木曜日の追い切り 引き揚げてくるところ。ジョー・モレイラが追い切りにも騎乗しました 昨年暮れは香港マイルに挑んで大敗。 その時の写真を引っ張り出してくると、体を丸めて気持ちが入っている写真が多かったんですよね…。 今年はその面で言えば、いい落ち着きを少なくとも追いきりの日の時点では保てているのではないでしょうか。 世界的には結構注目されていて、ブックメーカーのオッズは水曜日段階で1番人気。 札幌記念でモーリスを破ったとか、マジックマン・ジョーが騎乗するとか、目を引く要素が多いということでしょう。 現地では、この馬がどんな作戦をとるのかに関心が集まっていますが…それは戦前に陣営から語られることはないと思います。 はてさて…オッズともご相談で、買うべきか否か…… 最後に、パキスタンスター 常に離れた最後方から怒涛の追い込みを決めるレーススタイルは、香港の競馬ファンの大人気の的。初めて条件戦を勝った時に、すでにパキスタンスターのグッズが作られるほど、競馬ファンの心を掴んでいる馬だそうです。 追い切りはオールウェザーで パキスタンスター 少頭数でスローが見え見えのレースは、果たしてこの馬に向くのかどうか…。 いくら脚は持っていても、他の馬も速い上がりの脚を使えば届かない、とも言えますし スローでそれほど置かれず、前が射程圏距離にあれば直線で届く、という見方も出来ますよね。 いずれにしても、一発で情勢を全てひっくり返す魅力があるのがこの馬。 この馬をどう買うのかというのは、馬券検討の上では考えどころかも知れません。 私の馬券は、◎ワーザー1着の3連単流し。 ワーザーが完全に「行方不明」という結果はさすがにないと見て、1着に○▲穴、2着と3着にワーザーという逆転目の馬券も買ってみたいと思います。 あとはお値段見ながら、配分ですね。 巷では、春の天皇賞の話題で持ちきりですが、天皇賞の後は香港・クイーンエリザベス2世カップ。 観戦だけでなく、馬券の方も頑張って行きましょう!
2017年04月29日

このブログではお久しぶりでございます。 今年もまた、世界の競馬が盛り上がる季節がやってまいりました。 最初の舞台は例年同様ドバイ 資料画像 メイダン競馬場 いよいよ今日はドバイワールドカップデイ! 今年は例年とは異なり、馬券が買える特別な夜!! やりましょう 当てましょう! ということで、馬券発売対象3個レースの予想をお送りします。 なお、今回皆さんの予想に役立てていただきたいのが、アメリカのウェブサイト・ホースレーシングネイション レースごとに出走馬を検索できますし、馬データからは過去レースを全て見ることが出来ます。 あちらこちらかいつまんで調べる手間が省けるという意味では、とても便利だと思います。 今後も引き続き、海外競馬の馬券に挑戦するための調べ物に使えるサイトのひとつとして、お勧めしておきます。[ドバイターフ]◎ 1 リブチェスター○ 2 ザラック▲ 6 ムタケイエフ△ 4 デコレーテッドナイト△ 5 オパールティアラ△ 7 モンディアリスト△ 8 ベリースペシャル△12 ドーヴィル 昨年覇者・リアルスティールが出ていれば1番人気になっていたであろう組み合わせ。その回避でにわかに混戦模様となったみたいです。 ◎リブチェスターは勝った2走前のジャックルマロワ賞よりも負けた前走のクイーンエリザベス2世ステークスを評価。一旦マインディングに前に出られてからの巻き返し方が半端なく、あの強靱な末の決め手で勝利をもぎ取ると見ます。 前走メイダンで楽勝の○ザラック、ポストポンドがよれてきて邪魔になった2走前のインターナショナルSの走りが秀逸の▲ムタケイエフが逆転候補。あと△の馬たちは全て結果が出たときの走りに魅力があります。なぜか外に3頭並んだクールモア勢も一応ムーアが乗るドーヴィルは押さえておきましょう。 このメンバーでヴィブロスにまで出番があるかどうか…。 買い方は3連単で、◎からの流しと、○▲の2頭だけは裏を返しておきます。54点は多いな…。[ドバイシーマクラシック]◎ 6 セブンスヘブン○ 3 ハイランドリール▲ 7 ポストポンド△ 2 ジャックホブス△ 4 サウンズオブアース ドルニヤにジェンティルドンナ、ダーレミと、牝馬が結構活躍しているこのレース。今回は◎セブンスヘブンに期待します。前走のBCフィリー&メアターフは終い詰め切れませんでしたが、勝負どころで前が詰まったのかガクッと交代する不利を巻き返せなかったもの。今回は少頭数ですし、すんなり追走して終いに一気!の勝利に期待します。 クールモアでムーアが選んだのは○ハイランドリールですが、彼が勝ったBCターフは、ムーアが乗っていたファウンドを破ってのものですから。 ▲ポストポンドの前走シティオブゴールドは、前をさばいてギリギリまで前を追い込んだあたりに力は感じました。でも…勝てなかったよね、やっぱり。昨年の勢いには及ばないとみて、人気になるだろう子とも含めてヒモに回します。 △サウンズオブアースは、何か思いきったことをしてみて欲しいなぁ。 馬券は◎からの3連単と馬連の流し。安めが来たらごめんなさい、ですね。[ドバイワールドカップ]◎ 9 アロゲート△ 4 ラニ△14 ムブタヒージ これまで◎アロゲートに10何馬身も離されて酷くやられてきた馬たちは、今回どんな競馬をするんでしょうかねぇ…。競走馬の沽券にかけてアロゲートを倒しに行く、とかいう意地を見せるなら、みーんないなくなっちゃうんじゃないかな、っていう予想です。ヒモ候補で売れそうな馬はみんな見送り。 △ラニは、勝負と関係ないですものね、レース振りが。とにかく馬を促して促して、どれだけ頑張れるかの走りは、アロゲート圧勝シーンのヒモにはピッタリじゃないでしょうか。前回は動かせなかったムーアも、今回は動かしてくれるのではないかと期待します。 もう一頭の△ムブタヒージは一昨年のUAEダービーを勝ち、昨年はカリフォルニアクロームの2着。昨年のアメリカでの戦いは勝ちきれませんでしたが、実績のあるこのコースならばの期待をします。 他の日本の馬たちでは、ドバイのダートは走りきるのはなかなか難しいのではないかと…。 馬券は◎から2頭への3連単2点、馬連2点。 では、皆さまとはグリーンチャンネルの「ドバイワールドカップデー中継」でお目にかかりましょう!
2017年03月25日

世界を巡るトップホース立ちの戦い いよいよ2016年の掉尾を飾る、戦いの舞台は勿論こちら! 香港!! 本邦初公開?! シャティン競馬場の「ゴール板の裏側」 お客さんからは見えないはずの裏側にも、ちゃんとデコレーションが施してある。 裏側も目に入る取材陣への配慮だとしたら、さすが香港ジョッキークラブ。 今年もやって参りました。 12月11日(日) 香港・シャティン競馬場で行われる 香港国際競走 今年から始まった海外レースの馬券発売も、年の最後を飾るのは何と! 1日に4個レース発売!! 4つ中2つは日本のレースと時刻もまるかぶり。 レース番号とか発走時刻にくれぐれもご注意下さいね。 では、4つのレースをドーンと予想しちゃいましょう!!【シャティン4R 香港ヴァーズ 芝2400m】◎ ヌーヴォレコルト○ サトノクラウン▲ スマートレイアー注 フレイムヒーロー△ ハイランドリール△ イースタンエクスプレス 昨年覇者で今年タイトル2つと実績断然上位のハイランドリールは、△どまり。 逃げた方が成績がいいビッグオレンジが彼よりも内側の枠に入ったこと、例えばファウンドとの2トップで臨めた一連のレースとは異なり孤軍奮闘となりノーマークにはなりづらいことなど、今回は厳しい条件もそれなりに揃っていると見ます。 何より、昨年と違うのは日本から3頭もここを目指して出てきているということ。 日本の馬が、芝の2400m路線でそうそう後れをとるわけにはいきません。 凱旋門賞とは違い、舞台は日本の馬も実績を出してきている香港。日本の馬を主力に取るべきでしょう。 その中で、白羽の矢を立てるのはヌーヴォレコルト。 ブリーダーズカップは全く走らず大敗しましたが、その後のサラトガでの滞在と「最後併せ馬のいい調教代わりになった」(斎藤誠調教師談)前走が馬にとってむしろいいリフレッシュの場になり、かなりいい状態での香港入り。調教でも、鞍上が抑えるのに苦労するほどの気合い乗りと状態の良さを披露していました。 その後の凡走ですっかり忘れられていますが、この馬昨年の香港C惜しい2着だよ… 15日木曜日のヌーヴォレコルト 追い切り前の馬場入場時の姿 あとは、復活を期する「世界の岩田」に全てを託します。 馬券的には、印のついた馬への3連単1着と馬連の流し。 ハイランドリールを買わないのなら、あとは実績的にそこまでではないヨーロッパの馬よりも、日本の馬たちを買うべきではないかと。スマートレイアーがこの距離に出てくるというのは少々驚きですが、どんな走りをするのかの期待感も含め注目。 穴で狙うのが香港の2頭で、とりわけフレイムヒーローは全体的に見れば格下ですが、前走香港ジョッキークラブカップの内容を評価します。元々が香港でのレースでも人気薄での激走馬で、今回もう一丁にがあれば好配当を連れてきてくれるかなと。【シャティン5R 香港スプリント 芝1200m】◎ テイクダウン○ レッドファルクス▲ ビッグアーサー△ 馬番1番~5番の香港の馬全部 要するに、穴でテイクダウンを狙います。 ピントがちょっと合ってないけど… 7日水曜日の芝コースでのテイクダウン 馬体重にして600kg以上の巨漢馬。しかしゲートを出てからの反応は素軽く、オーストラリアでは楽々と先行してゴール前の末脚勝負、並んでの根性比べに持ち込んでの強さを発揮します。力の比較が問題ですが…走り振りには魅力十分。 春の香港・チェアマンズスプリントを勝ったシャトークアもオーストラリアの馬で、これに比べると実績は少ないのですが、そこは若さでアタック!4歳馬。巨漢馬の鋭い走りがシャティンの観衆だけでなく日本の競馬ファンをも驚かせることを期待します。 抜け目が来るのがいやなので、来そうな馬を一通り買います。 今の香港のスプリント路線は、展開次第で場外変わる力拮抗の状態ではないでしょうか。 外枠になったビッグアーサーが前々で運べばペースはそれなりに流れると思うので、有利なのは差しではないかとは思うのですが…一応先行馬も入れておきます。【シャティン7R 香港マイル 芝1600m】◎ ネオリアリズム○ エイブルフレンド▲ ジョイフルトリニティ△ サンジュエリー△ ビューティーオンリー△ ロゴタイプ ここは、サトノアラジンを買いません。 前走は不利があったとはいえ、1600mの本番で期待されながら2度とも結果を出せなかったのは、やはりディープインパクト産駒なのに大型に出ているこの馬の「ウィークポイント」が現れているものなのではないでしょうか。1400mの前哨戦であれだけ強烈に来るのに、1600mでは少々不細工な競馬になってしまうのが、不満ですよね…差して3着ぐらいはあるかも知れませんが。 ネオリアリズムは香港では「モーリスに勝った馬」としても紹介されていますが、その2000mの逃げよりも、前を追い掛けていって勝ち馬との一騎打ちに持ち込んだ前走マイルCSの走りを、鞍上のプレー振りとともに評価します。ああいう競馬、日本のジョッキーはメンタリティの部分も含めてなかなか出来ないですよね…。 9日金曜日のネオリアリズム 香港の雄・エイブルフレンドは故障のため1年近く休んで、ここが叩き2戦目。復帰戦に選んだジョッキークラブスプリントはちょろちょろと伸びてくるだけの感じで正直ひと息のレース振りでしたが、この距離を使ってきたこと自体が「まさに一叩き」と考えれば、モーリスのいない今回軽視するわけにも生きません。状態面が全てでしょうが、そこは結局予見できないので、馬の見せてきたパフォーマンスを重視します。 あとは、香港の馬では若手に期待してジョイフルトリニティ。前走最後方から外を回して一気のレース振りは、ハマったときの魅力としては十分。勿論香港2冠馬のサンジュエリーも前走それなりの競馬はしていましたので、それなりに重視します。 ロゴタイプは、今回が「走る」日ならいいのですが…気分次第、というところもありそうですから。 まさかのジョイフルトリニティの逆転1着の3連単は、おもしろ半分で抑えてみます(笑)。【シャティン8R 香港カップ 芝2000m】 エイシンヒカリが1番枠を引いたとき、日本のファンの皆さんはキタサンブラックを思い浮かべたでしょうか…。 そんなに、うまくいくか??◎ ステファノス○ ブレイジングスピード▲ ラブリーデイ△ モーリス△ シークレットウェポン△ クイーンズリング△ デザインズオンローム 要するに差し馬。エイシンヒカリのペース駆けを誰が阻止するか、ですが…モーリスが早めに勝負に行けば、ほかの馬にもつけいる隙があると見ます。 で、今度こそ、ステファノスで! 8日木曜日のステファノス 勝ち味に遅いのは事実ですが…この鞍上に変わって、レース振りがらり一変もあるかもという期待感。 あとは、モーリス以外は有力差し馬の中で先行集団から近い順にセットしてみました。 ヒモの頭数が多いので、メリハリまでつけるかどうか…。 ま、エイシンヒカリが走ってしまったら、何もないんですが、この予想では(苦笑)。 さあ、明日の香港国際競走も、馬券を買って存分に楽しみましょう! グリーンチャンネルは無料放送。スカパー!688chか、BS234chでお楽しみ下さい。 BSなら一般の受像器でも見られますよ!
2016年12月10日
すでに今日未明から始まっている、ブリーダーズカップ。日本で馬券が発売されるのは、ヌーヴォレコルトが出走するフィリーアンドメアターフだけとは、もったいない…。せめてターフとクラシックは世界的な注目度合いも含めて、馬券を売ればいいのに…。グリーンチャンネルでも放映されるわけですしね。 ということで、このブログではターフとクラシックも含めての予想を立ててみました。馬券は勿論この通り買います! 【ブリーダーズCフィリーアンドメアターフ】◎ キットキャット○ ヌーヴォレコルト▲ アベンジ△1レディイーライ△2セブンスヘブン△3ライアンズチャーム 大穴狙いで、チリのチャンピオン牝馬である◎に期待。馬場の違いはあるにせよ、チリでも、そして前回サンタアニタでも時計のめちゃ速い決着にしっかり対応して結果を残しているこの馬が、まさかのビッグタイトルを奪えば、配当的にも面白いものになるのではないでしょうか。前回は2着ですが、速いピッチで逃げる勝ち馬にダラダラと脚を使わされた印象で、少し間隔を開けての前哨戦と見れば最後差を詰めていた内容は悪くありません。 ○は実績においては上位と言える一頭。長らく結果が出ていない点と前走に特に目立った見どころがなかったことが気になりますが、早期にこのレースに照準を合わせて準備してきた陣営の心意気を買います。 アメリカ勢ではむしろ持ち時計のある▲を上位に。力の比較はよくわからない面もありますが、これも時計通り走れば勿論勝ち負けでしょう。 あとは人気になっている△1と2。△2のヨークシャーオークスでの末脚は目立ちましたが、サンタアニタの時計の出る馬場であのようなレースが出来るかどうかは未知数と言えるでしょう。 大穴で狙う△3は、大外一気の前走をみれば展開がハマった時のまさかのために押さえておきます。○がだめだったけど、島川さんの馬だったよね、みたいな話になったときのために(笑)。 馬券は3連単フォーメーションで◎○▲が1着で、印各馬が2,3着の組み合わせ。 あとはせっかく穴馬狙うんですから、◎からの馬連を勝って高め超好配当を期待します。 【ブリーダーズカップ ターフ】◎ フリントシャー○ ファウンド▲ ユリシーズ△ マネーマルチプライヤー アメリカに移籍後も順調に活躍を続けてきた◎。このタイトルを取らずしてどうする!?というレースで、順当に勝利を掴むと見ます。4頭立てで超スローの中エクトに逃げ切りを許した前回はここへ向けてのステップと見れば、今度は混戦の中キッチリ抜け出してくれるのではないでしょうか。 ○は凱旋門賞で勝ったあと、前回の英チャンピオンSでまたも「指定席」の2着。本レースは昨年勝ってむしろ験のいいレースとは言えますが…ま、◎との一騎打ちでどちらが勝つか、という予想にしておきます。 ▲と△は、上位どちらかが走らなかった場合の穴。キャリアが浅くてまだ伸びしろもありそうなうえ、鞍上が何をしでかすかわからない(笑)ひととあれば、一応馬券的には入れておくべきではないかと。△も成績的には連下の穴として一考。 【ブリーダーズカップ クラシック】◎ カリフォルニアクローム○ メラトニン▲ キーンアイス△1アロゲート△2ホッパーチュニティー 世界の王者・カリフォルニアクロームを見るレースではないかと。馬券買うなら、相手で遊びます。 ○は、今年サンタアニタのG1を2勝。コース適性の差だけで◎以外の馬たちには一歩優勢と見て、この馬の頑張りに期待します。 ▲の馬名は、私と縁のあるカーリングが由来(ストーンが滑る速いアイスのこと)。売れているのは今年の「真夏のダービー」トラヴァーズSを勝った△1ですが、昨年の同レースを勝ったこちらも侮れないのではないでしょうか。 あとは、ドバイワールドカップで見せ場こそなかったものの3着と着は拾った△まで。 さあ、今夜のうちに馬券だけ仕込んで、明日の朝を楽しみにしましょうか!!
2016年11月05日

まさか、メルボルンカップを日本に居ながらにして、馬券を買って楽しむことが出来る時代がこんなに早く来るとは…夢のようです、ほんとうに。 資料画像 メルボルンカップ当日のフレミントン競馬場 早い時刻から立錐の余地もないほど、多くのお客様方が訪れます ハロウィンなんか目じゃないぐらい、競馬場の「地べた」の方では様々な「ファッション」のひとびとがお祭りの日を楽しんでいます。 何なんだよ…このコスプレ(笑) 日本で楽しめるようになったと言っても、メルボルンカップは是非とも現地でその雰囲気に触れたい競馬イベントのひとつ。私も、いまからでも行きたいぐらいです。 それが叶わない分、キッチリ予想をして馬券を当てて、メルボルンカップが楽しめる素晴らしい時代そのものを謳歌しましょう。 今回、凱旋門賞の時と違って、馬の情報がよくわからなくて…という方も多いのではないかと思います。しかし!馬券を当てるために知るべき事、調べるべき事は全く同じ。オーストラリアの競馬は、最近では情報面でもネットで一通り調べることが出来ますし、レース映像もニューサウスウェールズ州とヴィクトリア州の主要レース(すなわち、オーストラリアの主要レース)に関してはキッチリ見ることも出来ます。調べ物の「コツ」さえ掴めば、むしろ馬券的にも面白いところを拾うことが出来るかも知れません。◎ エクソスフェリック○ アルマンダン▲ カレンミロティック△ アワアヴァンホウ△ ウィックローブレーブ△ フーショットザバーマン△ サージョンホークウッド ◎エクソスフェリックは、イギリスではアブドゥラ殿下の馬としてサー・マイケル・スタウトの下で走っていた馬。オーストラリアに移籍して初のレースとなったコーフィールドCは、やや後ろの位置取りから最後は脚を使っての好走でした。見た目以上に前の馬に有利に働いたコーフィールドCを差して好走のの内容を評価しつつ、オーストラリアでの2戦目での上積みにも期待。今回は早めに仕掛ける先行馬が多いのもこの馬には好材料と見ました。メルボルンC3勝と勝ち方を知っているダミアン・オリヴァーが騎乗。 ○アルマンダンは、前回フレミントンのG2バートカミングスで鮮やかな差し切り。内々をうまく立ち回ってレースのうまさと末の確かさを示しました。デビュー直後1年、その後2年の長い休みもあって、まだわずかキャリア11戦。連勝の勢いはここに来ての充実の証とも見ます。こちらも騎手が優勝経験者のケリン・マカヴォイ。 ▲カレンミロティックは、枠が外目になった上に、今回多いタイプの「渋太さ勝負の先行馬」。期待感も込めてこの印にしましたが、騎手トミー・ベリーがどのように操ってくれるかが鍵を握るのではないでしょうか。ここ10年、カップ初優勝のジョッキーが生まれていますが、このトミー・ベリーあたりは優勝する資格は十分と言えるでしょう。 △アワアイヴァンホウは◎と同厩舎同馬主。コーフィールドCはその僚馬の後ろでいわゆる「踏み遅れ」の形で届かず。昨年のカップは10着と敗れましたが、レース振りからは差しの展開になっての一発ならありそうな感じ。ドイツでバーデン大賞などのビッグレースを制してきた底力に期待。 △ウィックローブレーブは、昨年マックスダイナマイトでカップ2着の調教師と騎手のコンビ。前回あっと言わせる逃げ切りだった愛セントレジャーの評価は正直微妙でも、フランキーですから…(笑)。この人がカップを勝つところも見てみたい!ちなみにこの馬、過去の戦歴を見ると、4~5歳時に5連勝。昨年6歳時が3連勝と、勝つときは固め勝ちする馬。前回の勝利で「モード」に入ったという見方もあるかも知れません。 △フーショットザバーマンは、泣く子も黙るクリス・ウォーラー厩舎にヒュー・ボウマンのコンビ。とりあえず入れておかなきゃいかんでしょう。今季1着はありませんが、今年のシドニーカップでも活躍するなど、やはりこの距離ならの期待。前回のムーニーヴァレーゴールドCは前々で運んで一旦先頭と、いままでとは異なる新味を見せたような気がします。 △サージョンホークウッドはコーフィールドC10着。このレースはカップの前哨戦としては好成績を取らなくてもいいので、心配には及びません。その前のザメトロポリタン(ランドウィック2400m)は好位から抜け出していい勝ち方でした。 買わない主な馬の理由は、以下の通り。 もっともらしくまとめてみましたが、実際のところは走られたら仕方ない馬ではあるのかも知れません。 ビッグオレンジ 昨年と同じ臨戦過程で、昨年より1.5kg増量(5着) 計算上は買う理由なし。 ボンダイビーチ 英セントレジャー2着から挑んだ昨年の方が状況は良かったのでは?(16着) 今年はハンデも3.5kg重くなった。 ハートネル コックスプレートでウィンクスを破るのが最大目標だったんですよね…きっと あれだけ走って、更に今回!という期待が成り立つのかどうか。 そのそもこの条件が合うかどうかもわからない馬なので ジャメカ 好成績続きで調子もいいのでしょうが… 勝ったコーフィールドCはジョッキーがゴールする前から立ち上がってガッツポーズ。 あれほど喜んでいたところを見ると、前回勝ててもうお腹いっぱいでは?(笑) キウイ 前哨戦として名前は挙がるジーロングC。 しかし、実績を素直に考えるとやはりローカル重賞の域を出ないのではないかと。 逃げたかった勝ち方も、迫力は感じませんでした。 この馬よりは、ハンデ分考えてもカレンミロティックの方が強いのでは? さあ、どんなレースになりますか。3分あまりの興奮を楽しみましょう。 グリーンチャンネルの中継放送は11月1日(火)の12時開始。13時のレーススタートまでの間、レースの予想コーナーなどの情報も盛りだくさん。そんな情報も検討に役立てて頂きながら、馬券的中を目指して頂ければと思います。
2016年10月31日
いよいよ、その時が近づいてきました。 海外競馬の馬券発売。最初のチャレンジは、凱旋門賞。 皆さん、この中間の情報収集は十分に出来ましたか? 海外競馬への私たちのチャレンジは、まだここから始まるところ。とは言え、物事最初が肝心ですから…まず馬券を当てて、海外競馬の「勝ちグセ」をつけましょう。 レースは夜遅くですから、当てることが出来れば寝付きもいいはずです(笑)。 ※ 以下、当日朝に全面的に書き変えました。ひらめいた!?(笑) [凱旋門賞の予想]◎ ハイランドリール◎ ファウンド○ ポストポンド▲ ハーザンド△ マカヒキ△ ニューベイ△ ファウンド△ハイランドリール 前回の愛チャンピオンS、頑張ったのは△ハイランドリールで、よく考えたら僚馬の脚は引き出したのかなと。それで僚馬も勝ちきれなかったのは…とも思われますが今回はあらゆる意味で布陣も万全な◎ファウンドが今度こそチャンスとみて買います。ならハイランドリールはいらないだろう、という話になりますが…そこは先行馬なので一応。 ○ポストポンドの説明はもういらないと思いますが、馬券的にはこの馬が負けるパターンを考えるべき。流れを追い掛けてバテるような競馬をすることはないと思いますが、追いつくタイミングを逸することはあるかもと思えば、この馬が2着以下の馬券もありかなと。 前走ですっかり株を下げた▲ハーザンドは、結局出てきた以上狙いは立つと見て、ちょっと良くなりそうな配当妙味も含めての逆転候補。過去レースからは、この馬は最後の瞬発力も持ってるように見えます。 △マカヒキは、わたしとしては、一応入れておきますかというぐらい。前哨戦のレースは、着差は僅かでもいいけれど、何かパンチのようなものが感じられなかった点が見る側としては不満でした。 レフトハンドって、ラクレソニエールが出てたらみんなそこまで買わなかったでしょ?いなくなったから「ディアヌ賞で0秒1差」みたいな話になりましたけど 内容的にはねじ伏せられた形で差は感じた一戦。前走のレース振りにどこまで成長を見込むかで、評価が分かれる馬だと思います。 馬券は、◎からの馬連と3連単(1着) あとは、◎○の2頭軸で3連複。 (3連複はたぶんつかないのでやめます) 縦目の馬連で○▲は配当次第で押さえ。 私、本当にこの通り買います。 グリーンチャンネルでは、凱旋門賞の中継(22時30分から)に先立ち、1時間のレース予想展望番組を放送します。その名も『2016凱旋門賞直前展望スペシャル』 (21時30分から22時30分) 不肖、私、司会進行を務めさせていただきます。 皆さんと一緒に予想も楽しんでしまおうと思っております。 明日は、初体験の夜(笑)。 レースが終わって、馬券的中で乾杯!といければいいですね。
2016年10月02日
いよいよ凱旋門賞まであと3週間。日本で海外のレースの馬券が発売され、それに私たちがチャレンジする日も同じように近づいてきました。 日本時間の4日日曜日の夜、フランス・シャンティィ競馬場で行われるのは、その凱旋門賞の前哨戦と目されるレース…ばかりでなく、秋のヨーロッパ戦線を盛り上げるであろう馬たちの競演になります。マカヒキが出るニエル賞だけでなく、他の注目レースの内容と結果もきちんとチェックしておきましょう。 このブログでは、引き続き海外で行われる主要なレースの事前予想を(懲りずに)お届けしていくつもりです。 では、その4日日曜日のシャンティィ競馬場の主要レースを順番に。 [ニエル賞] ◎ マカヒキ○ ミッドターム 正直、負けちゃいかんでしょう…マカヒキ。 実績的には断然ですから。 唯一、2連勝のあと英国ダービーの前哨戦となるダンテSで5着と敗れて休養に入ったミッドタームの、まだヴェールに包まれた部分があるのかどうかには注意しておきたいと思います。 [ヴェルメイユ賞] ◎ ハイランズクイーン○ レフトハンド▲ エンドレスタイム△ カンダリヤ ここは古馬の実績よりも3歳馬の伸びしろを評価。とりわけ、春にディアヌ賞(フランス版オークス)で若さ丸出しのレース振りで他馬をを落馬させて失格になった◎は、前走ドーヴィルの古馬混合G2ポモヌ賞を勝利。最終コーナー大外に振られながら力強く伸びた勝ち振りは、当時の相手関係はともかくちゃんと走ればもっとやれるというポテンシャルを感じさせました。一発ここならば期待感から注目。 ○はディアヌ賞2着から当然の評価。前走ドーヴィルでは3歳馬限定G3勝利で、今回古馬混合でもやれるかどうかが注目ポイント。古馬では14ハロン15ハロンと2回続けて長距離を使い続けてきた昨年2着馬の△よりは、前走ヨークシャーオークスの大敗に目をつぶって▲の力量を重視します。 [ムーランドロンシャン賞] ◎ ザラク○ ゼルザル△ ヴァダモス 3歳馬2頭の一騎打ち?マイルでジャンプラ賞を勝った○に対して、ジョッキークラブ賞(フランス版ダービー)2着の実績を引っ提げてマイルのこちらに矛先を向けてきた◎がどのようなレースをするか見物です。 古馬は一応ジャックルマロワ賞2着の△に注目。 [フォワ賞] ◎ シルヴァーウェーブ○ エリプティーク 昨年のこのレースでニューベイの2着だった◎。今年は7月のサンクルー大賞で実績馬イラプトを退けてG1初制覇。エイシンヒカリがぶっちぎったイスパーン賞はともかく、その前のガネー賞でも善戦しており、昨年からは一歩二歩の成長ありと見て期待。 4頭立てですし、あとは前回ミュンヘンまで遠征してG1を勝った○がどの程度のものなのか、お手並み拝見。 レースの模様は、グリーンチャンネルで夜9時30分からお楽しみ頂けます。 是非ごらん下さい。
2016年09月10日

グリーンチャンネルで毎週月曜日・23時から放映されている番組『知っトル!?海外馬券』 皆さん、ご覧下さっていますでしょうか? 来たるべき「時代」に向けて、各国の競馬について競馬場や登場人物中心にスポットを当てて知ることにより、海外のレースの馬券的中に一歩先んじてしまおうというこの番組。先週から各国の詳しい情報をお届けする回が始まっています。 私、出演はしておりませんが、番組の構成担当として参加させて頂いております。要するに、自作他演(笑)。 いままで聞きたくても改めて聞けなかったような海外の競馬の仕組み、みたいなものも含めて「なるほど」と理解して頂けると思います。 9月の凱旋門賞の直前まで続きますので、是非皆さんご覧下さい! 番組情報のHPはこちらです。http://www.gch.jrao.ne.jp/program_horse_racing/racing_shittoru_kaigaibaken.html さて、そんな世界の競馬シーンも、真夏の戦いへと入ってきました。 今週(っつーか、今日だ!?)の舞台はこちら。 23日(土)にイギリス・アスコット競馬場で、『キングジョージ』の愛称で知られる『キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス』が行われます。 この路線の現チャンピオン・POSTPOND(ポストポンド)が直前になり回避して、7頭立てとは言えレースは一気に混戦模様の予感!? 私の予想は、このように立てました。◎ WINGS OF DESIRE(ウィングスオブデザイヤ)○ DARTMOUTH(ダートマス)▲ ERUPT(イラプト)△ HIGHLAND REEL(ハイランドリール)△ SIR ISSAC NEWTON(サーアイザックニュートン) 思い切って、唯一の3歳馬WINGS OF DESIREを本命にしました。英ダービーの4着は前とは5馬身離されたものですが、直線一瞬伸びて他の馬とは決定的な差。鞍上フランキーでミラクルな勝利がないかと期待します。 女王陛下の馬DARTMOUTHは、今回と同じ舞台で行われたロイヤルアスコットのG2ハードウィックSを勝って3連勝。現実にHIGHLAND REELを破っての重賞勝利ですから、価値があるのではないでしょうか。勢いも買っての高評価。 ERUPTは昨年のパリ大賞を勝ったあと、そこそこの競馬はしつつもインパクトは今ひとつ。しかし今季2戦目の前走サンクルー大賞では航続距離の長い追い込みで最後2着に突っ込み、これは存在感をアピールしました。一発があればこの馬かもと。 で、人気はどうやらHIGHLAND REELなんですが…恐らく目標の谷間だった前走はともかく、今季の走りは今ひとつ。思えば昨年勝った2つのG1もアーリントンミリオンに香港ヴァーズで、起伏のあるアスコットはもしかして不向きな馬なのではないかと…。そう思って昨年のこの馬の戦歴を見ると、構想はことごとく平坦かそれに近いコースです。 ならば、一件「付け馬」的存在に見えるSIR ISSAC NEWTONは、2走前にリステッドとは言えアスコットで勝ったあと、前走はカラで重賞初制覇。ライアン・ムーアに袖にされた(笑)こちらが、鞍上が入れ替わったシェーミー・へファーナンで一発大仕事をしたりしないでしょうか。 返す返すもPOSTPONEDの回避はレースの興趣としては残念ですが、今後のこの路線(つまりひいては凱旋門賞!)の成り行きを占う意味でも重要な一戦に、注目しておきましょう。
2016年07月23日

先週に続き、世界の競馬シーンの注目は香港。 明日5月1日、香港シャティン競馬場では今度はG1レースが2本立て。 チャンピオンズマイル(芝1600m)と、チェアマンズスプリントプライズ(芝1200m)が行われます。 先週、一応本命馬3着で「3連複ならば好配当」という予想結果だったことに味をしめて(笑)、今週も2つのレースの大胆予想をしてみようと思います。 [チャンピオンズマイル] ◎ モーリス○ ジャイアントトレジャー▲ セイフティーチェック△ シークレットウェポン△ ビューティーオンリー …いいんでしょ?モーリスで。 勝って欲しいよ…このメンバーならば。 あの香港マイルの強さと、その時とのメンバー比較からは、明らかに大チャンスの組み合わせではないでしょうか。 相手も、暮れの香港マイルでモーリスの2着のあとスチュワーズカップでG1制覇のジャイアントトレジャーが一歩リード。 未知の魅力で、ドバイの開催をザビールマイルまでで切り上げたセイフティーチェックが不気味な存在に思えます。あとは馬名に未知の魅力を感じる(笑)シークレットウェポン。 歴戦の馬たちの中では、直前によい勝ち方をしたビューティオンリーぐらいでしょうか…。 オーストラリアからの遠征馬・ボウクリークは、右回りの戦歴がないわけではありませんがかなり薄いので、香港での国際レースのセオリーでここは外してみます。[チェアマンズスプリント]◎ CHAUTAUQUA○ GOLD FUN▲ THEWIZARDOFOZ△ AEROVELOCITY サイドネタ的の関心事は、「オズの魔法使い」に乗る「マジックマン」ジョアン・モレイラ(笑)。 正直実績的には足りませんが、若さと、格下レースとは言え1200mの実績と、4歳三冠路線を1戦で切り上げてここに備えた?意欲は、鞍上とともに不気味なところがあります。 それはともかく。 オーストラリア調教馬で今季7戦5勝・G1を3勝のCHAUTAUQUAは、走るでしょうかねぇ。今季の取りこぼしはいずれも直線競馬。右回りの実績もこの馬はありとなれば、調子がどうかはわかりませんが予想の上では敬意を表す必要がありそうです。これが本命。 その他の馬も豪華絢爛で目移りする顔ぶれですが…順調さに欠ける馬と、ドバイワールドカップミーティングを走ってきた馬は、臨戦過程の不利を勝手に妄想して評価を下げて予想してみました。 となれば、古豪健在・堅実無比のGOLD FUNはやはり外せないところでしょう。頭まであるかどうかは?ですが、好走は期待できるとみての文字通りの対抗。 AEROVELOCITYは、臨戦過程不調の馬の中ではやはり一目置くべき存在とみて、予想の片隅には残しておきます。 レースの模様ですが、モーリスが出走するチャンピオンズマイルはグリーンチャンネルの中央競馬全レース中継の放送枠を拡大して、引き続き中継されます。17時過ぎの発走になりますので、是非ともご注目下さい!
2016年04月30日

今年も3月のドバイから始まった、世界を巡るトップホースたちの戦い。 次なる舞台は、香港。 シャティン競馬場 写真はイメージです(12月に撮影) いよいよ明日24日(日)、香港・シャティン競馬場でクイーンエリザベス2世カップ(芝2000m)が行われます。日本からも3頭が遠征。それぞれのテーマがある中での挑戦で、非常に興味深いレースになりそうです。 昨年末からこのブログで始めた、海外競馬の予想企画。 今回はこの香港の陣を占ってみましょう。 出走メンバーと枠番に関するJRA広報はこちら 日本以外の遠征馬が3頭。地元香港の馬が7頭。地元香港馬が現時点での中距離路線のオールスターキャストを揃え、それぞれに意欲も十分と見ます。 対する日本からの馬たちですが…どうでしょう、遠征でこのメンバーの中で勝ちきるには、少々パンチが足りないような気が…。◎ ブレイジングスピード○ デザインズオンローム▲ ヌーヴォレコルト△ ラブリーデイ△ ヘレンハッピースター△ ウェルテル(ワーザー) ブレイジングスピードは、昨年のこのレース以降勝ち鞍なし。しかし今シーズン(15-16シーズン)もきちんと競馬はしていて、成績的にも一応の格好はついていると私は見ます。元々狙ったところをズバリと取るタイプの戦歴でもありますし。当日の馬場状態も含めて、2分2秒台の決着になればこの馬の渋太い末脚が生きるレースになるでしょう。 デザインズオンロームは、2走前の香港ゴールドカップ(G1)を快勝して、同レース2連勝。昨年はその後ドバイで4着、このレース4着でしたが、今年はドバイには行かず地元で1回叩いてここという、ローテーションとしては万全の形。元々、ブレイジングスピードとは対照的に好調(好成績)が何戦か続くタイプで、ここも目が離せない存在です。 ヌーヴォレコルトは、香港カップが惜しいレースだっただけに「心の声援」も含めての評価。臨戦過程もこれまでとは異なっていた前走はなかったことにして、改めて香港カップと同様の活躍を、そしてそれ以上の期待をしたいです。 ラブリーデイはやはりモレイラですし。 ヘレンハッピースターは相手関係を見ても勝つことはないと思いますが、連下候補の△。 香港ダービー馬は馬券には入れておくべきレースなので、ウェルテル(香港ではワーザーと呼ばれてるそうです)にも△。現地香港では例年の香港ダービー馬同様相当人気になるんでしょうか? 実績で言えば暮れに香港ヴァーズで結果を出しているハイランドリール、ですが… このレース、ドバイ帰りの馬の戦歴がサッパリ。遠征には慣れている馬とはいえ、過去のデータを覆せるかどうか…。 楽しみなレースは明日の日本時間16時35分に発走。 事前に各馬の走りに思いを巡らせながら、来たるべき海外競馬馬券の時代を想定しつつ予想を立てて臨みましょう。
2016年04月23日
今年もやって参りました! 世界を巡るトップホースたちの戦いの始まり。世界競馬の春の祭典。 ドバイワールドカップミーティング 「競馬のオリンピック」といわれるほど、世界各地から馬たちが集まり、幅広いカテゴリーでそれぞれのチャンピオンを決めるレースです。 レースの模様はグリーンチャンネルで放映されますので、皆さん是非ともご覧下さい。 『2016ドバイワールドカップデー中継』3月26日(土) 23:00 ~ 27:00 ※無料放送※発走時刻により放送時間を変更する場合があります。※一部ケーブルテレビ・ひかりTV・auひかり・グリーンチャンネルWeb・グリーンチャンネルモバイルではスクランブル放送です。解説:合田直弘進行:坂田博昭、色紙千尋実況:中野雷太特別ゲスト:石橋守(JRA調教師) 今年は間に合いませんでしたが、来年は馬券を買ってレースを楽しむことが出来るようになっているはず。 そこで、今日行われるレースのうち主要3競走を予想してみましょう。 なお、以下に記すのはあくまでも「客」の立場の予想ですので(笑)、馬たちに関する詳しい解説は、グリーンチャンネルの中継の中での合田さんの話を参考になさって下さい。 【ドバイターフ(G1)】 芝1800m 1着賞金360万米ドル 頭数が揃った上に、実績拮抗の混戦模様?? ガームール(GHAAMER)やベリースペシャル(VERY SPECIAL)など先行馬豊富な組み合わせが、切れ味で勝る差し馬の台頭を匂わせますが、それを行きすぎて体力勝負の消耗戦を演出することになると、思わぬ馬の好走もあるのではないでしょうか。◎ フォリーズワルツ(FORRIES WALTZ)○ トリスター(TRYSTER)▲ リアルスティール(REAL STEEL)△ インティラーク(INTILAAQ) 人気は2戦続けて強靱な末脚で追い込んだトリスターですが、ゲートが遅くて後方からになるこの馬にはリスクありとみて、前走のアルラシディアでこちらも弾けたフォリーズワルツに注目。タフな競馬になっても、グイグイと前を捉えにかかると見ます。折り合いに心配ない流れになりそうなリアルスティールも、共同通信杯の強靱な末脚を再現させて、念願のタイトル奪取のチャンスあり。8月にヘイドックでG3を勝って以来のインティラークがブックメーカーの評価が高いようで、実績はともかく予想には入れて注目してみます。【ドバイシーマクラシック(G1)】 芝2410m 1着賞金360万米ドル 9頭立て。日本調教馬3頭。勝つ確率は3分の1…と言うほど甘い戦いにはなりそうにありませんが、3頭総力戦で勝利に迫ってくれるのではないかと期待しています。◎ ドゥラメンテ(DURAMENTE)○ ハイランドリール(HIGHLAND REEL)▲ ポストポンド(POSTPONED)△ ワンアンドオンリー(ONE AND ONLY)△ シェイクザイードロード(SHEIKHZAYEDROAD) きちんと走れば、問題ないでしょう、ドゥラメンテで。 遠征には慣れている香港ヴァーズの勝ち馬・ハイランドリールに、前哨戦が強かったキングジョージの勝ち馬ポストポンド。この3頭に「力のレース」を見せて欲しいところです。 昨年の渋太さが忘れられないワンアンドオンリーと、この馬場での経験と前走ナドアルシバTの勝ち振りの良さで、今年もこちらに回ってきたシェイクザイードロードがどこまで頑張れるでしょうか。 本当に馬券が買えるとしたら、2着までに上位3頭で、3着△も含めた5頭を入れる3連単フォーメーションを買いたいです。【ドバイワールドカップ(G1)】 ダート2000m 1着賞金600万米ドル 皆さん! 1着賞金600万ドルって、7億円近い金額ですよ!! まさに、世界最高峰レース。名誉も大切ですけど、賞金は重要です。レースの格は、賞金です。◎ ムシャウィッシュ(MSHAWISH)○ スペシャルファイター(SPECIAL FIGHTER)▲ カリフォルニアクローム(CALIFORNIA CHROME)△ フロステッド(FROSTED)△ ムブタヒージ(MUBTAAHIJ)△ ホッコータルマエ(HOKKO TARUMAE) え?わかってますよ。カリフォルニアクロームに決まってるじゃないかって。 でも、実際馬券買えるようになったら、無茶と思える穴狙いする人だっているでしょ? 私が実際そうですし(笑) 当日の馬の調子以外に負ける要素があまりなさそうではありますが、まさかは起きる、と信じて別の馬から。 メイダンへの遠征経験もあって、冬場は走るムシャウィッシュ。まさかが起きたときにこの馬がうまくレースを運んでいるのではないかと考えてみます。 スペシャルファイターは前々にいそうなので、これもまさかが起きたときには有利に働きそう。 あとは、まさかが起きるなら多少なりとも実績的に見どころがありそうな馬は手広く抑えておこうという△です。ホッコータルマエの戦歴は立派すぎて、もうそこまで頑張らなくても…という気持ちにさえなりますが、せっかくドバイに出かけたのですからもう一踏ん張り、昨年以上の活躍に期待します。 皆さんも、この際ですから競馬雑誌やその他各種メディアの情報を元に、予想を立てながらレースを見てはいかがですか?来たるべき「海外競馬馬券勝負」の時代を乗り切るために、いまからシミュレートしながらレースを楽しみましょう!
2016年03月25日

いよいよ明日に迫った、香港国際競走。 各レースの予想を進めて行きましょう。 一つ前のエントリで、香港ヴァーズの話を書きました。 続くレースは、シャティン5レース(現地14時40分発走)の香港スプリント。 日本からの遠征は3頭。スプリンターズSのワンツーのストレイトガールとサクラゴスペルが揃って登場するのに加え、この秋短い距離に矛先を向けてきたミッキーアイルと、興味深い布陣となりました。 9日水曜日 パドックでのスクーリング 右がストレイトガール 左がミッキーアイル 対する香港勢は、今年から短い距離にシフトしてきたゴールドファンが前哨戦を勝って中心的存在。古豪ラッキーナインに昨年このレース2着のペニアフォビアなど。 他国の遠征勢も、8歳の今年もドバイで勝って存在感をアピールしたソウルパワーが、このレース4回目の挑戦。ブリーダーズカップターフスプリントを勝ったモンゴリアンサタデーは調教師もモンゴル人で、こちらの人馬の存在感も見逃せないところです。 モンゴリアンサタデー 馬場に入ったあと結構長い間佇み、他の馬がやってくるたびにこうしてその様子を見ているんです。可愛い…… ミッキーアイルは、厩舎の方に伺っても「1200mという体つきではない」という話。ただこの馬のラップの刻み方と好走するときのパターンは、行ってライバルたちに脚を使わせる形。今回は陣営からも「行かせる」という宣言が出ていて、期待感は高まります。 地元勢はやはりゴールドファンのチャンス。ミッキーアイルを狙うなら、一緒に狙うのは差しの脚質のこちらでしょう。モンゴリアンサタデーは、興味で一票投じるならば。 [香港スプリントの注目馬]飛ばして、粘る! ミッキーアイル 続いて、香港マイル。 シャティン7レース(現地15時50分発走)です。 日本からは、マイルCSの勝ち馬モーリスが登場。 昨日11日金曜日 パドックでのスクーリングへ向かうモーリス 馬の背にはライアン・ムーア 一昨日木曜日には馬場入り後大分発汗していました。当日までに調子が上がってくるかどうかが大きなポイント。 実は、地元の筆頭格であるエイブルフレンドについても、調子については地元の記者の方から少々懐疑的な声が聞こえてきました。最後に伸びを欠いて敗れた前哨戦の印象が良くないことも、ムードダウンに繋がっているようです。 そこで…今度こそフィエロ?? 一昨日・10日木曜日のフィエロ 2年連続マイルCS2着。2度目の遠征という経験値も含めて、今どこそこの馬のチャンス!? こちらはどうでしょうか…? ダノンプラチナ 2歳時の朝日杯、そして休み明け前走の富士Sと、強い競馬だったと思いませんか? 地元馬は前哨戦を先行抜け出しで勝って穴を開けた、ビューティフレイム。他国の遠征馬は、ブリーダーズカップカップマイル2着のモンディアリストがレート上位。 【香港マイルの注目馬】 シャティンの直線で躍動 ダノンプラチナ いよいよ最後は香港カップ。 シャティン8レース(現地16時30分発走)です。 スタート後すぐコーナーを迎えるシャティンの2000m。枠番の有利不利が極めて大きいことで知られており、抽選の結果が注目されたのですが…。 日本馬は4頭中3頭が二桁枠順 (>_<) しっかりと「3」を掴んだ、斎藤誠調教師。 ということで、素直にヌーヴォレコルトを応援します(笑)。 若いときから厳しい調教を課され、心身ともに成長してきたヌーヴォレコルト。 「大人」になった今年は、それをしっかり維持していくような調整に切り替えられ、この香港での戦いは人馬にとりひとつの「集大成」。最後の底力勝負で真価が問われることになるでしょう。 今回も逃げの手に出るエイシンヒカリが、レースの興味を惹くことは間違いありません。 水曜日の馬場入り時は煩いところを見せていたのですが、その後パドックでのスクーリングでは落ち着いていました。 厩舎の方に聞けば、「本当に、手こずらせるのはレースの時だけなんですよ…」とのこと。レース当日になってみないと何とも言えないところはありますが、この馬の形に持ち込んでシャティンの大観衆を湧かせて欲しいところです。 地元馬は、昨年の勝ち馬デザインズオンロームと、春のクイーンエリザベス2世Cで番狂わせを演じたブレイジングスピード、前哨戦を勝った昨年2着馬ミリタリーアタックと、主力がいずれも健在。みな内側の有利な枠を引いていることも支援材料になりそうです。 他国からの遠征馬は、やはりこちらでしょうか。 フリーイーグル。重厚な馬体は迫力あり! 今季は6月ロイヤルアスコットでプリンスオブウェールズSを制覇。 クライテリオン。こちらは対照的にコンパクトな馬体。 コーフィールドC・コックスプレート・メルボルンCと全て走って1着2着3着の成績は素晴らしい!のひと言。 いや~ここは正直、引いた枠番も含めて日本からの馬たちには厳しい組み合わせ。 逆にチで馬券が買えるとなったら延々悩んでしまいそうです。 【香港カップの注目馬】 ここは応援馬券で ヌーヴォレコルト ガチで買うなら、迷うけどフリーイーグルで勝負!
2015年12月12日

私はいま、香港国際空港でこの稿を記しています。 水曜朝からの超短い香港での取材というか見学を終え、週末に向け帰国の途につきます。13日日曜日の香港国際競走は、グリーンチャンネルで皆さま方と一緒にレースを楽しませていただきます。 まだ日本で馬券を買うことは出来ませんが、来たるべき時代に備え、レースに注目していきましょう。 帰りがけに、香港の競馬予想誌を買ってきました。 新報馬簿 毎開催日ごとに発売で、1冊30香港ドル(450円) 日本語の「読み方説明」もついていて、見方に慣れればこれ一冊で香港競馬が楽しめます。 広東語と英語しか書いてないのですが、慣れれば大丈夫。 予想の上では、大変重宝します。 この週末、香港国際競走の観戦にお出かけの方は是非お買い求め下さい。 競馬場では売っていません。コンビニにもありません。街中に無数にある新聞スタンドで手に入れることが出来ます。 さて、ここからの予想は、この新報馬簿も参考にしてみましょう。 世界の馬券を買えるとなれば、それぞれの国のレースに関する「情報の形」になれることも重要です。 ではまずは、香港ヴァーズ(現地シャティン4R・14時発走予定)から。 昨日の枠番抽選会場。抽選結果を示す掲示板。 今年の香港国際競走には3つのレースに10頭が遠征して参戦。しかしこのレースには、日本からの挑戦はありません。 ジャパンカップに有馬記念と、この距離路線の重要レースに挟まれた時期からして仕方のないところでもありますが、日本の競馬が歴史的にも重視してきた路線だけに、毎年1頭ぐらいは果敢な挑戦が期待されるところ。今年も、日本のG2クラスの馬がいい状態で挑戦できれば、勝つとまではいわないまでも面白いレースは出来たのではないかと思われます。 さて、ムードとしては、知名度も高い昨年勝ち馬フリントシャーや古豪シリュスデセーグルなど、遠征馬が幅をきかせているようです。 昨年覇者フリントシャー コンデジで撮った写真なので…こんな構図でごめんなさい…… 毎年おなじみ シリュスデセーグル。 ここしばらくは香港カップに挑戦してきましたが、今年は久しぶり(2009年以来)このヴァーズに参戦。今度こその勝利を期して、矛先を変えてきた? そんな中、地元のドミナントが2年前のこのレースを勝ってあっと言わせたあのシーンの再現を、そろそろ見せてはくれないでしょうか。香港国内の2400mのレースは数が少ないのですが、一昨年の勝利のあとも昨年のこのレース4着に5月の国内G1は2着と、走っていると言えば走っているような気もします。 もう一頭。まださしたる実績のないダリヤンですが、2009年のこのレースを勝ったダリヤカナの娘。 お母さんも4連勝とは言えG2勝ちの実績からの挑戦で強烈な末脚を繰り出して勝ちました。果たして、娘もそんな活躍を見せるかどうか。 [結論] 注目するのは ドミナント(香港) あとの3個レースは、明日記してみたいと思います。 そろそろ日本に帰る飛行機が出る時刻ですので(笑)。
2015年12月11日

このブログでは、何と!2年ぶりの更新となりました。 更新すること自体ほとんど諦めていたのですが…楽天競馬のトップページのリンクも担当の方が「諦めずに」維持して下さっていたので、何かしなければとずっと思ってはおりました。 いま、香港に来ています。 蛇のスープ。美味。 …と、街歩きばかりしている場合ではありません。 きちんと取材もしております。 今朝の香港・シャティン競馬場。 まだ天気はスッキリしませんが、昨日の土砂降りから今日は一応雨が止んで曇り空。 香港の馬たちの調教の様子 このように地元の馬の調教が終わると、週末の香港国際競走に出走する海外からの遠征馬の調教が始まります。 今日は調教のあと、シャティン競馬場のパドックで、週末の4つの国際競走の枠番抽選会が行われました。 このイベントが終わると、レース当日へ向けての雰囲気が一気に高まってきます。 まもなく、日本でも海外の主要なレースの馬券が売られることになっています。 で、思い立ったのは、ファンの私たちも「予想」そのものに慣れていかなきゃいけない。 今回、香港で取材する各メディアの皆さん方の姿を見ていて、そのように感じたのです。 ということで、しばらくこのブログは、折に触れて「海外競馬の予想に慣れていこう!」 というテーマで、メンバー構成を見ながら「予想らしきもの」を書き込んでみます。 基本的には国内外で一般に提供されている情報をもとに、今のところは「馬券に参加した風」でレースを皆さんとご一緒に考えていければと思っています。 さしあたり、この週末の香港国際競走の話を書き込んでみます。 4つレースがありますので、明日と明後日の2回に分けて書き込む予定です。 来たるべき時代に備えて、海外競馬の馬券の達人を目指して、頑張って行きましょう!
2015年12月10日

年末恒例・香港国際競走は、いよいよあさって。レースも間近に迫ってきました。 私にとっても、年末恒例の香港への取材・見学旅行。今年も日本からの遠征馬の応援かたがた出かけてきました。今日はレースを前に日本に帰らなければなりませんので、その途中に香港国際空港でいまこの稿をアップしています。 以下はその香港でのスナップ写真。まずは水曜日の国際騎手招待競走の様子からご覧下さい。 場所はおなじみ、香港に2つある競馬場のうち香港島の市中心部にあるハッピーバレー競馬場。主に毎週水曜日、ナイター開催でレースが行われています。 コースは急で傾斜のついたバンクのようになっているコーナーに、アップダウンのアンジュレーションもあって、難コースの一つです。直線の攻防は馬が密集して激烈を極めます。 招待競走は5レースから始まり、全部で4個。その5レースの前には、派手な花火で知られるオープニングセレモニーが行われました。登壇している参加ジョッキーも後ろを振り返って花火を見やっています。 日本から参加のJRA・浜中ジョッキー 最初のレースは1番人気に推されていたのですが、直線追い込み及ばず2着…。 残念ながら、その後上位着を取ることが出来ず、入賞はなりませんでした。 レース後、屈託のない表情で振り返る浜中ジョッキー。 結果が出なかったことを残念と話しつつも、初めての海外での騎乗(海外に出かけること自体が3回目らしいです)について「今後に向けての大きなモチベーションになる」 と話しました。 さばさばとした感じで、それでも「仕事をした」という雰囲気は満載の彼の表情は、いかにも「今日日の若者」という感じ。取材陣が皆で話を聞いたあと、不思議な心地よさを感じていたのは、私だけではなかったようです。 「やり方が変わるわけではない」と話しつつも、一つの経験が大きくその後に生きていくのがスポーツのトッププレイヤーのありよう。今後の彼のプレーに、改めて大いに注目していきたいと思っています。 さて、翌木曜日は朝の調教に引き続き、枠番抽選イベントの見学。 国際競走が行われる、香港郊外のシャティン競馬場。朝はかすかに冷え込み、ご覧のように周囲の山々には朝もやがかかります。 そして、朝日…… このぐらいの頃合いから、海外からの遠征馬の調教が始まります。 木曜日は、日本から遠征の3頭の馬場入りはありませんでした。以下の写真は水曜日に馬場入りした各馬の様子です。 香港スプリント連覇を達成して、「世界のロードカナロア」としての存在を確固たるものに出来るかどうか。有終の美を期待したいところです。 香港カップ出走のトウケイヘイロー。抜群のスピードを武器に、シャティンの2000mをライバルを寄せ付けることなく駆け抜けたいところ。 前走で重賞勝ちを果たしてここに参戦してきたアスカクリチャン。こうした野心的な遠征には、とても興味があります。調教で騎乗しているのは荻野琢真ジョッキー。頑張っていました! 午前11時から行われた枠番抽選会の様子。 アスカクリチャンは須貝調教師が抽選に参加。引いた枠は10番でした。 環境にも動じないタフさが生きれば、と話す須貝調教師 ロードカナロアは、外枠12番…… 現地メディアの取材を受ける安田翔伍調教助手。いつも通りの仕事で、昨年と同じ緊張感を持ってレースに臨むと話していました。 トウケイヘイローは5番枠。外枠が極端に不利なコース形態を考えると、まずまずの枠かと。 抽選は清水久詞調教師が直々に参加。「この馬の気持ちに沿って走れれば、多少ラップが速くなっても大丈夫」とのこと。実は一つ外の枠に同型馬リトルマイクが入ったのですが…レース序盤から目が離せない戦いになりそうです。 トウケイヘイローの応援幕。先週末、中京競馬場でファンの皆様方に寄せ書きを募ったところ、1枚では収まりきらないぐらいの寄せ書きが集まったそうです。 いまから、レースが楽しみですね。 香港国際競走の模様は、午後5時からグリーンチャンネルでお伝えします。香港カップはほぼライブに近い時間に、その他のレースはVTRでお伝えできると思います。是非とも日本から挑戦する3頭に、熱い声援をお送り下さい。
2013年12月06日

11月7日、門別競馬場にて、ホッカイドウ競馬三冠など華々しい活躍を遂げたクラキンコの優秀場引退表彰式(引退式)が行われました。 検量室前で、最後の出番を待つクラキンコ 競馬の世界には「ダービー馬はダービー馬から」という言葉があります。しかしその言葉は大抵はダービー馬の父から生まれる仔を差して言われるもの。 クラキンコは、父のクラキングオーも母のクラシャトルもともにホッカイドウ競馬におけるダービー・北海優駿の勝ち馬。父母ともにダービー馬というのは、競馬の世界広しと言えどもなかなか体現できない「夢」そのものがこの馬とも言えます。 この血統が「ホッカイドウ競馬ブランド」と言われる所以も、まさにそこにあるわけです。 ウィナーズサークルで最後のお披露目となりました。 引退馬優秀表彰式 セレモニーが始まる直前に降り始めた大粒の雨は、クラキンコとの別れを惜しむ涙雨……。 大勢のお客様方に見送られて、クラキンコはレースシーンを去りました。 次なる夢は、クラキンコの子供たちに託しましょう…。
2013年11月07日

毎年好評の「馬産地見学ガイドツアー」が、今年も今日からスタート。今日はツアー見学の皮切りに門別競馬場に来場。参加者の皆さんがいらしたのは昼前でレース開始前の時間帯。レースはを見て頂くことは出来ませんでしたが、その代わりに「バックヤードツアー」として、開催中には見学することが難しい競馬の「舞台裏」を見学して頂きました。 パドックの中に入って見学。今日は晴天にも恵まれました。 バックヤードツアーの案内は、ホッカイドウ競馬広報の村上さん。 流れるような名調子の説明に、誰もが聞き入る感じで。 馬体重を測る通路の上を通ってみました。 装鞍所も見学。 検量室も、中に入って見学しました。 実況担当の古川アナによるウェルカム放送が流れると、参加者の皆さんは驚いたように「どこから声が…??」と声の主を探していました。実況放送室からご挨拶。 このあと、門別競馬場名物のジンギスカンの昼食があったのですが…写真を撮り忘れた(泣)。 今日からの3日間、日高・胆振地区の牧場を回り、数々の名馬に出会うこのツアー。40人ほどのお客様が参加されています。 今日は私は門別の開催があるので参加できませんでしたが、明日からこのツアーに合流して、参加者の皆様とご一緒させて頂くことになっています。 楽しみ~。
2013年09月26日

ブリーダーズゴールドカップなどを勝ち、ジャパンダートダービーやジャパンカップダート2着という輝かしい戦歴を持つシルクメビウスが、今夜、門別競馬場で復活!! パドックサイドのお客様方の話題も、やはりこの馬。カメラのレンズを向け、熱い視線と声援が送られていました。 果たしてレースは、まさに力の違いを見せつけるという内容で、着差こそ僅かですがまさに文字通りの楽勝。一昨年の東海ステークス3着以来、2年3ヶ月ぶりの実戦をまずは無事にクリアしました。 脚元が気遣われる馬だけに、関係者の皆さんも馬が検量前に帰ってくるまで、心配そうにしていました。 このあと何とか無事に行って、また競馬シーンを盛り上げて欲しいと心から思います。 ファンの方々も、レース後の表彰式まで残って下さっていました。 表彰式のあと、一人の女性の方が、騎乗していた宮崎光行ジョッキーにサインを求めておられました。元々シルクメビウスを応援していて、今日は九州から駆けつけて下さったそうです。宮崎ジョッキーのサインの入った今夜のシルクメビウスの単勝馬券。何よりの記念になったのではないでしょうか。 シルクメビウスに久しぶりに会い、そんなファンの方の姿にも触れることが出来た夜。競馬って本当に良いものだなと、改めて心から思える夜でした。
2013年08月21日

函館に競馬を見に出かけたら、たまたま遭遇したのがこちら。 車体に「百」の文字とともに書いてあるの、わかります? 函館の路面電車が開業100周年を迎えたんだそうで。函館に来るまで、全然知りませんでした。 何と、この29日の日の市電は、全区間100円均一。 それまで十数年間の間、馬車鉄道として走っていた函館の路面鉄道が、電車に置き換わって走り始めたのが、1913年のこの日、6月29日。東雲町-湯川間がまず電化されたんだそうです。そこから随時馬車から電車に置き換えられて、市民の足として活躍しつついまに至る函館の市電。 十字街にいまも残されている「操車塔」。交差点で信号を出したり、ポイントの切り替えを遠隔操作で行うために建てられていたそうです。今は勿論使われてはいませんが、往時の様子をいまに伝える雰囲気のある史跡ですよね。 そしてここは、競馬場のすぐ隣にある市電の駒場車庫。 100周年当日のこの日、丁度競馬が終わる夕方4時から「トワイライト写真撮影会」と題して、車庫にいるデザイン車両の写真を撮ることが出来るイベントが行われておりました。 こういうのに集まる皆さんは、そりゃ確かに鉄道の写真を撮るのが大好きでいらっしゃるんでしょうけど...皆さんの熱気は想像以上。私はなかなかそこまでついて行けずに、群衆の端っこの方で小さいカメラを構えてパチリ。でも、思いもかけず貴重なイベントに参加することが出来ました。 色んなデザインの市電が走っているのが、函館の楽しいところ。 皆さん、競馬場には公共交通機関、とりわけ函館では市電に乗って出かけましょう!
2013年07月02日

昨日行われた、兵庫ダービー。 勝ったのは、2歳時をホッカイドウ競馬で過ごした牝馬・ユメノアトサキでした。 パドックでの姿 気性面を考慮してか、二人でリード。写真右が管理する新子(あたらし)調教師。 馬場入り。鞍上はベストパートナーの坂本和也ジョッキー レース。最初のゴール板前。 スタートダッシュでハナを奪い、そのまま他馬を引き連れる形。 そして、追いすがるライバルたちを振り切ってゴール! 坂本ジョッキーのガッツポーズと雄叫びは、姫路でのレースでの事故により自身が幼少の頃亡くなった、やはりジョッキーだった父上に対する感謝の気持ちの表れでした。是非ともダービーのタイトルをプレゼントしたかったと。 ユメノアトサキ、本当に強くなりました。ダービーを勝つなんて、門別にいたときには想像だにできないレースぶり。それがここまで……。ゴールの時、私も胸にグッと来るものがありました。 関係者の皆さんも、(変則)三冠の喜びをアピール。 次の予定は、大井のジャパンダートダービーだそうです。彼女にとってはまた新たな挑戦、今度は夢の続きをこの馬に託しましょう。
2013年06月07日

門別競馬場は、コスモバルク記念当日。 今年もコスモバルクが競馬場に来て、元気な姿を見せてくれました。お客様の視線を受けつつ、パドックを周回してお披露目12歳。元気な姿を見ることが出来ました!お披露目のあとは、誘導馬の馬房に入ってファンの皆さんとの記念撮影も。
2013年05月03日

開催のなかった昨日は、競馬場で関係者取材の時間を頂くことが出来ました。 桧森調教師。 福山から移籍。松井伸也ジョッキー。 先週デビューの新人二人。井上幹太ジョッキーと石川倭ジョッキー。 インタビューの模様は、今や話題沸騰!!のフェイスブックページホッカイドウ競馬もりあげ隊!…で順次公開予定です。是非とも一度アクセスしてみて下さい(よろしければ「いいね」もね!) 松井伸也ジョッキーには、長く話を伺うことが出来ました。 日替わりライターブログの方で順次紹介していくつもりです。 今日はコスモバルク記念。はぁー、もう少し経ったら、コスモバルクに会える!
2013年05月03日

門別競馬場・グランシャリオナイターは、昨日4月24日に2013シーズン開幕を迎えました。 開幕日の風景を、写真で綴ります。 昼の時点では曇り空。夜に入ったら激しい雨風と厳しい天候でしたが、それでも大いに盛り上がりました~。 とねっこ広場の場内イベントも盛況! レースシーンでは、今日から2名の新人ジョッキーがデビューしました。 そのうちの一人、井上幹太ジョッキーは、開幕レースの1Rでいきなりデビュー初勝利。 何とこのあとも2つ勝ち鞍を重ね、計3勝の大活躍でした。 レースの合間には、シーズンオフの間に他場で区切りの勝利を達成したジョッキーのセレモニーも行われました。 黒沢愛斗ジョッキーは全国通算100勝。 五十嵐冬樹ジョッキーは、全国通算1700勝。 今週の開催は今日25日までです。 多くの皆様のご来場をお待ちしていますし、是非とも馬券を買ってレースに参加して頂けますようお願いいたします。
2013年04月25日

木曜日の朝の香港・シャティン競馬場は、昨日の土砂降りがウソのような快晴でした。 この晴天、半分ぐらい昨日と分けてくれれば良かったのに……。 今朝は、日本からの遠征馬の馬場入りは、ジャガーメイル(香港ヴァーズ)一頭だけでした。 手持ちの小さい普通のデジカメだと、走っているところを取るのは難しいな……。 こちらは、堂々の主役・シリュスデセーグル(香港カップ)。 どうしても、中央に収まらないんだよ……。 さて、気になる馬場の様子なんですけど、こちらもいつものように写真を撮ってみました。 踏みしめると、くるぶし辺りまでの高さの草丈。日本の感覚だと少々草丈が高く感じられますが、昨年のこの場所の写真と比較してみたところ同じぐらいのようですね。 ホームストレッチ、ゴール手前から4コーナー方向を望む。ビッシリ芝が生えそろい、絶好のコンディションです。 1コーナー。芝のはげた部分も殆ど見られず、ここでもコンディションの良さが窺えます。 このあと間もなく、4つのレースの枠番抽選イベントがシャティン競馬場のパドックで行われます。 この馬場の状態ですので、外枠は引きたくないところですが……果たして運命は有利不利どちらの方に傾くんでしょうか?気になるところです。
2012年12月06日

世界の競馬シーンも、いよいよ今年の大詰め。日本でジャパンカップが行われたあとは舞台を香港に移します。 香港国際競走は、いよいよ今週末日曜日。今日は調教の見学のために、シャティン競馬場まで来てみました。 今週の香港は天気が良くなくて、今日も朝から雨模様。それもかなりの土砂降り。 私自身、暮れの国際競走の取材に来て雨に降られた記憶がないのですが、私よりももっと以前から毎年来ている方に伺っても「初めて」という答え。元々が雨の少ない季節なんですけどねぇ。 今回の国際競走には、日本から5頭が出走します。 香港スプリントに出走する、安田隆行厩舎の2頭が追い切りに向かうところ。右がカレンチャンで左がロードカナロアです。 こちらは香港マイルに出走する、グランプリボス。 同じく、サダムパテック。 そして、香港ヴァーズではおなじみの顔になっている、ジャガーメイル。 日本の馬たちが馬場に出てきた時に特に雨が酷くなりまして、彼らの姿を見たあとは… ……こんな感じ。結構疲れました。 香港国際競走の模様は、グリーンチャンネルで衛星中継されます。是非ともご覧いただき、日本から遠征している人馬に熱い声援をお送り下さい。 『2012香港国際競走中継』 12月9日(日)16:45~18:00 解説:合田直弘(海外競馬ジャーナリスト) 実況:吉本靖 現地リポート:土屋真光(競馬ライター) 司会:坂田博昭
2012年12月05日

一昨日、10月16日の門別競馬第12レースをミスチフキッツに騎乗して勝利した櫻井拓章ジョッキーは、その勝利が全国通算500勝の区切りの勝利となりました。 本日つい先ほど、その櫻井拓章ジョッキーの通算500勝達成のセレモニーが門別競馬場のウィナーズサークルにて行われました。 櫻井 拓章騎手コメント (ホッカイドウ競馬広報より)「初めて重賞を勝たせて頂いたのも、田中 正二調教師の所属馬(シャーペンアイル)でしたし、不思議な縁を感じますね。これからも、日々精進して良い成績を残せるように頑張っていきたい。」 セレモニーのプロフィール紹介でも、「大きな舞台に強い」と紹介されていました。勝ち鞍はこの数ですが、道営記念をはじめとして数々のビッグタイトルを持つ櫻井ジョッキーは、確かにそうした存在感を発揮しながら活躍を続けているように感じます。 今後の活躍にも、大いに期待したいと思います。
2012年10月18日

本日、10月9日の門別競馬第2レースで、コマチャンに騎乗して1着となった坂下秀樹ジョッキーは、その勝利が全国通算1400勝の区切りの勝利となりました。 レース後の坂下秀樹ジョッキーの話をご紹介します。「ここまでの道のりは、……そうねぇ、長かったような、短かったような……(感慨深げ)」「気がつけば、この年まで頑張ることが出来ていたので、その意味ではあっという間にも思えますが、怪我も多かったし、本当に苦しいことも色々あってよくここまで来ることがで来たとも思います。調教師など関係者の支え、そして特に怪我の時に苦労をかけてきた家族の支えがあってこその1400勝だと思います。」「北海道にももっと勝っている人はいますし、的場(文男)さんや石崎(隆之)さんのようにあの年でもまだまだ頑張っている人もいるので、自分も体の続く限り1500勝、1600勝目指して頑張って行きたいと思います。」
2012年10月09日

先週の火曜日に写真を撮っておいて、すっかりアップするのを忘れていたのですが…。 石川駿介ジョッキー。昨年に続き、期間限定騎乗にて先週からホッカイドウ競馬で乗っております。火曜日に8Rのアークペガサスで騎乗初日にして早くも勝利をマークしました。 先週3日間の騎乗振りを見ると、馬の位置取り問わず一言で言えば「思い切ったプレー」が印象に残りました。人気馬で結果が出なかったレースよりも、勇ましい騎乗で逆に人気薄の馬を上位に食い込ませるシーンの方が印象に残る感じで、存在感もアピールできていたのではないでしょうか。 発表によれば、ホッカイドウ競馬のシーズン最終週まで騎乗するとのこと。きっとシーズン終盤の門別を盛り上げてくれるのではないでしょうか。
2012年09月25日

昨日の門別競馬2R、ミサトヴィグラスに騎乗して勝利を収めた井上俊彦ジョッキー。その勝利が全国通算1600勝という、区切りの勝利となりました。 レース直後の記念撮影の様子 井上俊彦ジョッキーのレース後の談話。「実は昨日(水沢、ビューチフル・ドリーマーCのショウリダバンザイ)は少し1600勝も意識していたので、勝てなくて残念でした。今日はもう区切りの勝利は全く意識していませんでしたが、すぐに達成できて良かったです。ここまでの道のりは、長いようであっという間という感じもします。次の区切りである1700勝を達成できるように、これからも頑張って行きたいです。」 今日、門別10Rの馬場入場後、ウィナーズサークルにて表彰式が行われます。事情の許す方は是非お集まり頂き、声援をお送り下さい。
2012年09月05日

昨日、7月25日の門別4Rでアマルフィを勝利に導き、デビュー通算400勝を達成した桑村真明ジョッキーの表彰式が、本日7Rの発売中に行われました。 昨日、通算400勝を達成した直後の桑村ジョッキーの話は、以下の通りです。 「チャンスのある馬に乗せて頂き、関係者の皆さんに感謝しています。5月の怪我は、開幕直後と言うことで、『何とかなる』という気持ちでそれほど焦りはありませんでした。勿論今はすっかり大丈夫です。正直、数字的なものはあまり意識していなかったのですが、次は来年500勝まで行けるよう、頑張りたいと思います。とにかく、与えられたチャンスにしっかりと結果を出せる騎乗をこれからも心がけます。」
2012年07月26日

グランデッツア、勝ちましたね! 札幌から阪神と、ずっと見てきた甲斐がありました。 昨日の中山での彼の姿は、こんな感じでした。 3月18日 スプリングS 1着 490kg 勝ったから言うわけじゃありませんが、お尻の辺りの雰囲気は昨年の2走の時とは変わってきたように見えませんか?馬体重はマイナス6キロでしたが、こちらの方がボリュームも感じられますし。 皐月賞も楽しみにしてみます。
2012年03月19日

今週のリレーブログで、パドックで見る馬の姿について書きました。 そのときに、今週出走する有力馬の写真を掲載するのを忘れていましたので、この場に載せておきます。 昨年秋の段階では、私の中での最有力馬だったんですけど…果たして明日はいいところを見せてくれるでしょうか? 昨年10月1日 札幌2歳ステークス 1着 492kg 昨年12月24日 ラジオNIKKEI賞2歳ステークス 3着 496kg 正直、昨秋から暮れにかけての変化に乏しかったような気がするんですよね…。 騎乗していた秋山ジョッキーにレースのあと「成長は?」と尋ねた際、「うーん…」という微妙なリアクションだったのが、妙に印象に残っています。 明日、中山で改めて姿を見るのが楽しみです。
2012年03月17日

多くの報道陣が、最終開催の荒尾に集結していた12月23日。名古屋競馬場では交流重賞の名古屋グランプリが行われました。 祝日とあって、お客さんも結構集まって下さいました。 誘導馬は名古屋が産んだ名馬・マルカセンリョウ。 この日だけ誘導馬として活躍してくれました。 名古屋グランプリ、1周目の1コーナーに向かって行く各馬。 勝ったのは、ニホンピロアワーズ。念願の重賞初制覇。 酒井学ジョッキーの話では、精神的にも肉体的にもまだ成長の余地が十分にあるというニホンピロアワーズ。今回の重賞制覇をきっかけとして、来年はダートグレード戦線でトップを狙う一頭に成長してくるのではないでしょうか。
2011年12月28日

昨日行われた、セレクトセール1歳の部。 最大の注目は、言わずと知れたこの馬。 報道陣としては、今日のセールはこの馬と、このうまのセリを見に来たと言っても、過言ではないでしょう。 セリにかかる直前の下見所。その姿が下見所に現れた時から少しずつ人が増え始め、やがてテレビカメラも含めて視線はこの馬に集中しました。 そして、いよいよセール開始! 馬がセリ場に向かうのと時を同じくして多くの人々がセール会場に入ってきて、セリが始まる前から会場は熱気に包まれました。 たまに、こんな風によそ見したりするのがかわいい。 この馬のセリを捌いたのは、おなじみの中尾さん。 私自身も北海道市場ではオークショニアとしてお手伝いをさせて頂く身。以前、その仕事の助けになればと、中尾さんにオークショニアの極意について教えを請うたことがあります。そのときに中尾さんは、「馬と、その馬を買いたいというバイヤーの方の気持ちとを、丁寧につないでいく。そのことだけなんだよ」と話して下さいました。 その言葉通り、この馬のセリは、1000万円単位で上がっていく金額の意味と、そして価値を確かめるように、とてもゆっくりと進んでいきました。 焦る必要はない。金額が高くなっているからといって、盛り上げる必要など更にない。 静かに、手を上げるお客さんの決断を待ち、そして一声かかれば相手のお客さんに決断を促しつつ、それをまた待つ。少ない言葉と大きな間の中に、セリの進行を引っ張るエネルギーを感じました。 本当にゆっくりじっくり進んだセリは、とても印象的な時間でした。 そしてその時間にも、ついにピリオドが打たれる時がやってきます。 何が凄いって、セリのあとの馬の立ち姿撮影に集まった報道陣の数。 この写真見ると、馬はどこだ?と探してしまいたくなります(笑)。 1年後にこの馬が、どんな話題を提供してくれるんでしょうか?
2011年07月12日

競馬のいい季節になって来ました。資料写真 日本時間の昨夜には、アイリッシュ2000ギニーが行われ、今朝はアメリカでプリークネスステークスが行われました。 前者は、英2000ギニーでは大敗を喫したロデリックオコーナー(RODERIC O'CONNOR)が勝って、そのとき2着に入り今回人気だったデュバウィゴールド(DUBAWI GOLD)が今回も2着。 後者も、一冠目のケンタッキーダービーで4着と敗れていたシャックルフォード(SHACKLEFORD)が勝ち、追い込んだケンタッキーダービー馬アニマルキングダム(ANIMAL KINGDOM)は届かず2着。二冠達成はなりませんでした。 期待に応えて勝つというのは、難しいことなんですね。 はたして、今日の日本のオークスはどんな結果が待っているでしょうか。 夜になったら、レースはシンガポール。春シーズン恒例のシンガポール航空国際Cとクリスフライヤースプリントが、今夜クランジ競馬場で行われます。 シンガポール航空国際Cは、香港QE2からの転戦組が主力。プレスヴィスもいますし、ジターノエルナンドやリヴァージェテスもいます。私は、ドバイで力量アップをアピールしてきたウィグモアホールが、見せ場のなかった香港の雪辱を果たすのではないかと期待しています。香港で調教中のウィグモアホール香港でのリバージェテス香港でのプレスヴィス クリスフライヤースプリントの方は、シンガポールの英雄ロケットマンと、アジアが誇るスプリント王のセイクリッドキングダムで一騎打ちの様相。ドバイで念願のタイトルをゲットした前者に対して、最近では取りこぼしも目立つ後者とでは勢いに少々差があるようにも見えますが、力の入る一戦となることは間違いありません。 実は今日のアイルランド・カラでも、1000ギニーが行われたり、オーストラリアのチャンピオンからヨーロッパに転じて初戦を制したソーユーシンクが出走するゴールドカップがあるなど、目が離せないレースが続きます。 インターネットラジオでは、以外と至る所でライブを楽しむことが出来るようです。 私も今夜はパソコンの前に座って、世界の熱戦に耳を傾けたいと思っています。
2011年05月22日

先週は中止となったJRAの競馬も、今日から再開しました。 開門を待ちわびるお客さん方。 売られているゼッケンは、全てレプリカではなく本物。使用済みのもの、または先週中止になって使用されなかったものが、こうしてチャリティで販売されています。 パドックに騎手と関係者が集まり、黙祷。JRA土川理事長と武豊騎手会長からのメッセージが放映されました。 その様子を見つめるお客さん方も多数。開催に先立つ一連の「行事」が終わりジョッキーたちがパドックをあとにするとき、期せずして拍手がわき上がるように起きました。 本当に静かな中で一日の時間が過ぎていきました。 BGMや入場行進曲は流れませんでしたが、レース前のファンファーレは流れ、それを合図にお客さんも、プレイヤーも「ONの時間」に入る。そこにあったのはいつもの通りのレースと、いつもの通りの歓声でした。 全レース終了後、競馬場にいる全ジョッキーが正門の周囲4カ所に分かれて義援金を募っておりました。どの場所もご覧のように人だかり、そして長蛇の列。 人が集まってこそ、こうしてムーブメントが起きる。 スポーツ競技やそのプレイヤー達には、人を集め、そうしたムーブメントを起こす力があります。 この場に来てみて、開催されて本当に良かったと思うことが出来ました。 この間細心の注意と配慮をしながら開催に向かって準備をされてきた関係者の皆さん、プレイヤーの皆さんに、心から敬意を表したいと思います。
2011年03月19日

熊本県・荒尾競馬場へ出かけました。 命の危険を考えればいま起きていることの比ではないのかも知れませんが、世の中では常に色々なことが起き、困っている人はいま報じられている人たちだけではないことも、忘れてはいけないのかも知れません。 場内には、(今回のことがあったからというわけではなく恐らく常設の)NHKが流れているテレビも何台かありました。 馬券検討やレースに興じながらも、そのテレビの下を通るたびに報じられている内容を気にとめ、周囲と話をしあっておりました。 私も今日は、そんなお客さん方と結構話をしました。 皆さん、非常に冷静に事態を受け止め、推移を見守っているように感じました。 競馬場はいつものように賑わい、トラックの向こう側に広がる有明海はいつものように静かでした。
2011年03月17日

今日から1月20日までの予定で、オーストラリア・クイーンズランド州のゴールドコーストで、オーストラリア最大の競走馬セールの一つである「マジックミリオンズ・イヤリングセール」が開催されています。資料映像 4年前の同セールのものです資料映像 4年前のものです しかしながら…クイーンズランド州といえば、いま世界的に心配されている大洪水が発生しているところ。今日は州都・ブリスベーンの洪水レベルがピークに達する見通しだとのことで、同地域の状況が心配されています。 CNNなんかで見ていると、ブリスベーンでもかなりの戸数の浸水が発生する見通しだとか。 昨日今日辺り、トーウンバという街が水没している様子が、ニュース映像で紹介されていますが、ここにも競馬場があり、ということはオーストラリアの場合厩舎があり馬がいるはずで…とても心配です。 サイトで見たところ、マジックミリオンズの競走馬セールは予定通り開催されているようですが、ブリスベーンをはじめ周囲がそんな状況だとすると、売れ行きの方も心配されます。この界隈が大変なことになっているという事実は、世界中に大々的に報道されていますから。 もう一つ心配なのが、この競走馬セールの時期に合わせて今週土曜日にゴールドコースト競馬場で開催される、マジックミリオンズ・レースデイ。一日の賞金総額が430万豪ドルという、クイーンズランド州最大の競馬の祭典です。 ゴールドコーストも豪雨に見舞われているそうで、この1ヶ月あまりの間に降った雨が600ミリ以上と、平年の4,5倍。競馬場のトラックもレース開催に支障を来すぐらい水を含んでしまっているようで、先週土曜日の開催は中止になったそうです。 更に問題なのが、馬がゴールドコーストまで来ることが出来ない。洪水で周囲の地域の道路が寸断されていて、下馬評上位の馬の中にも、出走が危ぶまれる馬が出ているとのこと。 オーストラリア経済全体にも影響を与え始めているとされる、クイーンズランドの洪水。実に良くないタイミングで、競馬界の大イベントにも大きな影を落としつつある模様。動向を見守りたいところです。
2011年01月12日

去年の写真を引っ張り出して見てみたんですけど…。 これが去年の香港国際競走直前のシャティンの芝。結構長く芝が伸びているのがわかりますよね? 一方、今年の芝なんですが… ほら、かなり葉長が短いと思いません? よ~く見ると、刈られて葉っぱのとんがった部分がなくなっているのも結構見られます。 先週は芝コースのレースがなかったんですが、先々週は1班戦で1400m1分22秒を切っていました。 もしかしたら、今年の香港国際競走は超高速決着になるかも!? 今日の一頭は、香港カップで注目の一頭となりそうなこの馬。 スノーフェアリーです。 実は、京都で勝ったあと一旦東京に移動してきていまして、その東京で撮った写真が こちら。東京ではさすがに軽めだったんですけど、シャティンでは軽快にかっ飛んでおりました。 果たして、ヴィジョンデタの連覇に待ったをかけることになるのかどうか。日本であの強さだっただけに、余計に楽しみです。
2010年12月10日

メルボルンカップの勝ち馬が、香港ヴァーズに登場します。 長距離を走る馬とは思えないほど、まん丸な馬体をしています。 こういう形の馬は、個人的に好きですね。 香港の地でも、実力発揮となりますかどうか。
2010年12月09日
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