ヘイフリックの限界part2

ヘイフリックの限界part2

2009.08.30
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て分類される。このことが、多くの混乱や当惑そして感情の痛みを起こす原因にもなる。ナチ

ス時代の言語に絶するホロコーストから、悪意のある外国人嫌いの感情は、ドイツ人のこころ

から洗い流されたという考えは幻想に過ぎない。



最近の世論調査でも、ドイツ人口の15%は強硬な反外国人主義傾向をもち、「あきらかな反

ユダヤ主義者」も15%と存在するといわれる。外国のものであればなんでも憎しみの対象に

するというスキンヘッドやネオナチがいる。はたして、ドイツ人の何割がこうした考えを持っ

ているのだろうか。はっきりしたことはわからない。


こういう複雑な要素は、多くのドイツ人が外国人をランク付けするという発想がある。そして



か。仕事上の能力・格付けも評価の対象になる。


ドイツ人が実際、高いランク付けをしている外国人には、プライベートな会話で、このような

偏見を打ち明けるが、それ以外は知る事が難しい。ドイツ人は、一般によそ者対して好意的で

ないので、意地悪で冷たいまなざしでみられたりする。それは誰も咎めることができない。そ

れはドイツ人の意識の問題であり、開かれた人格を証明できるかの問題だ。寧ろ、それよりも

外国人にとってドイツの内面のパラノイア見逃さず、油断なく見守る覚悟を決めることが重要

だ。


明治の日本人たちは、長い航海を経てドイツにたどりつき更にドイツの血とも闘わねばならな

かった。そして、学んだ知識を日本に持ち帰った。それでも西欧文明にあこがれ続けた熱情

が、いまの日本人に一番欠けている。


偏見に屈しない情熱こそ価値のある資質だろう。






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最終更新日  2009.08.30 07:22:26
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