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パリより南西22km離れた郊外にあり、総面積800haととてつもなく広い。
駐車場も広大だが、朝から既に大型バスがいっぱい。
まずは、駐車場のあるアルム広場から、太陽の門へ。
鉄柵で囲われ、門には王家の紋章が金に輝く。
太陽の門を入ると、両翼の建物に囲まれた大きな石畳の広場があり、ここもアルム広場。王の中庭とも言われる。
休日で、既にずらーっと行列ができていた。
正面遠くに立派な宮殿があり、その手前にもう一つの正門と金の柵がある。
とにかく広くて豪華。
現在はだいぶ縮小されたがそれでも全長4kmぐらいある。セーヌ川から庭園のために引いた運河の長さ35km、樹木20万本。建物の屋根の面積11ha、部屋の数700以上、窓の数2153。膨大な大きさだ。
1624年にルイ13世の狩猟の館として建てられたものを、ルイ14世が1661年から増改築、1667年からは造園、膨大な資金と労力をかけ1682年に完成し、ルーブル宮から王宮が移された。
建物はル・ヴォー、室内装飾をル・ブランが担当、庭園はアンドレ・ル・ノートルが造営、さらにマンサールが引き継いで完成させた。豪華なバロック建築の代表作、世界遺産にもなっている。
フランス絶対王政の象徴だが、あまりの浪費に国の財政は悪化し、ついに1789年のフランス革命で幕を閉じる。
その後は、宮殿の調度品は失われるも建物は残り、ナポレオンが修復し、1883年に最後の国王ルイ・フィリップが美術館とすることにして、今にいたる。
さらに近づくと、凄い行列で2時間待ちぐらいだそう。
奥の正門があって、右の建物が入り口となる。
金の柵で囲まれ、その奥には広場と宮殿。

ツアーなので、事前予約チケットを受け取り、時間が来たら入場する。
入り口から中に入ると、すぐにセキュリティーチェックがあり、簡易X線でボディーと手荷物のチェック。
すぐに、大理石の階段をあがって、2階へ。
なんか変な物体が。
ベルサイユでは、年に数回、展覧会を開いていて、去年の夏は、パリ生まれのポルトガル人女性アーティスト、ジョアンナ・ヴァスコンセロス展だった。
メアリー・ポピンズ、カラフルな布でできた不思議な生き物で、小説の中で女性の権利と自由のために戦った人物へのオマージュらしい。
やはり、賛否両論分かれているようだが、過去のバロックやロココの芸術と現代アートを融合させる試みで、芸術の国フランスらしい。
まあ、ほとんどの人が一生に一度のベルサイユだから、余計な物はない方がいいんだけど。
ここからは、日本人現地ガイドさんの説明を聞きながら、順に。
宮殿2階の主要な部屋を廻っていく。
まずは、ヘラクレスの間。
ここから奥まで7つ、国王の大居室が続く。
大理石の壁と柱に「ヘラクレスの神格化」という天井画。
中央右上にいるヘラクレスを中心に142人が描かれている。
1664年にヴェネチア共和国からルイ14世に贈られたヴェロネーゼの「シモン家の宴」。

隣りの控えの間から、王室礼拝堂を望むことができた。
礼拝堂は、1710年に完成し、1770年にルイ16世と14才のマリー・アントワネットの結婚式が行われた。
豪華ながらやわらかい天井画など、後期バロックのロココ調となっている。

豊穣の間。
本来は、パネルの右上のような緑の模様の部屋なんだけど、説明のパネルが置かれていた。
窓の外からは、整然と刈り込まれた北庭園。
ヴィーナスの間。
金星だけあって、キンキンキラキラ、天井の中央にはヴィーナス。
スマートなルイ14世像。
ダイアナの間。
ビリヤードの間として利用された。
ルイ14世の胸像もある。
マルスの間。
火星、戦争の神で、1682年まで衛兵の控え室だった。
正面にルイ15世の肖像画。1774年に天然痘で死去した。

マキュリーの間。
もともと王の寝室で、ベッドもあった。天井にはマーキュリー。工事中だった。
アポロンの間。
接見にも使われた。
正面に、ルイ14世の肖像画。
1643年に5才で王となり、72年間、太陽王として君臨した。
その向かいに、ルイ16世の肖像画。
戦争の間。
オランダ戦争での勝利をあらわした。
黒い飾りが。
そして、鏡の間。
長さ73m、幅10.5m、高さ12.3m、三列54個のシャンデリア、長い回廊が続き、窓際には17の窓、対側には17のアーチ型の鏡。
1686年完成。儀式や謁見のために使われ、夜は舞踏会が開かれた。
第一次世界大戦後のベルサイユ条約が調印された場所でもある。
すごい人出だった。
バロック調で、豪華絢爛、ため息の出るすごさ。
鏡は、合計357枚、派手なシャンデリアなどの装飾を映し、奥行きを出している。
窓際にも、いろいろな彫像や調度品が飾られ、外には庭園。
窓の外は、広大な庭園。
天井は、ル・ブラン作で、ルイ14世の偉業が描かれていた。
鏡の間の奥には、マリリンというステンレスの鍋と蓋でできた巨大なハイヒール。長年にわたる家事の労力と、努力の末に女性の権利を獲得したという意味らしい。
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