すべては無限の瞬間の微睡みの中にある。見えているのは氷山の一角でしかない。人の生命も他の動物も、植物も微生物もみな同じ生き物であり、この地球という奇跡の上に咲いた花のようなものだ。多くのものに支えられてひとつのミッションをその遺伝子の企みによって成し遂げては消えていく。上手く行ったか失敗したか、ほんの気紛れのことでしかない。それを何といおうとそれはそれだけのことだ。 A といい、非A という。自分にあるものが A であり、無いものが 非A だ。生物学的な存在は、世界人口約69億分の1 のスペースでしかない。社会的存在も同じ価値だ。