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夕食は、レストラン七海で。窓際のテーブルと、手前のテーブルが段差があって、眺めに配慮されていた。と言っても、夜は、小さな港の灯りがみえる程度。
一時間半ぐらいかけて、ゆったりと自慢の懐石料理をいただいた。食前酒は、アセロラサワーでさっぱりと。あとは、追加で、グラスワインと松島地ビール。
先付けの鳥骨鶏満月豆腐 てんつる麺 はらこ醤油漬け セルフィーユ。手が込んでいて見た目もよく、上品な味でおいしかった。
前菜の旬の盛り合わせ。鮭のマリネ、エビ、押し寿司、サンマの煮物、サトイモ、稲穂、どれもおいしかった。
吸い物は、菊花椀 秋刀魚のつみれ 丹波〆地茸。上品な澄まし汁に、菊と丁寧にすり身にしたつみれが合って、おいしかった。
造りは、季節の魚大鉢盛り。カンパチは脂ものってプリプリ、ウニは新鮮で甘く濃厚、マグロは中トロクラスで抜群の旨み、ホッキ貝は甘くてコリコリ、エビは甘くぷにぷに、三陸産というがかなりのもの。正直、温泉旅館でここまでの刺身が出るところはほとんどないと思う。びっくりした。
煮物は、穴子湯葉豆腐 スナックエンドウ 子切茄子 木の葉南京。どれも丁寧に味付けされていておいしかった。何を食べても上品だなあ。

揚げ物は、ハゼ香り揚げ えごまの葉 抹茶塩。旬のハゼは、身も厚くほぐれるようなやわらかさ、わずかに甘さを感じる白身、衣もカラッと二種類、絶品だった。

海風土名物の海鮮薬膳紙鍋。ニンジン・ホタテ・ネギなどを刻んでいれた透き通るような黄金の上品なダシ汁に、大きな牡蠣、たらば蟹、ぷにぷにの金糸フカヒレ、大粒のアサリ、やわらかく甘い冬瓜、椎茸、こりこりの地鶏、アクセントにちょっとにがめの朝鮮人参、など新鮮な具がたくさん入っていて、とてもおいしかった。

食事は、古代米、香の物、番屋汁。どれもおいしかったが、番屋汁はミソのアラ汁で、サバ、タラ、シャケなどの残りの切り身を使っていて、ダシもよくおいしかった。
水菓子は、メロン、ずんだ餅、栗とババロア?、上品な味だった。あとはお茶。
旅館の食事では久々に味・量ともに大満足。肉が出てこなかったけど海の宿だからこれで十分。一応、ヒレ肉ステーキ、鮑焼きとか、単品メニューもあった。


朝食は、同じレストランで。朝は、松島の眺めがよい。微妙に、笹ごしにカキ小屋がみえる気がするが、これぐらいは気にならない。

ヒラメの刺身は新鮮こりこり、煮物は上品、みそ汁はとろみがあって上品でおいしかった。柳カレイは、身が厚くてわずかな甘みがあってとてもおいしかった。オレンジジュースは絞りたてで濃くておいしかった。
温泉卵、サラダも新鮮でおいしかった。

蜂蜜入り梅干しは、甘酸っぱくてとてもおいしかった。お浸し、佃煮、笹かまもまずまず。
ごはんは、ささにしき。大粒でぴかぴか、少し硬めだが旅館のご飯ではトップレベル。さすが宮城。雑穀米のおかゆはとろーっとしていておいしかった。

湯葉豆腐は、豆乳汁はあっさり味で、湯葉は濃くとろっと、おいしかった。
最後はコーヒー。
朝食もすばらしかった。
松島の旅館では、三ツ星 冬ランチを競っていて、今年は最優秀賞は一の坊だったが、海風土も優秀賞をとっているし過去には最優秀賞の常連だ。松島の中では特においしく、夕食と朝食は名だたる高級旅館なみのものだった。
以上、部屋は広くて静かで松島の眺めもよいし、温泉は泉質もよく露天は眺めは最高だし、食事もとてもおいしいし、サービスも付かず離れず、そこそこの料金、宮城ではトップクラスのいい宿だ。ただ、どうしても九州あたりの最高の宿と比較すると割高だし、少しアラがみえてしまう。駐車場を緑で隠すとか、大浴場の眺めを改善するとか、露天をもう一つ造設して男女別にするとかできたら、全国トップクラスの宿になるのになあ。海風土の経営は、松島水族館も運営している仙台急行。元の建物を改築して、ここまで完成させ、さらに松島初の温泉まで掘り当てたのは、正直すごいと思う。それだけに、もう一歩の完成度の高さを期待したい。
http://www.ubudo.jp/
ホテル海風土
宮城県宮城郡松島町松島字東浜5-3
022-355-0022
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