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建物は、彫刻家の井上武吉氏の設計で、外壁はステンレススチール張りでスタイリッシュ。

庭には、高原らしく木々が植えられ、伊豆らしくミカンの木も。
外にも作品が。
家族、重岡健治、1989。
20世紀美術館なので、はやりの近代美術主体だが、これは分かりやすい。
男女が結ばれて、間に子供。
入館料900円を払って中へ。
模型化された像がお出迎え。
2階立てで、通路も分かりやすく、作品も見やすい。
そして、ここは、フラッシュを使わなければ写真撮影可なのだ。
海外ではよくあるが、日本では極めてめずらしい。
とりあえず、いろいろな国内外の名作があるのだが、、
サルバドール・ダリ、キリンI~VI、1964。
130×51cm x6枚の大作。
薄紫の空、荒野に6匹のキリン。
どれも首から胴に引き出しがあって、空洞になっていたり、引き出されていたり。
矢が刺さったり、薔薇の人がいたり、生首がすげられたり、たてがみが燃えたり。
当時の戦争、いろいろな可能性のある人間(動物)、大人も子供も傷つけ合って、何を思うのか。
奇才ダリの真意は、凡人には分からない。しかし、不思議に引きつけられて、印象に深く残る。
そういえば、高校の美術の教科書の「茹でた隠元豆のある柔らかい構造(内乱の予感)」もいまだに脳裏に焼き付いているが、今でも何でこの題名なのかは不明だ。
パブロ・ピカソ、近衛兵と鳩、1969。
195×130cmの巨大な油彩画で、見事な色彩で訴えかけ、88才で描いたとは思えない大作。
それを、ガラスなしでそのまま見れて、写真も撮れるとは!
ピカソは13500点の油絵と素描、他にも膨大な版画や彫刻などを残し、日本にも意外と収蔵品は多い。箱根の彫刻の森美術館には、ピカソ館があって、陶器作品、版画、絵画など多数展示されていて凄かったが、これは間近で見れて撮影もできて、巨大で迫力がある。
この一枚を見るだけでもここにくる価値がある。しばらく動けなかった。。
中学校の美術の時間とかでは、ピカソの絵をみて、幼児が書いた絵みたいで意味不明だったが、大人になって、実際のピカソの名作をみると、やっぱりすごい。
いわゆるピカソらしいキュビズムの絵なので、現実をデフォルメして、心の眼で描かれてあるが、実物以上に何かが飛び出てくるような色彩とデザイン、でたらめのようで、感性に基づいて緻密に計算されたようでもある。
さすが、20世紀を代表する天才画家だ。
マルク・シャガール。
パレード、1970。グワッシュ75×56cm。
バイオリン弾き、1970。油彩54×46cm。
印象派らしく、やわらかいタッチで雰囲気がある。
分かりやすいけど、奥は深そう。
ピエール・オーギュスト・ルノワール。
カーニュ風景、1913。油彩27.6×42.1cm。
半裸の少女、1913。油彩21×13cm。
日本人が大好きな印象派の一人、ルノワール。
小学生の時、行きつけの床屋さんに「少女イレーヌ」の肖像画があって、いつもなんて綺麗な少女なんだろうと見とれていた。
池田美術館のルノワールは、ちょっと小さめの作品だったが、独特のやさしい雰囲気はすばらしかった。(フラッシュたけないので、手ぶれしてるけど。)
ワルド・ムンク。
床に座る婦人、1914。木版58.6×47cm。
罪、1901。リトグラフ76×47cm。
病室での死、1896。リトグラフ45×60cm。
ムンクの叫びが有名で、今年の5月に4点のうちの一つが競売にかけられ約96億円という史上最高額で落札されたほど。
池田美術館の作品は白黒なので、独特の色彩は分からないが、ムンクらしい不安は感じ取れた。
ほかにも、レジェ、ミロ、マティス、アンディー・ウォーホルなど巨匠の作品、国内外のすばらしい作品が多数。
伊豆高原には、たくさんの美術館や博物館があるが、個人的に一押し。
というか、ピカソ、ルノワール、シャガール、ダリ、ムンクなど世界の名作をガラスなしで間近にみれて、フラッシュなしなら写真まで撮れるとは、日本でも有数の美術館だろう。
所蔵作品のほとんどは、ニチレキの創立者池田英一氏が寄付したもので、偉大な名作を気兼ねなくみせてくれる展示といい、すごい。
http://www.nichireki.co.jp/ikeda/index.html
池田20世紀美術館
静岡県伊東市十足614
0557-45-2211
9:00~17:00(入館は16:30まで)
水休(祝日の場合は開館、7月・8月・年末年始無休)
駐車場あり
箱根湯本 2026年06月01日
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