ヘイフリックの限界part2

ヘイフリックの限界part2

2021.01.30
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アイガー北壁。




考えてみれば、誰も「明日」生きているかさえ判らない。どれほど生命に溢れた若者でも、彼が、何時まで生きていられるか知らない。


極寒に棲む北極熊たちが、温暖化の影響で絶滅の危機に瀕しているという。環境の変化が徐々に過酷な運命を生んでいる。それは、いずれ人類の未来をも予感させていないだろうか。生物は、ぎりぎりの健気な努力によって生き残ってきた。地球の平均気温の上昇が、2℃上昇すると騒いでいるが、或る調査では、一番影響を与えている極地で5℃上がっているとの話だ。これは、大きな警鐘となるはずだ。


漠然とした安全の約束でしかない社会のなかに私たちは居るだろう。それは、すべての国民が、これからの人生を平穏で居られないことを意味している。どんなリスクがあるか、分からない。例えば、病気になれば、それが不治かどうかで残りの時間が予測されるだけだろう。いえることは、たとえ世界中の誰でも安心ではいられないということだ。どんな不幸が襲ってくるか判らない。いえることは、ネガティブなことでしかない。どうストレスと闘うかだ。

生きるということは、その不安に立ち向かって行くことでもあるだろう。不安を克服しながら、挫けそうになるこころを奮い立たせることだ。
誰も知らないからこそ、多くの迷いが付き纏うのだろう。確たるものがないことは、また或る意味で、足らざるを補おうとする意欲にもなるのだ。

自分の明日を誰も知らない、人生の途上にいる。






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最終更新日  2021.01.30 20:20:58
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