大道無門(パソコンとインターネット)

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2009.08.26
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カテゴリ: 新商品

TOSHIBA PATX66JLP / dynabook TX リュクスホワイト【新品】TOSHIBA PATX66JLP / dynabook TX リュクスホワイト



最近、米国Sonyからやはり電子書籍端末が発売されるという話が出
てきたのと、米国の大手書店チェーンBarnes & Noble社もその電子書籍
サイトでオランダの電子書籍端末メーカーのiRex Technologies BV社の
電子書籍端末を販売するという。

ここに来て米国では電子書籍端末は花盛りという状況になってきた。

電子書籍に関してはなぜか米国で普及が進んでいるが、これは文字のせ
いというのも大きいのではないかと思う。日本や中国は漢字で表記され
ているので、どうしても文字を表示するときに液晶画面の画素数が多く
なければならず、アルファベットだけの国とは事情が異なる。

これは簡単に理由を説明することが出来る。

アルファベットなら、半角ですべてが表示され、かつ数字も、そして大
半の必要な記号も半角ですむ。ところが、漢字を含む日本の文字は、半
角ではすべては表すことは不可能で、全角で表示せざるを得ない。文字
によっては、全角でも表記できないものがあり、省略形で表示されている。

つまり、横書きで考えると、一行に表示できる文字数は、アルファベッ
トと漢字とでは2倍という違いがあるのだ。

では、アルファベットと漢字で同じサイズで表せば、一行に表示できる
文字数は同じになるではないかという疑問がわくかも知れない。それで
も、その場合にはやはりアルファベットはサイズをさらに小さく出来て
漢字の表示数よりも倍の数表示できるのだ。

これは、画面の横だけで議論したが、たてに関しても同じようなことが
いえる。

ということは、文字数としては、一画面に表せる量は、アルファベット
は漢字の4倍程度あるということなのだ。

通常の本の場合には、アルファベットと漢字のサイズを同じにすること
が可能だ。漢字では小さくなってくると、細かくなりすぎて読めなく
なってくるが。

これを紙ではなく、液晶を使用して表示しようとすると、それを表示す
るための画素数がアルファベットに比べて漢字は、画面の縦でも横でも
倍の画素数がいることになる。

画総数が縦も横も倍も必要だということは、液晶の価格を倍以上に引き
上げてしまう。

この点が、日本や中国で電子書籍端末がはやらない理由の一つだろう。











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最終更新日  2009.08.26 16:43:04
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