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一年、いや二年ぐらい滞っておりました。 甲状腺機能低下症になり、倦怠感に苦しんでおりましたが、少し良くなってきましたので、再び気力も湧いてきました。 先日の佐世保の事件を受け、思うところもあります。 子どもたちが幸せを感じて育つ保育環境を守らねばと強く思います。今日は若手職員を中心に勉強会を催しました。 保育者自身も幸せを感じる保育園でなければと思っています。 楽しい愉しい保育をしたい。それだけです。
2014.07.30
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私は園経営のモデルとして、しばしば、アントニオ・ガウディを手本とします。なぜ建築家のガウディ・・・彼の作品、サグラダ・ファミリアは130年以上たった今も建築が続いています。ガウディ亡き後も彼の理念を引き継いだ職人たちがその想いを具現化しています。長い歳月が彼を成長させました。皆、そうであるように、ガウディも若い頃にはとても完璧と言えない人物でしたが、生き方や社会の在り方といったことについて、常に疑問を持ち、強く答えを求めていた人だった・・・その迷い多き若者がサグラダ・ファミリアの主任建築家になったのを一つのきっかけとして、キリスト教の精神が見ようとしていたものを深く勉強するようになり、また、多くの優れた宗教指導者たちとの出会いを経て、一つの宗派を立ち上げてもいいくらいの崇高な人間になっていく。それはまた、神が創造した自然から素直に知恵を得ていこうとする精神が養われていく課程でもあった・・・(本文引用)そうしたガウディの成長をすべて吸収し、理念に反映されているのでしょう。ガウディは本当に人間を幸せにするものをつくろうとしていたと思います。そしてまた、人間がつくり得る最高のものを神に捧げようとしていました。サグラダ・ファミリアは家族愛がテーマの教会だそうです。幸せな家庭が増えれば社会全体が良くなる・・・なので、養父ヨセフも像があります。イエスキリストやマリアを守ろうとした父の無償の愛生誕の門にはペリカンの彫刻がありますが、聖トーマスという聖人の残した言い伝えの中に「母ペリカンは、食べ物がなく、子ペリカンが飢え死にしそうになると、自分のお腹をくちばしで裂いて血をのませた」という内容の話があるそうで、母子の愛情、もしくは親子の愛情のシンボルとして置かれています。しかも、このペリカンの親子の像は聖家族の像の上に置かれ、門に近づくにつれ、他の像にかくれて見えなくなってしまいます。これは、「本当に大事なものは近くにいるときは見えない」と言うことを暗示しているのではないかと著者の外尾悦郎さんは言っています。他にも様々な工夫と挑戦がこの建築の中に施されていますが、今も職人さんたちは、ガウディの思想に近づこうと努力されています。130年も作り続けられていますが死亡事故は一件も起きていないといいます。ものを作る人間をダメにする確実な方法は、全体を考えさせず、細かい作業をひたすら義務としてやらせることです。そうするともう、現場での新しい発想が生まれてこなくなるだけでなく、いかに手を抜くかということばかり考える人が現れ、図面通り100パーセントのものすらできなくなる(また、そもそも図面に誤りがあった場合にも、職人たちの直感によって、それが「おかしい」と指摘されることも起こりにくくなります)。(中略)小さな手抜きの積み重ねがやがて致命傷となり、建物を崩壊させることも十分に考えられます。(中略)今日まで死亡事故が一件も起きていないのも、職人たちが自ら考え、意欲的に仕事をしてきたことと無関係ではないと思います。保育園でも同じことが言えるのではないでしょうか。職員を信じ、同じ理念で子どもたちと向き合う・・・本当のチームワークが新しい発想を生み出す気がします。
2012.05.26
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自分のなかでの名場面、名文句がたくさんありますが、やはり、一番大事に心にとどめているのは、キツネが王子さまと別れる場面での「ものごとはね、心で見なくてはよく見えない。いちばんたいせつなことは、目にみえない」というセリフ・・・人生の折々に読み返すと新たな発見があります。王子さまの一輪のバラは「愛する人」と読み替えれるでしょう。王子さまがバラに費やした時間が、他のどのバラよりも美しく感じる、愛すべき特別なバラにしたのです。「愛」は確かにありますが、目には見えません。愛を知っている人は優しくなれます。大切な人を想うとき優しい気持ちがあふれます最後の「僕」と王子さまの別れの場面、「花のことと似てるな。どこかの星に咲いている一輪の花を愛していたら、夜空を見あげるのは、心のなごむことだよ。星という星ぜんぶに、花が咲いているように見える」「そうだね・・・・・」「水のこととも似てる。きみがぼくに飲ませてくれた水は、音楽みたいだった。滑車が歌って、綱がきしんで・・・・・ほら、思い出すでしょ・・・・・心にもおいしい水だった」「そうだね・・・・・」「夜になったら星を見てね。ぼくの星は小さすぎて、どこにあるのか教えられないけど。でもそのほうがいいんだ。ぼくの星は、夜空いっぱいの星のなかの、どれかひとつになるものね。そうしたらきみは、夜空ぜんぶの星を見るのが好きになるでしょ・・・・・ぜんぶの星が、きみの友だちになるでしょ。今からきみに、贈り物をあげるね・・・・・」そして王子さまは、笑った。「ああ! きみの笑い声をきくの、大好きだ!」「そう、これがぼくの贈り物だよ・・・・・あの水のお礼だよ・・・・・」「どういうこと?」「人はみんな、その人なりの星を持ってる。旅をする人たちなら、星は案内役だ。そうでない人たちなら、ただのちっちゃな光。学者たちにとっては研究するものだし、ぼくがあった実業家にとっては、金でできているものだった。でもどの星も、口をつぐんでいる。だからきみには、誰も持っていないような星をあげるよ・・・・・」「どういうこと?」「きみが星空を見あげると、そのどれかひとつにぼくが住んでるから、そのどれかひとつでぼくが笑ってるから、きみには星という星が、ぜんぶ笑ってるみたいになるっていうこと。きみには、笑う星々をあげるんだ!」大切なひととの別れ、心が折れそうになった経験・・・そうした心のクボミも、よい保育園にしたいという情熱や思いにつながりました。幼児期の大切なときを大事にし、折れない心を育む。愛着と信頼があってこそ周りを思いやることがができるようになる。星の王子さまは童話ですが、大人が読んでも示唆に満ちています。時々原点に還り、新たな力をもらえます。ー いちばんたいせつなことは、目に見えない ー大事にしたい保育観です。
2012.05.16
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久々です。すみません・・・一昨年に植樹した榎にようやく葉が茂り始めました。うまく根が張らず、枯れてしまったのかなと思ったりしましたが、見えない根っこの部分に命を集中して頑張っていたようです。新年度がスタートして1ヶ月以上経ち、この4月からの改善した点もなじんできたようです。主な変更は、感性と運動能力アップのため、これまでの体育教室をやめて、毎週、野外活動を計画的に取り入れたこと。二階の3、4、5歳児クラスで、外遊びに出る動線を考慮して、これまでの一階玄関からの出入りから、外階段を使い通って二階ベランダからの出入りに変更したこと。毎月一回発行していたクラス便りを毎週発行するようにしたこと。などなどいろいろありましたが、新年度移行のドタバタで説明が行き届いていなかったこともあり、当初は、保護者の皆様から戸惑いの声やご意見を多数いただきました。おかげでさらに良くなってきたように思います。お詫びとお礼を申し上げます。さて、そんな4月でしたが、園として「子ども主体の保育を行う」という基本理念に何らブレは無く、あくまで、子どもの様子からの気づきに基づき変更したことでしたので、正直、木に例えるなら、今回の変更点は枝葉の部分と思っていました。ご意見をいただいてみて、根っこの部分、園としての「理念」を繰り返し伝えていかなければと反省したところです。これから何回かに分けて私の「思い」も含めこの「根」をお伝えしていきたいと思います。今日は序章として・・・このごろは保育界でも、とかく目先のこと、目に見えることばかりにとらわれているように思えてなりません。園の名誉とばかりに在園中に成果を出すことに必死です。幼児教育は大人顔負けの何か「スゴい」ことをさせたり、小学校の前倒しではありません。折れない心を育み、思春期に花開くためです。感性を磨く時間を奪い、早く早くと急かしてしまうのは逆効果です。私が保育に携わるようになってよりどころになっている本を紹介しながらと思っていますが、元々門外漢の経歴から園長になりましたので、視点が違うかもしれません。まずは「星の王子さま」を次回紹介したいと思います。昔読まれた方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。キーワードは「いちばん たいせつなことは、目に見えない。」です。
2012.05.10
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初野地区の朝の冷え込みはすごくて、園庭は凍っています。お日様が上ってくるのとともに、徐々に溶けて来るのですが、園庭の土はトロトロになっています。子どもたちがそれを見逃すはずがありません。寒さも何のその!土の感触を目一杯楽しんでいました。
2012.01.27
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今日は「グリーンスポーツみなまた」の森で野外活動を行いました。今週は寒波が水俣にも到来し、朝からの雨も雪に変わり、時折チラチラとしておりました。しかし、有り難い事に、森の中は木々の葉っぱに守られて暖かく感じます。多少の雨や雪は気になりません。自然の見守りは、時に厳しく、時に優しく。その受容の大きさにつくづくと感動します。子どもたちにとって、一番の師だと思います。子どもたちは、目一杯身体を使って遊んでいることもあって、あついあつい!と言っています。エネルギーの固まりなんでしょうね。生活の中から、体感し、寒ければ服を着る、熱ければ脱ぐといった着脱の工夫など、自分の身体の状態を知り、活動にあった適切な状態を判断出来る力を持って欲しいと思います。暖かい部屋にばかりいたら、そうした力は決して身につかないだろうし、守られすぎると逆に冷え性になってしまうようです。今、低体温の子が多いのはこうした環境の変化もあるのでしょう。本来、人間の平熱は37℃ぐらいだそうですから。37℃は免疫力も高まるのだそうです。やっぱり子どもは風の子!「ムッレ」の活動では、今日はいろいろな温度を測ってみました!海の水が一番温かく、11℃で他は6℃でした。ちなみに森の外は、車の外気温計で3℃でした。
2012.01.25
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長らくごぶさたしましたが、心機一転!日記を再開したいと思います。生きているといろんな事があります。良いことも悪いことも。しっかり、こころの充電をしましたので、その時々の想いをこれからも綴っていけたらと思います。拙い文章ながら、読んでいただき、また、「どうしたの?」と励まして下さった皆様、この場を借りてお礼申し上げます。有り難うございます。さて、この頃、奮闘中なのは、小学生との関わりです。園の敷地の一部、「原っぱ」として使っている場所を地域の子たちにも開放しています。私達が子どもの頃と違い、今は、地方でも自由に遊べる場所が少ないのです。ドラえもんの空き地のように子ども主体で遊べる空間になればと思っていますが、遊び下手というか、なかなか上手く行きません。後に使う人のことを考えずに物を壊したり、お菓子の包み紙やレジ袋等ゴミをちらかしたり、よその敷地の樹木を折ったり・・・トラブルもあります。自分たちで上手くやっていくために、自然とルールを作り、自分たちで守っていく・・・そんな姿をイメージしているのですが、「自律」「自治」というにはまだまだ長い道のりでしょうね。あきらめず、少しでも気づいてほしいなと思って、先日、小学校で少し時間をもらって、プレイパークの話をして来ました。ドイツのプレイパークの写真をプロジェクターで映しながら、「君たちと同じ歳のこの子たちは自分で考え行動しているんだよ。自分たちの大切な遊び場は自分たちで守るんだよ。自由と責任はセットなんだ。」というような話をしました。1年生から6年生までいますので、低学年には難しかったかもしれません。授業の合間の長い休み時間を10分ほどもらっての駆け足の話でしたので、ちょっと子どもたちの心に届いたか判りませんが、とりあえず、遊んでいい場所だ!というのはわかったようです。次の日からたくさん遊びにきてましたから(笑)そして、話をした数日後には、片っ端からブロックを砕いて創造的な遊びが行われた模様です・・・積んであったブロックは花壇を作ろうと思っていたのに(泣)・・・トラブルもたくさん起きるでしょうが、その課題を乗り越えていってほしい!と願っています。
2012.01.24
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念願のロフトが2階の保育室に完成しました。県産木材利用促進の補助をいただいております。ごっこ遊びでのロールプレイがさらに広がればいいなあと思っています。子どもたちの動きを見ながらさらに改良していきたいですね。楽しみです。上の部分にあがるには、はしごが登れる事が条件です。危険防止のためでもあります。いい部屋ができました。泊まりたいぐらい(笑)!月曜日の朝、登園してきたみんなの驚く顔が楽しみです!
2011.05.28
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グリーンスポーツみなまたにてMTBスクールを開催しました。久々のガイドです。初めての小学生から大人まで、8名のご参加でした。小学生にあわせていつもよりも基礎部分をみっちり行いました。乗り降りとブレーキングこれがしっかりできないと怖い思いをすることも・・・せっかく参加してくれたのですからMTBを大好きになってもらいたいのです。最年少の小四の女の子も最後は外周を元気に完走しました。それにしてもここの外周のシングルトラックのコースはすばらしい。海に太陽の光が反射して森の中が光り輝いています。レンタルのバイクもたくさんありますので、どうぞご参加ください。子ども用から大人までこれだけサイズがあるのは九州ではここだけではないでしょうか。。。
2011.05.14
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今年度の料理教室の打ち合わせに、鹿児島市の角屋敷まりこ先生をたずねました。やさい村ホームページせっかくだからとすぐ近くのしょうぶ学園にあるカフェに連れて行ってもらいました。ものすごくかっこいい施設でとても福祉施設とは思えません。美術館とかギャラリーといった雰囲気です。中に施設で製作した作品を売るショップがありましたが、そこで働く人たちも(障がいを持つ皆さん)流行の服でバッチリ決めたセレクトショップの定員のような雰囲気です。自信に満ちあふれているように感じました。ここの理念「その人がその人らしく生きるために」をまさに体現しているようでした。感激しました。社会福祉法人太陽福祉会 障がい者支援センター SHOBU STYLE漠然と思い描いていた保育園像がはっきりしてきました。優しさにあふれ地域のコミュニティを再構築しうる軸となり、利用者を行為者に変革する価値ある施設。元気がでてきました。
2011.05.07
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本日5才の長女が自転車で公道デビューしました。小三の長男を先頭に私が次女を自分のパパチャリの後ろに乗せて後ろから長女を間にはさんでミニサイクリングです。目的地はエコパークまで。途中自転車走行可の歩道が狭いところがたくさんあるので補助輪付きは大変そうです。排水溝の隙間にはまったりさんざん苦労したので、家に帰るなり今日から補助輪をはずすと宣言!その言葉通り、出だしだけ軽く手で補助しましたが、すぐに補助輪なしで乗れていました。小さい頃からペダル為しの自転車に親しんでいたおかげだと思います。エコパークのローズガーデンはまだ咲き始めというかんじで見頃は来週ぐらいでしょうか。
2011.05.04
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昨年から、給食で使っている雑穀、高きびやもちきび、ひえ、あわ、アマランサスなどを育ててもらう活動を行っていますが、今年も植えて下さる皆様をご招待して雑穀料理の試食会を行いました。保育園では定番メニューの「もちきびポテト」「アマランサスの明太子風パスタ」等をお出ししてこんなのを作りますとご紹介しました。雑穀というとご飯にまぜてというイメージがあるようですが、おかずでもたくさんおいしいものが出来ることをお伝えできました。何年かかるかわかりませんが、水俣の新たな特産品になればいいなあと思います。
2011.04.19
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熊本市錦ヶ丘のビオ天粧さんに仕入れに行ったついでに、近くの「はじめギャラリー」に行ってみました。オーナーが設計事務所さんなので、いちいちかっこいいカフェです。マニアックな本がたくさんあるのもうれしい!600円支払って入るとチケットがわりに小石を渡されます。何とも手触りがよくて癒されます。セルフで好きな飲み物とお菓子を取れて好きなだけいることができます。今日は大好きな手塚治虫やらイサム・ノグチの本を見ながら2時間ほど癒されました。また充電しに来たいと思います。
2011.04.16
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お正月以来3ヶ月ぶりにロードバイクに乗りました!友人のS君とこの頃水俣に帰ってきたH君に、水俣の良いとこをご紹介しようというのが今日の趣旨です。H君はメッセンジャーの経験もある猛者です。全然乗っていない私たちは、すぐに脚がいっぱいいっぱいになりながらも市役所~長い運動場~愛林館~越小場~石飛~桜野上場~中尾山~エコパーク~明神~丸島~市役所といったコースを満喫しました。後半少し寒くなりましたが、春を満喫しました。桜も見頃でした。帰って来た頃には、水俣川に鯉のぼりが立っていました。
2011.04.03
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熊本市のナチュラル&ハーモニック ピュアリィで薬を出さないお医者さん三好基晴氏の講演があると聞きつけたので行ってみました。現代医療は患者さんのための正当医学ではなく病院経営や製薬メーカーなどのための商売医学に基づいていることが多くあります。今の医療保険制度では検査や投薬などの保健点数で経営が成り立っている状況ですので、不必要な薬物投与や検査が原因で発病したと推測される奨励が少なくないとのこと。現代医療においては検査基準が厳しく設定されており、健康な人が病人にされていることもあると。私達も正しい情報を知り、これまでの常識、刷り込みにとらわれないようにしなければなりません。
2011.03.27
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今日は大変良い天気になりました。午前中に神社へ初詣をすませ、午後からは少しの時間でしたが、ロードバイクで気持ちよく海岸線を流しました。本当に久しぶりに自転車に乗ることが出来てスッキリできました。一人の時間は物事を考えるのに最適です。今、NHKでマイケル・サンデル教授の「ハーバード白熱教室」総集編を見ながら、この日記を書いています。「これから『正義』の話をしよう。」政治哲学で有名なマイケル・サンデル教授。昨年は彼の人気もあって哲学がブームになりました。私にとっては自転車に乗っているときが最高の「哲学」する時間ですが、この頃は、なかなか時間が取れません。あとは、ひとりで考え事ができるのはトイレやお風呂でしょうか。しかし、これも子育て真っ最中の期間ではなかなかゆっくり出来ないです。従って今は、奥さんにも、うけがよく、最も「哲学」できるのは「掃除」をしながらです。自転車に乗れないので、掃除が運動にならないか、掃除をしながら効率よくフィットネスできないか意識しながらやってます。
2011.01.02
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お正月の楽しみのひとつに年賀状をいただくことがあります。今年は卯年(うさぎ年)ですので、様々な工夫のうさぎが描かれているものがありました。しかし、干支は「卯(うさぎ)」というのは正しくありません。「干支(えと)」とは、正確には「十干(じっかん)」と「十二支(じゅうにし)」の組み合わせです。2011年の場合、十干は「辛(かのと)」、十二支はご存知の「卯」なので、干支は「辛卯(かのとう・しんぼう)」となります。「辛」は、鋭い刃物を描いた象形文字で、刃物で刺すことを意味し、「新」に通じて、「新生」「革新」を表すそうです。一方の「卯」は、「冒(ぼう)」と同じで、「芽(かや)」の意味。芽や葉が茂ることになり、「茂」に通じる。十二支の動物はおぼえやすいように後でつけられたのだそうです。国によってはうさぎでなくて猫の国もあるとか。植物にたとえると、「辛」の年には、いったん枯死した後、新たに発芽し、明るい春の訪れとともに青葉が生い茂ることになるのだそうです。保育園も昨年はいくつかの「新しい」取り組みの準備を進めてきましたが、今年それらがうまく芽を出すのかどうか。干支のとおり、「新生」「革新」の年にしたいと思っていますが。。。まずは、4月から定員を60人に引き上げます。国からの運営費単価が下がるので定員に満たないと苦しいのですが、できるだけ皆様のニーズに応えたいと思って決断しました。他にも具体化していく取り組み、アイデアがあります。世界で初めて量産型MTBを世に出したアメリカのスペシャライズド社の社是は「Innovate Or Die」(革新あるのみ)だったと記憶していますが、保育園もこうありたいと心に留めています。
2011.01.01
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いやー積もりましたね。水俣ではこれだけ雪が降るのは年に1回あるかないかですが、子どものようにうれしかったりします。(ご苦労されている方もいらっしゃるかもしれません、ごめんなさい。)雪だるま作ったり、雪合戦をしたりしている子どもたちの様子を想像したりして休み中で残念だなあと思いましたが、保護者の皆さんの登園、降園を考えると休み中でよかったなあと思います。滅多に降らない街でこれだけ積もると当然、交通が混乱するのですが、ウチの車は年中スタッドレスタイヤ履きっぱなしなので、こんな日はこれまた、うれしかったりします。やっと4WDの実力出せたーといった感じです。昔、ガンガンとスキーに行っていた頃を思い出し、運転しながら思わずユーミンの「ブリザード」を口ずさんじゃったりします。今思えば、日本中がスキーをやらされていたのかも。おそるべし!
2010.12.31
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クリスマスは如何お過ごしでしょうか。我が家では長男が「クリスマスの正しい迎え方」なる情報を本から仕入れてきて実践しておりました。正当派のクリスマスでは、プレゼントを持ってきてくれるサンタさんのために、ジンジャークッキーと飲み物を置いておくそうです。それに添える手紙をせっせと書いていましたが、その様子を見ていて思わず大爆笑しそうになりました。(ぐっと腹がねじれそうになるのをガマンしながらこらえましたが)サンタはフィンランドから来るので漢字に「ふりがな」をちゃんと付けたのだそうです!なんて、おバカだけど素敵な息子よ!と抱きしめたくなりました。苦労もありますが、子育てはこんな嬉しいこともたくさんありますよね。
2010.12.25
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給食チームの研修で熊本市小島にある金守製油所を訪ねました。(熊本市のさくらんぼ保育園さんとご一緒しました。)なかなか給食担当は全員そろって研修に出ることが難しいのですが、保護者の皆様のご協力により(お弁当の日ということで)学ぶ機会を設けることができました。ありがとうございます。以前より、「保育園で使用している食材の産地を訪ねたいね」という話をしていたのですが、今回は食材の仕入れでもお世話になっている熊本市錦ヶ丘のビオ天粧さんのご協力により実現しました。金守製油所では国内産の菜種を昔ながらの「玉締め」という方法で搾油されています。菜種を炒って蒸して石臼のような機械で絞ります絞ったかすはこのようになります。写真ではわかりませんが、さわるとカチンコチンでコンクリートのようです。機械で砕いて肥料などに利用するそうです。これは「フィルター」となる織布。使用前使用後絞りたての油は琥珀色でとてもいいにおいでした。思わず飲みたくなるほど!?油というよりジュース?といってもいいかも。しかし、このままでは製品にはなりません。床下に埋め込んである大きな瓶で3ヶ月ねかせて不純物を分離させるそうです。現在主流の薬品を使ったりやお湯で洗ったりする製法では速く製品になりますが(商品として早く現金化できる)、その分、抗酸化物質も無くなってしまいます。こうした昔ながらの自然な方法ですと、良い成分もこわすことなく、酸化しにくい良い食用油となるわけです。酸化した油が様々な病気のもとになっているといわれています。子どもたちのために、このような良い油を使えるのは本当に有り難いです。この貴重な油、保育園ではフライヤーなど使わずに揚げ物も鍋で大事に使っております。《もう一言》小島は昔、海運で栄えた街。今も水路がたくさん残っています。このような工場も水車を利用していたのかもしれません。今は動力は電気ですが、ひとつのモーターでベルトを介して全ての機械を動かしていました。ということは一斉に動くので準備や段取りが整わなくては出来ません。ご夫婦お二人だけでされていますので、本当に大変なご苦労の上に成り立っています。本当に感謝です。
2010.12.04
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今朝の新聞に載っていた広告です。国が直接、金をばらまくよりもよほど効果がありそうな「手当」です。いい広告だなあと思ってグッと来ました。民主党さんが言っているように、子ども手当を満額26,000円配ったとして、その財源に5兆4,000億円必要だそうです。ちなみに、全国の私立認可保育所への運営費予算が3,500億円。公立を含めても5,000億円。端数にしかなりません。きちんとした保育を受ける権利を保障してあげたほうが、将来、子どもたちのためにも、国のためにもなると思います。
2010.11.27
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「サンタさんへの手紙」大募集!!日本全国でサンタさんへの手紙を募集し、投函された手紙が全国の中で一番多かった地域に、フィンランド政府公認のサンタクロースがやってきます!先日ラジオのニュースで聞きましたが、県内の郵便局でサンタクロースを熊本によぼうというキャンペーンを行っているそうです。11月20日到着分までですから、18日までに投函した方がよさそうです。お子さんと一緒にいかがですか。関連記事 asahi.com 熊本市 企画財政局 企画情報部 都市戦略課・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-応募先〒422-8002 静岡県静岡市駿河区谷田40-20-A1F (財)日本・フィンランドサンタクロース協会「サンタポスト」係平成22年11月20日(土)到着分まで※詳しくは最寄りの郵便局へ主催:一般財団法人 日本・フィンランドサンタクロース協会後援:フィンランド郵政/サンタクロース中央郵便局/フィンランド大使館/日本郵政株式会社/郵便事業株式会社/郵便局株式会社
2010.11.15
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名古屋で開催されているCOP10が29日で閉幕しますが、この会議の話題に関してか、先日こんなことをテレビで言っていました。オーストラリアでは観光資源として過剰に保護したカンガルーが大量繁殖して大量駆除を行っているそうです。しかも人道的に殺すための指針があるとか。。。エゴ丸出しです。人間にそんな権利があるのでしょうか。これもラジオで聞いた話ですが、明治時代ぐらいまでの日本では、農耕のための牛や馬たち家畜や動植物と人との関係は同等でした。それが、西洋の文明が入ってきたことで(特にキリスト教の人類は神が創造した万物の霊長という考えから)人間中心の考え方に変わってしまったと。そのころ、農耕のため家畜と身近に生活していた子どもたちは、学校で人類が最も偉いと習っても、家に帰って「お母さん、学校の先生はそういってたけど違うよね」とたずねていたという逸話も。また、以前、子どもたちと環境センターで恐竜の話を聞いたことがありますが、現在、地球上の野生生物の絶滅速度は恐竜時代よりもはるかに速く、一年間に約4万種が絶滅しているそうです。13分に1種が絶滅していることになります。このままでは人類もそう長くはなさそうです。すべてのことは繋がっています。保育園では森のムッレ教室等で自然のサイクルを伝えていますが、子どもたちが体験を通してこうしたことを学び取るための工夫がますます必要です。
2010.10.29
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末っ子もやがて4ヶ月をむかえようとしていますが、先日ホーローおまるを手に入れ、おむつの外で排泄が出来る確率が上がってきました。これまで授乳後や寝起きなどトイレでささげて成功することもあったのですが、やはり不安だったのかもしれませんね。取り組んでみて、あらためてわかったことは、排泄をして気持ち悪いから泣くのではなく、排泄をしたいと訴えて泣いているようだということです。完全母乳なので授乳は出来ませんが、排泄は父親でも一緒にできるのでうれしいです。我が子からいろいろ学ぶ毎日です。赤ちゃんはこのタイプのおまるがいいようですね。側面が丸くなっていますので多少傾けてもこぼれませんし、ホーロー製なのでにおいもつきません。ホーローのおまるはネットで1100円ぐらいからあるようです。
2010.10.25
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うちの子どもたちが、おもしろい絵本を読んでいたので紹介します。「ぶんかいきょうだい」西平あかね作 アリス館 ぶんにいちゃんとかいくんの兄弟が、ゴミ捨て場でみつけたイイモノ、こわれた掃除機や扇風機、時計などを「研究所」とよんでいる裏庭の運び込み分解を始めます。でてきた部品をつかっていろいろな発明品をつくりあげていくといったお話です。時間を進めたり戻したりできる「時計扇風機」や掃除機でつくった「化石吸い込み機」など想像力豊かなものばかりです。先日、保護者会主催で親子木工教室が行われ、お父さんやお母さんばかりでなく、子どもたちも上手にのこぎりや金槌を使っていましたので、簡単な工具をそろえた分解コーナーを作ってもおもしろいかなぁと思っています。人はいろいろなモノの中身や構造を知りたいという欲求を持っていますし、絵本のように子どもたちの想像力や好奇心を刺激し科学の芽を育めればと思います。手先を使うのもいいですよね。
2010.10.19
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今日14日は、明治5年に新橋駅と横浜駅間に鉄道が初めて開業したのにちなんで「鉄道の日」とされています。保育園のすぐそばにある「新水俣駅」でも鉄道の日にちなんで保育園児の「新幹線の絵」が展示されています。日頃からお散歩などで駅にはお世話になっていますが、この絵を描くにあたり、3、4、5歳児クラスでは、あらためて今月のプロジェクト保育で鉄道や乗り物について取り組んでいます。どんな学びがあるのでしょうか楽しみです。
2010.10.14
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今週発売の女性自身10月5日号にウチの末っ子の生まれたときの写真が載りました。お世話になった福井の助産師の方が、記念に出産のときの写真をアルバムにしてプレゼントしてくださるのですが、そのカメラマンの方が、お産の写真を撮り始めて10周年ということでグラビア企画にとりあげられたそうです。鍵山秀三郎さんの一日一話に「十年偉大なり、二十年畏るべし、三十年歴史なる」という言葉が載っておりましたが、命の誕生という感動の記録をこれからも続けて欲しいですね。カメラマンの方は、ミドリ写真舘の 畑 勝浩(はた かつひろ)さんとおっしゃいます。二番目の子からこれまで3人お世話になりました。
2010.09.21
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夏休みに学童クラブに来ている子たちと寒川水源にいきました。年間を通して水温が14度ぐらいだそうで、湧き水のながれのある森はまさに天然クーラーです。子どもたちは、朝からテンションが高く、何を見てもキャーキャーと歓声をあげて喜びはしゃいでいました。カニを見つけてキャーキャー。魚を見てはキャーキャー。雨粒を見つけてキャーキャー。水の神様でしょうか。小さな祠を見つけました。お昼は水源亭で素麺を食べました。今年の夏は猛暑日といわれるような日が続いていますが、自然の中で一寸涼をとることができました。
2010.08.18
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第一中学校の生徒会の掃除実習に呼ばれました。これまで自分磨きのためにあちこちの学校の掃除に参加してきましたが、水俣では初めてです。これを機会に水俣でも広まればいいなと思っていますが、大人でハマって行ってくれる人が増えなければ難しいかもしれません。掃除をさせるのではなく、大人が一心に取り組む姿を見せるのが大事です。自分のことだけ考えているならば、トイレ掃除など割にあわないことかもしれません。割に合わないことでも心を込めて打ち込める大人がいることを示し、自らその価値に気づいてもらえたらと思います。中学生と一緒に掃除をさせていただいて、見えない学力があることがよくわかります。たくさん掃除道具を使うのですが、ずらっと並んだ道具を駆使して工夫をしながら便器をきれいにしようとする子、指示がなければ道具を使えない子、積極的にアイデアをだしたり、質問をしてくる子、一人コツコツと取り組む子、まわりの子に気を配りながらよい言葉をかけれる子、様々です。様々な個性の人にどう思いを伝えるか。何より私自身がいろいろと学ぶことができました。
2010.08.02
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熊本でおむつなし育児座談会が行われるということで、見学にいきました。主催は Hug & Happy in 熊本~だっこ・おむつ・おんぶの会~の皆さんです。10名ほどのお母さんたちと経験者のお母さん数名が参加されていていました。おむつなし育児とは、まったくおむつをしないわけではありません。なるべくおまるやトイレなど、おむつの外で排泄をさせることです。おむつだけに頼らなくなると、赤ちゃんのサインがわかるようになり、気持ち的に楽になるようです。このような自然育児の座談会を水俣でも開催したいと思っています。最近のハイテク紙おむつ、パンツは直接触れなくても出ているか出てないか判るので、赤ちゃんと私たちのコミュニケーションの力も落としているような気がします。「赤ちゃんにおむつはいらない」という三砂ちづる先生の本を前に読んだのがきっかけですが、保育園でも紙パンツをしている子が気になってしょうがなくなり、なんとかしたいという思いでいます。個々の発達の差はありますが、少しでも排泄の自立が促されるような園環境を整え、0、1、2歳児のクラスが、もっと流れるような保育になるようにしたいのです。流れるとは、子ども自ら行いたいと思っている行動を一斉的にさえぎらないということです。できるところから始めたいと思っていますが、できれば今年度中にレンタルのトレーニングパンツを導入したいと思っています。5月には、モンテッソーリ教育実践園として有名な福岡市のエミール保育園で使用されている「エコニコパンツ」を視察してきました。ここでは、特別に開発された従来のトレーニングパンツよりも薄手のものを使い、園で殺菌消毒して洗濯乾燥してレンタルで使用しています。保護者は毎月その使用料を払うしくみです。園所有のエコニコパンツとパンツが自由にとれるカゴ、そして座って自分でパンツを脱ぎ着する高さ14センチぐらいの椅子、濡れたパンツを自分で入れるカゴの3点セットをセッティングしてありました。枚数を気にせず、また、子どもたち自身の力で着脱できる環境が整えられているので、排泄の自立を気持ちよく成功させているようです。設備投資もしなければならないので完全実施は来年以降になりそうですが、全年齢で、より「見守る保育」が進化できるように努力したいと思います。
2010.07.27
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大阪の辻井こども総研のご協力を得て、保育園にておもちゃコーディネーター養成講座を開催いたしました。園から数人大阪や東京に研修に行ってもらっても、周知が上手く行かないことがありますので、思い切って自園で開催しました。遠くは熊本市内や鹿児島から近隣園を含め40名近くの方にご参加をいただきました。おかげさまで盛況のうちに開催できました。有り難うございました。今回の講座は、決しておもちゃのだけのことでなく、保育全般に繋がる示唆や、子どもたちの意欲を引き出す様々なヒントを私たちに与えてくれたように思います。 たくさんのグループワークを交えた講義で、参加された皆さんも、童心に返って熱く遊び込んでいました。その中で、他の人がいるからこそ楽しめる「つながる」うれしさをあらためて確認できました。単におもちゃで遊ばせるだけでなく、そのモノによってどのような学びや発達が期待できるのか、環境デザイナーとしての保育士の役割が大切です。こうした目線は、野外活動の場面でも生かされると思います。自ら創り出す遊びへ発展させ、他の子ども同士のコミュニケ-ションを促進させることができるのか。保育士は、まさに、コーディネーターとして子どもたち同士の心を繋ぎ、その場をセッティングするセンスを磨く必要があるのです。
2010.07.18
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6月28日10時46分に四人目の我が子が誕生しました。男の子でした。ということで今、福井県に来ています。前日の夜10時に産気づいたと連絡がありましたが、すでに上り列車は最終の熊本駅止まりしか有りません。しかし、水俣からの始発では福井に着くのは午後2時を過ぎてしまいますので、とにかく、その22時28分発の列車に着の身着のままで飛び乗り、熊本駅で始発を待つことにし、新幹線を乗り継いで、10時56分に到着しましたが、妻がいる助産所に着いた時には、長男が「生まれたよ!男の子」と玄関で待ちかまえていました。これまでの3人の子たちは皆出産の瞬間に立ち会うことができていたので少し残念でしたが、へその緒は長男といっしょに切ることができました。4歳と2歳の娘も一緒に産湯で赤ちゃんの体をきれいにしました。家族で迎えるお産は言葉は無くても命というものを伝えてくれるようです。
2010.06.29
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今日、保育園に左官業をされているMさんがいらっしゃいました。月浦でエコハウスが公開されていますが、その建物の昔ながらの土壁や土間のたたき等を担当された方です。その技を利用して光る泥団子のワークショップを子どもたちと行ったりされています。保育園の子どもたちと一緒に何か面白いことが出来ないかとお話させていただきました。これまでつくられた物を見せていただきましたが、まるでイタリアの大理石のようです。とても泥団子と思えません。10年ぐらい前、京都の加用文男先生の講演に参加して、そのとき初めて光る泥団子を見て感激しましたがそれ以来です。そのときのお話でもありましたが、自分で手をかけて作り上げた物だからこそ特別な愛着が生まれると。作り上げる楽しみ、達成感、どうだスゲ-だろっ!という満足を味わってほしいと思います。Mさんとお話するうちに、いろいろな欲が出てきました。子どもたちが作っている味噌や梅干し、漬け物を保存する土蔵を造ろうとか、隠れ家とか、アトリエを作ろうとか。。。いろいろな才能を持つ人々とコラボすると未知の世界が広がる楽しさがあります。いいよね。いくつになっても遊び心忘れたくありません。特にお父さん!一緒に楽しんで子どもたちに見せてやりましょう!
2010.06.09
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NHKの朝のニュースで「人の役に立ちたい若者たち」という特集をやっていました。その中に登場したお一人の女性は、登録制の病児保育のNPO法人を立ち上げた高 亜希さん。大阪で派遣型の病児・病後児保育サービスを行っていらっしゃるが、まだまだ採算は取れていないという。しかし、利用者に喜ばれ、社会の役に立っているという実感は何事にも代え難い。社会問題を解決しながらこれからのビジネスモデルになれればというような内容でした。誰しも、こうした社会の役に立ちたいという気持ちは善のエネルギーとしてあるのではないでしょうか。自分自身も保育園の仕事が世の中を良くする素晴らしい仕事であると心から悟ったときに感謝で涙があふれた想いを思い出しました。よく、この日記でも、宮澤賢治の「雨ニモ負ケズ」を引用していますが、自分なりの解釈で、この詩に思い入れがあるからです。思春期の頃、自己肯定出来ずに、自分は何のために生きているのだろうと思い悩む事がありました。そんなときに、雨ニモ負ケズの詩の賢治の心情を感じて、とても励まされた憶えがあります。世の中のために役に立ちたいと願っていた賢治は、その当時、認められることなく若くして亡くなりましたが、その作品は、今も輝いています。>自分を勘定に入れずに よく見聞きし 分かり そして忘れず自分を「勘定」に入れない。なかなかできない事です。利他の心。>野原の松の林の陰の小さな茅葺き小屋にいて禅では、道を求める者は捨ての一手といっています。(賢治は禅宗ではありませんが)>東に病気の子どもあれば 行って 看病してやり 西に疲れた母あれば 行って その稲の束を負い 南に死にそうな人あれば 行って 怖がらなくてもいいと言い 北に喧嘩や 訴訟があれば つまらないからやめろと言い役に立ちたいと心から願っていたのでしょう。>みんなにデクノボーと呼ばれ ほめられもせず 苦にもされず そういうものに わたしはなりたい見せかけでなく、こうありたいものです。本物の持つ力を感じて欲しくて、園内には大きなパネルにその書を飾っています。この詩が、子どもたちの心に残り、もしも人生で悩み苦しむ時には助けになって欲しいと思っています。
2010.06.08
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久々にロードに乗りました。このところ練習していないので、全然回せません。(泣)昨年からフロントをコンパクトに変更して、リヤもファイナルを27にしていますが全然ダメです。坂ではMTB並のギア比が欲しいぐらい・・・晴れている時は必ず乗るというぐらい、ハマらんとダメかも。
2010.06.06
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またも首相が交代し、日本の舵取りはますます迷走しているなか、保育制度も急加速で改革されようとしています。子ども・子育て新システム検討会議による基本的方向が示され、国も6月末を目処に何らかの具体案を出すとされているなかで、昨日は幼保一体化のシンポジュームに出席しました。この会では150名の参加があり、幼稚園関係者が半分、保育園関係者半分です。このように、幼保が一同に会して話をすることは、私が知っている限りほとんど無く、画期的なことです。こうした集まりをぜひ自分たちの地域でも開催したいと思いました。ともに、水俣の子どもたちが育つ環境をどのように作り上げていくかを地元でも幼保一緒に考えていけたら・・・まずはバラバラになっている市内の保育園をまとめなければなりません。大義のもと問題を乗り越えていく力を大人自ら示さねば、子どもたちに「問題解決する力が育つように」などと言えないはずです。まずは、お互いを知るということで、お互いの問題点を出し合い理解を深めたことはとても意義あることでした。今回は、薄々苦しいのだろうなとは思っていたのですが、幼稚園の経営の内情、とくに私学助成金や補助金の具体的な数字、制度の仕組みを知ったことは大変ためになりました。(良くするために)今後、幼稚園関係者と話をする時役立ちそうです。保育団体内では、制度、特にお金のことの論議からはじまるのですが、(もちろんお金も大事ですが)一般世間の人が聞いて共感してもらえるような話、私たちの保育の質のことをもっと全面に出すべきであると感じています。乳幼児期の子どもたちを親へのサービス(就労支援)ととらえるのか、子どもたち自身の生涯教育の第一歩ととらえるのか。私は後者の方が子どもたちにも国のためにもなると思うのですが
2010.06.05
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大阪に来ています。ホテルは立派な建物で、きれいな部屋なのですが、大きなビルだと窓が開かず、エアコンだけなので調子が狂ってしまいます。のどを乾燥でいためないようにミネラルウォーターを多めに買い込みました。たまには都会もいいですが、食べ物や飲み水も慣れないので、やはり、我が家がいいですね。今日は幼保一体化を考えるシンポジュームに参加するのですが、子どもたちからの立場でその育ちを保証し、OECD諸国のなかでも上位の保育環境を実現できるような一体化になってほしいと思います。少しの間、保育園を離れて、いろいろな方と会ってお話を伺ったり、たまっている本を読んだりして鋭気を養いたいです。しばらく日記をお休みしていましたが、今年度は、いろいろと新しい取り組みも実行に移すことができています。こちらもまたゆっくりと伝えていけたらと思っています。
2010.06.04
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榎の木を園庭に植えました。枝が多いことから「枝の木(エノキ)」という名前だそうです。将来、子どもたちが遊ぶ園庭に木陰をつくり、優しく見守ってくれればと思います。特に記念樹というわけではありませんが、保育園も31年目を迎え、国の制度改革や様々な困難にぶつかっています。先が見えない世の中ですが、本物を追求し、木が大きくなるまで存続しているように、がんばりたいと思います。その頃には、3月に卒園した子どもたちは成人しているのでしょうね。今日は小学校の入学式でした。子どもたちの成長も楽しみです。
2010.04.08
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「食堂かたつむり」という現在映画が公開されている柴咲コウ主演の原作本を読みました。同棲していた恋人にレストランを開業しようと貯めた全財産と家財いっさいを持ち逃げされ、そのショックから失語症になりながらも確執のある母から実家の納屋を借りて、一日一組限定の食堂をひらく。自分にはもう料理しかないのだと、その一組のお客のために全力を尽くす。いつしか噂で、この料理が小さな奇跡を食べた人に起こすと評判になっていく・・・そんな、この物語にとても共感を持ちました。自分に置き換えて考えてみると、理想の保育園像を求め子どもたちが幸せに育つ環境を一心に追求してきました。「こだわり」というような格好の良いものではありません。自らの存在価値を賭けた意地。泥臭い感情的な衝動からくるものです。相対差でなく絶対差で勝負すると言いながらも、他と比べ続けてきた自分があります。高すぎる目標を置き、完璧を目指していたこれまでの自分がいます。この頃になって、ようやくそうした縛りから離れられるような心境になってきました。うまく言えませんけど。主人公の倫子が、確執のあった母の死を乗り越えて初めてわかった母の自分へのまなざしに気づいたように。なんだかさわやかな気分です。
2010.03.02
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「難いかな恒有ること」子曰わく、・・・・亡くして有りと為し、虚しくしてみてりと為し、約(まず)しくて泰かなりと為す。難いかな、恒有ること。無いのに有るかのように見せかけ、内容が乏しいのに充実しているかのように見せかけ、貧しいのに豊のように見せかける者が多いが、どんなときにも変わらないのは甚だ難しいことだ。(述而第七)論語からですが、保育園を運営するにあたって、いつも気にかけている言葉です。不景気で、保育界でもコマーシャルベースの情報が盛んに飛び交うようになりました。しかし、不器用でも本物を伝えたいと恒に思っています。先日、初めての試みで子どもたちの成長展を行いました。前日、職員が準備を終えた深夜に一人、展事物を見て回りました。子どもたち一人一人の作品を見て涙がでました。4月からの成長が絵や作品からうかがえたからです。また、担任ならではの視点で、子どもたちの成長を伝えたいという思いがあふれていました。一年前、子どもたちのよさを伝えたいと今日の成長展を企画し、準備をしてきましたが、これほどとは思いませんでした。不覚にも一人涙し、先に感動させていただきました。4月からの発達や育ちの様子を比較できるようになっていますがそれぞれの子の育ちの足跡がそこに見れます。ありのまま、子どもたちの育ちを保護者の皆様と共感できれば、ますますうれしいなあと思います。
2010.03.01
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保育園では今、バスケットボールが大人気なのです。特に小学生の兄や姉がいる子たち。近くの小学校は全部の学年あわせて70名ほどの小規模校で部活動は野球部かバスケットボール部しかありません。女子中心のバスケ部ですが、この辺の小学校では結構強いのです。一緒についていって上の子の試合を見る機会も多いのでしょう。とても憧れているようで、本当に一生懸命バスケットのような遊びをやっています。ここ数年、当園の園庭には、バスケットゴールがありませんでした。ずっと以前はあったのですけれど。ボール遊びでは、ミニサッカーのゴールだけでしたので、シュートはサッカーのゴールです。けどフォームはバスケのヒョイッとやるような格好だったり、ハンドボールのようにビューンと手で投げるのだったり。それは見事に自分たちの遊びをやっておりました。サッカーのコートでやってるので、大人からみたらハンドボールなんですが、本人たちにとっては自分たちで決めたルールの「バスケ」のようです。それもおもしろいなあと思って見てたんですが、前から小さい子も一緒に園庭で遊ぶこともあり、大きい子も小さい子も絶妙なバランスで共存しているんですが、時に、サッカー等で熱中しすぎると危険な場面もありました。いろいろ考えたんですが、そんなわけで先日、サッカーゴールは上の原っぱに移動しました。当然原っぱを草刈りしただけのコートなのでサッカーは出来てもボールを地面につくバスケはしにくいのです。それでも熱心に「バスケ」をやっているので、プラスチック製のおもちゃのようなバスケットゴールを買いました。今、学童に来ている子から3歳ぐらいの子たちまで熱心に「バスケ」をやっています。年長の子で、5、6メーター以上はなれてもシュートを決めれる子もいます。見よう見まねで始めて、自分なりに工夫したのでしょう。子供ってすごいなあとあらためて思いました。すっかりサッカーが下火になったので、これからは、どうやったらサッカーブームが起きるか思案することにします。
2010.01.20
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やっとブログ更新できました。ちょこちょこと原稿は書いていたんですが、なかなか仕上げる気力が出ませんでした。よくないですね。いつもは年の始めに今年のモットーとかを書いていたんですが、とっても迷いがあります。この目標のようなものがようやく定まったのでやっとUPしようかという気力が出てきました。この2週間あまりで思いつくまま書いていたものを一気にはき出してしまおうと思いますのでどうぞご了承ください。(内容が古かったりしますが)さて、正月の間に琴線にふれたものとして、ジブリの宮崎駿監督と解剖学者の養老孟司さんの対談が1月2日と3日にNHKテレビで放送されました。どちらも秋に行われた京都のマンガミュージアムのイベントの時の収録ですが、2日のは子供の育つ環境についてまとめられた45分間のもの、3日はもう少しお二人の活動について幅を広げた85分間の番組でした。以前の日記でも書いたことがあったと思いますが、ジブリでは社内保育所を持っています。また、3日から同じくNHKの大河ドラマ「龍馬伝」が始まりました。坂本龍馬も大好きな人物の一人なので、この正月は久々にテレビもたくさん見ました。そのオープニングではストーリーテラーとして三菱を興した岩崎弥太郎が龍馬のこと新聞記者に語るという場面がありましたが、ずっと昔に見た映画「アマデウス」を思い出しました。あれは天才モーツァルトに嫉妬するサリエリからの視点でした。面白くなりそうです。先ほども言いましたが、一年の計は元旦にありということで毎年今年の目標というかテーマを考えるのですが、今回はなかなかまとまりませんでした。この正月のお休みで本を読んだりテレビを見たりしてようやくまとまったように思います。テレビのジブリの話に戻って、宮崎監督がおっしゃるには、今、ジブリでは、新入社員を採用試験をすると、合格者のほとんどは女性なのだそうです。もちろん男性でも女性でも求める人材なら良いのですが、男のほうが元気がないと。養老孟司さんも以前のVTRで大学の授業の様子が出ていましたが、自由記述の課題を出そうものなら、しっかりとした文章を提出できるのは女子で男子は全然書けず、ある人は「全部授業は出席しているからお願いですから単位を下さい」と書いている始末。。。授業に取り組む姿勢も前のほうの席で一言も漏らすまいと座っているのは女子で男子は後ろのほうの出入り口に近いところを陣取っていると。聞きたくないなら出なけりゃいいのに、そういうところは真面目なのだと。宮崎監督が保育園を創ろうという夢を持ったのも、今の日本では幼児期に生きる根になるような体験が圧倒的に不足しているのではないかという想いで作られたそうです。子供が育つには少しの危険とそれを見守る環境が必要だとおっしゃっていた。アニメーターの人で描く土の色や木の種類が違い、夕焼けや海の色がちがう。出身地が違えば当然見ていた風景が違うので当たり前なのだけれども。関東なら土は関東ローム層といわれる火山灰だろうし、東北の土、関西の土、九州の土と様々。また、木の植生も違うからとうぜんです。しかし、問題なのは東京などの都市で育ったひとは心に原風景がないので描けない。資料見て描いてもリアリティがない。私は「トトロ」を見て育ちましたと言われても困ったものだと。そうした保育園は自治体から補助をもらっていたのでは規制がうるさすぎて作れないので企業内保育所にしているとのことです。例えば、やたら障害物があり、階段、屋根に登るはしごとか、昔の日本家屋のような高い縁側があるとか、暗い地下室があるとか・・・共通する想いで、私も子どもは自ら育ち、大人はその育つ環境設定をするのだと、そうした保育園にしようとを全身全霊で運営していますが、私はこのごろマイナスなことばかり考えていたようです。政権が変わり保育園の運営費や補助金も大きく減らされることが予想されるため、正直、もうダメかなと思ってばかりいました。よく現代の子供たちには「3間」がないと言われます。遊ぶ時間がない、遊ぶ仲間がいない、遊ぶ空間がない。子供同士で、もまれあってこそ心も体も強くなるのだと思います。「草食系男子」というのが昨年の流行語になりましたが、優しいだけでは物足りない気がします。漢字からも「優」字があらわしているのは心に憂いを秘めている人、静かな強さを持った人ではないでしょうか。第1回目の龍馬伝を見ていてあらためてそう思いました。男の子ばかりではありませんが、しっかりとした志の根を育める園にしたいものです。そうそう、今年のテーマは「いま ここ」にしました。先を憂いていても仕方ありません。いまここに全力をつくしたいと思います。本気の笑顔が出来るようがんばりたいものです。
2010.01.19
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鹿児島へ九州私立保育園研究大会の事例発表ということで出かけました。世界の保育実践に学ぶという分科会で、園で取り組んでいるスウェーデン発祥の幼児のための環境教育プログラム「森のムッレ教室」を紹介しました。たくさんの人の前で話しをするというのは、自分にとって苦手な分野ですが、これからは保育園の運営資金もどんどん削られていくでしょうから、確かなことを実践してますよと伝えていかねばなりません。そうすれば、協力して下さる人も、もしかして増えるかもしれない。そんなうれしい出会いを期待しています。そのためには、相手に伝える技術を向上させなければなるまいと、恥をかくつもりで引き受けました。いいわけをすれば、来年のつもりで引き受けたのが、実は今年だったとわかったのが先月。準備不足も不足ですが、いつも切羽詰まらないと動けないので、これも天のあたえた試練と今の自分を総動員して臨みました。発表者が多くて、一人20分の持ち時間でしたが、少し時間をオーバーしてしまいました。事前に声に出して本番と同じように練習することが必要だと強く感じました。あの演説の上手い、オバマ大統領やスティーブジョブスでさえ、何度も何度もリハーサルをするといいます。とすると、ぶっつけ本番は問題外。やはり人の見えないところでの努力が大事なのだと自分に言い聞かせています。しいて、良かったと思うところは、パワーポイントの使い方で文字を極力少なくして、最も伝えたいことだけにし、ペーパーなしでも印象に残るようにできたところでしょうか。完全ではありませんが、確信を持ちました。これは以前、ネット中継でジョブスのプレゼンを見て感激したのがベースになっています。英語不得手の自分が、英語でしゃべっているのに言っていることがわかる~!!この感動は忘れられません。伝えたいことをシンプルにわかりやすく。。。出来そうでなかなか難しいことです。ジョブスのスピーチは目から鱗が落ちまくり、こんな風にしゃべれたらなと具体的な目標ができました。今はあえて恥をかき、こうしたチャンスがあれば自分を磨くために挑戦していきたいと思います。
2009.11.05
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鹿児島市内へ明日開催される九州私立保育園研究大会の打ち合わせに出かけました。今日は行きに、今年の8月にデビューした新型800系に初めて乗れました。内装は壁が金箔貼りでした。ちょっとやり過ぎじゃないーと思いましたが、シートは今までよりも厚みがまして座り心地が良くなってました。自分のなかでは、熊本県の水俣市という意識が強くて、何かあれば、買い物とかは熊本市にいっていましたが、あらためて新幹線だと鹿児島が近いなあと実感しました。30分です。本だってちょっとしか読めません。運賃が高いですが、十分通勤圏です。定期持ってる学生さんらしき皆さんも結構いました。これからは、もっと鹿児島の街を開拓してみたいなあと思っています。桜島もゴウゴウ煙をあげていました。
2009.11.04
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小学生の息子が、1学期に学校で育てていた朝顔を夏休みに家で観察するということで家に持ち帰っていたのですが、もう10月も終わろうとしているのに、まだ、咲いています。しかし、次の観察のために、学校でこの植木鉢を使うそうなので、植え換えをしようと、枯れてしまっているツルを取り除くことにしましたが、間違えてまだ花のつぼみが残っているのを切ってしまいました。もうじき咲きそうなつぼみを一つ、なんか忍びないので、水にさしてみました。明け方見事に花が開き始めました。部屋の中でも朝がわかるんだなあ。関心しました。
2009.10.26
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なにをいまさら、と言われるかもしれないけれども、この頃あらためて糸井重里さんの「ほぼ日刊イトイ新聞」の理念というかそのありかたのデザインに魅せられています。先日、図書館で偶然、糸井さんの2001年4月に出版された「ほぼ日刊イトイ新聞の本」という本とバッタリ出逢いました。この頃、ホームページの改善をよく考えていたこともあったでしょうが、正に枝に止まった鳥、鳥を待っていた枝のような感じで熱中して読みました。8年も前に出た本ですが、今の自分に必要なことを教えてもらった気がします。もっと前に、読んでおけばよかったと思いましたが、そのときは多分読んでも上手く受け取れなくって素通りしていたのかも。。。その本の当時、1999年~2000年ごろ、私も園のホームページをホームページビルダーで見よう見まねでつくっていましたが、まだまだ、保護者のあいだでもインターネット普及率が低かったころで、かなり自己満足だったなあと思い返しています。お金持ちの園は、業者さんに作ってもらった立派なものがありましたが、お金がなくたって、パソコン音痴の自分でも、やろうと思ったら何とかなるものだと妙な自信も持てたのを思い出します。その後、ブームになり始めていたブログを知人に感化されて始めました。最初は完全に個人の趣味のページとして、2005年2月にはじめましたが、だんだんと仕事のほうへ のめり込んでいくうちに、保育園でのことの話が増えてきましたので、2007年に園のサイトにリンクしました。この趣味のブログで利用していた楽天などは、クオリティーの高いシステムをタダで利用出来るのだから、これをリンクしてしまえば、安く出来そうだとそんな感じで、おつきあいのある業者さんに最小限の費用でホームページづくりをお願いして、第2期をスタートしました。ウェブサイトは、「ほぼ日」のように毎日更新されていないと飽きられてしまうということがありますから、園のホームページも毎日のように変化をつけたいと思ったからです。園の様子の「えんにっき」給食のメニューを紹介する「きゅうしょくにっき」そして私の担当の「えんちょうにっき」の三つは毎日更新を目標にしています。あくまで目標なので、特に私のブログは不安定ですがね。初めは、職員にホームページ上で園の様子を毎日更新すると言っても受け入れてもらえず、めんどうだなあと思われていたことでしょう。今もそうかもしれませんが。トップダウン的に始まったことですが、それなりに成果があったと思います。文章力の向上(上手い文章を書くのではなく素直に書くこと。)やパソコンへの苦手意識をが少なくなったような気がすること。園の日記以外にも、パソコンで園児の発達記録をおこなっていますから、だんだん普通に道具として使えるようになってきたのではないかと。いろいろな方々のご協力で、現在のホームページがあるわけですが、次のステップへ踏み出す時期なのかなあと、内心おもったりして、あちこちからいろんなことを摘みながら、思いを巡らせている。そんな感じです。第三の進化をぜひ遂げたいと思っています。単なる情報発信にとどまらず、新しいことをワイワイガヤガヤと考えれる場。仕事の枠を越えた楽しさを共有出来る場。そんな姿を「ほぼ日」のカタチに見ているのかもしれません。人はお金のみに動くのではない。ITバブルのころからその信念をもって続けてこられた糸井氏。事務所のスタッフを乗組員(クルー)と呼び、ワイワイと仕事を楽しくしている様子は参考にしたい姿です。なんとかこうしたカタチを創りたい。そんなふうに思っています。
2009.10.25
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今日一日で「クラウド」という言葉を何度見聞きしたでしょうか。ラジオでも雑誌でも。マイクロソフト社の新しいOS、Windows 7が発売されたからでしょうか。ニュースウィーク紙では、人類第四の革新と書かれていました。多くの人がその恩恵を受けるに違いないと。「クラウドコンピューティング」とは・・・浅い知識で恥ずかしいのですが、私が理解しているのは、自分のパソコンに情報をためておくのではなくて、インターネットを介してサーバー側で管理する。ソフトやOSでさえも向こう側で利用できるので、一台のパソコンに限らず、携帯などの小型の情報端末でもメールや必要な情報を共有出来るしくみ・・・電気や水道が各家庭にいきわたり、必要なときにいつでも使えるような感じかと。昨年ぐらいから、小型でメールやインターネット接続に割り切った「ネットブック」と呼ばれる安いノートブック型パソコンが人気ですが、このクラウドといわれるネットを介してサーバー側でOSやソフトを利用するしくみだと高性能で高価なマシンを持たなくても高い処理能力を必要なだけ使うことができます。また、万が一自分のパソコンがクラッシュしても、中のデーターは安全に取り出せるのもメリットでしょう。アップル社のiTunesによって音楽はCDなどの記録媒体による物の所有から切り離されました。iPodで何万曲も携帯することが可能になっていますが、これらの音楽配信サービスもクラウド化によってさらに進化し、この世の中のすべての楽曲を必要なときに必要なだけ聞くことが出来るようになるのかもしれません。こうした技術で、やがて人類の意志はすべて繋がっていくのでしょうか。先日、エリーカという時速300キロメートル以上出せる電気自動車を開発した慶応義塾大学の清水浩教授の「脱・ひとり勝ち文明論」という本を読みました。こちらでも、次の技術革新のことがこの電気自動車の開発にまつわる話とともに述べられているのですが、「クラウド化」と共通するようなことを感じました。清水氏はこれまでは、19世紀の技術、化石燃料によって得られる技術で発展してきたが、これはヨーロッパを中心としたいわゆる先進国と産油国といった、人類の一部の国にしか恩恵をもたらしてこなかった。これからの世紀は、太陽光発電によって貧しい国々にも等しく発展するチャンスがくるといわれています。クラウド化によってICTでも等しく発展するチャンスが期待されています。これからは、いかにシェアしていくかが重要ではないでしょうか。私自身の現実問題として、いつも3kg近くあるMacBookProを持ち歩いているので、早く小さくて軽いマシンにしたいなあと思う今日この頃です。安くて良い技術革新は大歓迎です。
2009.10.23
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床屋さんにいきました。この頃は、月に2回とか行ったりします。蒸しタオルで髭を柔らかくしてから顔を剃ってもらうあれが気持ちいいんですよね~家では蒸しタオルをしたり、筆のようなブラシでシェービングフォームぬったりは、なかなか出来ません。昔はというか、以前、会社勤めをしていた頃は、不規則な生活で、食生活もめちゃくちゃでした。外食中心なので、顔にも吹き出物がいつもでき、また、肌も弱く、とても理髪店で顔を剃ってもらおうなどと思えない状態でした。カミソリ負けしてしまうからです。なので、顔剃りがない美容室にずっと行っておりました。水俣に帰ってきて、食生活が良くなったためでしょうか、肌の状態がよいので、こっちではずっと床屋さんです。床屋さん独自の、あの多機能で電動で動くイスに寝そべって、スチームでよく温められたタオルに、なんて言うんでしょうか白い陶器でできた入れ物で石鹸をあのブラシで泡立てて髭をあたってもらう・・・最高の癒しの時間だなあと思ってしまいます。 昔の映画の1シーンみたいで、なんか大人になったもんだと思うのでした。
2009.10.22
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昨日3、4、5歳児のクラスと中尾山に遊びにいきました。頂上は広場になっていて、ちょっとした公園になっています。周りは有志の方々が大切に育てたコスモス約10万本が咲いています。12日にはここでコスモス祭りも開催されました。子どもたちも広場で鬼ごっこをしたり、固定遊具であそんだりとそれぞれに楽しんでいました。ふと、ブランコをしているMちゃんを見るとビュンビュン立ちこぎをしているではありませんか。もう、年中児なので、当然といえば当然なんだけれども、小さい頃、「先生押して~」というので、ブランコに乗っているMちゃんの背中を押すと直ぐに「怖ーい、止めて!」と言っていたのを思い出し、なんか、ものすごく成長したなあと妙に感慨深かったのでした。「こわーい」というのに、いつもブランコに乗っては「押してー!」と言ってたっけ。立ち乗りで空に飛んでいきそうなぐらいの勢いでした。
2009.10.21
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久しぶりにブログを書こうという気になることができました。生きていれば振り子のように、調子のいいとき、よくないときが交互にやってきます。今年はちょくちょくこの振り幅が大きいときがやってきますが、これも自分自身への課題なのかもしれません。気がつけば10月も半ばを過ぎ、来年のカレンダーや手帳が店頭でも目に付くようになってきました。今年も相田みつをさんのカレンダーを注文しました。また、思うところがあって、相田さんの書籍も一気に買ってしまいました。これで今月の小遣いは無くなってしまいましたが、飲みにいったと思えば安いものです。相田さんにならって、道元禅師の正法眼蔵を読みこなそうとしていますが、まだまだ深く読むに至っていません。そこで、相田さんなりの解釈をもとめたというわけです。今の心境でとても響いたのは、「トマトとメロン」の詩です。もちろん、他の詩も大好きで、その時々の心境で一番が代わってきますが、今日はコレということで。どんなにかっこよくみせようとしても私は私なのですから、器以上のことはできません。相田さんの詩が好きなのは、時々、誰かから「いいんだよ」といってほしいからに違いありません。これからも程々にがんばっていきます。トマトとメロン 相田みつをトマトにねえいくら肥料をやったってさメロンにはならねんだなあトマトとねメロンをねいくら比べたってしょうがねんだなあトマトよりメロンのほうが高級だなんて思っているのは人間だけだねそれもね欲のふかい人間だけだなトマトもね メロンもね当事者同士は比べも競争もしてねんだなトマトはトマトのいのちを精一杯生きているだけメロンはメロンのいのちをいのちいっぱいに生きているだけトマトもメロンもそれぞれに 自分のいのちを百点満点に生きているんだよトマトとメロンをね二つ並べて比べたり競争させたりしているのはそろばん片手の人間だけ当事者にしてみればいいめいわくのこと「メロンになれ メロンになれカッコいいメロンになれ!!金のいっぱいできるメロンになれ!!」と 尻をひっぱたかれてノイローゼになったりやけのやんぱちで暴れたりしているトマトがいっぱいいるんじゃないかなあ
2009.10.20
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