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北へ走り、近づいていく。
あとは、ウルルの周りの道路を時計回りに移動し、
8:08、西端のウルル登山口。
期待していたウルル登山、、厳しい条件があり、
最高気温が36度以上に上がると予想される場合、朝の8時に閉鎖
25ノット以上の風が吹くと予報された場合
ウルルから50キロ以内の北西または南西に強い低気圧が観測された場合
今後3時間以内に20%以上の確率で降雨が予報された場合
今後3時間以内に5%以上の確率で雷雲の発生が予報された場合
ウルルの山頂より低く雲が出ている場合
日の出の1時間半以上前および日の入り後1時間半後
ウルルにて救援活動が行われている場合
アボリジニの儀式がある日
これらに当てはまる場合は、閉口となる。
夏場の12~2月は36度を超える日が多いのでほとんど登れず、冬で乾季の5~8月がいいらしい。
全体の確率は半分ぐらいらしいが、ほとんどのツアーは気温の上がらない午前中というかサンライズからそのまま来るので、8、9、10時のいずれかに開口するか次第で、更に確率は下がる。
AAT Kingsの2009-2014年の統計によると、1月21.2%、2月17.2%、3月25.8%、4月32.9%、5月43.3%、6月44.3%、7月48.8%、8月52.1%、9月33.8%、10月17.1%、11月18.6%、12月14.7%。
7月は半分ぐらいの確率で、さらに暑くないし、夏休み、ということで、決めたようなもんだ。
で、結果は見ての通り、閉まってた。
そよ風程度なんだが、頂上では数倍にもなるらしく、強風のためらしい。7月は結構風が吹くらしく、よく考えたら朝の冷え込みが厳しいのに昼はぽかぽかで寒暖の差があるからだよな。
というわけで、
そのまま、時計回りでウルルを一周。
ウルルの岩山は巨大で、鉄分を含む砂岩で赤く、硬いけど浸食でうねりやくぼみができていて、光陰の加減でいろいろな模様をみせる。ところどころにくぼみがアボリジニの聖地となっていて、撮影禁止なので行った人だけの特権。
北側には、女性の聖地のマラプタ、男性の聖地のワラユキ、クルパニという化け物が現れるジュカチャピ、マラ族が食料を保存していた小山のタプチ、ニシキヘビが卵を置いたクニヤピティなど、さらに少し離れて、アボリジニが住むミューティテュルという村もある。
で、南側に廻ってきたところで、一周となる。

8:20、ウルルの南側のクニヤ ウォーク。
ウルル登山の確率は低いので、その代替案として、
8時に開口すれば、3時間のたっぷり登山。登らない人は、クニヤ ウォーク+カルチャーセンター+マラ ウォーク。
9時に開口すれば、クニヤ ウォーク+2時間の急いで登山。登らない人は前述。
10時に開口すれば、クニヤ ウォーク+カルチャーセンター+1時間の体験登山。
となる。
北のウルルの方へ歩いて行く。
左右にはずっと一枚岩で続いている。
左の唇みたいな窪みは、プラリという女性の聖地だけど、サンライズでも写るところなので遠目は黙認なのかな。
クニヤとは、この地に住むアボリジニのアナング族につたわる伝説のメスのニシキヘビ。
クニヤはウルルに住みついていたが、リルという毒蛇がクニヤの甥のクカクカを殺したため、怒ったクニヤがリルと激戦の上に殺すという話。
やられたらやり返すというアボリジニの戦いの掟を言い伝えているらしい。
さっきのプラリはリルが逃げ込んだ穴でその右の岩山がクニヤの頭とも言われている。
説明を聞きながら、奥へと進む。

ウルルの麓に大きな岩がごろごろしている。
小さな洞穴みたいなところは、アナング族の子供がここに隠れて、大人が狩りをする様子を見て学んだ場所。壁画も少しあった。
奥へと通路は続き、水場もあるので、緑が多い。

右の岩肌は、風水の浸食でうねっていて、黒い横線はクニヤ。
黒の縦線の下の方で、クニヤとリルが戦ったそう。
散策路には、木のベンチ。
左には、大きめのムティジュリ洞窟があり、アナング族の家族が住み、男は狩りで肉をとり女と子供は草原から植物を採ってきた。
その上の大岩は、鎌首をもたげて泉の方を見張っているクニヤらしい。
洞窟の中は意外と広く、ウエーブロックみたいになっている。

アボリジニの壁画が残っていて、赤の砂岩に赤色と黄色は酸化鉄粘土、黒色と白色は木炭と灰を水で捏ねたもので描かれている。
しましまの半月のようなものは芋虫で貴重なタンパク源、同心円は水場やHoney antの巣の位置を表し、右の黄色いクラゲみたいなのはラクダの頭、ほうきみたいなのはリーフ、にょろっとしたのが蛇、コの字型のが人など。
アボリジニは言葉はあるが文字を持たないので、壁画を通して子供を教育したそうだ。

天井には、ブーメラン、丸い点がカンガルーの足跡、ハの字型がエミューの足跡、さらにコの字の人、岩ツバメの巣の跡もあった。
黄色い点々が天の川だったかなあ。
アボリジニがウルル周辺に住み着いたのは1万年以上前といわれ、壁画の古いものは1千年程度前のものと推定されている。
興味深い壁画なんだけど、朝からの冷え込みとまだ10度ぐらいで寒いし、登山口が閉まってたショックでテンション低いまま。
道に戻って奥へ進む。
最奥の泉までブラッドウッドやブッシュ・プラムが茂っている。
波のような側面の小路を奥へ。
少しして、ムティジュルの泉。
岩肌を伝わって落ちた雨水が黒い線を残し、砂漠の中に溜まり水の泉をつくっている。
ずっと日陰で涼しい場所なので年中たえることないらしいが乾季で少なめだった。
甥を殺されて嘆き悲しんだクニヤが涙を流しながら頂上にむかって行き、ワナンビと呼ばれる虹色のヘビに姿を変え、その跡にできた泉を見守っているらしい。
泉には、野生のカンガルーやエミューなどが水を飲みに来て、ちょうど行き止まりになっているので、狩猟に最適な場所となっている。
一通り解説を聞いて、写真を撮って、帰りは自由。
すぐ左の岩肌に、侵食によって造られたエアーズロックの心臓があり、このハートをみると幸せになれるそう。その下がピースサイン、一番下がただの穴だけど人が登って入ってたらしい。
後は帰って、9時にバスへ。
左にウルルを見ながら、反時計回りに廻っていく。
右から朝日を浴びて南面は光陰が強くなっている。
ウルルの周り約10kmを約3時間半かけて歩く散策路もある。
更に進むと、東端が見えてくる。
皇居の倍近くある一枚岩なんだからすごい。
東端から向こうは聖地が多く、撮影禁止。まずは、唇のようなクニヤピティがある。
北面に廻ってずっと撮影禁止なので、エアーズロックリゾートの展望台から撮った物で。
左端の方に小山のタプチ、岩肌に脳みそなどいろいろな窪みが多数、右の方に裂け目のジュカチャピ、突起のワラユキとある。
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